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2009.04.25 (Sat)

割下の味は家庭それぞれ、カルスタを貶せば喜ぶかどうかも読者それぞれ

裏モノ日記 2002年 07月 05日 (金曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary20020705000000.html

 だいたい、どんなエラい学者だろうと外国人が日本を論ずると(もちろん、
日本人が外国を論じても)トンデモに近いコジツケになりがちなことは、
ロラン・バルトの『表徴の帝国』などの頓珍漢ぶりを読めばよくわかる。著者
曰く、“スキヤキは出てきたときには一幅の絵画であり、肉を食べたり、葱を
食べたり、白滝を食べたり、人はそれを自由な順序で食べる。いわば日本
人は同じ鍋からスキヤキを食べながら、各人が別個の料理を創造している
のだ”……んなわけはない、みんなフツー肉から食べるよ! と誰かバルト
先生に教えてやらなかったのか。牛肉はあまり煮すぎない方がうまいから
先に食べる。しかし葱や白滝はよく煮て、味が染みないと食ってもうまくも
なんともない(味のついてない白滝が好き、とかいう特殊嗜好の人を除く)。
肉から食うのは中心性文化の表れでも何でもない、合理的帰結だ。スキ
ヤキ(に限らず日本文化)に対し、何か俯瞰した立場から評論してやろうと
いう傲慢態度でなく、色眼鏡をかけないきちんとした知識をまず謙虚に吸収
しようという態度さえあれば、こういうバカを書かないですむのだが。いや、
もっとバカなのはこういう記述をありがたがって読んでいる学問オタクの方
か。ことはアニメでもゲームでも同じなのである。

http://s03.megalodon.jp/2009-0425-1114-25/www.tobunken.com/diary/diary20020705000000.html

『表徴の帝国』に書かれていることを不正確に要約しているよ問題 (Read More 参照)
は、本を入手してから改めてやらせていただくとして。

本に書かれている内容とは別に、「みんなフツー肉から食べるよ!」という唐沢俊一の
主張には、普通に「いや、そうとはかぎらないよ!」と思ってしまうわけだが。

2ちゃんねるのスレにも、「フツー肉から食べるって、それは唐沢先生が貧乏臭いだけ
なのではないか… 」とか、「おれは豆腐から食うけどね」とか書き込まれていた (Read
More
参照) が、自分も何となく最初の一口は葱か豆腐だったりするし。

さらに、唐沢俊一のいう「牛肉はあまり煮すぎない方がうまいから」や「葱や白滝はよく
煮て、味が染みないと」から推測するに、彼の主張する「フツー肉から食べる」は、最初
の一口 (または二口、三口) が肉であるということにとどまらないようだ。煮えすぎる前に
肉をあらかたたいらげて、それから味がしみた葱や白滝に手を出さないといけない。

北大路魯山人は、肉と野菜などの具材を「交互に食べるとよい」といったそうだが、これ
などは、唐沢俊一の「フツー」とは「別個の料理を創造」していることになるのでは。

http://ja.wikipedia.org/wiki/すき焼き
>なお、北大路魯山人によると「まずは肉だけを煮て食べ、次にザクだけ、というように
>交互に食べるとよい」という。


肉と白滝をいっしょに口に入れるなんてのも、別個の料理ということになりかねない。
すき焼きも、他の鍋料理同様、中身を他の人に取り分けてもらうこととかも結構あって、
そこには肉と白滝、葱や豆腐もいっしょに入っているのが「フツー」と思ってたんだけど。

また、溶き卵をつけるつけないも大きな違いとなりそう。自分では溶き卵で食べたこと
はないんだけど (←変人?)、溶き卵をつけて食べる人とは別物の料理を食べていると
いえるかも。

http://ja.wikipedia.org/wiki/すき焼き
>溶き卵
>古川緑波のエッセイによると、焼けた肉は具材を溶き卵に潜らせて食べるのは関西発
>祥で、関東の牛鍋をベースとしたすき焼き店では、溶き卵を出す店は無かったらしい。
>その後、関西のすき焼き店が関東に進出してきた時に、溶き卵を付けて食べる習慣も
>持ち込まれ、一般化したと言う。 なぜとき卵が使われるようになったかと言うと具材を
>いきなり口にいれ火傷をしてしまわないようにと、ほどよい温度にしてから食べるように
>したためである。


だいたい、「牛肉はあまり煮すぎない方がうまい」なんていっていたら、ビーフシチューも
ポトフーも食べていられないと思うが。いやそれこそ別個の料理だといわれるかもしれな
いけど、唐沢俊一の「煮すぎない方がうまい」ってのは、しゃぶしゃぶと混同しているん
じゃないかという疑いも個人的にもっていて。

または、下の引用でいう「野菜など他の食材から出る水分と砂糖および醤油が混ざるこ
とを考慮して、牛肉が焼けた後に他の食材を加えて調理する」という話からの発展とか。

http://ja.wikipedia.org/wiki/すき焼き
>関東のすき焼きは明治に流行した牛鍋がベースになっており、出汁に醤油・砂糖・み
>りん・酒などの調味料を混ぜた割下をあらかじめ用意し、割下の中で牛肉を煮る。
>関西のものは文字通り牛肉を焼く料理で、肉が焼けたところに砂糖を乗せるかまぶ
>し、醤油を直接加えて味付けをする。肉と水の出る野菜を同時に焼かない点、コンニャ
>クなど肉を硬くする作用を持つものを一緒に焼かないことなど、関西の調理の手順に
>は特徴がある。ただし、野菜など他の食材から出る水分と砂糖および醤油が混ざるこ
>とを考慮して、牛肉が焼けた後に他の食材を加えて調理する地域もある。
>東西の食べ方の境界線は、愛知県豊橋市にあると言われる。現在では割下を万能調
>味料として売り出していることもあり、その境界は明確ではなくなってきている。
>北海道や新潟県ではその昔、牛肉ではなく豚肉を使うことが一般的だった。これはか
>つてこの地域では牛肉が高価だったせいもあり、食べる習慣があまりなかったためで
>ある。しかし、比較的安価に牛肉が提供されるようになった現在では牛肉を使う場合
>が多い。


ただし、そのような食べ方をする地域は関西 (の一部) であり、自分は北海道出身で
母親が東京出身の唐沢俊一が食べつけていたすき焼きとは考えにくいのが難点。

http://recipe.gourmet.yahoo.co.jp/T001102/ のレシピを見ると、「まず肉を食べる」
のが関西風で、「煮えたところからいただく」のが関東風ということになっている。

その他、関東風っぽい http://recipe.gourmet.yahoo.co.jp/T002210/ のレシピでは、
「煮えたものから順次とり」ということになっている一方、「砂糖としょうゆだけで味つけ
したお肉は最初だけ!」「この甘辛く焼いたお肉は、初めの1回きりの美味しさですの
で、是非お試し下さい!」と書いたレシピ http://recipe.gourmet.yahoo.co.jp/E204291/
もあった。後者は材料に玉ネギも入っているので、たぶん関西風。

まあ出身地とは関係なく、すき焼きの食べ方はもっぱら関西風というのもアリだとは
思うけど、だとしても「みんなフツー肉から食べるよ! と誰かバルト先生に教えてやら
なかったのか。」ってのはナシじゃないかと。どうして誰もバルト先生にガセを吹き込ま
なかったのかといっているのと同じなので。

地域差、各家庭による差、個人差などが大きい問題を、たまたま自分がそうだからと
いって「みんなフツー肉から食べるよ!」なんて、日本の事情にあかるくない外人さんに
吹き込んで納得させようとする唐沢俊一のような困った人が、幸いロラン・バルトの周囲
にはいなかったということだろう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/すき焼き
>三谷幸喜のエッセイにもある話だが、すき焼きを「軽く炒めた肉に水を加え、醤油と砂
>糖と野菜類としらたきを入れて煮込んだ料理」と認識している人がかなりいる。この場
>合は従って、すき焼きが「焼けた」ではなく、「煮えた」と言う。家庭で、割り下を作る
>(関東風)、砂糖をかける(関西風)などの手間を面倒臭がって、あるいは、時間が掛
>かるという理由から省いた結果であり、極端な場合は、「牛脂で焼いた肉を水と醤油で
>煮たもの(野菜やしらたきの類は入っていない)」や「肉じゃがのジャガイモ抜き」がす
>き焼きだ、と子供が思い込まされるケースも多々有る。


その他、すき焼きのレシピいろいろ:
- http://loveyaki.seesaa.net/
- http://www.bob-an.com/recipe/dailyjc/basic/suki/sukij.html
- http://www.youtube.com/watch?v=Fex-kBw1zUg
- http://www.kikkoman.co.jp/homecook/search/recipe.php?numb=00002478
- http://www.ajinomoto.co.jp/recipe/condition/menu/205515.asp
- http://www.kobe.coop.or.jp/cooking/843/8433.htm
- http://recipe.gourmet.yahoo.co.jp/321801223343604/


More...

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1239920365/624-
-------
624 :無名草子さん:2009/04/22(水) 13:25:47
『トンデモ本の世界U』(楽工社・刊行日 2007/09/27)で唐沢は、ピーター・
ミュソッフ著『ゴジラとは何か』を取り上げている。
外国人が他国の文化を研究する際、よほど広範な知識がないと的外れになることを
指摘し、その例としてロラン・バルトの『表徴の帝国』を挙げている。
↓その内容は、この2002年の日記からのほぼ丸ごと流用だった。
http://www.tobunken.com/diary/diary20020705000000.html

『表徴の帝国』については、日本論を書こうとしたのではなく日本を使って
エクリチュールの問題について書いたと著者が前置きしている。
それを唐沢が理解していないための誤読がみられるが、それは措いといて…

唐沢の文中の『表徴の帝国』からの引用部分だが、書名(訳書のタイトル)と
原著の発行年のみ記されていて、訳者や訳書の発行年・出版社等の記述は無し。
引用された文章は、別の章の意味の異なる文を勝手に合成し改竄されているので、
結果『表徴の帝国』の本来の文とは意味が違ってしまっている。
ちくま学芸文庫『表徴の帝国』(訳・宗左近)中の該当部分と比較してみてほしい。

680 :無名草子さん:2009/04/23(木) 12:59:40
『トンデモ本の世界U』(楽工社・刊行日 2007/09/27)
ちくま学芸文庫『表徴の帝国』(訳・宗左近)

共に手許の無く、正確な引用ができないのだが、
↓前者でピーター・ミュソッフ著『ゴジラとは何か』取り上げた文章の一部は、ほぼこれと同じ。

「裏モノ」日記2002年07月 05日(金曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary20020705000000.html
>だいたい、どんなエラい学者だろうと外国人が日本を論ずると(もちろん、日本人が外国を論じても)
>トンデモに近いコジツケになりがちなことは、ロラン・バルトの『表徴の帝国』などの頓珍漢ぶりを
>読めばよくわかる。著者曰く、“スキヤキは出てきたときには一幅の絵画であり、肉を食べたり、
>葱を食べたり、白滝を食べたり、人はそれを自由な順序で食べる。いわば日本人は同じ鍋からスキヤキを
>食べながら、各人が別個の料理を創造しているのだ”……んなわけはない、みんなフツー肉から食べるよ! 
>と誰かバルト先生に教えてやらなかったのか。牛肉はあまり煮すぎない方がうまいから先に食べる。しかし
>葱や白滝はよく煮て、味が染みないと食ってもうまくもなんともない(味のついてない白滝が好き、とか
>いう特殊嗜好の人を除く)。肉から食うのは中心性文化の表れでも何でもない、合理的帰結だ。スキヤキ
>(に限らず日本文化)に対し、何か俯瞰した立場から評論してやろうという傲慢態度でなく、色眼鏡を
>かけないきちんとした知識をまず謙虚に吸収しようという態度さえあれば、こういうバカを書かないで
>すむのだが。いや、もっとバカなのはこういう記述をありがたがって読んでいる学問オタクの方か。
>ことはアニメでもゲームでも同じなのである。

687 :無名草子さん:2009/04/23(木) 13:18:14
>>680
フツー肉から食べるって、それは唐沢先生が貧乏臭いだけなのではないか…
合理性云々でいうならそもそも肉の味を台無しにするスキヤキなどしないのではないか…
無論唐沢先生のようにスキヤキを喰う人は特殊嗜好などとは言わない
単に好みのレベルであり特殊でもなんでもないからだ

>何か俯瞰した立場から評論してやろうという傲慢態度でなく、色眼鏡を
>かけないきちんとした知識をまず謙虚に吸収しようという態度さえあれば、こういうバカを書かないで
>すむのだが。いや、もっとバカなのはこういう記述をありがたがって読んでいる学問オタクの方か。

ごもっとも、ごもっとも
唐沢先生もこういう姿勢を取れていればバカを書かずに済むのだが


689 :680:2009/04/23(木) 13:25:38
バルトが『表徴の帝国』で、すきやきについて書いているのは「中心のない食物」という章。
そこには、すきやきについて「一幅の絵画」とは書かれていないし、「肉を食べたり、葱を食べたり、
白滝を食べたり、人はそれを自由な順序で食べる。いわば日本人は同じ鍋からスキヤキを食べながら、
各人が別個の料理を創造しているのだ」とも書かれていない。

出てきた時のすきやきの材料を見た印象をオランダ絵画に喩えたり、「どの食材から食べなくては
ならないという特権的な役割を与えられてはいない」とは書いている。

「一幅の絵画」とは、「水と破片」という別の章で、日本料理の食膳を表現するのに使っている言葉。
「自由な順序で食べることにより、各人が別個の料理をいわば作る」というようなことも同じ章で言っている。

唐沢は、別々の章に書かれた記述を勝手に合成・改竄しているが、視覚的印象や食べる順序について、
この異なる二つの章では、書かれている意味がまるで違うのだ。
その件については後で・・・

慌ただしい中書いているので、文章がグチャグチャで申し訳ない。

690 :無名草子さん:2009/04/23(木) 13:30:02
>>689
とんま学会の誰かが「ロラン・バルトの『表徴の帝国』もこんなことが書いてあって、トンデモでござるよ」と意味盲を披露したのを
唐沢自身は元を読みもせずに鵜呑みにしたんじゃないか?
いつものことだけど。

691 :無名草子さん:2009/04/23(木) 13:32:23
おれは豆腐から食うけどね。

693 :無名草子さん:2009/04/23(木) 13:44:24
すき焼きに卵は絶対に必要という人もいれば、まず肉そのものの旨味から味わうのが当然という人もいるだろう。
決まった食べ方、作法がある訳ではないという意味では確かに自由であり、
いわば同じ鍋から、各人が別個の料理を創造しているのだ、といういい方も
あながち間違いとは言いきれまい。
ここに鍋奉行よばれる強権主義者が現れるわけだが、その理由は基本的に鍋食が無秩序であり、
無政府主義的だからである。そのもっとも過激な形が闇鍋あり、
これは食の中にテロをもちこむアナキズムであろう。

694 :無名草子さん:2009/04/23(木) 14:12:26
>食べながら、各人が別個の料理を創造しているのだ”……んなわけはない、みんなフツー肉から食べるよ! 
>と誰かバルト先生に教えてやらなかったのか。

「トムとジェリーも知らないのか?!」と変わらんな。

699 :無名草子さん:2009/04/23(木) 14:47:46
>>689
>慌ただしい中書いているので、文章がグチャグチャで申し訳ない。

いえいえ、唐沢悪文に比べたら100倍読みやすいですよ。

700 :無名草子さん:2009/04/23(木) 14:52:17
> みんなフツー肉から食べるよ! 
そんな狭いフツーを語られてもねノ自分とその周辺=世界なんだな、カラサーさんは

701 :無名草子さん:2009/04/23(木) 14:57:58
>>700

みんな = ママンとなをき

705 :689:2009/04/23(木) 15:12:17
ロラン・バルトの件では、唐沢はもっと根本的な次元で誤読を
しているのだが、それについては後で書かせてもらう。

711 :無名草子さん:2009/04/23(木) 19:08:21
『表徴の帝国』について

日本人が読むとかなりヘンなのは事実。
だが、これは日本論のように見えて日本論ではない。
最初の章である『かなた』をちゃんと読解して、この本の趣旨を理解できていれば「バルト先生に
教えて」やろうなどという野暮をやらかさないのは当然なのだ。

まず、一点目の指摘を…
バルトは『水と破片』の中で、日本料理の食膳(膳・食器・盛り付けられた料理の配色や配置等)を
「一幅の絵画に似ている」と書いている。北大路魯山人の哲学を引き合いに出せば、この洞察が正しい
ことは分かるだろう。
一方の『中心のない食物』では、 出てきた時のすきやきの材料を見てオランダ絵画に喩えている。
オランダ絵画とはおそらく17世紀頃の静物画を指すのだと思う(?)。こちらも絵画に喩えてはいるが、
美的感動を表すというより、むしろ即物的な描写となっている。
つまり唐沢は、別の章の異なった意味合いで使われている「一幅の絵画」という言葉を持ってきて
『中心のない食物』の文章を改竄しているのだ。

712 :無名草子さん:2009/04/23(木) 20:27:42
ロラン バルトもトンデモ認定してたか。唐沢先生とばしてんな。

714 :711:2009/04/23(木) 21:20:25
この件については一番肝心な部分についての指摘がまだなので、
そのへんを明日あたり書かせていただきます。



728 :無名草子さん:2009/04/24(金) 00:27:33
『表徴の帝国』について

バルトは『水と破片』の中で、御飯とおかずを同時に食べながら野菜や漬物・薬味を
つつき味噌汁をすするといった日本人の食習慣に着目している。
日本人が読めば「当たり前じゃないか」と思ってしまいそうだが、そうではないのだ。
フランス料理のフルコースは、オードブルから始まりデザートまで決められた順序が
存在する。それどころか、日本人以外の多くの民族は主食と副食すら同時には食べない。

「口内調味」という言葉を御存じだろうか?
「口内調味 ロラン・バルト」でググったら、この点にちゃんと注目している人がいた。
http://d.hatena.ne.jp/g_d/20080228

「どんな食べものをとるか、その組み合わせをあなた自身がおこなうことによって、
あなたはあなたの食べるものを、いわばつくることとなる」とは、正に口内調味。
僅かな滞在期間の中、「口内調味」という言葉すら知らないまま、バルトはここまで
読み取っているのだ。

729 :728:2009/04/24(金) 00:32:01
一方の『中心のない食物』中のすきやきについての記述。
唐沢に引用では「肉を食べたり、葱を食べたり、白滝を食べたり、人はそれを自由な
順序で食べる。いわば日本人は同じ鍋からスキヤキを食べながら、各人が別個の料理を
創造しているのだ」となっている。
実際のバルトの文章には、そんなことは書かれていない。「どの食材から食べなくては
ならないという特権的な役割を与えられてはいない」と書かれているだけだ。(手許に
本がないので不正確な引用)
唐沢は、『水と破片』に書かれている日本人の食習慣についての描写を、すきやきを
食べる順序に置き換えて捏造している。
肉から食べる人が多いのは、唐沢の言うように合理的帰結にすぎず、故に「どの食材
から食べなくてはならないという特権的な役割を与えられてはいない」のだ。

730 :無名草子さん:2009/04/24(金) 00:35:06
> それどころか、日本人以外の多くの民族は主食と副食すら同時には食べない。
日本人というよりアジア民族の多くは主食と副食を同時に食べるわけだが
その辺は知らなかったのかな?


731 :728:2009/04/24(金) 00:35:16
私の読み方が絶対とは言わない。違った解釈をする人もいるかもしれないので、是非
『トンデモ本の世界U』(or裏モノ日記)と『表徴の帝国』中『水と破片』『中心の
ない食物』との、それぞれ該当箇所を読み較べてみてほしい。
少なくとも、唐沢の文が引用の要件を満たしていないこと、原文を曲解・歪曲・改竄・
捏造していることは分るはず。

732 :無名草子さん:2009/04/24(金) 00:37:28
> 肉から食べる人が多いのは、唐沢の言うように合理的帰結にすぎず
合理的というのもどうだろう?
上でも出ているが、単に好みの問題と、唐沢が貧乏臭いだけなのではなかろうか?

733 :無名草子さん:2009/04/24(金) 00:45:16
http://okwave.jp/qa3505115.html
>それ以前から、和食の世界では「口内調味」と言う概念があります。
>これは、味がうすいごはんと、おかずないしは味噌汁、漬け物などを
>一緒に口に入れることによって、味のハーモニーを楽しむと言う、
>日本独自の感性です。これは海外ではまずありません。たとえば、
>牛丼やカツどんを外国人が食べる場合、肉を食べて飲み込んでから、
>別にご飯を食べます。一緒に口に入れる風習がないわけです。

734 :731:2009/04/24(金) 00:52:11
多忙な間をぬって書いたので疲れたorz
手許に本が無いし、どう書いても微妙に間違ってるような?
良かったら、もっと頭のいい人にちゃんと検証してもらいたいもの。

750 :無名草子さん:2009/04/24(金) 11:02:31
表徴の帝国の人、もうお腹いっぱいです。

753 :無名草子さん:2009/04/24(金) 11:36:56
唐沢先生も酔っぱらって、衣服を全部捨てて、あの美声で叫べばいいのに。

警察が来ても唐沢俊一だと気付かれず、大声で叫びながら警察へ連行される。
取り調べ室で「俺は唐沢俊一だ」と言っても信用されない。
その理由は、帽子を被っていなかったからだ。


754 :無名草子さん:2009/04/24(金) 11:46:16
日記だと、警官に「いつもテレビで見てます」と言われ、軽妙なトークで爆笑という事になるだろう
無論無罪放免

755 :無名草子さん:2009/04/24(金) 11:48:19
>>753
「容疑者は唐沢俊一と名乗り、
オタク第一世代や雑学王など、
意味不明な供述をしているとのこと」

756 :無名草子さん:2009/04/24(金) 11:49:13
>>755
で、誰?

757 :無名草子さん:2009/04/24(金) 12:20:23
「スキヤキはみんなフツー肉から食べるよ!」などと意味不明な発言を繰り返しておりノ

762 :無名草子さん:2009/04/24(金) 12:51:29
>>750

いや、俺は「表徴の帝国」の解説はためになった。面白かった。
「エクリチュールの零度」も合わせて読んでみようという気になった。
こういうのはありがたい。

763 :無名草子さん:2009/04/24(金) 12:53:08
>>750は唐沢か、その手下。

難しいことはわかんないけど、朝日新聞で書評してるんじゃない?

766 :表徴の帝国の人:2009/04/24(金) 13:08:07
すまんね、もう一言だけ。
書店で確認してきたので一部訂正。
『中心のない食物』中の「どれから食べなくてはならないという特権的な役割を
与えられてはいない」という記述は、すきやきについてではなく日本料理全般に
ついて語ったものだった。

『トンデモ本の世界U』の唐沢の文には、バルトがすきやきについて「中心性を
持たないという日本文化を表徴した食べ物と書いている」とある。
実際はバルトは「どんな日本料理にも〈中心〉がない」と直接的な表現をしている。
唐沢によって改竄された引用文にある「日本文化を表徴した」は、『表徴の帝国』
という邦題に引っぱられたものだろう。

実は宗左近の翻訳には批判も多く、特に『表徴の帝国』というタイトルは誤読を
招きやすいと言われている。
『記号の国』のタイトルで別の訳者による新訳も出ているはず。

というか、唐沢は「表徴」という言葉の意味がわかってないような気がするのだが。

(上記引用部分は不正確です)

768 :無名草子さん:2009/04/24(金) 13:12:30
「シーニュの帝国」という表記もあるよね。たしか柄谷がこっちを使ってた。

771 :表徴の帝国の人じゃないけど:2009/04/24(金) 13:21:24
とどのつまり、唐沢はこの一節を全く理解していないし、理解しようともしていない。
おそらく理解する能力もない。

>わたしは日本についての本を書いたつもりはない。これはエクリチュールについての本である。
>日本を使って、わたしが関心を抱くエクリチュールの問題について書いた。日本はわたしに詩
>的素材を与えてくれたので、それを用いて、表徴についてのわたしの思想を展開したのである。

782 :無名草子さん:2009/04/24(金) 15:33:08
表徴の帝国の人(たち)乙でした。面白かったよ。
伊藤氏の言う「抽象的な話が理解できない」てのの典型例だね。

819 :無名草子さん:2009/04/24(金) 21:21:54
>>782
>伊藤氏の言う「抽象的な話が理解できない」てのの典型例だね。

うーん、「抽象的な話が理解できない」ってのは誤解を招く表現かも。
とりようによっては、唐沢俊一が、具体的な話なら理解できるみたいじゃん。

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Comment

これですわね。<ハギスをアイルランド料理にしてしまう唐沢氏
http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20081027/1225107478

Amazon のレビューにも……。

http://www.amazon.co.jp/dp/4861991706
>80 人中、78人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
>5つ星のうち 1.0
>自らトンデモ本大賞候補になった唐沢氏, 2008/10/31
>By ふにゃにゃ - レビューをすべて見る
>テレビ文化人になると、人間ってここまで質が落ちるのかなとガッカリする本。
>かつての知識量の凄さはどこへやら、「今のイギリス女王はヴィクトリア女王」に
>なっているし、スコットランドの名物料理ハギスは「アイルランド料理」になって
>いるし、ショーン・コネリーは「アイルランド独立運動に加担」しているためにいまだ
>に「サーの称号」を貰えないそうだし、今年のカンヌ映画祭で新人賞を獲得した
>『ハンガー』で描かれる実在の人物ボビー・サンズは「下院議員として獄中から
>議場へ行けなかったためだけの理由でハンストして死んでしまう」し(「」内は
>すべて間違い)、その事実誤認ぶりとケアレスミスは壮絶とも言えるほど。おまけ
>に間違った知識をもとにして決めつけて書いているので余計始末に負えません。
>笑いをとるために書かれたのなら分かるのですが、そうではないんでしょ?まさか
>次のトンデモ本大賞を狙ってます?
>あと、この人の映画知識にはちょっと敬服していたんですけど、今回はガイ・フォー
>クス・デイについて『Vフォー・ヴェンデッタ』を事実と勘違いしてるんじゃないかと
>いう記述をしたり、ボブ・ディランが銃乱射事件犠牲者追悼のために『ノッキン・オン・
>ヘヴンズ・ドア』を作ったように書いたり、フルメタル・ジャケットを「軍用ジャケット」と
>訳したり、モンティパイソンのギャグを鵜呑みにしてマウントバッテン卿を「お稚児
>趣味」と決めつけたりするのには正直失望しちゃいました。
>著者もそうですけど、出版社もちゃんと事実の裏付けをとってもらわないと困ります。

こうやって並べてみると、確かに壮絶。
トンデモない一行知識@レス遅延気味すみません |  2009年04月28日(火) 23:56 |  URL |  【コメント編集】

●ハギスは・・・

ハギスをアイルランド料理にしてしまう唐沢氏はイギリス人からすると噴飯ものでしょうね。
774 |  2009年04月27日(月) 18:18 |  URL |  【コメント編集】

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