2012.01.09 (Mon)
林光は「変な色眼鏡をこちらに与えていた」 (by 唐沢俊一)
http://megalodon.jp/2012-0108-2224-30/www.tobunken.com/news/news20120108000556.htmlイベント
2012年1月8日投稿
融合を目指した男 【訃報 林光】
1月5日、死去。80歳。昨年9月自宅の玄関で転んで頭を打ち、意識不明が
続いていたという。
大学生のころ、千石の三百人劇場で大島渚の『忍者武芸帳』(1967)を
観て、主題歌が非常に印象に残った。軽快で勇壮だが、どこかアニメソング調
でもある。ふと、曲調が子供の頃よく歌っていた『バンパイヤ』(1968)
の主題歌とソックリだ、と気がついて、(まだ、パソコンで簡単にググること
などできない時代だったから)わざわざ国会図書館まで行って調べて、二つの
曲が同じ作曲者だと知って、深い満足感を覚えたものである(この二作、どちら
も創造社の俳優たちが多く出演しているとか、監修に福田善之が加わっている
とか、共通点が他にもいろいろある)。
http://www.youtube.com/watch?v=He48iBPpuRY&feature=player_embedded
で、その作曲者が、林光だった。
うっかりだったが、そんな苦労して調べたのに、私の大河ドラマテーマ中、
ベストと思っている『花神』の作曲者の林光となかなか結びつかなかった。
勇壮・雄大なメロディの多い大河ドラマのテーマ中、『花神』のテーマは、
殺伐な幕末のドラマとは思えないほどゆったりとして温かく、ちょっと寂しげ
なところもあり、しみじみと心に染みる名曲だったために、こっちは聞いて
いて、イメージが直結しなかったのだろう。
http://www.youtube.com/watch?v=y0LuczMCHRU&feature=player_embedded
60年以上にわたって作曲の世界にいた人であるが、その成果の多くは舞台
の上にあった。斎藤晴彦(『ロボット8ちゃん』のバラバラマン)などと
組んで、日本に、日本語によるオペラ、オペレッタを定着させるべく、
活動をしてきたのである。シェイクスピアの『ベニスの商人』を長崎の話
に置き換えたミュージカルを、NHKで観たことがあり、大変に面白かった
ことを覚えている。演劇にハマるのがもう少し早かったら、通い詰める
ようになっていたかもしれない。もっと積極的に追いかければよかったの
だが、思想的には革新系・労組系の人であり、それも変な色眼鏡をこちらに
与えていたのかもしれない。
林光の曲のイメージをひと言で表すとしたら、ちょっとバタくさい、日本調の
西洋楽曲という感じであるが、そのイメージは、ミュージカルにはあまり
向かない日本語と西欧楽曲との融合を目指していたから、ということがいえる
だろう。
他に子供向け、家族向けの名曲も多く残しているが、多くが未聴なのが
残念である。……と、思ったら、凄い曲を覚えて口ずさんでいたことを
思い出した!
なぜかウィキペディアの作品歴の中にも入れられていないが、
谷川俊太郎作詞・熊倉一雄歌のこの曲、これも林光だったのであった。
http://www.youtube.com/watch?v=c-ctneSZMJs&feature=player_embedded
この愛すべき歌を、差別意識云々で葬り去ろうというなら、それは
悲しいことだ。
そこにあるのは、作詞家、作曲家ともども、“日本語の持つイメージ”を愛し、
その響きと創造力の広がりを、歌曲というものの中でより楽しめるものに
しようという、その語感力、なのである。
日本語というものを愛し、それを曲に乗せ続けた類い希な才能に、
敬意を表する。
R.I.P.
唐沢俊一のサイトの写真 http://www.tobunken.com/news/images/purof.jpg は、以下
のサイトから取ってきたものっぽい (ファイル名も同じ) けど、よいのかなあ……。
http://homepage2.nifty.com/hayashi_hikaru/newpage2-3.html
>写真:大原哲夫
(画像: http://homepage2.nifty.com/hayashi_hikaru/purof.JPG)
何も、「画像の持ち出しはバーナーを除き、一切禁止」と明記しているところから、パクって
こなくてもよいだろうと思うんだけど。
http://homepage2.nifty.com/hayashi_hikaru/index.htm
>当ホームページの文章の引用・転載は厳禁です。
>画像の持ち出しはバーナーを除き、一切禁止とさせて
「昨年9月自宅の玄関で転んで頭を打ち」と唐沢俊一は書いているが、これは報道よりも
公式サイトの記述をもとにしているためか。どちらにしても発表は 1 月 7 日で、唐沢俊一
が記事をアップしたのは、URL から推定すると 1 月 8 日の 0 時 5 分頃。何をそんなに
急ぐのか、という気が。
http://konnyakuza.blog.shinobi.jp/Entry/78/
>こんにゃく座の芸術監督・座付作曲家である林光さんが、1月5日18時33分、入院先の
>都内の病院で亡くなられました。80歳でした。
>昨年9月に自宅近くで転倒し、頭に大けがを負い、以来意識不明の状態が続いていま
>した。
>葬儀は近親者のみで行なわれ、後日あらためて「お別れの会」を行なう予定です。詳
>細が決まりましたら、お知らせいたします。
>2012/01/07 (Sat)
http://www.asahi.com/obituaries/update/0107/TKY201201060748.html
>2012年1月7日1時9分
>作曲家の林光さん死去 多くの日本語創作オペラ生む
> 日本語の創作オペラと社会性を持った活動で知られた作曲家の林光(はやし・ひか
>る)さんが5日午後6時33分、都内の病院で死去した。80歳だった。葬儀は親族で行
>う。後日、お別れの会を開く予定。
で、2ちゃんねるのスレでは、「『バンパイヤ』を持ち出したけど、『バンパイヤ』は基本
アニメじゃないだろ。 アニメ合成部分もあったけど」と指摘されている (Read More 参照)
『バンパイヤ』。確かにその通りで、唐沢俊一が「アニメソング調」と書いているのは、ミス
リードのきらいがあるかも。
http://www.youtube.com/watch?v=iI8uiQAXOZE
>バンパイア VOL.01 水谷豊主演
前エントリーでやった『傷だらけの天使』でドラム缶に入れられていた水谷豊が、この番組
では狼に変身する (←何という書き方)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/バンパイヤ
>1968年10月5日から1969年3月29日までフジテレビ系で全26話が放送された、実写と
>アニメの合成のモノクロ作品。バンパイヤの変身シーンと変身後の動物形をアニメー
>ションで描いている。
〈略〉
>水谷豊の事実上のデビュー作である。
そして、「曲調が子供の頃よく歌っていた『バンパイヤ』(1968)の主題歌とソックリ」か
どうかは微妙として、『忍者武芸帳』はこれ↓
http://www.youtube.com/watch?v=LsjQI856HEQ
>忍者武芸帳 予告編 Tales of the Ninja
>忍者武芸帳 予告編 1967年 監督:大島渚 製作:中島正幸、山口卓治、大島渚 原作:
>白土三平 撮影:高田昭 音楽:林光
もしかして、「アニメソング調」というのは、『忍者武芸帳』の方からきたのかもしれない
とも思った。白戸三平の絵は、アニメ (動画) ではなく静止画として使われているけど。
確か、唐沢俊一は何かの本で、これをアニドウで上映したら、カムイ伝みたいなアニメを
期待して見にきた客に文句をいわれたとか書いていたような (←うろ覚え)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/忍者武芸帳
>映画版は1967年に大島渚監督が、静止画によるモンタージュという実験的技法で製作
>した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/林光
>・忍者武芸帳(1967年)
> 本作には木下藤吉郎役で声の出演もしている。
その他参考 URL:
- http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20101030/1288436420
それから、「殺伐な幕末のドラマ」なのかなあ、の『花神』について。
http://ja.wikipedia.org/wiki/花神_(NHK大河ドラマ)
>『花神』(かしん)は、NHKで1977年1月2日から12月25日に放送された15作目の大河
>ドラマ。周防の村医者から倒幕司令官に、明治新政府では兵部大輔にまで登りつめた
>日本近代軍制の創始者・大村益次郎を中心に、松下村塾の吉田松蔭や奇兵隊の高杉
>晋作といった、維新回天の原動力となった若者たちを豪快に描いた青春群像劇。
〈略〉
>オープニング
>林光が作曲した舟歌風(8分の6拍子)のテーマ音楽[2]。
『花神』のテーマ音楽については、唐沢俊一の示したリンク:
http://www.youtube.com/watch?v=y0LuczMCHRU&feature=player_embedded
をクリックして、ああこれのことかと思ったり、あれこれだったのと意外に思ったり。
「勇壮・雄大なメロディの多い大河ドラマのテーマ中、『花神』のテーマは、」なんて書き方
を唐沢俊一がしていたので、あまり大河ドラマらしくない曲なのかと思ってリンクをクリック
したら、いかにも NHK 大河ドラマだなという感じの、聞き覚えもある曲が流れてきたので。
「勇壮」は該当しないかもしれないが、「雄大」さは感じられるんじゃないかとも思った。
たまたま前エントリーのからみで聞いていた『黄金の日日』 (こちらの作曲は池辺晋一郎)
や、個人的にこれこそ大河ドラマだと思っている『国盗り物語』のテーマ (これは林光) と
並べてみても、『花神』が特に異色とは思えない。他の曲が皆『山河燃ゆ』 (これも林光)
くらいのテンポで演奏されていたら、また別の感想になっていたかもしれないけど。
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&v=GN-ttLjTf9Y
>黄金の日日
http://www.youtube.com/watch?v=CgbVhpXdIAM
>国盗り物語のテーマ
http://www.youtube.com/watch?v=zyxvlyooemI
>[HD]山河燃ゆ OP Sanga moyu
http://www.youtube.com/watch?v=TfuHA6em9ec
>真田太平記 オープニングテーマ
でも、まあ、そこら辺は、自分も音楽的センスがある方でもないし、ハズした感想を書いて
いるかもしれないし、他人のことはあれこれいえないとして。(『国盗り物語』のテーマなど
は、あえて勇猛さを押さえたという話を聞いた気もするが、自信はない。ご意見募集)。
それにしても、唐沢俊一の「思想的には革新系・労組系の人であり、それも変な色眼鏡を
こちらに与えていたのかもしれない」に、は、いくら何でもなあ……と思った。2ちゃんねる
のスレには「なにこの馬鹿文章。てめえが『変な色眼鏡』をかけてたんだろ」とか書き込ま
れていたけど、「変な色眼鏡をかけて見てしまっていた」と書く人は多くても、相手の方が
「変な色眼鏡をこちらに与えていた」というように、色眼鏡は相手の与えたもの、とにかく
相手のせいだといわんばかりの主張をする人は、悪い意味で珍しいと思う。
2ちゃんねるのスレにはまた、「その曲のタイトル『ひとくいどじんのサムサム』を意図的に
書かないってのはどうなんだろ」という指摘もあったけど、「この愛すべき歌を、差別意識
云々で葬り去ろうというなら、それは悲しいことだ」と書きながら、タイトルさえ書かないと
いうのは、これも悪い意味で珍しい。商業誌に掲載しようとしたら編集者に止められたとか
いうならわかるけど、唐沢俊一自身のサイトに載せるなら、いわゆる言葉狩りからも自由
でいられるはずなのに。まあ、唐沢俊一が一時期得意にしていたような、無意味な伏字
の使用ではしゃいだりしなかっただけマシかもしれないのだけれど。
参考ガセビア (「て×か×患者」とか「テ×カ×の守護聖人」とか):
・その聖バレンタイン、違う人のことです
・ひっくり返りそうになる電波文章 < ×ン×ン退治の守護聖人
その他参考 (「ひとくいどじんのサムサム」関係):
- http://www.nicovideo.jp/watch/sm2306333
- http://www.nicovideo.jp/watch/sm1043110
- http://www.youtube.com/watch?v=75vF4b1FqBo
- http://www.youtube.com/watch?v=gr4lwioYPWo
「他に子供向け、家族向けの名曲も多く残しているが、多くが未聴なのが残念である」とも
書いているけど、たとえば大河ドラマのテーマ曲などは歌詞もないし、「思想的」にどうこう
関係なく聞くことができるのだから、この機会に聞いてみればよかったのにと思ったりも
した。歌詞つきの曲にも、『ひとくいどじんのサムサム』と同様谷川俊太郎の詩もあれば、
宮沢賢治のものもある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/林光
>・四つの夕暮の歌(谷川俊太郎) - 混声合唱版あり。
>・「道」「空」「子供と線路」~ソプラノとフルートのための (谷川俊太郎)
〈略〉
>・セロ弾きのゴーシュ
〈略〉
>・歩くうた(谷川俊太郎)
〈略〉
>・ポラーノの広場のうた(宮沢賢治)
〈略〉
>・岩手軽便鉄道の一月(宮沢賢治)
〈略〉
>・混声合唱とピアノのための「うつくしいのはげつようびのこども」(2003年 マザーグー
> スによる)
>・男声合唱のための「日本抒情歌曲集」(1992年 - 2004年)
>・女声合唱とピアノのための「天使のせいぞろい」(2004年 谷川俊太郎『クレーの天使』
> による)
http://www.youtube.com/watch?v=ZbmuzQ3schM
>武満徹 死んだ男の残したものは / 林光編曲版 東京混声合唱団
まあ、「言葉をきらびやかに飾る天才である谷川俊太郎」とか書いたり (ここを参照)、宮沢
賢治については、こうでああであれだったりする唐沢俊一だけど。
映画音楽もいろいろ手がけていて、唐沢俊一が石堂淑郎のときに言及していた『絞死刑』
の音楽担当も林光。
http://ja.wikipedia.org/wiki/林光
>・北斎漫画(1981年)
〈略〉
>・絞死刑(1968年)
〈略〉
>・みんなの科学(1965年 - 1980年、NHK教育テレビ)
http://www.youtube.com/watch?v=9tFn8vz69TI
>Hokusai Manga 北斎漫画 (1981) Trailer
個人的には、「みんなの科学」のテーマ曲も気になっているのだけど、これは現時点では
YouTube にはアップされていない模様なのが残念。
- http://ja.wikipedia.org/wiki/みんなの科学
- http://mkagaku.jugem.cc/?eid=426
More...
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/books/1325472788/572-
-------
572 :無名草子さん:2012/01/08(日) 02:26:33.33
テンテー更新
>イベント
>2012年1月8日投稿
>融合を目指した男 【訃報 林光】
http://www.tobunken.com/news/news20120108000556.html
576 :無名草子さん:2012/01/08(日) 07:42:20.20
>もっと積極的に追いかければよかったの
>だが、思想的には革新系・労組系の人であり、それも変な色眼鏡をこちらに
>与えていたのかもしれない。
自分が反共主義者なのを棚に上げて、他人の思想に責任転嫁しちゃうテンテー乙
ってな感じかな。
林光って、反戦平和と戦後民主主義を大事にしてきた知識人・文化人で、
共産党とか左翼というより、そっちの姿勢から、『原爆小景』などの合唱曲を
書いたり、こんにゃく座での活動をしてきたりした人なんだけどね。
それにしても、テンテーって『山河燃ゆ』のテーマ曲だって林光なんだけど、
「勇壮・雄大なメロディの多い大河ドラマのテーマ中」の一つのせいか、
自分が事実に気付かなかったことを又しても他人のせいにしちゃうんだから。
>林光の曲のイメージをひと言で表すとしたら、ちょっとバタくさい、日本調の
>西洋楽曲という感じであるが、そのイメージは、ミュージカルにはあまり
>向かない日本語と西欧楽曲との融合を目指していたから、ということがいえる
>だろう。
「バタ臭い日本の作曲家」なら、大物だったら團伊玖磨とか、思想的には保守反動だったけど
作風は前衛的だった黛敏郎とか、いくらでもいるんだけどなあ。
林光が「ビートルズをどう思いますか?」と聞かれた時に、「白人の彼らが
『イエスタデイ』みたいな曲を書けるのは当たり前なんで、むしろファンキーな
『ア・ハード・デイズ・ナイト』みたいな曲を作って残したことこそ評価すべき」
みたいな発言もしていて、民族性とか東洋・西洋といったことに林が独特な
こだわりがあったみたいなことはテンテー御存知なかったようね。
>>575
自分の非を素直に認めることのできるあなたを大いに尊敬しますよ。
578 :無名草子さん:2012/01/08(日) 09:33:07.35
>それも変な色眼鏡をこちらに
>与えていたのかもしれない。
なにこの馬鹿文章。てめえが「変な色眼鏡」をかけてたんだろ。
579 :無名草子さん:2012/01/08(日) 09:33:33.12
唐沢の音楽関係の文章は酷いね。
知識皆無だから専門的な指摘が何一つできない
581 :無名草子さん:2012/01/08(日) 09:58:20.08
>大学生のころ、千石の三百人劇場で大島渚の『忍者武芸帳』(1967)を
>観て、主題歌が非常に印象に残った。軽快で勇壮だが、どこかアニメソング調
>でもある。ふと、曲調が子供の頃よく歌っていた『バンパイヤ』(1968)
>の主題歌とソックリだ、と気がついて、(まだ、パソコンで簡単にググること
>などできない時代だったから)わざわざ国会図書館まで行って調べて、二つの
>曲が同じ作曲者だと知って、深い満足感を覚えたものである(この二作、どちら
>も創造社の俳優たちが多く出演しているとか、監修に福田善之が加わっている
>とか、共通点が他にもいろいろある)。
国会図書館を大学時代から活用してますアピールっすか?
でもどこかアニメソング調ということで....
『バンパイヤ』を持ち出したけど、『バンパイヤ』は基本アニメじゃないだろ。
アニメ合成部分もあったけど。
582 :無名草子さん:2012/01/08(日) 10:04:50.60
>シェイクスピアの『ベニスの商人』を長崎の話
>に置き換えたミュージカルを、NHKで観たことがあり、大変に面白かった
>ことを覚えている。演劇にハマるのがもう少し早かったら、通い詰める
>ようになっていたかもしれない。
って、黒テントの『あちゃらか商人』の事だと思うけれど
これは林光の作品というより黒テントの作品で初演は1994年だったハズ。
演劇にハマったって...
もしかして大学時代から演劇に関わりという経歴は無くなったの?
583 :無名草子さん:2012/01/08(日) 10:13:31.31
>他に子供向け、家族向けの名曲も多く残しているが、多くが未聴なのが
>残念である。……と、思ったら、凄い曲を覚えて口ずさんでいたことを
>思い出した!
>なぜかウィキペディアの作品歴の中にも入れられていないが、
>谷川俊太郎作詞・熊倉一雄歌のこの曲、これも林光だったのであった。
>http://www.youtube.com/watch?v=c-ctneSZMJs&feature=player_embedded
>この愛すべき歌を、差別意識云々で葬り去ろうというなら、それは
>悲しいことだ。
何かを恐れているのか知らないけど、その曲のタイトル
『ひとくいどじんのサムサム 』
を意図的に書かないってのはどうなんだろ...
-------
ん~・・・。一緒に話題に挙げた「90年代」にかこつけると、大ヒットした森高千里「臭いものにはフタをしろ!」とか・・・
http://www.youtube.com/watch?v=Q3Qthe4KSn4
森高千里は売れたけど「ヒットした」というんじゃなくて、あれは「マニア(=オタク)」に受けた(ので一般性はない故一行知識さんは看過した)、というニュアンスなのかな?とかどうでもいいことに思いを巡らしてしまいました。90年代も森高千里のミニの腰フリも遠くになりにけりみたいな(意味不明)、ずっぽり抜け落ちてるのがナンか滑稽で(先の宇野さんtogetterがね)。
>二谷英明と特捜最前線
フルムーンの CM とか郷ひろみ関係とか「ノスタルジー」方面の話題を展開しやす
そうなので、やるかなあ、いやだなあとは思ったのですけど。
談志のときみたいに、せめてワイドショーくらい見てから書けばよいのにというのを
アップする可能性もあったわけですが、もう日にちも経ったから大丈夫ではないかと。
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/blog-entry-763.html
>discussao さん
『忍者武芸帳』の方はパンフレットか何かに音楽は林光と載っていたでしょうし、
『バンパイヤ』が林光という知識があったならば、国会図書館は必要なかったはず
ですね。
>「懐かしのアニメマンガ主題歌」っていうコーナーに音源を提供していた>唐沢俊一さん
まあ、音源を提供していたのは、本当にサークルの代表者だった方がしていたこと
だと信じています。
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/blog-entry-93.html
昔のコミックソング系以外では、レコードやテープのコレクションの話をほとんどしない
唐沢俊一ですし。
>宇野さんもトンでもない話してるし・・・http://togetter.com/li/237067
私は ARB は 90 年代の方は、まあそんなに責めなくても……と思いましたが、
>ポイントは「虚構の時代(68年~95年頃)」における物語回帰
には、え? と思いました。「GS全盛期からブルーハーツ解散までの期間」と突っ込み
が入っていましたが。
評論家はいらない、なんて昔の曲の題にありそうだなと思ったのですが、うまく
探せませんでした。
http://logsoku.com/thread/kamome.2ch.net/mnewsplus/1311739406/
http://www1.odn.ne.jp/manga/miruna/bangai12.htm
たとえば忌野清志郎を『雨上りの夜空に』一曲で語ったとしても、「“立たない”という
テーマを歌にした男が出てくるとは思わなかった」なんて、トンデモ解釈つきでなければ
まだよかったと思うのですが……。
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/blog-entry-100.html
>『花神』についての唐沢さんの記述
『忍者武芸帳』と『バンパイヤ』の曲調が似ているてんで、国会図書館にまで行って
同じ作曲者と突き止めた俺、偉いでしょ→でも『花神』も同じ作曲者だったとは気が
つかなかったんだ、この曲は全然感じが違うから――というのと、「殺伐な幕末のドラマ」
の主題歌なのに、「ゆったりとして温かく、ちょっと寂しげなところもあり、しみじみと
心に染みる名曲」のギャップが印象的 (『世界残酷物語』と『モア』の組み合わせ、
みたいな?) というのとを、混ぜ混ぜして語りたかったのではないでしょうか。
参考:
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/blog-entry-720.html
> http://www.nicovideo.jp/watch/sm1483277
教えてくださって、ありがとうございます。(_ _) これ、よいですね。
「もっと積極的に追いかければよかったのだが、思想的には革新系・労組系の人で
あり」って、ノスタルジー追っかけ路線に力をいれているはずなのに、そういうことを
グチグチいっては対象の範囲を恐ろしく狭めるというのは、商売的には自殺行為に
近いと思っています。
>『マザーグースの歌』
谷川俊太郎のマザーグースは好きだったので、これを機会に……とも思ったのです
が、Amazon とかでも楽譜は売っていても曲はないみたいなんですよね。残念。
>NNT さん
まあ「色眼鏡」を「先入観」あたりに置き換えれば、「変な先入観をこちらに与えて
いた」とかになって、日本語としての不自然さはなくなると思いますが、色眼鏡に
しても先入観にしても、自分の側の問題だろう、他人のせいにするなよ、と思ったり
します。
影響は、どうなんでしょう、唐沢兄弟の場合は、お祖母さんの影響をかなり受けて
いるんじゃないかなあという気もしています。
アキラのメガネを外した顔は、皆が見たがっていたのに断固非公開だったんじゃ
なかったでしたっけ。こちらの興味が薄れた頃に、ひっそりと公開されていたような。
色眼鏡が与えられるものとしたら、
人の影響を受けやすい人限定なんじゃないかと思ったり。
一番大きな影響を与える存在といえば親だと思いますから、
唐沢氏の色眼鏡は子供の頃からバッチリ決まってるんでしょうね、
フィンガー5のアキラ並みといえば聞こえは良いけど。
『忍術武芸帳』と『バンパイア』主題歌は、「マイナー・キーなのが同じ」という意味か?尾藤イサオの「トッペイのバラード」や佐藤博(「かま猫のブルース」のほう)の「ロックのバラード」もあるけれど・・・。『花神』についての唐沢さんの記述は私には理解不能で、一行知識さん引き続き解説お願いします。
林光っていうとドラマ・テーマ曲や合唱曲以外に歌曲もあるのだぞ、という例に、ブレヒト原詩・林光作詩作曲「欠陥」を挙げておきます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1483277
ま、「革新系・労組系」なんだろうけれど。谷川俊太郎と組んだ『マザーグースの歌』ってアルバムは大好きなのだけれどCD化すらされていない。
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すすみません、言い訳させていただくと、70 年代のフォーク・ロックあたりの時代に、
筒井 VS 百目鬼の音楽版みたいなのをイメージして探していたのと、森高フィギュア
あたりの時期は、興味があったけどタイミングがあわなくて歌っている姿を見る機会
が少なく、ゆっくりじっくり見れるようになったときには、もうビールの CM とか「17才」
のカバーとか「私がオバさんになっても」の人になっていたので、すっぽり抜けていた
のです……。(_ _);
話がズレるかもしれませんが、サブカル関係で語るならドラムつながり (?) で、
森脇真末味の「おんなのこ物語」とか、それか昔どこかの青年誌で連載されていた
バンド漫画で、女性バンドなのにハードなロックで一目置かれていたのに、商業
デビューにあたってブリッ子アイドル路線で「なまいきYou!」とか歌うバンドに変身
してしまった話 (SHOW-YA がモデル?) とか、やってくれる人がいたら面白いかなと
思ったりしました。