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2012.01.07 (Sat)

『破壊された男』だったらアルフレッド・ベスター (← 市川森一とは関係ない)

http://www.tobunken.com/news/news20120104054833.html

イベント
2012年1月4日投稿
偶像破壊者 【追悼 市川森一】
〈略〉
ウルトラシリーズそのものの生みの親、金城哲夫、その路線を受けつぎ、
東映ヒーローものにも進出した上原正三は沖縄出身。ウルトラマンと
同時期の『マグマ大使』でヒーローものデビューし、『帰ってきた
ウルトラマン』で第二次怪獣ブームの一翼を担った石堂淑郎は
広島県出身。そして、コント畑出身ながら『ウルトラセブン』に
おいて強烈な印象を残す回を担当した市川森一は、長崎出身である。
いずれも、戦争の惨禍を最も大きく受けた地方の出身者だ。
彼らにとり、“正義”“ヒーロー”というものは、決して単純な
受け止め方が出来る存在ではなかった。

中でも市川森一は、最もダイレクトに、単純なヒーロー像そのもの
に対し、偶像破壊を試みた脚本家である。

彼が『ウルトラセブン』の中で創造したキャラクターに、クラタ隊長
(南廣)がいる。キリヤマ隊長と士官学校で同期だったという
彼はいかにもベテラン軍人らしいカッコよさを備えたキャラクター
として描かれるが、彼は実はキリヤマと一緒に、かつてザンパ星人
たちを全滅させた、大量虐殺者としての過去を持っている。
戦争という行為の中でヒーロー足り得るには、そのような一面が
不可欠であることを市川の脚本はさらりと描いているのである。

このアンチヒーロー的世界観は、セブンと同じく地球に単身、派遣され
ている存在で、そのことに堪えられなくなった宇宙人・マヤを描いた
『盗まれたウルトラアイ』、自分の研究を受け入れてくれなかった
国をうらみ、宇宙人に協力してしまう地球人を描いた『ひとりぼっち
の地球人』などに顕著である。さらに、セブン以上にアンチヒーロー観
が際立ったのは宣弘社制作の『シルバー仮面』で、その第4話
『はてしなき旅』では、宇宙人の襲撃から、(主人公たちが追っている)
光子ロケットの設計図を守るため、共同開発者だった博士(伊豆肇)を
ヒーローは守るが、博士はラストで、その光子ロケットの設計図を燃やして
しまう。この設計図がある限り、自分や家族は宇宙人に狙われ続ける……。
言わば、この話で市川はヒーローというものの存在が地球を侵略の危機に
陥らせている、という逆説を提示しているのである。われわれの世代は、
実は単純明快なヒーローものの影に隠れて、すさまじく重い命題をつきつけ
られていたのだった。

http://megalodon.jp/2012-0105-0236-55/www.tobunken.com/news/news20120104054833.html

「最もダイレクトに、単純なヒーロー像そのものに対し、偶像破壊を試みた」に、「実は単純
明快なヒーローものの影に隠れて」って、「ダイレクト」なのか「影に隠れて」か、いったい
どっちだよっ、というか。

それはともかく、市川森一で、子ども向けヒーローの話をしているのに、ウルトラマンAの
話とかしないの――と意外に思ったけど、これ、いつものように2ちゃんねるのスレで評判
の悪い「われわれの世代」、これを書きたかったから、こういう風になってしまったんじゃな
いかなという気が。1958 年生まれの唐沢俊一は、『帰ってきたウルトラマン』のときには
中学 2 年、『ウルトラマンA』のときには 3 年生になっていて、「われわれの世代」をいうの
は無理があると思われるため。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ウルトラセブン
>1967年(昭和42年)10月1日から1968年(昭和43年)9月8日までにTBS系で毎週日曜
>日19:00 - 19:30に全49話が放映された。


http://ja.wikipedia.org/wiki/帰ってきたウルトラマン
>『帰ってきたウルトラマン』(かえってきたウルトラマン)は、1971年(昭和46年)4月2日
>から1972年(昭和47年)3月31日にTBS系で、毎週金曜日19:00 - 19:30に全51話が
>放送された特撮テレビ番組。


http://ja.wikipedia.org/wiki/ウルトラマンA
>1972年(昭和47年)4月7日から1973年(昭和48年)3月30日までTBS系で毎週金曜日
>19:00 - 19:30に全52話が放送された。
〈略〉
>本作で設定された男女合体変身は、それまでのヒーロー番組でほとんど例のない新機
>軸であり、メインライターの市川森一が原案で当初から設定していたことからも、本作
>のテーマの軸をなす設定だったといえる。前半のいくつかの話ではこの設定が生かさ
>れたエピソードも挿入されていたが、いくつかの要因により、南夕子の設定を生かし切
>ることが難しくなってきた。「男女合体変身だとヒーローとして弱々しい」「合体変身を子
>供がまねることが難しい」などの番組の評判としての意見もさることながら、ストーリー
>を展開する上で北斗と夕子のドラマをそれぞれ語る必要があるなど、脚本側の要求が
>あったとも言われている。最終的に第28話で南夕子は番組から降板することとなった
>[8][9]。ただ、オープニングテーマでは彼女の降板後も「北斗と南」というフレーズがそ
>のまま用いられた。
〈略〉
>・市川森一(第1・4・7・9・14・48・52話)7本 ※メインライター


http://ja.wikipedia.org/wiki/市川森一
>子供番組で唯一メインライターに任命された『ウルトラマンA』を、1クール消化の時点で
>降板してしまうが、その理由として「男女の性を超越した神としてのウルトラマン像」、
>「観念的な悪意の具象化であるヤプール」、「徹底したSF路線の追及」といった、企画
>段階で市川が提示した要素が全て排除されてしまい、ウルトラシリーズに対する情熱
>を急速に失ってしまったが故に、と発言している。しかし、同作品の橋本洋二プロデュー
>サーに「メインライターの責任として最終回も書け」と命じられ、番組終了間際に復帰。
>最終回のラストでエースが発した「最後の願い」は、市川的には方向性の合わない作
>品へと変貌したウルトラシリーズへの「捨て台詞」のつもりで書いたものだったという。
>しかし、後年になって周囲から「最後の願い」に纏わる感想を聞く機会が随分増えたと
>語っている[6]。


『唐沢なをきのうらごし劇場』 (ここを参照) を読む前だったら、弟の唐沢なをきは 1961 年
生まれだから、彼につきあって見ていたというのもありなんじゃないのと思えただろうが、
この本には「俺、いいトシして(小4)“ウルトラファイトごっこ”よくやってたもん」 (P.28) とか
「73年というと小学校5年生までこういうものを“卒業”しないで通っていたわけだな まあ
それもひとつの生き方としてごかんべんを」 (P.26) など、微妙な記述が見られる。

小学 4 年生でもう「いいトシ」といわなくてもとか、小学生ならヒーローものの立派な対象
年齢層だったのではないかとか思う一方、小学校も高学年になると確かにその手の番組
を見なくなってくるというのはあって、自分も弟 (1964 年生) がいなけりゃウルトラマン
タロウは見ていなかったかもしれないとは思う。とにかく唐沢兄弟にとって、子どもの頃に
リアルタイムで見てのめりこんだのは初代ウルトラマンとウルトラセブンであり、帰って
きたウルトラマン以降は、そうでもないみたいなのだ。


で、ウルトラセブン。「大量虐殺者としての過去」というのは、「ザンパ星人」でググると
トップにくる、以下のページあたりがネタ元最有力候補。

http://www.bea.hi-ho.ne.jp/nukamisso/aku/meibo/aku_meibo_kiriyama.html
> しかし、問題はここからです。キリヤマによれば、こいつらはザンパ星人の残党なん
>だってさ。なぜ分かる?

>「ザンパ星人は、俺とクラタが数年前に全滅させたから」

> ……ぜ、全滅ですか? み、皆殺しにしたのですかぁ?

> まぁTVだから、なんて言わんで下さい。いくらTVでも、他シリーズなら、そもそも宇宙
>人1人を倒す能力を人間が持つのは非常に稀で(天才イデ隊員は例外です!)、ウルト
>ラマンが敵を根こそぎ全滅させることだって滅多にありません。いや、極めて稀。それを
>個人が……。

> じつは、彼・キリヤマは「常習」なのです。たとえば、6話「ダーク・ゾーン」では、宇宙
>の英知を結集して建造された人工惑星ペガッサ・シティが軌道を外れて地球に迫って
>きます。このときキリヤマは、ペガッサ人と連絡がつかないのを知るや否や、ペガッサ・
>シティの破壊を断固たる態度で決断します。もちろん番組内でも、ペガッサ・シティには
>「数億の人間(異星人)」が住んでることが明らかにされてるんですけどね。ウルトラホ
>ーク1号2号、出撃! ミサイル発射! どか――――――――ん。全滅=ジェノサイド。


しかし、上の引用の続きに書かれている「ノンマルトの使者」 (金城哲夫脚本) のように、
海底に住んでいた地球先住民族を全滅させるならともかく、地球を侵略しにきた宇宙人を
壊滅させたからといって、「単純なヒーロー像そのものに対し、偶像破壊を試みた」、「この
アンチヒーロー的世界観」といわれても……。まあ「ノンマルトの使者」に言及しなかった
のは、これを出すと、「最もダイレクトに」は金城哲夫でないのかという疑問を、ダイレクト
に読者に抱かせてしまうせいではないかと思ったりもする。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ウルトラセブンの登場怪獣
>復讐怪人 ザンパ星人
>第35話「月世界の戦慄」に登場。
>身長:1.9メートル
>体重:60キログラム
>過去に一度宇宙船団で地球に侵攻しようとしたが、ウルトラ警備隊長キリヤマと宇宙
>ステーションV3隊長クラタのコンビによってヘルメス第3惑星の戦闘で全滅させられた
>ザンパ星人の生き残りの一人。キリヤマ、クラタのコンビに復讐するため、クラタの部下
>のシラハマを殺害してなり替わり、再びコンビを組む機会を待っていた。


その他参考 URL:
- http://www2.u-netsurf.ne.jp/~okhr/sight7/page42.htm
- http://takenami1967.blog64.fc2.com/blog-entry-41.html


ただ、ザンパ星人の「月世界の戦慄」はまだよい方 (?) で、「盗まれたウルトラアイ」や
「ひとりぼっちの地球人」となると、どこがアンチヒーローなのか、ますますよくわからなく
なる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/アンチヒーロー
>アンチヒーロー(antihero)は、フィクション作品における主人公または準主人公の分類
>のひとつ。
>「優れた人格を持って、事の解決にあたる」といった典型的なヒーロー(英雄)の型から
>逸脱しているが、ヒーロー同様に扱われる人物である。
>ウェブスター現代英英辞典に拠れば、1714年から使用されている。


http://ansaikuropedia.org/wiki/アンチヒーロー
>かつてヒーローと言えば、勧善懲悪で顔つきも肉体的にも美しい非現実的なのが一般
>的であったが、最近のアニメを見る子供や大人がやけに現実主義的になってしまった
>ため、よりヒーローを現実的な人間に近づけたら、絶対に真似したくない人間らしさが
>生まれてしまった。そのためみんなの憧れである純粋なヒーローと呼ぶにはふさわしく
>なく、隔離された。


関連ガセビア
スーパーモーニングでの金嬉老はヒーロー発言

「自分の研究を受け入れてくれなかった国をうらみ、宇宙人に協力してしまう地球人を
描いた」ら、どうして「アンチヒーロー的世界観」になるのか、誰をさしてアンチヒーローと
いっているのかわからない、唐沢俊一の説明する「ひとりぼっちの地球人」だが、そもそも
この話、唐沢俊一の文章から思い起こされるような、国を恨んで腹いせに宇宙人に協力
する男の話ではなく、宇宙人だって悪い奴ばかりではないと信じて裏切られる男の話の
ような……。

http://www2.u-netsurf.ne.jp/~okhr/sight7/page29.htm
>「ハッハッハ、宇宙人といえば、すぐ侵略者か。教授は違う。彼は僕の電送移動機を
>作ってくれた。地球の学者が見向きもしなかった電送移動の理論を、あの宇宙人だけ
>は認めてくれたんだ」(イチノミヤ)
>「あなたは利用されているんだわ!あたしたちは、地球人じゃあないの…」(サエコ)
>「君たちに何がわかる?…僕は、人間を信じちゃあいない、もういいから、これ以上邪魔
>をしないでくれ!」(イチノミヤ)
〈略〉
>「あれほど地球を脱出したがっていた男が、今度はその地球を命がけで守ろうというの
>か…。いやはや、地球人というのはまったくわからん生物だ」(ニワ教授)
> 「お願いです。さっき言ったことはウソだと言ってください。あなたは侵略者なんかじゃな
>い。僕がただひとり信じることのできた、優れた宇宙人の科学者だ」(イチノミヤ)
〈略〉
>隣室の電送移動機に乗るニワ教授。 そこにイチノミヤが追ってきた。
>「イチノミヤ君。やはり私の星に来たいのか?」(ニワ教授)
>「残念ながら教授。二人同時では再生不能ですよ」(イチノミヤ)
>電送移動機上の教授に飛びかかるイチノミヤ。
>「なに?」(ニワ教授) 教授の言葉が終わる間もなく始動する電送移動機。
>イチノミヤは、自分を認めた宇宙人とともに、宇宙の果てに旅立っていった…。二度とも
>との自分に帰れないことを承知の上で…。


その他参考 URL:
- http://seven.onasake.com/vol29.html

宇宙人宇宙人といっても、ウルトラセブンだって宇宙人じゃんと思いながら見ていたガキの
頃を思い出すなあ……というのは、おいといて。唐沢俊一の説明からではうかがうことは
できないが、命をかけて地球を救ったイチノミヤをアンチヒーローに分類することは可能
かもしれないなとは思った。

しかし「このアンチヒーロー的世界観」とブチ上げるのには弱いんじゃないのという感じも
して……そして、誰がアンチヒーローなのかもわからない「盗まれたウルトラアイ」。

http://www.asahi.com/showbiz/column/animagedon/TKY201112180099.html
> 「ウルトラセブン」第37話「盗まれたウルトラ・アイ」には、マゼラン星人マヤという宇
>宙人が出てくるが、ずっと人間の姿(美少女)のまま。客の消えたアングラバーで、ダン
>は母星に見捨てられたマヤに「この地球で生きよう」と訴えるが、彼女は姿を消し(自害
>したらしい)ダンはむなしく夜の街を歩く。暗いムードと悲しいラストからは、地球にたっ
>た2人の「異邦人」の痛いほどの孤独が伝わり、まだ小学校低学年だった私の心に深
>い余韻を残しました。

> この脚本を書いたのは、市川森一さん。

> 「あれは、予算を使い果たして新しい宇宙人(の着ぐるみ)が作れないから、ナシで
>やってくれって言われて書いたんです。特撮らしい特撮場面もないけど、リアルなドラマ
>として成立していたから、局からも何も言われなかった」

> 「そういえば、着ぐるみも宇宙人との戦闘もなかったです! 今まで気づきませんでし
>た」と私。

> 「それは、こちらの狙い通りですね」。うれしそうにニッコリほほえんだ顔を思い出しま
>す。日常に溶け込む幻想味、哀切な詩情、清冽(せいれつ)なペシミズム――「盗まれた
>ウルトラ・アイ」は、たぶん私にとって、最初に触れた「オトナのドラマ」の一つでした。


これもチラ裏だけど、こういう「オトナのドラマ」、子どもの頃は、番組をつくる人も同じこと
ばかりやっていると飽きるので、いろいろ目先を変えてやっているんだろうなと、勝手に
脳内で補完して見ていた。w

ミニチュアを使った撮影は、時間もお金もかかるという知識は一応あったと思うけど、
それと巨大化した怪獣の登場しない回の存在を、あまり頭の中で結びつけていなかった
というか。そういう回のせいで視聴率も落ちていったそうだ。自分は結構好きだったけど。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ウルトラセブン
>しかし前半で予算的に無理をしたこともあって、3クール以降は予算が切り詰められ、
>ミニチュアセット製作コストを抑えられる、等身大サイズの侵略者しか登場しないエピ
>ソード(第33話「侵略する死者たち」、第37話「盗まれたウルトラ・アイ」、第43話「第四
>惑星の悪夢」)も作られた。こうした展開が、ヒーローと大型怪獣との格闘戦を期待する
>児童層の視聴離れを招き、第36話「必殺の0.1秒」で視聴率16.8%を記録して以降、
>17%から23%の間を行き来する状況となった。


ちなみに、「盗まれたウルトラ・アイ」でググるとトップにくるページには、以下のようなこと
が書かれている。

http://www2.u-netsurf.ne.jp/~okhr/sight7/page37.htm
>マヤが現れるのを唯一の頼みに、もう一度、スナックノアを訪れるダン。
>相変わらず、踊り狂う若者たち…。
>確かに、マヤの言う通りかもしれない…。
>退廃的な流行に価値を求めて、生産性を排除した浪費によって、いたずらに時間を
>消費する人間たち…。
>本当に、侵略する価値があるのかどうか…。
>命をかけてまで、守る価値があるのだろうか…、この星を。


こういう考えをベースに、唐沢俊一は「このアンチヒーロー的世界観」と書いたのかもしれ
ないが、唐沢俊一の説明ではこの話は、「セブンと同じく地球に単身、派遣されている存
在で、そのことに堪えられなくなった宇宙人・マヤ」だからなあ……。実際は人類滅亡の
ために地球に潜入する任務をあたえられていたけど、故郷の星に迎えを要請しても受け
入れられず、さすが悪い宇宙人 (?) は平気で仲間を見殺しにするなあという話のようだが。

地球にミサイルをぶち込もうという宇宙人を、「セブンと同じく地球に単身、派遣」みたいな
書き方をする唐沢俊一はちょっとヒドいというか、まるでマヤが平和的な任務で地球に
派遣されているかのように読者に誤解をあたえそうというか。いくら劇中で、モロボシダン
が「僕だって同じ宇宙人」といっていたとしても。

http://paienne.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/37_2ce8.html
>「ウルトラアイを盗む」任務を遂行する、マゼラン星のマヤ。(風貌は、17、18歳ぐらい
>の日本人の女の子)。しかし祖国(星)は、迎えを要請するマヤを裏切り、地球に向け
>恒星間弾道弾を発射する。テレパシーでの会話で、必死に「この星で生きよう。この星
>で一緒に」と説得するダン。しかしマヤは絶望し、ダンにウルトラアイを返したのち、自
>殺する。
>彼女のブローチを見つけ、「なぜ他の星ででも生きようとしなかったんだ。僕だって同じ
>宇宙人じゃないか」と悲嘆にくれるダン。


http://members3.jcom.home.ne.jp/rocky_ultra/37/frame.html
>本作の原題は「他人の星」である。たしかプロデューサーの意向で「盗まれたウルトラ・
>アイ」に変更されたと記憶しているが、この辺に子供番組としての悲しさがあるのも事
>実である。



それから、『シルバー仮面』だけど……あれ、これを唐沢俊一は見ていたのか。『帰って
きたウルトラマン』と同じような時期で、唐沢俊一は中学 2 年生になっていたはずだけど。

http://ja.wikipedia.org/wiki/シルバー仮面
>『シルバー仮面』(シルバーかめん)は、宣弘社と日本現代企画が製作し、1971年(昭
>和46年)11月28日から1972年(昭和47年)5月21日まで、TBS系で毎週日曜日19:00
>- 19:30にタケダアワーにて全26話が放送された、特撮テレビ番組の題名、およびそ
>の劇中に登場する変身ヒーローの名称。


唐沢俊一は「この話で市川はヒーローというものの存在が地球を侵略の危機に陥らせて
いる、という逆説を提示」というけど、「光子ロケットの設計図を守るため、共同開発者だっ
た博士(伊豆肇)をヒーローは守る」、だけど「この設計図がある限り、自分や家族は宇宙
人に狙われ続ける」と考えた「博士はラストで、その光子ロケットの設計図を燃やしてしま
う」という話のどこが、「ヒーローというものの存在が地球を侵略の危機に陥らせている、と
いう逆説」になるか、さっぱりわからない。

発明者の博士をヒーローと定義しているのかと解釈しようにも、「博士(伊豆肇)をヒーロー
は守る」だから、唐沢俊一定義でもヒーローは博士でないということになるし、「存在が地
球を侵略の危機に陥らせている」なら光子ロケットの設計図自体が該当するかと思おうに
も、設計図のような無生物がヒーローというのも変だし。

他の人の書いたあらすじとか読んでも、破壊された偶像というのなら、ヒーローというより
信念を持って研究を続ける科学者というのが該当するんじゃないかと思うのだが……。

http://tsunoga.blog32.fc2.com/?mode=m&no=224
>シルバー仮面 4話「はてしなき旅」
>電送する装置で寄宿させてもらった博士の娘を電送されたため、探し辿りつくんです
>が、その場所での戦いが良いです。
〈略〉
>娘を取り返したあとの夫婦の醒めた演技とか、そういうテイストなのでいいんですけど、
>心がイヤーな感じになりますねw


http://www.geocities.jp/u_himitu/tondemohanasi.htm
>シルバー仮面・第4話
>はてしなき旅
>1971/12/17放映 脚本:市川森一・監督:山際永三

> 光子ロケットの秘密を解くため放浪する春日兄弟は、父・春日博士が最も信頼してい
>た後輩であり協力者だった湯浅博士の元を訪ねる。全面的な協力を約束し、兄弟を暖
>かく迎える湯浅博士。しかしここにも宇宙人の魔の手が及んでいた。今回兄弟を狙う
>ピューマ星人は、テレビを物質電送機に仕立て上げ、それを利用して兄弟を誘拐しよう
>とするが、誤って博士の一人娘・京子を誘拐してしまう。愕然とする博士とその妻だった
>が、京子の救出のため全力を尽くす。はるかを囮にして星人の元へ送り、その場所を
>突き止めた兄弟は、二人の捕らえられている場所へと乗り込む。光二はシルバー仮面
>となって星人と戦い、苦戦しながらもこれを倒す。京子を救出して湯浅家に戻る兄弟
>だったが、博士の妻は兄弟を冷たくあしらい追い返そうとした。そして博士も春日兄弟と
>はもう会いたくないという。そんなバカなと裏庭へ行ってみると、博士はこれまでの全て
>の研究書類を火にくべていた。これでもうあなた方の役に立てることはない、協力は出
>来ないと。そして尊敬していた春日博士の肖像画までも火に入れようとしていた。博士
>から拒絶された春日兄弟は、さびしく去っていく......博士の娘・京子だけが別れを
>惜しみ、兄弟の車をどこまでも追って行った........

> う~む、一般には「名作」といわれている作品なんですが、春日兄弟が京子を助けに
>行くまでは頑として信念を曲げなかった湯浅博士が、酒飲んで悩んだと思ったら急に態
>度を変えて、これまでの自分を全て否定するような行動に走るあたり、どうも今ひとつ納
>得できないのですが......「立派なことを言っても、自分自身の保身のためには平
>気で信念を曲げる人間の弱さ」を表現したかったのかもしれませんが、博士の心変わり
>があまりにも唐突で、博士自身のキャラクターが薄っぺらな人物に見えてしまうあたり
>意図した部分が成功しているようには思えないのですが.....
>昔発売された「アイアンキング」LD-BOX(東宝版)の解説書の橋本洋二プロデュー
>サーへのインタビューで、が市川脚本に対し「さっきまでこう言っていた人間が、なぜ
>今度はそういう行動を取るのかさっぱりわからず、脚本に関しては、その辺かなりやり
>あった」とありましたが、納得できる話ですね。湯浅博士の著書として名前が出てくる
>「科学と神」とか、宇宙人を「悪魔」に見立てたりとか、クリスチャンである市川氏らしい
>話ではありますが.....
>「私だって科学者の端くれです。宇宙人の脅しに負けるような真似は出来ません」という
>最初のセリフが薄っぺらに聞こえてくるのは問題ではないのかと・・・・・・・・(好きな人
>はごめん)


http://blog.goo.ne.jp/kamekichi1964/e/657756637dee7b37df123f61ea5ed596
>湯浅博士も所詮「人間」だった。
>自分の命が惜しい「人間」だった。
>ちっぽけな平和を望む「臆病な偽善者」だった・・・。


「自分の命が惜しい」なら惜しいで、設計図をヒーローに押し付けて自分は以後無関係で
通すというのはできなかったものかと思ってしまうが、宇宙人の報復を恐れるあまりに、
それでは足りない、設計図も燃やして無関係を強調しないと――という設定だったのかな。
そういう発想でいけば、「ヒーローというものの存在が地球を侵略の危機に陥らせている」
というのは、湯浅博士の立場にいる者の心の叫びとしては、ありかもしれない。逆ギレ、
逆恨みの類いじゃないかとも思うが。


なお、『快獣ブースカ』がデビューなのを「コント畑出身」というのはどうかと最初思ったが、
これは、「はかま満男の弟子でコントを書いていると自己紹介」、「コント作家のはかま満
緒に師事」というので納得。

http://ja.wikipedia.org/wiki/市川森一
>1966年に円谷プロダクション製作の子供向け特撮番組『快獣ブースカ』第4話「ブースカ
>月へ行く」で脚本家デビューする。その後しばらくの間は、子供番組を中心に執筆して
>いた。


http://www2.u-netsurf.ne.jp/~okhr/sight7/page13.htm
>「…三つ揃いのスーツに細身を包み、頭にハンチング、片手にアタッセケースを持ち、
>もう片手で傘をステッキのように突いてチャップリンを気取ったような若者が現れた。
>市川森一だった。はかま満男の弟子でコントを書いていると自己紹介した…」(上原正
>三、※7)


http://www.tokyonews.co.jp/culture/mukouda/prize01.html
>大学時代からテレビ局でアルバイトをし、その後コント作家のはかま満緒に師事。25歳
>のとき日本テレビ系「怪獣ブースカ」の一篇で脚本家デビューする。出世作は74年、日
>本テレビ系で放送された萩原健一と水谷豊がコンビで活躍する「傷だらけの天使」。



追記: 市川森一については、続きはこちら




More...

http://toro.2ch.net/test/read.cgi/books/1325472788/219-
-------
219 :無名草子さん:2012/01/04(水) 11:55:49.64
やっちゃった......

http://www.tobunken.com/news/news20120104054833.html

ニュース :: イベント :: 1月4日投稿
イベント 2012年1月4日投稿
偶像破壊者 【追悼 市川森一】


224 :無名草子さん:2012/01/04(水) 13:10:33.06
>>219
前の

>苦悶していた男 【追悼 石堂淑郎】

http://www.tobunken.com/news/news20111230150540.html


>SFヒーローものの、ヒーローの無謬性を崩そうという姿勢は、
>奇しくもほぼ一ヶ月後に石堂の後を追って彼岸に旅立った市川森一にも
>顕著だったが、市川がそれをヒーローもののワク内でやろうと
していたのに比べ、

語るに落ちるというか…
何も言いたくないというか…

市川大河さん、まかせた!

225 :無名草子さん:2012/01/04(水) 13:20:07.60
>正義という言葉の真の意義を問わねばならない時代に、最も大切な人が、逝った。無念である。

主催者に負担させるだけさせて更に金まで要求する唐沢が言うなよ。
身勝手で守銭奴の自分に都合がいい正義をでっち上げることと正義という言葉の真の意義を問うことは別物だぞ。

226 :無名草子さん:2012/01/04(水) 13:23:39.59
>>225
唐沢自体が天然ヤプール人というか…

227 :無名草子さん:2012/01/04(水) 13:34:47.45
人の真摯な問題提起が唐沢の目には自分のケチな悪行を正当化してくれる屁理屈に矮小化されて見えるんだろう。

228 :無名草子さん:2012/01/04(水) 13:41:59.80
>しかし、最も感受性の強い少年時代に、
>そのような重いテーマを、トラウマという形ではあれ、心の隅に
植え付けてくれた市川森一という人

トラウマって…「追悼」で書くことじゃないだろう?

229 :無名草子さん:2012/01/04(水) 13:55:52.56
>結局、坊っちゃんと山嵐は、その結婚式の夜、赤シャツの紋付に
>後ろから卵をぶつける、といううさばらしだけしか実行できず、

俺の記憶では顔にぶつけていた。
しかし、唐沢は脚本家がどんな場合でも内容全部を独断で決めてると思ってるのかね。

230 :無名草子さん:2012/01/04(水) 13:59:28.19
>いずれも、戦争の惨禍を最も大きく受けた地方の出身者だ。

東京を忘れてますよ。

231 :無名草子さん:2012/01/04(水) 14:05:52.33
>>230
唐沢を擁護するわけじゃないがそれは
金城、上原=沖縄(地上戦)
石堂=広島(原爆)
市川=長崎(原爆)
というようにそれぞれ大きな戦争被害を受けた地方の出身者だと唐沢が説明してるだけだ。

232 :無名草子さん:2012/01/04(水) 14:16:20.53
東京大空襲

233 :無名草子さん:2012/01/04(水) 14:21:41.43
アンチって漱石もろくに読んだことの無い無教養な売れないライターが多いのかな?

234 :無名草子さん:2012/01/04(水) 14:22:39.94
そろそろアンチアンチの百馬鹿も百を超えてきた感が。

235 :無名草子さん:2012/01/04(水) 14:24:30.87
唐沢が取り上げた特撮関係者の中に東京出身者がいたら地方に東京が加わるだけだろ。
いくら唐沢でも東京大空襲を忘れたのが原因で「いずれも、戦争の惨禍を最も大きく受けた地方の出身者だ。」
とは言わんだろ。
沖縄地上戦、広島と長崎への原爆投下は覚えていても東京大空襲を忘れるほど唐沢の知識が偏ってるとは思わないが。

236 :無名草子さん:2012/01/04(水) 14:28:59.97
そうじゃない。
東京出身者をも含めたら出身者の幅が広がりすぎ、唐沢の論理が成り立たないという意味。
唐沢の強引なこじつけを指摘しただけ。

237 :無名草子さん:2012/01/04(水) 14:31:15.10
>>236
そういう意味なのか。読解力なくてすまない。

291 :無名草子さん:2012/01/04(水) 21:39:42.55
>市川は
>「正義のために戦うなんていうのは止めましょう。ナチスだって正義を
>謳ったんだから、正義って奴は判らない。どんなお題目を掲げていても
>人間の自由を奪う奴が悪者です。仮面ライダーは、我々人間の自由を
>奪う敵に対し人間の自由を守るために戦うのです」
>と主張したという。

>そう、市川森一という人がヒーロー像を崩そうと試みたのは、単なる
>偶像破壊が目的ではなく、“正義”という言葉が含有する、その
>単一方向性を嫌ったからなのである。

市川森一が仮面ライダーで「偶像破壊」を行なったと言いたいのであれば、
市川が仮面ライダーでアンチヒーローとかダークヒーローといった側面を打ち出した、
という話に持って行って論証するのでなければ、ナンセンスなのでは?

それに、「仮面ライダーは人間の自由を守るヒーロー」というのを市川が主張したのだとすれば、
それもまた「“正義”の市川流単一方向性」と言えなくもない、ということはどう考えるのだろう?



292 :無名草子さん:2012/01/04(水) 21:45:05.03
>われわれは、彼らの苦悩、彼らの世代の煩悶を、ドラマの中で
>七転八倒する、ヒーローらしからぬヒーロー像という形で受け止めた。
……
>あの記憶あればこそ、われわれは、空虚な正義に
>突っ走ることの愚かさを学べたのである。

テンテーが「空虚な正義に突っ走ることの愚かさを学べた」成果として発言したことって、
「地下に潜れ」ってやつかな。

296 :無名草子さん:2012/01/04(水) 22:57:38.28
つーか、なんで唐沢はシラッと『唐沢俊一ホームページ』を更新してんの?

バーバラの通販サイトもそうだけど「年内で辞める辞める詐欺」ってこと?

298 :無名草子さん:2012/01/04(水) 23:25:08.00
>われわれの世代は、
>実は単純明快なヒーローものの影に隠れて、すさまじく重い命題をつきつけ
>られていたのだった。

出た、非実在『われわれ』。
ヒーローものが単純明快って?って気はするなあ。
特撮じゃないけど鉄腕アトムにしろエイトマンにしろ、
ちゃんと読むと複雑な背景があるし。
月光仮面ですら
「憎むな、殺すな、赦(ゆる)しましょう」
という立ち位置だし。

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Comment

>古賀さん
>唐沢さんの言っているのが「単純なヒーロー像を破壊する存在=アンチヒーロー」
>という意味なら、これらの作品のどれ1つとして破壊されていないので。

そうなのですよね。ヒーローの無謬性を崩そうとするなら、ウルトラセブンやモロボシ
ダンに、そ、それはちょっと……という言動をとらせないと、と思います。

唐沢俊一語のアンチヒーローだのアンチクライマックスだのはもう難しすぎるので
投げ出したくなっていたりします。w 唐沢俊一のいいたかったことは、ヒーロー不在
というか、ヒーローは巨大怪獣と戦って倒してナンボという価値基準のもと、ヒーロー
活躍ぶりが派手でないものを、アンチヒーロー的な世界観と呼んでいるのではないか
とか疑っています。

>ウルトラマンのバルタン星人20億3000万大虐殺

http://wiki.livedoor.jp/ebatan/d/%A5%D0%A5%EB%A5%BF%A5%F3%C0%B1%BF%CD(%BD%E9%C2%E5)

これも、「大量虐殺者としての過去を持っている。戦争という行為の中でヒーロー
足り得るには、そのような一面が不可欠」とかいう製作者側の問題提起というより、
そんな深く考えないでつくってしまったのではないかと思ったりするのですが。
後々まで、そういう設定に突っ込まれるとは、当時予想していなかったでしょう、と
いうことで。
トンデモない一行知識 |  2012年01月07日(土) 19:09 |  URL |  【コメント編集】

素直にまとめるとしたら『ひとりぼっちの地球人』も『盗まれたウルトラアイ』も『月世界の戦慄』も「自分の所属コミュニティを1度は喪失しながら、喪失したはずのコミュニティに殉じる孤独な者』を描いているとは言えそうですが、「アンチヒーロー的」と考えるのは何だかおかしいなと。
唐沢さんの言っているのが「単純なヒーロー像を破壊する存在=アンチヒーロー」という意味なら、これらの作品のどれ1つとして破壊されていないので。

それとザンパ星人の全滅については、単に全滅でないと1人だけ生き残った者の復讐という構図にできないからで、作品を送り出す側にわざわざそこで重いテーマを語るつもりがないからこそあっさり語られているのではないかと。「話の都合上あっさり大虐殺」にはウルトラマンのバルタン星人20億3000万大虐殺という例もありますし、重要でない、そこで視聴者にうったえるつもりがないからこそ「さらりと描いている」と解釈するのが妥当かと。

だから唐沢さんの「戦争という行為の中でヒーロー足り得るには、そのような一面が不可欠であることを市川の脚本はさらりと描いているのである。 」という解釈はこれまた変かなと思います。
古賀 |  2012年01月07日(土) 15:29 |  URL |  【コメント編集】

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