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2011.10.03 (Mon)

パイパイゲーム

裏モノ日記 2007年 09月 26日(水曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary20070926123158.html

http://jp.youtube.com/watch?v=qwirWWnzJKM&mode=related&search=
↑サイレント喜劇と言えばパイ投げだが、あまりいい映像が
YouTubeにはない。サイレントではないが
『三馬鹿大将』シリーズの中から、かなり大掛かりな
パイ投げシーンを。

パイ投げがなぜサイレント映画であれだけ流行ったかというと、
淑女の顔にパイを投げつけるという行為が当時のアメリカ映画で
表現が許される最大の陵辱行為シーンだったからである。
現在でも女性の顔にパイを投げつけるシーンで興奮する
人はたくさんいるようで、“パイセクシュアル”とこれを
呼ぶ研究者もいるらしい(本当か?)
http://jp.youtube.com/watch?v=XgncLPRLd2E&mode=related&search=
↑やはり、エリザベス・モンゴメリーみたいな美人がパイを
ぶつけられると興奮しますなあ。


パイデザ (ここを参照) の次は、パイ投げということで。(←をい) いや、2ちゃんねるの
スレで話題 (Read More 参照) にした人たちは、そのような意図は当然なかっただろう
けど。

ちなみに、上の引用にある「“パイセクシュアル”」については、以前に「πやオッパイが
好きな人もパイセクシャルなのでは
」のエントリーで取りあげた。

で、今回は、「淑女の顔にパイを投げつけるという行為が当時のアメリカ映画で表現が
許される最大の陵辱行為シーン」についてだが、スレで指摘していた人がいっていた
ように、もしこれが顔射を意味しているネタならまあ……説得力のあまりないガセといって
よいと思う。以下は知恵袋からの引用。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1050893990
>アダルトビデオを見ていて、私は顔射トカぶっかけって日本独自の文化だと勘違いして
>いましたが、 実際にはサイレント映画のアメリカにも顔射を暗示させたパイ投げのシー
>ンが色々使われていたことをしりました。
>つまり当時の欧米にもセックスフィニッシュの技の一つとして顔射は普及していたみた
>いなのですが、規制の厳しい当時の映画業界ではまさかそんなシーンを直接撮るわけ
>にもゆかず、しかたないから パイ投げを使ったみたいなんですね。
〈略〉
>【顔射】は日本独自の(苦肉の)「発明」ですよ。

>日本で「本番行為」があることを売り物にしたアダルトビデオが誕生すると、実際に挿入
>していない「疑似本番」の作品も作られました。 これは日本では「局部」にボカシを入れ
>なくてはならないということを逆手にとった手法ですが、ボカシが必要ないアメリカでは
>成立しないごまかしです。

>そこで、「疑似本番」でなく本当に挿入していることを観る者にアピールするために、射
>精の瞬間を観せる【顔射】という演出が考えだされました。(「疑似」だと射精出来ない
>から)

>アメリカの「パイ投げ」においてクリームが精液を暗示しているとしても、そのことが実際
>にアメリカにおいて【顔射】が行われていた証拠にはなりません。下品なギャグが一般
>的性習慣をそのまま表したものではないでしょう。
〈略〉
>「顔射」が日本で「発明」されたのはsyakasaburouさんが指摘した通りです。

>日本では倫理的に「モロ画」が禁じられている為、「顔射」等の他、「モザイク」等のぼか
>しも発展しました。
>対してアメリカ、ヨーロッパ等の国では「モロ画」への倫理が緩い為、昔からほとんど
>「ノーカット」です。


確かに、ぼかしやモザイクは日本独自のもの――とは、よく聞くところではある。

それでなくても、これもスレで指摘があったように、「女性が特にパイ投げの標的にされた
わけじゃない」というのも大きいし。紳士の「顔にパイを投げつけるという行為」の方は、
どう説明をつけるつもりなんだろうか。唐沢俊一の紹介している「『三馬鹿大将』シリーズ」
(Stooges Pie Fight) などは、男性も女性も等しく (男性の方がやや多いくらい?) 「陵辱」
されまくり――ということになってしまう。

「サイレント」がどうのこうのと書きながら、なぜか唐沢俊一が紹介していないサイレント
での例には、http://www.youtube.com/watch?v=WcJaN9n3W6Q (Sometimes credited
as the first 'pie in the face film') 、http://www.youtube.com/watch?v=Lel41OWT6UM
といったものがあるが、パイの被害者はやはり男性が多い感じ。

そして、「パイ投げ」についての説明で、「陵辱」だのセクシャルな要素を持ち出している
資料も見あたらない。

http://www.kigeki-eikenn.com/kigeki-jiten1/6_ha_gyo.html
>【パイ投げ】
>相手の顔へ食物を投げつけるギャグ。歴史は古く、発明者や開発国は不明。投げつけ
>る者(優位)と当てられる者(侮蔑)の相関性と、投擲物(食物など)を本来の用途以外
>に使用する事でギャグが成り立つ。映画がモノクロでしかなかった1910年代前半に、
>アメリカのマック・セネットは視覚効果が絶大で汚物感を覚えさせないモノとして「カス
>タード・パイ」を選定、以降、今日のカラー放送までパイは白色がグローバル・スタン
>ダードとなっている。セネットは慣性重量や飛行距離を厳密に計算したサイズのパイを
>製造していたとされるが、現在のTV番組では、ウレタン・フォームやスポンジにシェービ
>ング・クリームを塗ったものが多く代用され、投げる‘行為’も激減した。(A)


http://blog.fujitv.co.jp/takeshi_gorotsuki/D20110516.html
>さて、数あるお菓子の中から、なぜ、パイが顔面に投げつけられるように定着したかと
>言えば、推測するに、理由は大きく4つあると思います。

>1つは、パイはアメリカ国内で「ママの味といえばパイ」と連想されるほど、ポピュラーな
>お菓子で、アイテム的に万人にわかりやすい、ということ。

>それから、2つめに、パイを焼き込むパイ皿が直径18cm~32cm程度の丸型なので、
>人間の顔にぶつけるのにちょうどいい、誂えたようなサイズだということです。

>3つめには、〈略〉アメリカンパイと呼ばれるものの多くは、表面をパイ皮で覆わずに焼
>き、仕上げにたっぷりの生クリームやメレンゲを盛るというスタイルで、ぶつけたときに
>中身が飛び散りやすく、絵的に派手な効果が望めるということです。しかも、「生クリー
>ムやメレンゲを盛る」という作業は、生地が完璧に冷めていないと出来ないデコレーショ
>ンですから〈略〉投げつけられても、大丈夫、これは冷めたパイ、顔中大火傷のような
>重傷は負わないから安心して笑えますよ、というアイコンになっているとも言えます。
>〈略〉ぶつけたときに怪我をするような固いものが入ってないというのもさらに安心です。

>4つめに、初期の映画は、画質の悪いモノクロフィルムで撮影されていたということも大
>きいでしょう。白黒のグラデーションだけで表現される粗い画像の中では、純白のクリー
>ムパイはブラック0%のホワイトですから、単純に観客によく見えるということです。


その他参考 URL:
- http://en.wikipedia.org/wiki/Pieing


もっと気になるのは、いくらアメリカ映画が何かと厳しい規制の対象となっていたとしても、
「淑女の顔にパイを投げつけるという行為が当時のアメリカ映画で表現が許される最大の
陵辱行為シーンだった」という説が成り立つような状況だったのかと。

唐沢俊一は、「パイ投げがなぜサイレント映画であれだけ流行ったかというと」――と、
サイレントにこだわっているようだが、ヘイズ・コードはトーキーに移行した後のタイミング
で発動されたものではないかというのも気になるし。

http://ja.wikipedia.org/wiki/サイレント映画
>19世紀後期の映画の発明以降、1927年(昭和2年)に世界初のトーキー『ジャズ・シン
>ガー』が発表され、実用化、トーキーへの完全移行までの約40年間、商業的に世界各
>国で製作・公開されていた映画はすべてがサイレント映画であった。


http://ja.wikipedia.org/wiki/ヘイズ・コード
>ヘイズ・コード( Hays Code or the Breen OfficeProduction Codeとも)とは、アメリカ
>合衆国の映画における検閲制度である。 アメリカ映画製作配給業者協会(のちの
>MPAA)は1930年にこの検閲制度を取り入れ、1934年に発動させ、1968年にMPAA独
>自のレイティングを設けるために廃止させた。この検閲はアメリカ合衆国の商業映画に
>おいて、道徳的に受け入れられるものとそうでないものをはっきりさせるためのものだっ
>た。



2ちゃんねるのスレでは、「『陵辱行為』なら、例えば(トーキーになってからの作品では
あるが)『ちびっこギャング』シリーズの“Beginner's Luck”という作品。(1935) ステージ
ママが舞台上で衣服を剥ぎ取られるラスト(巧みに隠しているが)」というのをあげている
人がいたが、自分でも探してみた。

とにかく検閲を突破して裸体を出そうという志のアメリカ映画としては、「1913年の『海神
の娘』("Nepture's Daughter")」というのがある。

http://www.t3.rim.or.jp/~s-muraka/dokusho/seiteki.html
> 1910年代前半は、世界の映画の覇権はまだハリウッドに握られてはいなくて、イタリ
>アとフランスが力を誇示していたのだが、アメリカでもこの頃、裸體映画がつくられ始め
>ていた。1913年の「海神の娘」("Nepture's Daughter")がその走りだという。この映画
>は、職業水泳家でダンサーであるアンネッテ・ケラーマン(Annette Kellermann)を主演
>にユニヴァーサルが製作したもの。「海に戯れる女神の群は必然的に裸體でなければ
>ならない、而かもそれは人間社會の出来事ではないから同じ裸體の女を畫面に出すと
>しても観る者に決して性的魅惑を與へる事ではない。と云ふような勝手な理屈のもとに
>檢閲官の眼を瞞著するのに都合のよい映畫を作つたのである。(p.11)」 この映画と続
>編の「美人島」ともに、「多くの半裸の女や全裸の女の群を応用して観客の眼を喜ばそ
>うとして居た」という。1930年代のミュージカル映画の名匠バスビー・バークレーの "By
>the Waterfall" の水中バレー振り付けなども、こんな映画の記憶から作られたのかも
>しれない。


”Nepture's Daughter" の予告編がこれ↓ 確かに頑張って裸体を多数出している模様。
- http://www.youtube.com/watch?v=zKZCIFI8gbk

「バスビー・バークレーの "By the Waterfall"」の方はこれ↓
- http://www.youtube.com/watch?v=csG6MBYsmOU
- http://www.youtube.com/watch?v=6I3yAeyDsVQ


また、下記のページには、いろいろな映画があげられていて、その中には「Ben-Hur:
A Tale of the Christ (1925)」や Clara Bow (ここを参照) の「Hula (1927)」などもある。

http://www.filmsite.org/sexualfilms.html
> in Fred Niblo's Ben-Hur: A Tale of the Christ (1925), in two-color Technicolor,
> a remarkable segment showed rows of bare-breasted flower girls dancing in a
> pageant/procession as they tossed flowers to the crowd lining the street
〈略〉
> flapper icon Clara Bow, dubbed the "It" girl during the 20s and one of the earliest
> sex symbols, appeared nude as Hula Calhoun in an opening bathing scene, and
> performed a sexy hula dance, in the romantic comedy Hula (1927)


bare-breasted flower girls の画像は http://www.filmsite.org/filmfotos/benhur25.jpg
だけど、これは小さすぎて確認が難しい。上記の 2 作品は、
http://mubi.com/lists/favorite-films-by-year-1888-2011 でも取りあげていて、
スチールを見る限り、露出度は高そう。

- http://i683.photobucket.com/albums/vv199/cinemabecomesher/Years/1925BenHur.jpg
- http://i683.photobucket.com/albums/vv199/cinemabecomesher/Years/1927Hula.jpg

Clara Bow つながりでは、こういうのも↓

http://www.youtube.com/watch?v=zAxLbXTZdnU
> Clara Bow - Sexuality and Censorship in Early Cinema (Includes Hoopla outtake)

同じ Sexuality and Censorship in Early Cinema で、こちら↓は Louise Brooks。

http://www.youtube.com/watch?v=bk7hLN44-uM
>Louise Brooks - Sexuality and Censorship in Early Cinema


ただまあ、裸体や通常のラブシーンは、エロチックではあっても、「陵辱行為シーン」とは
必ずしもいえないのではないかと突っ込まれると弱いかも。

これは、1950 年代のフィルム・ノワールを対象にしてよいなら、『B級ノワール論』 (ここ
参照) を参考文献に、拾うことが可能だったのだけれども……。

1958 年の『黒い罠』 (Touch of Evil) には、モーテルで不良少年たちに女性が襲われる
場面が存在する。

http://www.youtube.com/watch?v=dx125s0t6Gk
> Touch of Evil (1958) Trailer

やはり 1958 年の『西部の男』 (Man of the Wes) では、ヒロインがストリップを強要される
場面もあり。

http://www.youtube.com/watch?v=ODwt-fjh0nw
> Man of the West trailer



More...


http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/books/1316406818/
-------
787 :無名草子さん:2011/09/26(月) 22:45:00.00
日記 :: 2007年 :: 09月 :: 26日(水曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary20070926123158.html
>パイ投げがなぜサイレント映画であれだけ流行ったかというと、
>淑女の顔にパイを投げつけるという行為が当時のアメリカ映画で
>表現が許される最大の陵辱行為シーンだったからである。

映画でパイ投げが多用されたのは、モノクロ画面での効果が絶大だった
からではないだろうか?
http://en.wikipedia.org/wiki/Pieing
http://www.kigeki-eikenn.com/kigeki-jiten1/6_ha_gyo.html
http://blog.fujitv.co.jp/takeshi_gorotsuki/D20110516.html
↑一番下のサイトの場合、個人的想像で書かれているが、納得できる解釈だ。

「陵辱行為」なら、例えば(トーキーになってからの作品ではあるが)、
『ちびっこギャング』シリーズの“Beginner's Luck”という作品。(1935)
ステージママが舞台上で衣服を剥ぎ取られるラスト(巧みに隠しているが)。
http://www.youtube.com/watch?v=KgCAeUnXV6k

サイレント時代のコメディでも、探せばパイを投げられる程度ではない
「陵辱行為」など、いくらでも見つかると思う。

788 :787:2011/09/26(月) 23:19:14.03
あ・・・上の動画にはラストは含まれてないか。

http://www.youtube.com/watch?v=V5IxAGxJZlc

http://ourgang.wikia.com/wiki/Beginner%27s_Luck

789 :無名草子さん:2011/09/26(月) 23:40:45.38
>パイ投げがなぜサイレント映画であれだけ流行ったかというと、
>淑女の顔にパイを投げつけるという行為が当時のアメリカ映画で
>表現が許される最大の陵辱行為シーンだったからである。

これって、「顔射」の起源を語る時よく持ち出される話じゃないか?
古いアメリカ映画で、女性が特にパイ投げの標的にされたわけじゃないと思うんだけど

793 :無名草子さん:2011/09/27(火) 00:26:39.98
Cum shot(顔射)
http://en.wikipedia.org/wiki/Cum_shot

パイ投げとの関連は書かれてないような
やはり単なる与太話か

>淑女の顔にパイを投げつけるという行為が当時のアメリカ映画で
>表現が許される最大の陵辱行為シーンだったからである。
↑自体がガセ臭い

-------

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