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2009.04.11 (Sat)

アミンって亡命先のサウジで結構安眠していたんだろうなって感じ

『トンデモ一行知識の逆襲』 P.174

 ところで、冒頭のアリ・猪木戦に戻って、あの試合が内容はともかく話題的
には大成功を納めたことで、K氏が次の興行として計画していた大イベント
がマスコミにあのころ流れたのを、皆様ご記憶であろうか。
 それが「猪木対アミン戦」なのである。


唐沢俊一は、この本のこの章では、なぜか「K氏」で統一しているが、「アリ・猪木戦」を
コーディネートし、「猪木対アミン戦」を企画していたのは、康芳夫 (こうよしお) である。

http://ja.wikipedia.org/wiki/イディ・アミン
>ボクシングのヘビー級チャンピオンになった経歴から、日本のプロレスラー・アントニオ
>猪木との異種格闘技戦の計画が浮上したことがある。仕掛け人は康芳夫。アミンは
>1979年1月にこの猪木戦を承諾したが、結局は、反体制派クーデターの影響でお流れ
>になった。


http://ja.wikipedia.org/wiki/康芳夫
>1973年の石原慎太郎を隊長とする「国際ネッシー探検隊」、1976年のオリバー君招聘
>[1]とモハメド・アリ対アントニオ猪木のコーディネートである。
〈略〉
>1979年のアントニオ猪木対ウガンダのイディ・アミン大統領の試合(政変でアミンが
>国外に逃亡)はいずれも中止を余儀なくされ、1982年のテレビ朝日によるロサンゼル
>ス五輪独占放映権獲得、1986年の「ノアの方舟探索プロジェクト」も実現には至らず、
>康芳夫の呼び屋としての活躍は実質的に1970年代までといえる。


その他参考 URL:
- http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/1_863a.html
- http://yellowteardrops.blog100.fc2.com/blog-entry-9.html

ググってみたら、康芳夫という人が、竹熊健太郎のインタビューにこたえたり、阿佐ヶ谷
ロフトに出演したり、元気に活動している様子はわかったんだけど、何でまた唐沢俊一が
彼をイニシャル表記にしたのかは、さっぱりわからなかった。意味のないイニシャル表記
を他人に強制するのも好き
ならば、自分でやるのも好きってことなんだろうか。

それはともかく、「猪木対アミン戦」がお流れになったのは、政変によるアミン失脚のせい
なんだけど、唐沢俊一の書いていることは少し変。

『トンデモ一行知識の逆襲』 P.179

 なんにせよ、一九七九年、アミンは国を追われリビアに亡命する。タンザ
ニア軍とウガンダ亡命者たちのゲリラ部隊が進攻した時、二万のウガンダ
軍がほとんど何の抵抗もすることなく四散してしまったためだ。すでに戦争
をする余力すら、ウガンダには残っていなかった。
 それからのアミンが、リビアでどういう生活を送っているかは不明である。


× リビア ○ サウジアラビア

『トンデモ一行知識の逆襲』は 2000 年に出た本だから、2003 年のアミン死亡について
書かれていないのはよいとして、「リビアでどういう生活を送っているかは不明」というの
は唐沢俊一の単なる間違い。いったんリビアに逃げたアミンは、そこを経由してサウジ
アラビアに亡命していた。

http://ja.wikipedia.org/wiki/イディ・アミン
>1978年、自国の軍隊を軍事訓練を行うふりをして隣国タンザニアに侵攻させるが失敗
>し、逆にタンザニアのジュリウス・ニエレレに敗北し首都のカンパラまで攻め込まれ
>た。1979年、反体制派のウガンダ民族解放戦線に攻撃されて失脚。
>リビア経由でサウジアラビアへ亡命した。2003年8月16日、亡命先のサウジアラビ
>ア、ジッダの病院で、多臓器不全による合併症で死去。


http://www.kaho.biz/amin.html
> 78年8月、アドリシ前副大統領によるアミン暗殺計画が発覚し、さすがに支持率低
>下を自覚したアミンは人気回復を狙って隣国タンザニアへの侵攻を計画した。タンザ
>ニア軍による国境侵犯というデマを根拠としてウガンダ軍が越境したのが10月31
>日、ヘビー級のボクサーでもあったアミンはこのときタンザニア大統領ニエレレに「ボク
>シングで決着をつけよう」「俺は片腕を背中にくくりつけて相手をしてやる」と言って挑
>発したという。ちなみにこのすぐ後、アミンは日本の人気プロレスラーであるアントニオ
>猪木との異種格闘技戦の話に応じている(レフリーはモハメッド・アリ)がけっきょく実
>現しなかった。タンザニア軍が反撃に転じ、それに呼応してウガンダ国民による反アミ
>ン組織「ウガンダ民族解放戦線」が立ち上がったからである。ウガンダ軍は財政難によ
>る給料不払いや幹部の粛清でガタガタになっていた。アミンはリビアのカダフィー大佐
>が送ってくれた2000の援軍に望みを託したが敵軍の攻撃を防ぎきれず、4月11日
>には首都カンパラが陥落、アミン自身はリビアに逃げ込んだ。(進撃するタンザニア軍
>も敗走するウガンダ軍も相当に行儀が悪くて略奪を繰り返したようである)
> だがカダフィー大佐は内心ではあまりこの人物を歓迎していなかったと思われ、しば
>らく後にサウジアラビア政府がアミンを預かることとなった。サウジはアミンに対し、何
>かあれば頼りにするよう言っていた。72年の11月にウガンダを訪れたサウジ国王ファ
>イサルは「あなた様は、イスラム教徒の教祖様です」とアミンに讃えられている。アミン
>はここからウガンダへの反攻を企てたともいうが定かでない。2003年8月16日に亡く
>なった。亡命先での周囲の人々の受けはかなり良かったという。


関連ガセビア
「日本人(外国人含む)」みたいなもんですか唐沢俊一先生?
チベットもウガンダも似たようなもんという大胆な使い回し

その他参考 URL:
- http://spysee.jp/イディ・アミン
- http://en.wikipedia.org/wiki/Uganda_National_Liberation_Front


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テーマ : 感想 - ジャンル : 本・雑誌

23:20  |  『トンデモ一行知識の逆襲』間違い探し編 (138) +  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

●今思うと、いかにもマガジンらしい漫画だったですな

>猪木vsアミンは実現しています。

一瞬、をを、そうだったのか?! とマジで信じそうになりました。^_^;

「ミスターX」戦ってこれですか? ↓

http://tool-3.net/?id=wwe&pn=2
>梶原の「四角いジャングル」の劇画の中で、いきなりミスターXという覆面空手家が
>登場したのだ。
>そしておよそ人間業とは思えない超人技を次々披露し、劇画では極真空手創始者の
>大山倍達とも一触即発になったりするのだ。
>そしてこのミスターXは実在しており、なんとアントニオ猪木に挑戦を表明していると
>いうのだ!!

んで、もしかして『四角いジャングル』ですか、うわあ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%e5%9b%9b%e8%a7%92%e3%81%84%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%83%ab
>元々は、空手家であった主人公の『赤星潮』が行方不明の兄を追ってアメリカに渡り、
>そこで出会ったマーシャルアーツの強さを目撃し、兄を倒したベニー・ユキーデを打倒
>する事を目指した、フィクションとノンフィクョンを織り交ぜた格闘技漫画だったが、途中
>から主人公であるはずの赤星潮の存在は殆ど無くなり、マーシャルアーツのみなら
>ず、大山倍達率いる極真空手や、アントニオ猪木率いる新日本プロレスや、黒崎健時
>率いる新格闘術が絡んだ、現実と虚構が入り混じったドキュメンタリー風の作品に変
>更される。

マーシャルアーツという言葉はこの漫画で覚えたんですけど、赤い長ズボン (?) をはいたベニー・ユキーデがマガジンのグラビアを飾ったりしていた (確か) 頃はマトモな漫画として普通に読んでいた記憶があります。Wikipedia でいう「主人公であるはずの赤星潮の存在は殆ど無くなり」の頃には、何か話についていけなくなっていましたけど……。

何か赤星潮って途中から、セコンドだか観客席だかに座って、ちらりと何かセリフをいってはおしまいの存在に成り下がっていた記憶があるんですよね。子ども心に、何か迷走している漫画だなあと感心しながら (?) 読んでいたような。
トンデモない一行知識 |  2009年04月12日(日) 13:30 |  URL |  【コメント編集】

猪木vsアミンは実現しています。
猪木の異種格闘技戦で最も酷いマッチメークと言われた、空手チャンピオン「ミスターX」の正体(覆面空手家)はアミンだったのです。

ガセでもこのくらいのネタ書いてもらいたいもんですねえ。
藤岡真 |  2009年04月12日(日) 07:49 |  URL |  【コメント編集】

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