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2011.06.05 (Sun)

夢でプロデュースしましょう<原子力発電所で演芸会

前エントリーに書いたように、「今回の震災、原発事故関連でネット上に流れた数多くの
デマ、 風評、そして陰謀論。と学会的立場からこれらを蒐集・分析、デマや陰謀論にひか
れる人間の心理と、そして対応作 (原文ママ) を考える」本を出そうとしている唐沢俊一
である。「詳細は発売日その他、正式に決まってから」だそうだが。

そこで (?) 唐沢俊一が裏モノ日記に書いた、原発とか放射能に関連する記述の抜粋を。
捜し方にもよるかもしれないけど、そんなに数は多くないようだ。まあ唐沢俊一本人も、
「私ゃ原発の専門家でも何でもない」 (ここを参照) と書いているくらいだし。

裏モノ日記 1999年 10月 10日(日曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary19991010000000.html

 8時半、晩飯。イカ団子汁、和風ステーキ。NHKスペシャルで東海村
臨界事故ドキュメント。事故の裏にあるリストラ政策のツケなどいろいろ
考えさせられるが、それよりやはりウレシくなったのが対策の手遅れを
言い訳する科学技術庁の役人(原子力安全局長)の、いかにもといった
悪人面。こうでなくちゃいけない。言うことも規則をタテにとった役人理論。
“合議制ですからね、一委員の意見だけで動くわけにはいかない”なんて
セリフは、ガメラ映画にでも出てきそうである。なんで政府もこういう悪相
の人間を表に立てようとするか。これに対するに、その“一委員”の住田
教授、温厚丸顔、御茶ノ水博士そっくりの善人顔で、対比が見事。キャス
ティングの妙に感心。


唐沢先生は原発に対しどうお考えで」のエントリーのコメント欄にも引用させてもらった
日記だけど、よくもまあこういうことを書いた唐沢俊一を、若狭湾エネルギー研究センター
の人は講演者としてよんだものだなあ、と。

唐沢俊一によると、「何度も“すいませんが先生の原発に対するお考えはいかがでしょう”
と訊かれた」そうだが (ここを参照)、そこまで気をつかうパワーを、もう少し裏モノ日記の
チェックにも使っておけばよかったのに、若狭湾エネルギー研究センターの人も。

裏モノ日記 2003年 02月 03日(月曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary20030203000000.html

7時起床。朝食はいつもの豆サラダ、ミカン。NHKの『まんてん』はスペース
シャトル事故への追悼テロップを流したとやら。確かに、こういうドラマには
迷惑な話だろう。しかし、見た限りではどこの新聞もテレビも、“この事故を
乗り越えて人類は宇宙に挑戦し続けねばならない”みたいな論調でつまら
ない。原発事故のときはそういう発言がまったくないくせに。 

宇宙開発はロマンだから、というならダム開発だって昔はロマンだった。
『黒部の太陽』なんて映画まであったくらいだ。ダムが見直されている昨今、
そろそろ宇宙開発も見直した方がいい、という意見ももっとあるべきでは
ないか(私がその意見だ、というのではない。何によらずマスコミの論調が
一辺倒であることのおかしさを言っ ているんである)。


http://ja.wikipedia.org/wiki/コロンビア号空中分解事故
>コロンビア号空中分解事故(コロンビアごうくうちゅうぶんかいじこ)は、2003年2月1日、
>アメリカ合衆国の宇宙船スペースシャトル「コロンビア号」が大気圏に再突入する際、
>テキサス州上空で空中分解し、7名の宇宙飛行士が犠牲になった事故である。コロンビ
>アは、その28回目の飛行であるSTS-107を終え、地球に帰還する直前であった。


原発事故と違って、スペースシャトルの事故は、日本の国民の安全な生活に直接影響を
あたえるわけでもないからねえ、というのはおいておくとして。

スペースシャトルの事故を受けて、「そろそろ宇宙開発も見直した方がいい、という意見」
が日本国内で盛り上がるとしたら、それはそれでおかしな話のような。スペースシャトル
に使われているのはアメリカ国民の税金とかじゃないのかと。

まあ他国の話であっても、これで日本が有人探査の計画に積極的だったら、見直しだ
何だと、もっと影響はあったかもしれないけど、って感じ。(←いい加減に書いているので
突っ込み歓迎)


裏モノ日記 2006年 07月 19日(水曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary20060719000000.html

DVDでアーコフ・ホラーの『原子怪獣と裸女』、再見。デビッド・J・スカル
をはじめとするカルチュラル・スタディーズ一派はやたらホラーブームと
冷戦の状況を結びつけようとするがこういう映画を見るとそれもまあむべ
なるかな、と思える。目に見えない放射能と共産主義の恐怖というものは
もともと結びつけやすいし。しかし、核を落とされた日本が、核時代の恐怖
を巨大化する怪獣の破壊カタルシスに昇華しちゃって子供のようにはしゃ
いでいたのに、落としたアメリカがこういうノイローゼ的な作品を作ってしまう
というのは、国民性の差か。結局日本人はヒロシマ・ナガサキという二ヶ所
に原水爆のイメージを全部封じ込めてしまって、何も考えないことを選択
したんではないか?


当時の人の恐怖の対象は、共産主義それ自体か、赤狩りや世界最終戦争、人類絶滅
といったものであったのかという疑問もわいてくるが、それはおいておくとして。

『原子怪獣と裸女』という映画は、「目に見えない放射能と共産主義の恐怖というものは
もともと結びつけやすいし」とかいう感想を抱かせるような作品なのかなあ……。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=7196
>原子怪獣と裸女(1956)
>THE DAY THE WORLD ENDED
〈略〉
>コーマン監督らしい奇妙なニヒリズム漂うB級SF。単に低予算の侘しさがそう感じさせ
>るのかも知れないが、舞台は一応、最終戦争後のアメリカ。奇跡的に生き残った男女7
>人が、狭められた環境で、放射能に冒された元人間らしき異形者に次々と襲撃される。
>なぜ邦題に「裸女」とあるかと言えば、7人が暮らす小屋の近くの滝は汚染されておら
>ず、そこで美女の水浴シーンというお約束的お色気シーンが用意されているから。とも
>かく、砂漠と特殊メイクとグラマーさえいれば映画になるという割り切りが、昔も今もこの
>ジャンルを支えているのだ。水に極端に弱いという怪物の設定は明らかに、わが「ウル
>トラマン」のジャミラに影響を与えた様だ。


「美女の水浴シーンというお約束的お色気シーン」というのは、予告編↓にもチラリと出て
きたりする。『The Day the World Ended』というのは、上の引用にもあるように、この映画
の原題。

http://www.youtube.com/watch?v=yudsyp6G3FA
> The Day the World Ended Trailer (1956)

http://www.youtube.com/watch?v=4mM7E55RgKs
> Day the World Ended (1955) 01 of 08
> The sole survivors of a global nuclear holocaust find themselves fighting each
> other and an unknown force that threatens their already imperiled existence.


http://www.youtube.com/watch?v=AxCBmPAUCTs
> Day the World Ended (1955) 02 of 08

http://www.youtube.com/watch?v=N3McdD6Ks7M
> Day the World Ended (1955) 03 of 08

http://www.youtube.com/watch?v=7m4NhRz6GO4
> Day the World Ended (1955) 04 of 08

http://www.youtube.com/watch?v=r8-14jT8SHI
> Day the World Ended (1955) 05 of 08

http://www.youtube.com/watch?v=_cuC3xFkmo0
> Day the World Ended (1955) 06 of 08

http://www.youtube.com/watch?v=h5GDBpVWRZA
> Day the World Ended (1955) 07 of 08

http://www.youtube.com/watch?v=PHB7d0fOiK4
> Day the World Ended (1955) 08 of 08

「目に見えない放射能」の恐怖より、目に見える怪物 (ミュータント) の印象が強過ぎる
作品のような……。それと、題名にある「裸女」の登場頻度は予想していたより多くは
なかったが、ラブシーンというかキスシーンは、やたら多い。

http://www.accessup.org/pj/7_H_26amp_3BJ/20100210.html
>…「女」はパーティーに行くような着飾った格好だし、なんか核戦争後の世界とは思え
>ない呑気な光景です。
〈略〉
>…核戦争後の世界観って、当時はこんなに甘く考えられていたのかなぁ…
〈略〉
>眠るヒロインが何物かの気配を感じて外に出た所、三つ目に二本角、指は三本爪の
>ミュータントに連れ去られ、彼女の失踪に気付いた主人公は機銃を持って捜索に向か
>います。
>ヒロインはヤツから逃れ、湖の中に逃げ込んだところヤツはそれ以上追って来ようとし
>ません。
>そして追いついた主人公はヤツに銃撃を加えるのですが、傷一つ付けることは出来ず
>組み伏せられそうになった彼は、ヒロインの「水を怖がっている」の言葉を受けて湖に
>飛び込みます。
>そして空は一転にわかにかき曇り、降り出した大粒の雨を受けたヤツは一目散に逃走
>し、後を追う2人の前でずぶ濡れになったヤツは体から激しく煙を出して絶命。


http://www.h7.dion.ne.jp/~eiga-kan/Day_the_World_Ended.htm
> 放射能がスモークで表現され、その霧さえ避けていれば近くにいても被爆しないとか
>(すぐ近くに汚染されてない綺麗な泉があるのも凄いです・・・)、放射能で死に到るの
>が人間だけだとか(うさぎとかは平気で駆け回ってます)、一週間やら一ヶ月の間に放
>射能に適応して皮膚が硬質化して抵抗力を持った新人類になったりとか、挙げればキ
>リのないほどの無知蒙昧ぶりは時代背景からいって無理もないものかも知れませんが
>(いや、未だにアメリカ人はこのくらいの認識かも・・・)、それにしてもツッコミどころ満載
>で、むしろ翻って50年代B級映画らしい味になっている感もあります。
> 怪物の出来栄えもショカーの怪人にも遥かに劣るレベルで哀愁を誘います。一、二ヶ
>月ぐらいで唐突に放射能が消えてしまって、綺麗な雨が降ってくると、進化して強いは
>ずなのに具合が悪くなって死んでしまう辺り、更に哀愁を誘います・・・


「落としたアメリカがこういうノイローゼ的な作品を作ってしまう」――とも唐沢俊一は書いて
いるが、「ノイローゼ的な作品」なのかなあ、これ。


裏モノ日記 2008年 05月 20日(火曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary20080520115639.html

DVDで『ファントム・クリープス』、三枚組みの
最初の一枚。ベラ・ルゴシが、透明人間になる装置と、
巨大な海坊主みたいなロボット“アイアンマン”と、
コインみたいなディスクに引き寄せられる爆弾蜘蛛を
発明して世界を征服しようとするという荒唐無稽なシリアルムービー。
いや、やっぱり字幕付きで見ると、細かいところのストーリィが
はっきりして面白い。
ベラ・ルゴシの発明の元となっているのは隕石から採取した
特殊エネルギーだが、これは原子力の、極初期の大衆的イメージ
だろう。1939年の映画だがこの年、アインシュタインが
ルーズベルトに原子爆弾開発を急ぐよう、書簡を出している。

科学と戦争が密接に結びつき、そしてその科学技術をスパイしようと
いう国際間の水面下での争いが活発化していたこの時期の社会情勢
がちゃんとこの映画に反映しているわけだが、ナチスドイツが
ポーランドに攻め入って第二次世界大戦が勃発したこの年に
こういう映画を作って観ているアメリカはやっぱり凄かったな。


「ベラ・ルゴシの発明の元となっているのは隕石から採取した特殊エネルギーだが、これ
は原子力の、極初期の大衆的イメージだろう」――と唐沢俊一は書いているが、個人的
には、広い宇宙にはどんな未知のエネルギーが転がっているかわからないとかいうのと、
材料は地球上で調達可能な原子力のエネルギーってのはまた別物なんだけど……。

それはともかく、アインシュタインが出した書簡というのは、多分これ↓のこと。

http://ja.wikipedia.org/wiki/アインシュタイン=シラードの手紙
>アインシュタイン=シラードの手紙(アインシュタイン=シラードのてがみ、Einstein-
>Szilard letter)では、1939年、物理学者アインシュタインからルーズベルト大統領宛に
>送られ、アメリカの原子爆弾開発のきっかけのひとつとなったことで知られる手紙につい
>て述べる。 この手紙に特に定まった呼び名はなくアインシュタインからルーズベルト大
>統領への手紙(または書簡、信書など)のように説明的に参照されることが多い。 物理
>学者レオ・シラードの名が付されることがあるのは、この手紙の作成をシラードが依頼し
>たことによる。
>手紙では、ウランによる連鎖反応が近々実現され、それが強力な爆弾となりうることを
>指摘した上で、政府の注意の喚起と研究の支援、そして政府と物理学者とを仲介する
>仕組み作りを訴え、最後にナチス・ドイツの核エネルギー開発を示唆する事実を指摘し
>ていた。 この手紙から8か月後に、エンリコ・フェルミとシラードは政府から資金的援助
>を受けることとなったが、アメリカ政府がマンハッタン計画によって本格的な原子爆弾開
>発に取り組むようになるまでには、これ以降3年を要している。 アインシュタインは晩年
>この手紙に署名したことへの後悔の念を吐露した。


で、「ナチスドイツがポーランドに攻め入って第二次世界大戦が勃発したこの年にこういう
映画を作って観ているアメリカはやっぱり凄かったな」と唐沢俊一は書く。

『Electric Earthquake』を見ては、「戦争中によくこんな作品作れたなあ、こんな国と戦争
して勝てるわけ ないよなあ」と書き、「フライシャーの『スーパーマン横浜に現る』(1942)
と三上良二・他の『ニッポンバンザイ』(1943)を上映。かなり昔に、やはりこの二本を併
映で見て、ああ、日本はやはり負けるわな、これは、と思ったのだが」と書く唐沢俊一で
ある (ここを参照) から、ああまたかとも思うわけだけど……。

まあ、アメリカは凄い (凄かった)、日本が戦争しても勝てるわけはなかった、という論調の
コラムとかエッセイとかは、昔のオヤジ系週刊誌ではよく載っていたもので、唐沢俊一は
単にその影響を受けただけかなとも思う。しかし、その手の文章で賞賛の対象となって
いたのは物資の豊富さやいわゆるA級作品などの方で、唐沢俊一の年代で、低予算の
B級映画を対象にそれを連発する人は、ちょっと珍しい部類に入るのでは。

必ずしも『ファントム・クリープス』がそうだというわけでもないが、下手をすると、こんな国に
日本は昔戦争で負けたのか……という感想を引き出しかねない作品も混じっていたりする
のだから。

http://www.youtube.com/watch?v=Y1nrO6jrIZM
>ファントム・クリープス
>ベラ・ルゴシが世界征服を企む天才ゾルカ博士を熱演!!


http://video.google.com/videoplay?docid=-7597646737253668779#
> Dr. Alex Zorka (Bela Lugosi) is the creator of several wondrous devices that a
> former partner asks him to contribute to the U. S. Government, but he decides
> to use for his own benefit and ultimately world domination. With foreign spies
> desperate to get their hands on Dr. Zorka's inventions, the U.S. Government
> sends in Captain Bob West of the Military Intelligence Department to find the
> doctor and stop both him and the spies before either can use the devices for
> their evil purposes.



裏モノ日記 2008年 10月 21日(火曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary20081021121018.html

夢で原子力発電所で演芸会をプロデュース。
会場の下見に行ったら、敷地の一部に盆栽だとか、カナリヤの籠だとか
いろいろ置いてある一角がある。何かと訊いたら
「反対派の人たちが置いていくんです。絶対放射能の影響が
あるはずだから、その証拠にするって」
という。それを聞いて噺家たちが大笑いするというもの。


で、今回の震災の前に、「原子力」がどうこうと出てくる裏モノ日記は、多分これが最後。
「原子力発電所で演芸会をプロデュース」したいという意欲の表明だったのかなあ。
ただの夢ネタだけど。



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Comment

日本人宇宙飛行士のことは頭をよぎった (←後出しじゃんけん) ものの、日本の
税金がというところまで頭が回りませんでした。^^; 宇宙服ひとつとっても億単位
でしたっけ、何かとお金はかかりそうですね。

昔の SF だと、宇宙関係に巨額の金を回すなという反対派との議会での攻防とか
ネタになっていましたけど、今はどうか。たまに宇宙飛行士ネタの漫画があったり、
はやぶさが話題になったりする程度で……そういえば唐沢俊一は、はやぶさに
ついても悪意のあることをいってました。宇宙関係全般もまた妬みやっかみの対象
なのかも。
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/blog-entry-492.html
トンデモない一行知識 |  2011年06月08日(水) 09:15 |  URL |  【コメント編集】

スペースシャトルに日本人が乗り込むときの乗船代は、一人50億円と言われたこともあります(税金)。確かな情報ではありませんが、唐沢はむろん、このことに関して物言っているのではないでしょう。
藤岡真 |  2011年06月06日(月) 18:31 |  URL |  【コメント編集】

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