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2011.04.18 (Mon)

「有名なインチキ名字」だそうです<春夏秋冬 (ひととせ)

2011 年 4 月 17 日 11:45 からの日テレ『スクール革命』

日テレ『スクール革命』の番組中で唐沢俊一が担当した「実在する珍しい名字」の一覧。

http://www.youtube.com/watch?v=45EsW0ZL140

名字   読み方
算     かぞえ
二     したなが
朏     みかづき
四月一日 わたぬき
八月一日 ほづみ
春夏秋冬 ひととせ


「朏」が「みかづき」と読むというのは多分正しいとして。

http://kukikei.sakura.ne.jp/myouji.html
>朏 ミカヅキ 月が出たら三日月だったとさ。その三日月という苗字もあります。

http://www.ylw.mmtr.or.jp/~iwaki-j/myoji/name-mi.htm
>朏 みかづき H17.03.10 いとちん 様

唐沢俊一の説明にも番組中のテロップにも、「新月から初めて顔を出す月の形が三日月」
とあったのが意味不明……。新月から 3 日目 (月齢は 2 日) だから三日月というのでは。

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=三日月&dtype=0&dname=0ss
>みかづき0 【三日月】
>[1] 陰暦の月の三日目に出る月。また、その前後の細長い弓形の月。特に陰暦八月
>   三日の月についていう。[季]秋。


http://ja.wikipedia.org/wiki/三日月
>三日月・朏(みかづき)は、陰暦3日の夜の月。
〈略〉
>朔(月齢0日)が陰暦1日なので、三日月の月齢は3日ではなく2日である。
〈略〉
>広義には(特に陰暦を使わなくなった現代では)、厳密に陰暦3日の月だけでなく、新月
>と上弦の間の広い範囲の月相を三日月と呼ぶことも多い。


自分が何か勘違いしたのかと、あちこちを見て回ったけど、やはり (狭義の) 三日月は
「新月から初めて顔を出す月」のことは指さないと思う。

- http://www.kaiseikan.jp/astronomy/solorsystem/moon/tuki.htm
- http://koyomi.vis.ne.jp/moonage.htm
- http://ja.wikipedia.org/wiki/月

もしかしたら、「初めて顔を出す月の形が三日月」の「の形」というのが重要 (?) で、辞書
でいう「また、その前後の細長い弓形の月」、Wikipedia でいう「厳密に陰暦3日の月だけ
でなく、新月と上弦の間の広い範囲の月相を三日月と呼ぶことも多い」という、つまり広義
の意味での三日月だということを表現したかったのかもしれない。何だかすごくわかりにくい
説明としか思えないけど。


で、「二 したなが」と「春夏秋冬 ひととせ」というのは、多分「幽霊名字」で実在しない。
(「幽霊名字」については、ここを参照のこと)。

http://mblog.excite.co.jp/user/shosai/entry/detail/?id=1785067
>この日の番組でいえば、六月一日(うりはり)というのはかなり有名な幽霊名字。一
>(にのまえ)や二(したなが)もおそらくいない(芸名ならいます)。


「一(にのまえ)」については、こちらも参照のこと。
一という名字だったら一という名前をつけたくなるかな人情として

http://homepage1.nifty.com/forty-sixer/yuurei2.html
>   幽霊読み  コメント                             実在の読み
>二  したなが  全国の電話帳に1件だけ「二唐」と「二木」の間にある  にき?
>   すすむ


電話帳は読みの五十音順で並んでいることを考えると、「『二唐』と『二木』の間」に存在
している「二」という名字を、「したなが」と読むというのは確かにありえないだろう。

「春夏秋冬」の方は、姓氏研究家の森岡浩に、「有名なインチキ名字」と断じられている。

http://home.r01.itscom.net/morioka/myoji/jitsurei.html
>有名なインチキ名字
>春夏秋冬(ひととせ)---四季で1年


先の「二」の件で引用した人の意見も同様。こちらの人は「電話帳やウェブ検索」で
調べた結果をベースにしている。

http://homepage1.nifty.com/forty-sixer/qa20.html
> 一方、日本の苗字は実に多様で、「四月一日(わたぬき)」「小鳥遊(たかなし)」
>「駄阿(だあ)」「鼻毛(はなげ)」「那俄性(ながせ)」「唐桶(からおけ)」などは確かに
>実在しますから、面白げだからといって実在しないと断じることができないのも確か
>です。しかし、ここに挙げた苗字は、電話帳やウェブ検索でちゃんと出てくるので、
>「東西南北」や「春夏秋冬」と違って実在することが容易に確認できます。
〈略〉
> なお苗字研究の大家とされている丹羽基二という人は、著書を読む限り人もいいの
>ですが、それだけに人が言う苗字を検証もせずに片っ端から載せているようで全く信用
>できません。氏の著書を紹介した下記のページだけでも、鳴矢木、三五月、颪、六月一
>日(四月一日、八月一日ならある)、瓜破、左右口(左右田ならある)、右左口、三方一所
>(三分一所ならある)、十二月田は、実在がまったく確かめられません。


すぐ上で引用した人も書いている通り、「四月一日、八月一日」の方はちゃんと実在する
名字と思われ、知泉 Wiki にも記述がある。

http://www.tisen.jp/tisenwiki/?%BB%CD%B7%EE%B0%EC%C6%FC%A4%C8%B8%C0%A4%A6%C9%C4%BB%FA
>・名字の中で『四月一日』と言う物もある。 これの読みは『ワタヌキ』と言う物で、春に
> なって暖かくなったことによって綿の入った服は不要になったと言うことから『綿、抜き
> =四月一日』なのだそうです。 と言ってもこの名前の4月1日とは旧暦なので、現在の
> 5月初旬と言うことになります。
>・同じ様な名前では『八月一日』で「ホズミ」さんもいます。 これは、そろそろ稲の刈り入
> れ時期(穂積み)と言うことからついた名前です。これも当然ながら旧暦が元になってい
> るので9月初旬と言うことになります。


で、まあ、ガウディの件のように知泉から豪快に……という例も過去にあったが、今回は
番組中で「神様に供え」るものとかいう説明をしていたので、また森岡浩がネタ元とされた
(ここここここを参照) のではないかと思ってしまう。

http://www.njg.co.jp/blog_morioka.html?itemid=575
> 「八月一日」姓は「八月朔日」と書くことも多く、ともに北関東の名字。「八月一日」
>が群馬県を中心に分布するのに対し、「八月朔日」は茨城県のつくば市付近に多い。
> この名字は、旧暦の八月一日(現在の九月上旬)に稲の穂を摘んで神様に供え、
>来たるべき台風シーズンを無事乗り切って豊作となるように祈る神事に由来する。
>そのため、「八月一日」と書いて「穂摘み=ほずみ」と読む。


唐沢俊一だか『スクール革命』のスタッフだかは、森岡浩のまとめた結果は使いたい
けど、幽霊名字についてなどは聞く耳をもちたくないのか――などと勘ぐりたくなる。

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