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2011.04.17 (Sun)

マジでこの方面については沈黙を守る方がよかったと思います唐沢俊一先生

http://www.tobunken.com/news/news20110412141609.html

イベント
2011年4月12日投稿
ネット散策

相変わらず原発関連で腰が据わらないというか、テンパっている方々も
多いようですがまあ、落ち着いて行きましょう。
〈略〉
http://www.snsi.jp/tops/kouhou/1492
『副島隆彦 今日のぼやき』

この人は例の『人類の月面着陸は無かったろう論』の人ですが、人類が月に
行ったか行かなかったかはともかくも、この人、副島隆彦氏は確実に
福島第一原発に行っております。
写真が多く添えられていますが、これがみんな傑作。
第一原発ゲート前の、SF映画みたいな重装備の警備員と、その前に立つ
ソエジーのラフな服装の差異がたまらない。

ちなみにこのぼやき(4/1)のタイトルは
「原発の避難者の皆さん、子供もつれて自分の家に帰りましょう。もう、大丈夫
です。安心してください。と、私は、言い続けるしかない(報告文 10)」

というもの。
ソエジーこと副島隆彦氏は南相馬市、広野町、いわき市北部などの住人に
「子供含めて、家に帰るべきだ」
というのですよ。
「たかが、20マイクロシーベルト毎時ぐらいの線量は、赤ちゃん、
幼児、青少年にとっても、将来にわたって問題ないと、私、副島隆彦は、
敢えて、断言します」

と。

……実に力強い断言であります。ただし、
「“無責任に、放射能の安全宣言を出した、何の専門性もない、評論家が、
危険な発言をした。そのせいで多くの体内被曝(たいないひばく)の
患者が生まれた”と、5年後、10年後に、言われて、指弾されても、
甘んじて受けると決めました。私には、核物理学、放射線医療の、何の
専門知識もない。それでも、自分の体で感じて分かります

という言を納得できれば、の話ですが。
〈略〉
先生はまごうことなきトンデモであり、陰謀論者であり、論理破綻者であります。
なにしろ戻ってきなさい、住みなさいと言ったその口ですぐ、こう言います。
「普通の原子炉のウラン235 に比べて、ウラン238(あるいは、
ネプツニウム239)は、プルトニウム(ギリシア神話の地獄の悪魔プルトーン
から取られた名前)になるとか言う。これが体内に入ると、ポロニウムα(アルファ)
線やら、クリプトン、コバルトβ(ベータ)線などになって、肺や、女性
の卵巣や、男の睾丸の精子を、遺伝子(gene ジーン)を壊したり、
痛めるとか言う。 私は、そういうことは詳しくない

詳しくないのにそういうこと勧めるのかよ、とこっちがツッコむ
前に、先生はこう言います。
「こういうことはよくは知らないのに、私は、“もう、大丈夫だよ。
帰って来て、自分の家に住みなさい”と言う。そのように今も、書いている。
この態度を、私は、変えない。誰から何と言われようと、構わない。
私は、自分の信念に従う


副島先生は(書いているうちにソエジーとか呼ぶのがためらわれてきて
しまいました。先生とこれからは敬称させていただきます)これらの街に
住みたいとさえ言いだします。
「誰か、家を私に貸してくれませんか」

副島先生のこの純粋なトツゲキ精神は売名や弥次馬などではありません。
学者としての自分の説に、純粋な信念を持っているからです。街の中を、
人の手を離れた牛や馬が闊歩する写真が載っていますが、このシュールな
光景が撮れるのも、無謀な現地入りをした人だけの特権でありましょう。

トンデモさんの多くは、危機を煽るだけで、自分は何もしません。

陰謀論を振りかざし、デマも真実もゴッタマゼにして、自分以外の人間を
“危機に気付きもしない愚か者ども”と嘲笑するだけで、ただあぐらを
かいているだけです。同じトンデモでも、副島先生は違うのです。
自らの体を危険にさらして自説を証明しようとしているのでありますよ。
ダーウィン賞http://tinyurl.com/6ayy3mとかいう言葉が脳裏
をよぎるのは、私の心が汚れているせいでしょう、たぶん……。

そう、副島先生はあくまで澄み渡った心の持ち主なのです。
津波に襲われ全壊した富岡の駅の前で、先生は生き残っていた猫をみつけ、
家に連れ帰ったといいます。
その写真も載ってます。
「今、私のPCの前で、邪魔をしながら、寝込んでいる。メス猫で、
雉(きじ)と三毛(みけ)の雑種で、1歳ぐらいだろう。
きっと飼い主は死んだだろう
私は、タマと名前を付けた。以後、この“富岡タマ”は、私が死ぬまで
一緒に暮らすだろう


……副島隆彦の文章で目に涙を浮かべることがあるとは、予想もしなかったことでした。
震災は人に、いろいろと新たな体験をさせるものなのであります。

http://megalodon.jp/2011-0416-1128-54/www.tobunken.com/news/news20110412141609.html

×牛や馬が闊歩する写真 ○牛が闊歩する写真

「相変わらず原発関連で腰が据わらないというか、テンパっている」とは誰のことかと。
「危機を煽るだけで、自分は何もしません」に、「デマも真実もゴッタマゼにして」とは唐沢
俊一のことではないかというのは、以下のエントリーにも書かせてもらったが。

「時には沈黙を」にはなっていません (1)
「時には沈黙を」にはなっていません (2)

上記のエントリーにも引用したが、「2011年4月6日投稿」のイベントのコーナー (その文章
のどこがイベント関連なのかは不明) に、唐沢俊一は以下のようなことを書いていた。

http://www.tobunken.com/news/news20110406142814.html

イベント
2011年4月6日投稿
時には沈黙を
〈略〉
何よりも原発付近の、身動きのとれない被災者たちの心の安定をこそ
考えて、非常時の情報は流すべきなのです。
〈略〉
しかし、今回は、実際に被災地で、不安にふるえ、理由ないもの
であっても安心できる言葉が欲しい、と切実に思っている人々が
大勢います。
いま少しの間、この問題については、われわれは沈黙しませんか。

http://megalodon.jp/2011-0416-1127-00/www.tobunken.com/news/news20110406142814.html

そこに書かれていた、「原発付近の、身動きのとれない被災者たちの心の安定」とか、
「実際に被災地で、不安にふるえ」とかについての考慮は、今回の唐沢俊一のコラム
には欠片も見あたらない。……よほど心のこもっていない言葉だったのだろう。

唐沢俊一は、副島隆彦のことを、「例の『人類の月面着陸は無かったろう論』の人」で、
「まごうことなきトンデモ」だと書く。その副島隆彦が相手だからよいと判断したのだろうか、
「無謀な現地入りをした」、「自らの体を危険にさらして自説を証明しようとしているのであり
ますよ」に、「ダーウィン賞http://tinyurl.com/6ayy3mとかいう言葉が脳裏をよぎる」と
書きたい放題である。ちなみに、唐沢俊一のリンクした先 (Wikipedia) の記述によると、
ダーウィン賞とは以下のような「ユニークかつセンセーショナル」な愚行におくられるもの
とのこと。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ダーウィン賞
>例
>・手榴弾でジャグリング[5](クロアチア、2001)
>・火薬庫にタバコを捨てる(フィリピン、1999)
>・パラシュートを着用せずスカイダイビング[6](アメリカ、1987)
>・ライターを使い、銃口を覗き見るための明かりを得ようとする[7](アメリカ、1996)
>・燃料が無いことを証明しようとして、ガソリンタンクに火をつける(ブラジル、2003)
>・45口径の自動拳銃を使い、ロシアンルーレットを行う[8](アメリカ、2000)
>・地雷を使ってロシアンルーレットを行う
>・警官や銃を所持した客でごった返す銃砲店へ強盗に押し入る。
>・窓ガラスが割れないことを証明しようとして窓に突っ込み、飛び降り自殺をしてしまう[9]
> (カナダ、1996)


副島隆彦は、唐沢俊一も指摘している通り、「子供もつれて自分の家に帰りましょう」、
「誰か、家を私に貸してくれませんか」なんてことも書いている。それらを込みで批判したり
嘲笑したりするならともかく、気になるのは、唐沢俊一の基準では、3 月 18 日に現地入り
しただけでもう「無謀」であり「ダーウィン賞」ものということになるらしいことだ。

「このシュールな光景が撮れるのも、無謀な現地入りをした人だけの特権でありましょう」
と唐沢俊一は書いているが、写真を撮るだけなら数時間、数日の滞在でも撮れる。それを
「無謀」だ「ダーウィン賞」だという唐沢俊一には、「今も、ここに、住民たちが住んでいるん
だぞ!」 (後述) という副島隆彦の言葉をおくりたくなるような。

ちなみに、「シュール」とか言い出すとロクな結果にならないことが多い唐沢俊一であるが
(ここここここここここを参照)、副島隆彦のサイトにアップされているのは、はてな
キーワードの「シュール」の定義にそったものが、確かに多い。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B7%A5%E5%A1%BC%A5%EB
>超現実が転じて現在は、「既存の状態を超越している」「少し変な」というような意味で、
>「シュールな」と用いられることが多い。


たとえば、唐沢俊一が「第一原発ゲート前の、SF映画みたいな重装備の警備員と、その
前に立つ ソエジーのラフな服装の差異がたまらない」と書いているこれ↓とか。
http://snsi-j.jp/picture/img-box/img20110401183221.jpg
「SF映画みたいな重装備」というのは大袈裟だし、「第一原発ゲート前」というのは、副島
隆彦の書いている「福島第一原発、正門前」という方が正確な感じがするけど。

唐沢俊一は言及していないけど、ちょっと暴走族風 (失礼?) に記念写真とっているこれ↓
もなかなかよい写真だなと思う。
http://snsi-j.jp/picture/img-box/img20110401184007.jpg

で、唐沢俊一は、「街の中を、人の手を離れた牛や馬が闊歩する写真が載っていますが、
このシュールな光景が撮れるのも、無謀な現地入りをした人だけの特権」と書いているが、
それがこの写真↓のことだとしたら……牛はいるけど馬はいないという問題が……。
http://snsi-j.jp/picture/img-box/img20110401191423.jpg
副島隆彦の説明にも、「牛の集団。私達の気配を感じて近寄ってきた。」としか書かれて
いないし、そもそも http://www.snsi.jp/tops/kouhou/1492 全部を見ても、馬らしい動物
がうつっている写真もなければ、「馬」という文字も見つからない。

シュールでもなく牛でも馬でもないが、猫の写真がこれ↓
http://snsi-j.jp/picture/img-box/img20110401195359.jpg

「きっと飼い主は死んだだろう」とあるが、実は亡くなっていたわけではなく、猫は無事飼い
主に返還されている。

http://www.snsi.jp/tops/kouhou/1495
> アルルの男・ヒロシ(中田安彦)です。今日は2011年4月13日です。
〈略〉
>それから、猫の「富岡タマ」(本名はみーこ、メス)は無事、もとの富岡町の飼い主の一家
>のもとに戻りました。(下の写真)

http://snsi-j.jp/picture/img-box/img20110414100350.jpg

上の情報は 4 月 13 日付けで公開されたもののようなので、4 月 12 日にアップされた
唐沢俊一の文章には反映されていなかったのは仕方がないのだけれど、「きっと飼い主
は死んだだろう」という部分を大きめの太い文字で強調表示させておいて (引用元の副島
隆彦の方はそのような品のないことはしていない)、今日まで何の訂正も付記もないのは、
ちょっとどうかと思う。

まあ、「れまで選定されてきた」の件 (ここを参照) も、16 が重複の件 (ここを参照) も、
訂正しようとしない唐沢俊一に、そのようなことを期待するのが無理というものなのかも。


さて、唐沢俊一は、「ソエジーこと副島隆彦氏は南相馬市、広野町、いわき市北部などの
住人に『子供含めて、家に帰るべきだ』というのですよ。」と書いている。「たかが、20マイ
クロシーベルト毎時ぐらいの線量」だからどうこうというのも含めて、「『〈略〉核物理学、放射
線医療の、何の専門知識もない。それでも、自分の体で感じて分かります』という言を納得
できれば、の話ですが」と、あっさりトンデモ扱いしているように見える (そうではないと仮定
したら、今度は「自らの体を危険にさらして」や「無謀な現地入り」等の記述との整合性が
とりにくくなる)。

まず、唐沢俊一による要約――「ソエジーこと副島隆彦氏は南相馬市、広野町、いわき市
北部などの住人に『子供含めて、家に帰るべきだ』というのですよ。」――には少々問題が
あるのではないかと思う。同じ市町村でも原発からの距離は一定ではなく、何キロ圏内と
いうくくりと一致するとは限らない。副島隆彦が「子供含めて、家に帰るべき」と書いている
のは、「20キロ圏から先30キロまでの」人たちで、「赤ちゃん、幼児、青少年にとっても、
将来にわたって問題ない」といっているのは「さらのその外側の、40キロ圏のひとたち」が
対象だろう。

http://www.snsi.jp/tops/kouhou/1492
> きっと、浪江町(なみえまち)と双葉町と、大熊町と、富岡町と、楢葉町(ならはまち)
>と、広野町(ひろのまち)は、原発から、10キロ、20キロ圏だから、全員が退避してして
>いる。
〈略〉
> 問題は、20キロ圏から先30キロまでの、日本政府が、「屋内待避(おくないたいひ)
>地区」として、のちに「自主退避(自主避難)地区」とした、南相馬市や、広野町(ひろの
>まち)いわき市の北部の人たちです。 この「屋内待避」の地区は、電気も水道も、すぐ
>に復旧していて、生活に支障はないはずです。私、副島隆彦は、この20から30キロ圏
>の住民たちは、子供含めて、家に帰るべきだと思います。
>  そして、さらのその外側の、40キロ圏のひとたちで、他県にまで避難している人たち
>は、進んで家に帰るべきだと思います。その方が、皆にとって、しあわせです。避難所
>暮らしの窮屈さと、屈辱と、惨(みじ)めさ、を考えると、自宅に戻った方がずっと幸せだ。
>私は、本気で、そのように思います。 たかが、20マイクロシーベルト毎時ぐらいの線量
>は、赤ちゃん、幼児、青少年にとっても、将来にわたって問題ないと、私、副島隆彦は、
>敢えて、断言します。
〈略〉
> 私たちは、このあと、北上して、南相馬市(みなみそうまし)を目指した。ここは、7万人
>の人口のうちの5万人が避難(退避)している市だ。40キロ圏である。


で、副島隆彦のいう「日本政府が、『屋内待避(おくないたいひ)地区』として、のちに『自主
退避(自主避難)地区』とした」というのも特に間違ってはいない。3 月 18 日の時点では、
まだ屋内退避地区といわれていたはず。

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920019&sid=aXFQMWP7TujU
> 3月25日(ブルームバーグ):枝野幸男官房長官は25日午前の会見で、東京電力福島
>第一原発の事故を受けて屋内退避している同原発から半径20キロから30キロまでの
>住民について、物流などの停滞により生活を維持することが困難な状況だとして、自主
>的に退避するのが望ましいと述べた。場合によっては避難指示を出すこともあり得ると
>の認識も示した。


4 月 16 日現在では、政府高官が頭を下げて避難をお願いする「計画的避難区域」となっ
たようだが。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110417k0000m010095000c.html
> 福山哲郎官房副長官は16日、福島第1原発から半径20キロ圏外に設けられる「計画
>的避難区域」となる福島県飯舘村と川俣町を訪れ、住民らを対象にした説明会で「困惑
>と不安と心配をかけ、心からおわび申し上げます」と陳謝。そのうえで「健康第一、安全
>第一でいったん避難をお願いしたい」と呼びかけた。政府高官が原発周辺の住民に協
>力を求めるのは初めて。出席者からは「村民を置き去りにして話が進んでいる」などの
>反発が相次いだ。


ただし、すぐ上に引用した記事は 4 月 16 日のものだから、唐沢俊一が文章をアップした
4 月 12 日より後のこと。もしかしたら、唐沢俊一は以下の報道を受けて書いたのかもしれ
ない。

http://logsoku.com/thread/raicho.2ch.net/newsplus/1302561702/
>★原子力安全委:計画的避難区域の設定を10日に緊急提言-累積線量で
>2011/04/11 22:22 JST
>4月11日(ブルームバーグ):原子力安全委員会は東京電力福島第一原子力発電所の
>事故をめぐり、 新たに年間の累積放射線量を基準にした避難・屋内退避地域の設定を
>原子力災害対策本部(本部長・菅直人首相)に緊急提言した。 同委員会の斑目春樹委
>員長らが11日夜、記者会見し明らかにした。
> 同委員会は10日、国際放射線防護委員会(ICRP)などの基準を考慮し、 年間の放
>射線量が20ミリシーベルトになる恐れがある地域を計画的避難区域と指定することなど
>を提案した。 同基準は従来の防災指針にはなかったが、広瀬研吉・内閣府参与は「防
>災指針上、予想していなかった事象が起きた」と説明。 「緊急的に避難を提言した」とい
>う。
> 政府は11日、原子力安全委の提言に沿って、避難区域を見直す方針を発表。 会見し
>た枝野幸男官房長官によると、この地域には福島県飯舘村、南相馬市の一部などが該
>当するといい、 今後、地元自治体などとの調整を急ぎ、具体的な対象地域を決める。


「レベル7」発表との関連性は、時刻的には微妙。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110412/dst11041211040017-n1.htm
>福島原発事故、最悪「レベル7」と発表 チェルノブイリ並み
>2011.4.12 11:03
> 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原子力発電所の事故について、原子力
>安全・保安院は12日、国際評価尺度(INES)の暫定評価を従来の「レベル5」から、
>史上最悪の原子力事故とされる旧ソ連のチェルノブイリ原発事故と同じ「レベル7」に
>引き上げたと発表した。


いや何がいいたいのかというと、「2011年4月6日投稿 時には沈黙を」 (ここここを参照)
で唐沢俊一の主張した、「マスコミに出る学者は御用学者でないといけない」とか、「理由
ないものであっても安心できる言葉が欲しい、と切実に思っている人々が大勢います」とか
いう線でいくとしたら、副島隆彦の主張はトンデモとして無下にしりぞけるべきものではない
(トンデモだけど結論は必ずしも間違っていないとかフォローをいれてもおかしくない) のに、
どうして手のひらを返したんだろう、と。

「20マイクロシーベルト毎時」うんぬんだって、唐沢俊一がよしとする御用学者は「心配な
い」とか語っていて、武田邦彦のように警告する学者の方が珍しかったように記憶している
のだが。

http://takedanet.com/2011/03/post_7405.html
>福島原発事故の最初の段階に福島市で1時間に20マイクロ(シーベルト、後は省略)の
>放射線が観測されました。
>これに対して、テレビに出ていた東大教授が、「1回のレントゲンで600マイクロだから、
>それの30分の1。まったく問題がない。」
>と発言しました。
>東大教授は「かけ算」ができないのです。
>20マイクロは1時間あたりですから、30時間たつと600マイクロになります。従って、福
>島市に住んでいる赤ちゃんは1ヶ月に24回のレントゲンを受けることになります。
〈略〉
>(平成23年3月22日 午後5時 つい執筆)
> 武田邦彦

http://megalodon.jp/2011-0324-1019-09/takedanet.com/2011/03/post_7405.html

そして武田邦彦式のかけ算を使ったとしても、副島隆彦自身に関しては、「無謀な現地
入りをした」、「自らの体を危険にさらして」ということには、やはりならないんじゃないかと
思うのだが。

http://takedanet.com/2011/03/14_9fe6.html
>ところで、わたくしが心配していた福島市は、ここ3日で20マイクロ,17マイクロ、13
>マイクロと幸い、低めになっています.どうも風向きが少し南になってきたのでは無いか
>と思います。
〈略〉
>でも、1000÷17(3日間の平均)=59時間(2日半)ですから、福島に3日以上居住
>している人はすでに1年間で許容される放射線に暴露されたことになります。

http://megalodon.jp/2011-0324-0534-18/takedanet.com/2011/03/14_9fe6.html

それにしても、「たとえその情報が真実だとしても、事情が事情です。その発表が与える
パニック、風評被害を思えば、私はその発表を敢て控えることもマスコミ人の義務なのでは
ないか、と思うのです」とか書いた唐沢俊一なのだが (ここを参照)、唐沢俊一の基準では
武田邦彦のような人はどう評価されるのだろうか。この「2011年4月12日投稿 ネット散策」
より前の頃は、絶対ダメと思っているんだろと推測していたのだが、今はマジでわからなく
なった。

なお、副島隆彦のスゴいところは、武田邦彦のいう「『かけ算』ができない」人とはちょっと
違うみたいなのに、あえて (?) 以下のように出張することかも。

http://www.snsi.jp/tops/kouhou/1492
> そして、線量を計ったら、やはり、ここはさすがに高い。ガイガーカウンターが、初めか
>らガーガー鳴って、550マイクルシーベルト毎時を指しました。そして、860マイクロシー
>ベルト(860μSv/h)の、やや高濃度の値を出しました。私も、すこしびっくりしました。東
>電の社員や協力会社の作業員たちは、こんな環境で当たり前のように仕事をしている
>のだ、と思いました。それでも、まだ、マイクロ(μ)の単位です。
> 私は、これぐらいの数値は、大人の人間なら平気で生きて行けると信じています。
> ところが、弟子の六城(ろくじょう)君が、「先生、地面を計ってください」と言って、道路
>の脇も芝生を計ったら、なんと、すぐに、カウンターの数値が振り切れて、1100マイクロ
>シーベルトを超えて、おそらく、4から5ミリシーベルト毎時の数値を示したでしょう。
> そうか。これが、野菜などの農作物にとっての放射能汚染の問題で、深刻なはずだ、
>と分かりました。 3月11日の原発事故から3週間の間に、地面には、放射能が降っ
>て、雨の中にも入っていて、それで、かなりの濃度です。だから、これを一年間の放射線
>量に、積算すると、8760倍だから、かなりの線量になります。
>  福島市で、ひどいときには、20マイクロシーベルト毎時(20μSv/h)ですから、これ
>に、24時間かける、365日を掛ける、をすると、1年間で、175ミリシーベルトになりま
>す。これが、果たして、子供たちの体にとって、将来、害毒となって、病気の原因となる
>か、という問題になります。 私、副島隆彦は、「1年間で、1ミリシーベルトが規制値」と
>する、今の放射線量の健康基準は、どうせ、見直さなければならないと思います。 この
>ことは、また、あとで書きます。
> あまり長居すると、警察が来るだろうと判断して、南の方へ退去しました。展望台と
>か、原発学習館のような施設がありました。小学生の頃、ここに来た人はたくさんいるで
>しょう。 原発から離れるにしたがって、どんどん線量(数値)は落ちます。2キロも離れる
>と、50マイクロ(μ)シーベルト毎時になります。 5キロ地点では、20マイクロシーベル
>ト毎時ですから、何の心配もいりません。
> と、私、副島隆彦が書くから、皆が、「どうして、素人である、副島隆彦が、勝手に安全
>宣言などするのか」と、一部の人たちから、非難されるか、疑われているのです。 私
>は、現場に入って、現地で、自分の体で味わっている。 こうすることで、福島県の人た
>ち、とりわけ、津波被災者と 原発避難者(退避者)たちを、安心させたいのです。
>  私、副島隆彦は、はっきり書きます。皆さん、どうか、20キロ圏、10キロ圏の中の人
>でも、数時間なら、大丈夫ですから、ご自分の家に戻って、ご自分の財産や、犬猫、家
>畜の安否を確認してください。脅(おび)えてばかりいても、何もなりません。50マイクロ
>シーベルト毎時ぐらいの放射線量は、たいしたことはありません。どうぞ、ご自分の家に
>避難所から戻って、津波に遭っていなければ、ほとんどの家は何の損傷もないのですか
>ら、しっかりと、自分の家を一度は、調べてください。


ええと、それから、唐沢俊一の文章だけ読んでいた時点で違和感があってしょうがなかっ
た、「陰謀論を振りかざし、デマも真実もゴッタマゼにして、自分以外の人間を“危機に気
付きもしない愚か者ども”と嘲笑するだけで、ただあぐらをかいているだけ」との批判。

原発付近は危険だといっておきながら、副島隆彦のように積極的に現地入りするという方
が言行不一致ではないか、非難されるとしたら、安全と主張しながら現地入りしない人たち
の方ではないかと思っていたが、唐沢俊一は副島隆彦の以下の主張を、説明不足のまま
なぞっていただけと考えれば、辻褄はあう。

http://www.snsi.jp/tops/kouhou/1492
> 日本政府は、このあと、この20キロ圏を、放置するだろう。住民が帰って来て従来通り
>住まれるのは、困る、だろう。しかし自分の家に帰って来て、住み始める人を、政府・行
>政が、無理やり連れ出すことは出来ない。冷たい体育館で、凍えて死ぬよりは、自宅で
>のんびりする方がいいに決まっている。 原発の高濃度の放射能漏れは、もう、止まった
>のです。あとは、水にと溶けている高濃度の放射性物質(濃度、1シーベルトぐらい。こ
>れに触ると、被曝する)の処理が残っている。 私、副島隆彦が、このように、「もうだい
>だい、安全だよ。子供は、少し心配だが、大人は大丈夫だから、帰って来なさい」と言う。
〈略〉
> 私、副島隆彦としては、原発5キロの双葉町と大熊町のインフラを復旧してほしい。
>そこに、核物理学者や、放射線医学者や、東電の幹部たちは、原子力安全委員会の
>メンバーたちと、全員で、住み込んだらいい。 この2つの町のインフラを復旧してくれな
>いと、私のような人間が住むに住めないのです。放射性物質をサンプリングして、貴重
>な事故データを、今のうちに集めましょう。テレビで偉そうなこと言っていた、専門家たち
>は、皆、NHKの解説委員たちも含めて、現地に来なさい。
>  今も、ここに、住民たちが住んでいるんだぞ! 分かっているのか!
>  新聞記者も、テレビ局の記者も、週刊誌・雑誌のライターもカメラマンも、誰一人、今
>の今でも、地震・津波・原発事故から3週間も経つのに、ここまで入ってきていない。私
>は、このあたりを車でずっとウロウロしているのだから、突撃レポーターが一人でもいれ
>ば、必ず出くわす。おまえたちは、何がそんなに恐いのだ。会社の命令で、今の今でも、
>「30キロ圏内には入れないんですよー」と、泣き言を言っているのか。東電や政府を叩
>(たた)いていれば、自分たちが、立派なジャーナリズムだと、思い込めるのか。いい加
>減にしろよ。


で、「京都大学原子炉研究所」の人が測定データから出した結論は以下の通りらしい。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110415/dms1104151600019-n1.htm
>飯館村の放射能レベル「人住めない」 京大が衝撃データ発表
>2011.04.15
〈略〉
> 今中助教によると、同村南部の曲田地区で、毎時10マイクロシーベルトを超える放射
>線を確認。3月15日からの積算被曝量は95ミリシーベルトに到達し、3カ月居続けた
>場合は100ミリシーベルトに達するという。
> 原子力安全委員会の指針では、10~50ミリシーベルトで屋内退避、50ミリシーベル
>ト以上では「コンクリート建屋の屋内退避か避難」とされているため、「人が住むのに適し
>たレベルではない」との見解を示したようだ。


http://www47.atwiki.jp/goyo-gakusha/pages/16.html
>反原発学者・ジャーナリスト
〈略〉
>今中哲二 京都大学原子炉研究所・助教


副島隆彦はそんなことで考えを変えたりしないというのは
http://www.snsi.jp/tops/kouhou/1495
を参照のこと、かなあ……って、もう唐沢俊一と全然関係ない話になってしまうけど。


まあ、強引に唐沢俊一に話を戻すと、この「ネット散策」は、ですます調のせいもあって、
1990 年代後半の頃のノリに芸風を戻そうとしているような印象をもった。

と学会の 20 周年w イベント (ここを参照) に向けて――といった雰囲気もあるようにも思う。

でも、この路線はやめた方がよいと思う。話題が深刻で洒落にならない方向にいくのと、
唐沢俊一の突っ込みがいつもにも増して意味不明なので、まるで笑えないものになって
いると感じるため。


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