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2009.04.09 (Thu)

ググるなら リプレイよりも リプレーで

『トンデモ怪書録』 P.150

 ロバート・リプレイという人は、一九四〇年代に一世を風靡した新聞マンガ
家であった。〈略〉世界中から、さまざまな記録、珍事件、奇妙な出来事など
をトピックスとしてイラスト入りニュースで伝える、絵入りエッセイのようなも
のだった。
 一九一八年から連載が開始されたその作品『信じようと信じまいと!
(ビリーブ・イット・オア・ノット)』はたちまちのうちに大評判となり、三百以上
の新聞に連載され、十七カ国で翻訳される、当時としては最高の人気作品
となった。


×一九四〇年代に一世を風靡 ○一九三〇年代から一九四〇年代に一世を風靡
(一九二〇年代も入れてもよいかも)

「一九一八年から連載が開始」で、「たちまちのうちに大評判」となったのなら、「一九
四〇年代に一世を風靡した」というのは、「一世を風靡」の期間を短くとりすぎでは。

唐沢俊一は、この章の最後に、こう書いている。

(後記・この本は最近伴田良輔氏の訳で河出書房新社から日本語版が
出版された。『リプレーの奇人不思議館』)


そして、この『リプレーの奇人不思議館』によると……

『リプレーの奇人不思議館』 P. 70
> ふたつの世界大戦と大恐慌の時代、〈ロバート・リプレーの信じようと信じまいと〉は
>カートゥンや書籍、あるいはラジオ番組やテレビ番組の形をとって、人々の退屈な毎日
>になくてはならない気晴らしを与えた。日刊カトゥーンは最盛期には八千万もの愛読者
>を誇った。記事は三〇〇の新聞に配信され一七か国語に翻訳された。


『リプレーの奇人不思議館』 P. 72
>一九二九年、『リプレーの信じようと信じまいと』第一巻が発行され絶大な評価を得る
>ことになった。第二巻は一年後に発行され、第一巻と第二巻のオムニバスの形でまと
>められた第三巻が一九三四年に発行された。大恐慌という暗い時代だったにかかわら
>ず、このシリーズは数百万部も売れた。


なので、「一世を風靡」の期間から、一九三〇年代を外してはまずいだろうと。

また、日本語版の題名が『リプレーの奇人不思議館』というだけあって、主役は数々の
「奇人」たち。唐沢俊一の「さまざまな記録、珍事件、奇妙な出来事などをトピックスと
してイラスト入りニュースで伝える、絵入りエッセイ」からは、「奇人」が抜けているので、
あまりうまい紹介とはいえない。

ちなみに、『リプレーの奇人不思議館』のカバーの折り返しには、「世界中の不思議な
事件・珍記録・奇人の数々を集めた連載コラム〈信じようと信じまいとBelieve It or
Not〉」と書かれている。

で、唐沢俊一も奇人の紹介にはいそしんでいるのだが、『リプレーの奇人不思議館』と
微妙な記述のズレがあったりする。

『トンデモ怪書録』 P.154

鼻の頭に硬貨を三十分間立てていられるテキサスのロバート・ファーン氏。


『リプレーの奇人不思議館』での記述では、「ロバート・フェルン」で「30秒間」。

『リプレーの奇人不思議館』 P.92
>25セントコインを30秒間こんな風に鼻に載せたままいられる特技の持ち主は、テキサ
>ス州ダラスのロバート・フェルン。1993年6月28日


どちらを信じるかは、あなた次第ですということで。

その他参考 URL:
- http://en.wikipedia.org/wiki/Ripley's_Believe_It_or_Not!
- http://www.tv.com/ripleys-believe-it-or-not!/show/10278/summary.html

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