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2011.03.15 (Tue)

おっぱいがいっぱい

http://www.tobunken.com/news/news20110309200057.html

イベント 2011年3月9日投稿
オンリー・ワンだった女(ひと) 【訃報 ジェーン・ラッセル】

あるパーティで、ボブ・ホープが彼女を紹介して曰く。
「ご紹介します。二つの、そしてオンリー・ワンの存在、ジェーン・
ラッセルです」
……もちろん、“二つ”とは彼女の胸(おっぱい)を指して言っている。

彼女の二つの胸を、大富豪ハワード・ヒューズが発見したのは1940年。
すでにヨーロッパではヒトラーが破竹の進撃を続け、世界はアメリカが
いつ参戦するか、固唾をのんで見守っていた。もちろん国内最大級の
航空機会社を経営していたヒューズなのだから、そっち方面でも凄まじく
情報収集に神経を使っていたと思うが、そのさなかにちゃんと女性収集も
していたというのがさすがというか何というか。彼は歯医者の受付嬢だった
ラッセルを、現在自分が製作中の映画『ビリー・ザ・キッド(後に
『アウトロー(ならず者)』と改題)』のヒロインに抜擢した。

ヒューズは二つのラッセルに惚れ込むあまり、監督のハワード・ホークス
を降ろして自分が監督になり、ひたすら彼女のおっぱいを強調して撮った。
胸の谷間をギリギリまでのぞき込める撮影法を考案させ、アップにしても
(もちろんおっぱいを、だ)縫線の目立たないシームレスブラジャーを
デザインさせた。
〈略〉
R・I・P


×R・I・P ○RIP または R.I.P.

RIP については、「安らかに眠るのは暗がりのなか」のエントリーもあわせて参照のこと。
まあ「R・I・P」などという表記は「縦書きのクセではないか」という説得力のあるコメントも
いただいているものの、これは Web 上の横書きの文書であるし、同一シリーズ (?) で
どこまで表記不統一というかバリエーションのある表記に挑戦してくれるか、何だか面白く
思えてきたので……。


で、それとは別に、ガセとは断言できないけど、かなり疑わしく思われるのが、「歯医者の
受付嬢だったラッセル」というのと、「縫線の目立たないシームレスブラジャーをデザイン
させた」という記述。

IMDb の記述によると、「Jane took a job as a receptionist for a doctor who specialized
in foot disorders」で、歯医者ではないようだ。自動翻訳にかけてみると、足病医という
見なれない単語がでてくる。

http://www.imdb.com/name/nm0000066/bio
> Upon graduation, Jane took a job as a receptionist for a doctor who specialized in
> foot disorders. Although she had originally planned on being a designer, her father
> died and she had to go to work to help the family. Jane modeled on the side and
> was very much sought-after especially because of her figure.
> She managed to save enough money to go to drama school, with the urging of her
> mother. She was ultimately signed by Howard Hughes for his production of The
> Outlaw (1943) in 1941, the film that was to make Jane famous. The film wasn't a
> classic by any means, but was geared to show off Jane's ample physical assets.


以下に引用のページでは、「手足療法医」となっている。このページはまた、唐沢俊一が
書いている「胸の谷間をギリギリまでのぞき込める撮影法を考案させ、アップにしても
(もちろんおっぱいを、だ)縫線の目立たないシームレスブラジャーをデザインさせた」の
部分の、有力ネタ元候補ではないかという気もするのだけれど……。

http://www.geocities.co.jp/hollywood/5710/outlaw.html
>ヒロインのリオ役には、無数の俳優の卵の中から手足療法医の受付嬢をしていた当時
>19歳のジェーン・ラッセルが抜擢され、週給150ドルで契約した。〈略〉そうやって撮影が
>長引くうちに、M-G-M社が『ビリー・ザ・キッド(邦題は『最後の無法者』)』のタイトルで
>ロバート・テイラー主演のウェスタンを公開したため、 変更を余儀なくされたヒューズは
>タイトルを『ならず者』に変えた。 ラッセルが2本の木に手首をくくりつけられてインディ
>アンたちに拷問を受けるシーンでは、ヒューズは必要以上に撮り直しを強要。 ラッセル
>の胸の豊かさを強調しようとして、撮影監督のグレッグ・トーランドにラッセルのブラウス
>の奥まで覗けるような撮影方法を考え出すよう命じ、 ブラウスにブラジャーの型が出て
>しまった時には、その場で形の崩れない流線型のブラジャーを設計。 しかし、ヒューズ
>が開発した縫い目のない新しいブラジャーのつけ心地が悪かった為、ラッセルは自分の
>ブラジャーを肩ひもを落として着け、縫い目をティッシュで隠して撮影に臨んだ。


また、「指圧診療所」としている資料もあった。

http://www.ainoue.com/trivia/tri-1.html
>映画『ならず者』は、ハリウッドの指圧診療所で、週給十ドルで受付嬢をしてい たジェー
>ン・ラッセルが抜擢されたことで注目された。ラッセルは女優のスタ ンドイン(代役)や
>衣装を着るだけの写真モデルだったのだ。そのラッセルを 掘り出したのは、トム・ケリー
>というカメラマン。トム・ケリーはのちにマリ リン・モンローのヌード写真を撮っている。


一方、「歯医者」としているのが、AFP の訃報で、原文の方も「dentist's office」。

http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_cul&k=20110301026575a
> 歯医者の診療所で受付係りをしていたところ、新作映画「ならず者」のヒロインを探し
>ていたプロデューサーのハワード・ヒューズの目に留まって抜擢された。
〈略〉
>〔AFP=時事〕(2011/03/01-11:17)


http://news.yahoo.com/s/afp/20110301/ts_afp/entertainmentusfilmrussell_20110301072156
> The "Gentlemen Prefer Blondes" star was discovered by chance when producer
> Howard Hughes spotted her working as a receptionist at his dentist's office, just
> as he was seeking a heroine for his new film, "The Outlaw."


この「dentist」というのが本当なら、歯医者の受付をしていたジェーン・ラッセルが、後に
歯医者と偽装結婚するカラミティ・ジェーンを演じた――という話になって面白いようにも
思えるけど、歯医者というのはこの『腰抜け二挺拳銃』 (The Paleface) の設定と混同した
ものではないかという疑念も拭えない。まあ前述したようにガセとは断言できないし、ガセ
だったとしても、唐沢俊一のせいではないけど。

http://www.imdb.com/title/tt0040679/
> The Paleface (1948)
〈略〉
> Calamity Jane is despatched to find out who's smuggling rifles to the Indians, and
> winds up married to a hapless correspondence school dentist as part of her cover.


http://www.jtnews.jp/cgi-bin/rv_6176.html
>腰抜け二挺拳銃
>The Paleface
>1948年【米】 上映時間:91分
〈略〉
>ストーリーは悪者退治のために偽装結婚(人のいいマヌケな歯医者を騙して)をする
>カラミティが、いろんなことをして(歯医者にさせる?)いるうちに情が出てきてほんまもん
>の夫婦になるって話。



「縫線の目立たないシームレスブラジャー」の方は、Wikipedia では「underwire bra」で、
seamless ではない。

http://en.wikipedia.org/wiki/Jane_Russell
> Russell did not wear the specially designed underwire bra (the first of its kind[4])
> that Howard Hughes constructed for the film. According to Jane's 1988
> autobiography, she was given the bra, decided it had a mediocre fit, and wore her
> own bra on the film set with the straps pulled down.[citation needed]


それと、シームレスブラの生産に下着メーカーが乗り出したのが、映画の約 20 年後の
ことらしいというのも少し引っかかる。

http://www.triumph.com/jp/ja/cw_history_global.html
>1967年、トリンプはアンダーウェア・メーカーとしては初めて、シームレスカップのための
>成形方式を導入。この新方式は、将来の下着製造の方向を示す画期的な出来事となり
>ました。


しかし、シームレス・ブラとしている資料も少なくない。というか、「ワイアー入りのシーム
レス・ブラ」ということにすれば、おっぱいなだけに、丸くおさまるような気もする。

http://hubpages.com/hub/History-of-The-Most-Famous-Bras
> Howard Hughes Design for Jane Russell
> Jane Russell gained some publicity by wearing a Howard Hughes design on film. In
> 1957, Howard Hughes, designed a seamless, push-up bra for Jane Russell to wear
> under a tight silk blouse in “The Outlaw.” Its place has been denied in fashion
> history because Russell claimed she never wore it (“Celebrating a 100 years…”).


http://www.audio-visual-trivia.com/2007/11/jane_russell.html
>その時ヒューズは自社の飛行機エンジニアに設計を依頼してジェーン・ラッセルの胸を
>持ち上げて強調する工学的特殊ブラまで開発したそうですよ。 当時は一般的でなかっ
>たワイアー入りのシームレス・ブラは肉感的に魅せるには効果があると踏んだんでしょう
>が撮影が2年も遅れた上にジェーン・ラッセルはハイテク・ブラの着用を拒否したとか。


ちなみに、ワイアー入りにしてもシームレスにしても、ジェーン・ラッセルはヒューズが開発
させたそれをつけて撮影にはのぞまなかったというのが定説になっている模様。理由は、
つけ心地が悪くて何だかバカみたいだから、だったとか。

http://www.brawise.com/bra-basics/bra-history/
> 1943 – Howard Hughes designs a push-up bra for actress Jane Russell to wear
> under a tight silk blouse in the film The Outlaw. Russell later claims she never
> wore it.


http://www.americanheritage.com/articles/magazine/it/2003/4/2003_4_8.shtml
> A famous bit of brassiere lore from this era has the inventor-industrialist Howard
> Hughes devising a seamless bra for the actress Jane Russell during the filming of
> the 1943 movie The Outlaw. Hughes, the owner of RKO Studios, fired the movie’s
> original director, Howard Hawks, and took it upon himself to ensure that the movie
> effectively showcased Russell’s physique. In one scene Hughes was dismayed that
> the seams of her bra were plainly visible. “This is really just a simple engineering
> problem,” he remarked, and then he worked deep into the night perfecting a
> seamless bra. Years later, in her autobiography, Russell said that Hughes’s
> contraption was “uncomfortable and ridiculous.” She used tissue paper to conceal
> the seam of her regular bra, and Hughes never knew the difference.


で、話はいろいろ残っているとして、実際のブラジャーとやらはどのような形だったのだろう
かと、「Jane Russell bra」などで画像検索してみたが、bullet bra、conical bra などとも
呼ばれる Jane Russell bra は、ワイヤーは必須、縫い目はまったくないわけでもない、と
いう感じ。

http://pinsandcurls.wordpress.com/
> Bullet Bra Designed By Howard Hughes for Jane Russell in her star roll in The
> Outlaw, the bullet bra was a great trend of the 40′s and 50′s era. Unknown to
> Hughes she declined to wear it.

(画像: http://pinsandcurls.files.wordpress.com/2009/11/1.jpg)

http://see-through-bras.co.cc/decorated-bra-south-carolina-cancer.html
> Small bra size - "la leche league bras", "purple velvet bra 38c" and "jane russell
> bra"

(画像 : http://see-through-bras.co.cc/images/63.jpg)

http://see-through-bras.co.cc/mom-unhooked-her-bra.html
> 618 views photo from gallery "bras sizing chart", "jane russell bra", "unhook bra
> stethoscope" and "bra decoration contest" and much other

(画像: http://see-through-bras.co.cc/images/247.jpg)

http://www.miodestino.co.uk/blog/2009/11/12/conical-bras-make-a-comeback/
> Originally made popular by the likes Marilyn Monroe and Jane Russell in the 50’s
> the conical bra has had a number or revivals over the years.

(画像: http://www.miodestino.co.uk/boutique/shopimages/products/normal/harlow_bullet_bra_front_main.jpg)

以下の http://www.corsetiere.net/Spirella/Playtex_bra_JR_1.jpg だと普通のシームレス
のように見えるけど、こちらは 1970 年代になってからの CM で使用したものだそうだ。

http://wirednewyork.com/forum/showthread.php?t=24607&page=1
> Also in the 1970s, she started appearing in television commercials as a
> spokeswoman for Platex "'Cross-Your-Heart Bras' for us full-figured gals,"
> featuring the "18-Hour Bra," still one of International Playtex's best-known
> products even as of early March of 2011.(from wick)
> Jane, as ever practical, mentioned that the brassiere displayed had been through
> a machine wash 65 times!



その他参考 (これも結構有力なネタ元候補みたいな):
http://www.ivc-tokyo.co.jp/yodogawa/title/yodo5101.html
>はい、『ならず者』、これはハワード・ヒューズという監督が撮りました。
>で、ハワード・ヒューズは、監督というよりも制作ですね。そして大金持ちですね。
>ハワード・ヒューズは飛行機の大きな、大きな会社持ってましたから大金持ちですね。
>この人の道楽は、どんな役者使うか、新しい役者、自分が注目した役者を使うか、これ
>で評判ですね。

>それで、このハワード・ヒューズの『ならず者』はジェーン・ラッセル。
>ジェーン・ラッセルがいかにも、おっぱいが立派で、そしていかにもこの映画に貫祿見
>せましたね。ハワード・ヒューズがかわいがったんですね、ジェーン・ラッセル。

>ハワード・ヒューズという道楽者、アメリカの大金持ち、その監督が発見したジェー
>ン・ラッセル。『ならず者』のすべてはジェーン・ラッセルの胸、おっぱい、大きさ、
>それを見せましたね。

>けど、ジェーン・ラッセルはやっぱりそういう女で、映画の演技というのはそんなにう
>まくなかったんですね。ムードがあって非常に良かったんだけど、なかなか長続きしな
>かったの。

>『紳士は金髪がお好き』というのがありましたね。これで、マリリン・モンローと
>ジェーン・ラッセルが共演しましたね。そして大きな、大きなポスターつくったんです
>ね。ジェーン・ラッセルとマリリン・モンローが後ろ向いてるポスターですね。こっち
>向いて足がどっちも奇麗ですね。

>私はこれをニューヨークで見たんですけど、ニューヨークの劇場の大きな看板に、
>ジェーン・ラッセルとマリリン・モンローが二人、後ろ向いて立ってるのですね。
>ところが通る人がみんな、ジェーン・ラッセルは知ってるけどマリリン・モンローはあ
>んまりまだ知らなかったんですね。

>で、みんなが、「おい、どっちが好きだ?」と言う。そういう事聞こえるんですね。 す
>ると、みんなが「マリリン・モンローの方」「Left」、みんなが「この左の女がいい
>ね」と言う。
>マリリン・モンローが全然人気があって、ジェーン・ラッセルはすっかり人気をなくし
>たんですね。

>『紳士は金髪がお好き』は、ジェーン・ラッセルの敗北の作品ですね。
>ジェーン・ラッセルは怒ったんですね、「私、こんな恥かいたことなかった」。
>そして、もの凄く怒って今度はその会社にジェーン・ラッセル主演の『紳士はブルネッ
>トがお好き』という映画つくらせたんですね。
>それぐらいに、ジェーン・ラッセルは権威があったんですね。

>という訳で、この『ならず者』は、そのジェーン・ラッセルの胸の厚みを売った、おも
>しろい、おもしろい、ジェーン・ラッセル出世映画ですね。
> 【解説:淀川長治】


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