2017年11月 / 10月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫12月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2011.02.11 (Fri)

で、放送禁止替え歌「いいユダヤ」作者の某会社員評論家って誰?

裏モノ日記 2000年 09月 09日(土曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary20000909000000.html

 私だけが知らなかったのかも知れないが、一番意外だったのは、虐殺に
使用された毒ガス、チクロンBが固形だったこと。実際には、石灰状の粒に
成分が染み込ませてあり、カンをキコキコ開けて、これをザラザラとユダヤ
人収容者をスシ詰めにした部屋にまき入れれば、密閉された室内の湿気
(収容者たちから発せられるもの)を吸って、それに反応して有毒ガスが
発生する仕組みである。手早くやればそれを扱うドイツ兵の方は全く危険
がない。なるほど、これなら防毒設備(ガスマスクなど)を使わ ずに、簡単
に扱うことが可能だし、処置する人数何人につきどれだけの分量を使用す
るか、という計算も楽である。こんなところにも能率を重んずる収容所気質
が。それにしても、友人の某会社員評論家の作になる傑作放送禁止替え
歌(♪いいユダヤ、いいユダヤ、ガスが天上からプシューッと背中に・・・・・・)
があるが、実際は“ガスが天上からザラザラッと背中に・・・・・・”だったのね。


×天上 ○天井

B級SM雑誌の表紙のイメージにとらわれている虐殺否定派は多分非実在」の続きの
小ネタ。そこのコメント欄にも、「天上」は多分「天井」のつもりだったと思われます、とは
書いたものの……。

誤変換のせいもあって頭弱いのではないかという感じが前面に出ているが、駄洒落が
強引過ぎるわ、ギャグとしての出来もよいとはいえないわの代物だし、たとえこれを「いい
ユダヤ、いいユダヤ、ガスが天井から」に訂正したとしても、人としてなんか間違っている
のではないかという気がしてたまらないのには変わりがない。

唐沢俊一が「友人の某会社員評論家の作になる傑作」とかホザいている「いいユダヤ、
いいユダヤ、ガスが天上からプシューッと背中に」というのも酷いものだが、唐沢俊一に
かかると、「実際は“ガスが天上からザラザラッと背中に・・・・・・”だったのね」と変更され、
さらに頭の弱さ感が強く出てしまい頭が痛い。「ガスが」っていうけど、「ザラザラッと」
落ちてくる「石灰状の粒」とかは、普通はガスとはいわないと思う。

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=ガス&dtype=0&dname=0ss&stype=1&index=103474600000&pagenum=1
>ガス1 【 gas】(オランダ)
>[1] 広く気体一般をさす。
>  水素―
>  排気―
>[2] 燃料として使われる気体。都市ガス・プロパン-ガスなど。
>[3] 海・山などに出る濃い霧。[季]夏。
>  ―がかかる
>[4] 特に毒性のガス。
>  ―-マスク
>[5] おなら。屁。
>[6] ガソリンのこと。
>  ―欠
>[7] 「ガス台」「ガスこんろ」の略。
>  やかんを―にかける
>[8] 「ガス灯」の略。
>[9] 「ガス糸」の略。
>  〔補説〕 [3] 以外は「瓦斯」とも書く


で、唐沢俊一の書いている「使用された毒ガス、チクロンBが固形だったこと」、「カンを
キコキコ開けて、これをザラザラとユダヤ人収容者をスシ詰めにした部屋にまき入れれば」
などは、表現はともかく特に間違いではない模様――というか、この手の説明は、ツアーの
ガイドによる説明に組み込まれているようだ。

http://www.comware-hq-ntt-union.jp/policy/topic033b.htm
> その施設は薄暗く、見渡すと水が出るような構造のものはない。ただ天井に小さな扉
>がある。ここからチクロンBが投下される。チクロンBは固形薬で空気に触れると常温で
>気化し有毒ガスを発生する。そして、数十分で死に至しめる。扉を見ながら、兵士が毒
>薬を投げ込む瞬間を想像してみた。鳥肌が立つのを覚えた。


http://4travel.jp/overseas/area/europe/poland/auschwitz/travelogue/10152639/?lid=os_area_top_topbox
> ガス室で使用された殺虫剤、通称「チクロンB」の空き缶。
> ガス室というと天井から気体がプシュー、みたいなのを想像するが、実際は粒状の固
>形の物質で、扱いやすいよう缶詰入りだった。
> ガス室の中に囚人を閉じ込め、缶詰のフタを開けて天井の穴から放り込む。チクロンB
>は囚人の体から発せられる水蒸気によって気化してガス室に充満していく。チクロンBは
>空気より重くて足元から充満していくので、囚人はガスから逃れようとお互いの上に登ろ
>うとし、死体が塔のように高く積みあがっていたという。


http://minkara.carview.co.jp/userid/196498/blog/19935704/
>シャワーを浴びるからとガス室に裸で2000人が詰め込まれ、見上げた天井のシャワー
>ヘッドからは何も出ず、代わりにチクロンBと呼ばれる毒ガス(実際はガスではなく常温
>で気化する白い固形物だったらしい)が7~8kgが投入されました。


>当時の毒ガスの空き缶
(http://art30.photozou.jp/pub/685/195685/photo/52252589.v1286470163.jpg)

>これで多大な利益を上げたドイツの民間企業デゲッシュ社
(http://art30.photozou.jp/pub/685/195685/photo/52343475.v1286557415.jpg)

上の写真にある缶の中身は白っぽい粒で、唐沢俊一が「石灰状の粒に成分が染み込ませ
てあり」とか書いているのはそのせいか。実際は石灰ではなくて珪藻土に、「シアン化水素
が染み込ませてある」とのことなのだが。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ガス室
>チクロンBを封入した缶
>珪藻土にシアン化水素が染み込ませてある


http://ja.wikipedia.org/wiki/珪藻土
>珪藻土(けいそうど、diatomite、diatomaceous earth)は、藻類の一種である珪藻の殻
>の化石よりなる堆積物(堆積岩)である。ダイアトマイトともいう。珪藻の殻は二酸化ケイ
>素(SiO2)でできており、珪藻土もこれを主成分とする。


http://ja.wikipedia.org/wiki/石灰
>石灰(せっかい、Lime)とは、生石灰(酸化カルシウム、CaO)または消石灰(水酸化
>カルシウム、Ca(OH)2)のこと。炭酸カルシウム(CaCO3)やカルシウム(Ca)を指すこと
>もある。


で、唐沢俊一のいう「なるほど、これなら防毒設備(ガスマスクなど)を使わずに、簡単に
扱うことが可能」はちょっと微妙な書き方。缶入りの固形だから輸送途中や投入前後の
取り扱いは比較的楽として、有毒ガスが発生し充満した後は缶も固形も関係なくなり、
その後の換気について修正主義者の人たちはあれこれいってきたりするわけで。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/swindler-5.html
>注1:チクロンBの毒性は強い。沸騰点以下でもガスは遊離するが、室温20度Cで、ほと
>んどが遊離するのに半時間掛かる。その後も遊離は続くから、数分か数十分後に室内
>に入って死体を片付けるという「元収容所長の告白」では、作業員に危険がある。詳しく
>は拙著『アウシュヴィッツの争点』を参照されたい。


http://revisionist.jp/weber_01.htm
> 所長ヘスの1942年8月12日の重要な「特別命令」(201頁)でも、チクロンBの危険性と
>アウシュヴィッツでのその重要性は理解されている。40部が収容所の役人に配布された。
> 「本日、青酸ガスによる毒に汚染された軽い症状のケースがあったが、このために、ガ
>ス処理の関係者全員、とくに、マスクをつけないでガス処理のための部屋を開ける仕事
>に従事するその他すべてのSS隊員に、少なくとも5時間待機し、ガス室から少なくとも
>15mの距離を保つように警告しておかなくてはならない。さらに、風向きにはとくに関心
>を向けるべきである。」


その換気については、以前のエントリーでも引用した「ニツコー66Q&A」には以下のような
説明がある。

http://www.ss.iij4u.or.jp/~mitaka/nizkor/66qa30.txt
>30.チクロンBによって燻蒸された区画を完全に換気するには、どのくらいの時間
>  がかかったのか?

>*IHRの主張

> 通常は約20時間である。全体の手続きは、きわめて複雑で技術的なものである。
>ガスマスクの着用が必要で、熟練技術者のみが作業に従事させられた。

>*ニツコーの回答

> 違う。「20時間」という数字は、さまざまな理由で不適切である。

> 最初に、この数字は、換気装置無しの普通の事務所もしくは一般家屋における使
>用を意図したものである。強制換気がほとんどなされなかったから、この時間中は
>建物に入ることができなかったのだ。その上、じゅうたん、カーテン、家具など通
>常の備品があったから、新鮮な空気を入れ替えるにはいっそう時間がかかった。他
>方、ナチスのガス室は、空っぽのコンクリート製の部屋であり、強制換気装置がつ
>いていたから、空気を入れ替えるには5分もあれば十分だった(グットマン「アウ
>シュビッツ 死の収容所の解剖学」 1994年 p.232を見よ)。強制換気システムが
>取り付けられていないガス室もあった。そこでは、死体を運び出す人間はガスマス
>クを装着した。

> さらに、恐るべき安全係数が認められていた。通常の安全基準は戦時には適用さ
>れない。特に、千人もの人間を可能な限りすみやかに殺害するのが目的の時は。ド
>イツ人は一般的にガスについて豊富な経験を持っていた。チクロンは、しばしば害
>虫駆除に使用されたから、それについては特に豊富な使用経験があった。


「強制換気システムが取り付けられていないガス室もあった。そこでは、死体を運び出す
人間はガスマスクを装着した」と記述されていることに注意のこと、かなあ。唐沢俊一が
書いているように、「チクロンBが固形だった」だからといって、「防毒設備(ガスマスクなど)
を使わずに、簡単に扱うことが可能」なまま、最後まで事が運ぶわけではない。

スポンサーサイト

テーマ : 感想 - ジャンル : 本・雑誌

21:23  |  その他の雑学本 間違い探し編 (324) +  |  TB(0)  |  CM(10)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

『トンデモ本の世界』、『トンデモ本の逆襲』、『トンデモ本の世界R』は手元にあるので、探し直してみたのですが……うーん、何か私の方で大ボケして見逃している可能性が高いのですど。

>「いいユダヤ、アハハン、いいユダヤ、アハハン♪」どまりで

「ガスが天上からプシューッと背中に」の部分は唐沢俊一オリジナルという可能性もあるんでしょうか。

参考:
http://ameblo.jp/new-hopper/entry-10734626542.html
トンデモない一行知識 |  2011年02月19日(土) 01:16 |  URL |  【コメント編集】

>>植木さんがこの替え歌を自分で書いていましたよ。
>
>をを、そうだったのですか。
>
>残念ながら、手持ちの本からは見つけられませんでした。

たしか、トンデモ本の世界シリーズでも初期の方だったはずですよ。
しかもそれはホロコーストネタではなく、ユダヤ陰謀論に関するトンデモ本を扱ったコラムのマクラネタであり、「いいユダヤ、アハハン、いいユダヤ、アハハン♪」どまりで「ガスが天井から」のくだりは無かったので不謹慎という感じは無く、ちょっとクスっとした覚えがあります(苦笑)
foobar |  2011年02月18日(金) 03:36 |  URL |  【コメント編集】

http://ja.wikipedia.org/wiki/シアン化水素
>気体の毒性には異なったデータがあり、270ppmで即死というものから、
>5000ppmの1分間の吸入で半数死亡というものまである。これは肝臓による
>チオシアン酸化解毒能力と、細胞の壊死に対する抵抗力における個体差ゆえ
>と考察される。
〈略〉
>かつてはホロコーストの際にガス室で使用された。この時にはツィクロンBという
>殺虫剤が流用された。可燃性であることから、ガス室の隣に燃焼炉があるので
>危険で使えないという否定論者もいるが、上記のとおり爆発する濃度は5.6%
>(56000ppm)以上であり、中毒死には270ppm~5000ppm(0.5%)で十分である
>ことを知れば、成り立たない。
〈略〉
>空気よりわずかに軽いため、化学兵器として使用しても野戦場では早期に
>上空に浮き上がって消滅してしまう。このため化学兵器としての用例は稀で
>あり、毒性が類似しており空気より重い塩化シアンの方が使われる。

引用したものの中では、「チクロンBは空気より重くて足元から充満していく」というのが少し気になるものの、下に落ちた個体の粒から立ち上ってくることを考えると、「囚人はガスから逃れようとお互いの上に登ろうとし」ということになってもそう不自然ではないと思います。

収容所は寒さでやられる人が多かったようですが、一度に何人も換気の悪い部屋に詰め込むことにより、ガスを揮発させたのではないかと考えています。
トンデモない一行知識@レス遅延気味すみません |  2011年02月16日(水) 00:07 |  URL |  【コメント編集】

>石灰状の粒
“軽石のような粒”のつもりだったのでしょうか?


シアン化水素(青酸)は
・沸点26 ℃程度であり、揮発性が高い
・水に溶けやすい
・比較的吸着されやすい
・気化すると空気よりも軽い
と聞いているので、唐沢氏の記述もそうですが
他の引用例も微妙な部分が多いですね。
 |  2011年02月14日(月) 09:54 |  URL |  【コメント編集】

>粗忽亭主人さん

>植木さんがこの替え歌を自分で書いていましたよ。

をを、そうだったのですか。

残念ながら、手持ちの本からは見つけられませんでした。
といっても、トンデモ本シリーズ全部揃えているわけではないし、あのシリーズは目次などから著者がわかるわけではないので不便というか、植木不等式担当分を全部チェックできたかも自信ありません……。

ついでに、昔読んで笑えたところも今読むと……という箇所が多いことを発見しました。w


>古賀さん

>唐沢さん及びその周辺はブラックなギャグを過大に評価するきらいがある

ああ、それはありますね。
身内同士でヨイショしあっては、反発する奴はシャレのわからん奴だといわんばかりの雰囲気づくり、という側面もあると思っています。
トンデモない一行知識 |  2011年02月12日(土) 19:56 |  URL |  【コメント編集】

>(♪いいユダヤ、いいユダヤ、ガスが天上からプシューッと背中に・・・・・・)

傑作も何も「宮崎さんちのツトムくん」とかと同じで誰でもすぐ思いつくタイプの替え歌ではありますね。

唐沢さん及びその周辺はブラックなギャグを過大に評価するきらいがあるので。そのブラックさが自分たちに及ばない限りは(笑)。
古賀 |  2011年02月12日(土) 10:07 |  URL |  【コメント編集】

●訂正

×土の ○どの
粗忽亭主人 |  2011年02月12日(土) 00:25 |  URL |  【コメント編集】

「トンデモ本の世界」シリーズの土の本だったかに植木さんがこの替え歌を自分で書いていましたよ。
粗忽亭主人 |  2011年02月12日(土) 00:10 |  URL |  【コメント編集】

> 植木不等式こと木元俊宏ですかね。

真っ先に頭に浮かんだのはその名前なのですが、と学会のお仲間だけ考えても、会社員の活動のかたわら評論活動をしている人というのは、他にも候補がいるような気もしまして……。

皆神龍太郎こと久保田裕も、「友人の某会社員評論家」に当てはまりますよね。
トンデモない一行知識 |  2011年02月11日(金) 21:57 |  URL |  【コメント編集】

>某会社員評論家

 植木不等式こと木元俊宏ですかね。

>♪いいユダヤ、いいユダヤ、ガスが天上からプシューッと背中に・・・・・・

 語呂が辛うじて合っているだけで、替え歌になっていませんね。なにが「いいユダヤ」なんだか。
藤岡真 |  2011年02月11日(金) 21:35 |  URL |  【コメント編集】

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://tondemonai2.blog114.fc2.com/tb.php/615-f4beb2ca

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。