2017年04月 / 03月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫05月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2011.01.23 (Sun)

「浮浪者になりながらも」はご自分で実践されたらいかがですか唐沢俊一先生

http://www.tobunken.com/news/news20110121225226.html

イベント
2011年1月21日投稿
ギネス級だった男【訃報 野上正義】

2010年12月22日未明、病院で死去。70歳。
そのちょっと前、倒れて人事不省が続いていたと聞いて、
心配していた。

通称ガミさん。
映画出演数1000本、ギネスブック級の記録の持ち主。
そのほとんどが、いわゆる”ピンク映画“。

ソルボンヌK子がオムニバスの一本の脚本・監督をした
『不思議の国のゲイたち』の中の、『在宅介護』(伍代暁子監督)
にホモの介護老人の役で出演していたが、あのときまだ50代末。
今の私とそういくつも違いはしなかっ
たのである。それが見事に70代の老人を演じていた。

作中にその老人の、二枚目だった若い頃の写真が出る。
これは 実際の野上さんの若かりし頃のブロマイドだそうである。
実際、コワモテの二枚目でかなりモテたと思われる。

日本でピンク映画という分野を初めて確立した人間が本木荘二郎。
あの黒澤明の『野良犬』や『蜘蛛巣城』『羅生門』のプロデューサー
だった人物だ。そのプロデューサーが落魄し、1962年の
『肉体自由貿易』をはじめとする成人向け映画を量産しはじめる。
これが、いわゆる“ピンク映画(ちゃんとストーリィがある
エロ映画)”の最初期の作品であって、野上正義はこの本木
荘二郎に気に入られてピンク男優としての地位を確立した。
久保新二や山本晋也と共に、その死後の後始末もしたという
(遺品の中から『羅生門』のベネチア映画祭グランプリ金獅子賞
のレプリカが出てきたとか)。

普通に考えれば、天下の黒澤の映画を制作していた男がピンク映画
の監督をするのである。自虐、自責の念にかられてウツウツとして
いた、と想像しがちだが、その当時の彼を知る人々によると、
本木はいつもニコニコとして、実に楽しげに映画を撮っていた
という。

ガミさんも本当に楽しげにピンク映画に参加していた。
当時ピンク映画のスタッフをしていた知人に聞くと、現場には
厳しく、スタッフには優しい人であったという。出演する
だけでなく脚本も書き、演出もし、さらにピンク映画の申し子
としての著書『ちんこんか ピンク映画はどこにいく』
(三一書房)もあるガミさんはピンク映画出身の若手監督たちの
請いで、さまざまな映画作品に出演し、出演作の幅を広げていた
ところだった。最近では『メイドロイド』(2008)などにも
主演格で出演している。
〈略〉
出馬康成監督『2045年 女の都』の中での野上さんの役は
“ピンク映画の監督をしていて2045年には浮浪者になりながらも
妄想の中で映画作りをし続けている老人”の役だった
とか。実践してほしかったのに……。


「”ピンク映画“」――と「“”」が逆になっているのは原文ママ。

http://mainichi.jp/select/person/news/20101225k0000m060073000c.html
>訃報:野上正義さん70歳=俳優、映画監督
> 野上正義さん70歳(のがみ・まさよし=俳優、映画監督)22日、心不全のため死去。
>葬儀は近親者で済ませた。後日、しのぶ会を開く予定。喪主は妻郁子(いくこ)さん。
> 映画「鉛の墓標」など、多くの映画、テレビに出演した。
>毎日新聞 2010年12月24日 20時09分


唐沢俊一は「2010年12月22日未明、病院で死去」と書いているけど、「22日、午前0時
12分亡くなりました」という場合に「未明」というのかという疑問が。

http://ameblo.jp/kubo-shinji/entry-10744066718.html
>AM6時半の留守電に、野上正義の息子、トニー大木からメッセージが入っていた。
>野上正義が22日、午前0時12分亡くなりました…と。
>奇しくも、今日は阿佐ヶ谷ザムザでハレンチ公演の初日だ。
>オレの生前祭の司会が最後の仕事で、初日に亡くなるとは…
>先輩の野上正義はオレと縁があるのか、因果なのか…
>初日、精一杯舞台頑張ってくるよ。
>野上さん、たくさんの思い出ありがとうございました。
>安らかに眠って下さい。
>合掌


ただし、これについては唐沢俊一のせいではない可能性もあって、辞書では「日の出に
近い時間帯」の意味であるはずの「未明」を、「報道では『午前0時~3時』の意味でも使う
場合があります」とのこと。理由は不明。

http://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/kotoba/kotoba_04030101.html
>「未明」は辞典では「午前3時~日の出前」を指しますが、報道では「午前0時~3時」
>の意味でも使う場合があります。調査結果から、人々は辞典どおり「日の出前」の2~3
>時間を指すことばとしてとらえており、報道の考えとの違いが出ています。では「午前
>0時~3時」を何と表現したらよいのでしょう。この点について調査で聞いたところ、「深
>夜」という答えが多くありました。報道で「午前0時~3時」を指して「深夜」というのには
>問題があるのでしょうか。辞典の意味から考えても「日の出に近い時間帯」のことばであ
>る「未明」を報道で「午前0時~3時」の意味でも使うようになったのはなぜなのでしょう。



「二枚目だった若い頃の写真」の方は、唐沢俊一の「イベント」のページには存在しないと
いう不親切さだったので、せっかくだから捜してみた。

http://ameblo.jp/dyodiary/entry-10744994621.html
>昨日22日の早朝は久保新二さんのブログで野上正義さんの訃報を知り、愕然としてし
>まいました。お倒れになったことは存じていましたが、つい先日まで精力的に活動されて
>いた野上さんがまさか亡くなってしまうとは…。どうぞ安らかにお眠り下さい。


上のブログに貼られていた以下の画像とか。
- http://ameblo.jp/dyodiary/image-10744994621-10933843932.html
- http://ameblo.jp/dyodiary/image-10744994621-10933843753.html

http://www.officej1.com/omoide/omoi9.htm
>当時の男優のスター野上正義

上のキャプションがついた以下の写真とか。
- http://www.officej1.com/omoide/image/pinkeiga2.jpg


不親切といえば、「ソルボンヌK子がオムニバスの一本の脚本・監督をした『不思議の国の
ゲイたち』の中の、『在宅介護』(伍代暁子監督)」とか、「普通に考えれば、天下の黒澤の
映画を制作していた男がピンク映画の監督をするのである。自虐、自責の念にかられて
ウツウツとしていた、と想像しがちだが、その当時の彼を知る人々によると、本木は」とか、
いつもの唐沢俊一の文章にも増して読みにくい今回の“追討”……。

「(伍代暁子監督)」というのが出るまで、「ソルボンヌK子がオムニバスの一本の脚本・
監督をした」映画に野上正義が出演したのかと思って読んでいたので軽く肩すかしをくらう
ことになったし、「天下の黒澤の映画を制作していた男がピンク映画の監督」がどうこうと
いうのは野上正義の話かと錯覚して読み進めていたら、文の後半になって「本木は」とか
出てきてどっと疲れるハメになるし。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=153156
>不思議の国のゲイたち(1997)
>監督:
>伊藤清美     第1話「エチカ」
>ソルボンヌK子  第2話「映画の中心でアイを叫んだけだもの」
>五代暁子     第3話「在宅介護」


せっかく猿から進化したんだからマウンティングへの固執もほどほどにね」でも言及した
ことがある「映画の中心でアイを叫んだけだもの」。これに「野上正義が出演」したわけでも
何でもないのは、「藤岡真blog」の「徹底検証 唐沢俊一追討日記 その43 野上正義」で
指摘されている通り。

http://netcity.or.jp/otakuweekly/BW2.0/column1-1.html

僕はあの、デブエヴァ映画『映画の中心でアイを叫んだけだもの』のストー
リィを女房と作るとき、本家のエヴァが成人拒否の少年を主人公にした
ネオテニー・ドラマだったことへのアンチテーゼとして、シンジ(中野貴雄)
が最後にウケからタチになる逆転の物語としてパロディしたのだが、この
『肛姦未亡人』の、啓が母親の客となるラストにも、見事なそのビルドゥン
グスが描かれている。


唐沢俊一の昔のコラムには、「ストーリィを女房と作る」とか書いてあった割には、
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=153156
の「脚本」には「ソルボンヌK子」の名前だけで唐沢俊一の名前がないのは、まあご愛嬌と
いうもの (?) なんだろう。


で、「映画出演数1000本、ギネスブック級の記録の持ち主。そのほとんどが、いわゆる
”ピンク映画“」という紹介のしかたも、不親切のきらいがある。ピンク映画の出演に限定
し過ぎてしまうと、「ウルトラマンダイナ」への出演、その他少なからぬテレビへの出演、
それから「自身で演出もつとめ、監督品は〈略〉多数ある」こと等々、すべてなかったことの
ようになりかねないため。

http://kotobank.jp/word/野上正義
>プロフィール
>俳優座スタジオ劇団「世代」創立に参加。舞台活動を中心にテレビにも数多く出演。
>映画『鉛の墓標』に主演以来、およそ100名に近い監督と、約1000本の映画に主演また
>は準主演。役柄も幅広くシリアスから喜劇まで数多く演じてきた。

>・NHK『寺小屋ゆめ指南』 フジテレビ『はるちゃん2』 テレビ朝日『女弁護士 朝吹里
>矢子(5)小さな共犯者』 テレビ東京『水曜ミステリー9 捜査検事近松茂道7』
>・映画『サンクチュアリ』・『鉛の墓標』・『ラーメンガール』・『バカラ人間』
>・Vシネマ『白竜Vol.1』・『白竜Vol.2』


http://basaraningen.com/supportact.html
>1940年生まれ。俳優・監督。 西原儀一、武智徹二、若松孝二などピンク映画創生期の
>大物監督作品に多数出演。 新高恵子、大杉漣 、愛染恭子、日野繭子らと共にピンク
>映画全盛期を作り上げる。 おそらく世界でも彼ほど多くの出演作品を持つ俳優は少な
>いと思われる。 まさにピンク映画界の生き字引である。 また自身で演出もつとめ、監督
>作品は『変態未亡人』(1981年・大蔵映画)、 『義父の指あそび 抜かないで!』(2003
>年・キティスタジオ)等多数ある。


http://www14.big.or.jp/~hosoya/who/no/nogami-masayoshi.htm
>初出演作品 昭和38年日活「地下室のうめき」 昭和40年日活「鉛の墓標」
>円谷作品  平成10年MBS「ウルトラマンダイナ」(29)トクガワ・ヘイスケ副長
>テレビ出演 「プロハンター」「刑事追う!」「はぐれ刑事純情派」「弁護士芸者のお座敷
>        事件簿3」
>映画出演  「女教師の個人生活」「拷問百年史」「ゴト師株式会社」「境界線の向こう側」
>ビデオ出演 「ブラック・マネー」「痴漢白書」「人妻玲子 調教の軌跡」
>著書     「ちんこんか ピンク映画よどこへ行く」
>受賞歴    第1回ズームアップ映画祭助演男優賞(昭和54年)
>職歴・経歴  NBK演劇部 劇団世代 第二東映株式会社(現・東映株式会社)
>        ビデオ映像 清野事務所



で、まあ、一番酷いと思うのは、「“ピンク映画の監督をしていて2045年には浮浪者に
なりながらも妄想の中で映画作りをし続けている老人”」というのを「実践してほしかった
のに……」と唐沢俊一が書いていることではないかと。

2045 年まで生きていて「映画作りをし続けている」とかいうのを「実践してほしかった」と
いうのならよいけど、「浮浪者になりながらも妄想の中で映画作り」というのを「実践して
ほしかったというのは、ちょっとないでしょう、ということで。

野上正義本人は、生前に以下のようなエッセイを書いていたりする。

http://www.dgj.or.jp/essay/article/000383.html
>野上正義 「時効成立?」
〈略〉
> 離婚ばやりの昨今だが、我々の仲間の離婚率は遥かに高いように思える・・・だから、
>この世界で、ずっと添い遂げるご夫婦を見ていると、なにか特別な秘法があるのかなあ
>と思ったりもしてみる。まあ、我々の仲間の離婚は主に経済的な理由によるところが多
>いと

>  (いや、異性関係なども)思うが、何とかならないものか?

>  いま、日本にもやっと「文化芸術振興基本法」なる法律が出来て、各種助成も多少増
>えたようだが、欧米各国に比較すると例えばフランスの文化芸術予算は、国家予算の
>一割を占めて居ると言うし、韓国でも0.6%を占めている。

>  日本の場合はやっと0.1%・・・、とてもお話にならない。寄付制度の進むアメリカで
>は、芸術家の住む公団住宅のような施設があり、住人は全て芸術家でしめられている
>住宅があると言う。

>  3年前、私もこの法律を立ち上げると言うことで12万人以上の署名を集める運動に参
>加したが、これから先何としても、芸術家の社会的地位の確立が、欧米に少しでも追い
>つき追い越せるような態勢に持っていきたいものである。



その他参考:
http://ameblo.jp/dyodiary/entry-10748223597.html
>2010年12月26日
>野上正義さんの追悼上映会いろいろ
〈略〉
>昨年は面白いのがたくさんありましたよ。そんな中でも特に素晴らしかった一本「わいせ
>つ性楽園 ~おじさまと私~」。これ、本当に本当にイイ映画。ここ数年の野上正義さん
>の出演作の中でも最高の一本だと思います。同じ友松直之監督、野上さん主演作であ
>る「老人とラブドール私が初潮になった時…」(メイドロイド)のほうが好きって方も多いの
>ですが、「おじさまと私」も同じくらい、もしくはそれ以上に素晴らしい映画なのです。
〈略〉
>「阿佐ヶ谷ロフトAの追悼上映は入場料は取らない。ただしワンドリンク制なので各自自
>分で何か飲んでいただくことにはなる。こちらでも冒頭で追悼の辞をのべるが、それ以外
>は特に俺もトークをするつもりはない。基本的には俺作品に出演してくれた野上さんの姿
>を見て、俺が泣きたいだけだ。生前の記憶があるうちに大画面で見てお別れを言いたい
>だけだ。それが俺のやる追悼上映である。付き合ってくださる人はぜひ来て欲しい。あの
>それなりのスペースの会場で一人泣くのは淋しすぎるからな。」(友松直之)


スポンサーサイト

テーマ : 感想 - ジャンル : 本・雑誌

20:26  |  その他の雑学本 間違い探し編 (324) +  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://tondemonai2.blog114.fc2.com/tb.php/602-41b1bdbf

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。