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2010.10.26 (Tue)

もしも日本が年間百人の死亡者数だったら

『ウラグラ! ベスト・オブ・裏モノの神様』 P.199

神● ただ、それ故にさっきお前が言ったような問題が出てきているのも
確かなんじゃな。現在、日本国内で1年に荼毘(だび)に付される遺体は
約100体。毎年、平均3グラム程度のダイオキシンがその焼却のときに
排出されている。
唐● 1年に3グラム程度ですか。ゴミ焼却場から出るダイオキシン総量が
1年に約1.5キログラムから3キログラムと言われてますから、案外少ない
神● とはいえ、高齢化社会を迎えて、日本の死亡人口は年々増加して
いる。計算では、日本の死亡者数ピークに達するのは2036年と言われて
おるのじゃが、この年に発生が予想されるダイオキシンの量は現在の2倍
近くになる。ゴミ焼却場の排出量の規制が進んでいることを考えると、バカ
にならぬ量になる。


×約100体 ○約100万体

「それ故」というのは、日本では火葬が普及していること、「さっきお前が言ったような
問題」とは、「最近、火葬場から出るダイオキシンなどが注目されているようですね」
(P.198) というのをさす。

で、「日本国内で1年に荼毘(だび)に付される遺体は約100体」なんてことは当然なく、
多分「100万体」とか書くつもりが「万」が抜けたのだろう。

http://www.bycomet.com/2010/01/blog-post_03.html
>asahi.comから。
>------------------------------------------------------------
>日本の人口、7万5000人自然減 09年・過去最大幅 2009年の国内の死亡者数
>は114万4千人で、戦後統計をとり始めた1947年以降最多となることが、厚生労働
>省が31日に公表した人口動態の年間推計で明らかとなった。死亡数から出生数を引
>いた自然減も7万5千人と、過去最大の減少幅になる。
>------------------------------------------------------------


さらにいえば、「バカにならぬ量になる」というのも、ちょっと意味がわからないというか、
「1年に3グラム」が 2036 年に「現在の2倍近く」になったとして、1 年に 6 グラム程度。
「ゴミ焼却場から出るダイオキシン総量が1年に約1.5キログラムから3キログラム」
といっておいてなお、「バカにならぬ量になる」というのは、ちと苦しいのではないかと。

とはいっても、「最近、火葬場から出るダイオキシンなどが注目されているようですね」、
「なんで問題になったかというと、ゴミ焼却炉に関する規制が、火葬場には適用されて
おらん、という事実が判明したからなんじゃな」 (P.198) というのが、まるきりの嘘だった
というわけでもない。

http://www006.upp.so-net.ne.jp/wasedanomori/5-1-5Tcdd.html
>なぜ火葬場がダイオキシン発生の原因かといいますと、火葬場は、ごみ焼却場に
>比べ設備の近代化が遅れていること、人骨が変形してしまうことからダイオキシンの
>分解に有効な800℃以上の高温での連続燃焼ができないことによると考えられます。
>厚生省の委託を受けて実態調査を行った京都大学大学院工学研究科によりますと、
>火葬場の排出するダイオキシン濃度は最も高い値で一立方メートル中24ナノグラムで、
>ダイオキシン類対策特別措置法のごみ焼却炉の排出規制値である10ナノグラムを
>超えているとのことです。なぜ、このように、火葬場からのダイオキシン排出が野放し
>状態であるかというと、「人の遺体はごみではない」との立場から、火葬場が大気汚染
>防止法やダイオキシン類対策特別措置法の規制対象となっていないことによります
>(朝日新聞日刊2000年8月7日「くらし」より)。


また、「バカにならぬ量」というのも、以下に引用する文章の方を読むと、なるほどなあ
と納得することができる。ついでに、唐沢俊一は「その焼却のとき」とか書いているが、
実は 2000 年時点の京都大学による調査では、「『人体(遺体)』そのものの焼却によっ
て」発生するダイオキシンの「確実な数字はつかめない」との結果であったこともわかる。

http://www.seizenkeiyaku.org/HP/club/html/0080.html
>数字は語る的にいえば、現在の火葬場からはかなりの量のダイオキシン類が排出さ
>れている。例えば、自動車の排ガスの2倍ほど、下水道の最終処理場から出る汚泥
>(カス)を焼却した際に発生する量よりも多い。ごみ焼却場の500分の1と現状は問題に
>ならないが、ごみ焼却は対策が進んでいるため、20年後にはほぼ同じくらいになると
>専門家は警告している。
>ところで、「人体(遺体)」そのものの焼却によってもダイオキシンは発生するのか?
>答えはイエスである。では、どのくらいの量か? 国の依頼で京都大学の武田教授の
>チームが調査をしたが、結論は良く解からないということであった。何故ならば、遺亡
>骸とはいえ丸裸にして火葬場に入れて焼却実験することは、プライバシー等の問題も
>あり不可能だからである。しかし、間接的な方法、具体的には、通常火葬の時間経過
>とダイオキシン発生量を計測する中で棺や副葬品が主として燃える初期の段階で多
>量のダイオキシンが発生するだけでなく、「死体」そのものが燃える時期にも少量なが
>ら発生していること、また、検体とほぼ同程度と想定される棺や副葬品のみを燃焼さ
>せて計測したデータ(数字)を先の検体の総排出量から差し引くと、微量ながら「死体」
>そのものの焼却から発生したと推計される結果が出たこと、これらの実験により確実
>な数字はつかめないが、死体そのものの焼却からもダイオキシンは発生すると結論
>付けられたのである。


平成9年度厚生科学研究「火葬場から排出される
ダイオキシン類の実態調査」の結果報告について ↓
http://web.archive.org/web/20001207041500/www.mhw.go.jp/houdou/1005/h0513-3.html

その他参考 URL:
- http://web.archive.org/web/20010117161800/http://www.s-net.ne.jp/f-info/fu18_jan/fu18_9.html
- http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/7891/coffee/61.html
- http://www.sokei.jp/angel-make_archive/post_17.html
- http://itaru-m.hp.infoseek.co.jp/law/30.htm
- http://www.oozora.net/ido2.html


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