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2010.10.03 (Sun)

××の数だけ水割りをください

『唐沢俊一のカルト王』 P.60

 ノンケ(一般客)が、安いからという理由で(実際、新宿の他の場所に
比べれば二~三割は安く飲める)二丁目の店にきたりすると、水割りを、
こっそりペニスでかきまぜて出したりすることがあるという。僕は昔、その
話を聞いてから、ビール専門にしている。いくらゲイに友人が多いからと
いって、いくら『JUNE』のような美少年誌に連載を持っているからといって、
やはり彼らにとっては、僕は女房は“異物”なのだ。


「『JUNE』のような美少年誌」と書いてあるが、「JUNE(ジュネ)」のような雑誌のことを
「美少年誌」というのだろうかと、少し疑問に思った。

http://ja.wikipedia.org/wiki/JUNE
>JUNE(ジュネ)は、株式会社マガジン・マガジン(創刊時は「サン出版」)が発行して
>いた、女性向けの男性同性愛をテーマとした漫画小説混合雑誌の名称。また、
>「JUNE」に掲載されているような男性同性愛を主題にした作品の名称でもある(JUNE
>誌上ではそれらの作品を「耽美」と呼んだ)が、現在ではそういう作品には「ボーイズ
>ラブ」という名称を使うことが一般的になってきている。
>かつて中島梓が「小説道場」を、竹宮恵子が漫画教室を連載し、プロ作家を多数送り
>出したことでも知られる。


ちなみに、「美少年誌」でググってみたとき、上位のくるのは以下のようなもの。

http://www.amazon.co.jp/dp/4776905264
>オトコノコ倶楽部 VOL.3―カワイイ女装美少年の専門誌 (SANWA MOOK) [ムック]

http://www.book-style.com/bisyounen.html
>美少年・美青年 美形 男優 雑誌の販売 1

『美形カタログ』とか、世の中にはいろんな雑誌があることがわかったのが収穫 (?)。

まあ「"美少年誌"」と二重引用符つきでググると、「のちの美少年誌『JUNE』」とか
書いてあるのがヒットして、それも集英社「イミダス」 (ケータイ版イミダス) の記述に
あるらしいので、「『JUNE』のような美少年誌」という表現は間違いではないのだろう。

http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:IEMHqvIGyjMJ:imidas.jp/info/m_map/index.cgi%3Fd%3DF%252Fhot%252F201019%252FL001005212.html
>マンガ、アニメ、ゲーム、小説などで主に美少年同士の性愛を描いた女性向けの作品
>ジャンル。「少年愛」を直訳した和製英語で、これを愛好する女性を「腐女子」と呼ぶ。
>「やおい」「JUNE(ジュネ)」「ショタコン(正太郎コンプレックス)」などともいうが、各々
>ニュアンスが違う。2010年4月26日、大阪府が府青少年健全育成条例に基づき、同
>ジャンルを扱うマンガ誌8誌を「有害図書類」に指定すると発表。これまで同性愛は
>「性的少数派」として対象外だった。指定を受けると18歳未満への販売・閲覧が禁じら
>れ、一般図書と区分した陳列が義務付けられる。この分野は、森茉莉の耽美な諸作
>や稲垣足穂の「少年愛の美学」などを遠い祖先とし、萩尾望都、竹宮惠子ら「24年組」
>と呼ばれる女性マンガ家たちの諸作により、1970年代後半に大きく花開いた。またこ
>のころ「Comic JUN」(のちの美少年誌「JUNE」)が創刊、同誌と深くかかわった作家
>栗本薫(中島梓)も「真夜中の天使」(79年)を書いている。80年代になると、同人誌な
>どで「アニパロ(アニメ・パロディ)」が隆盛を迎え、少年マンガなどの主人公らを同性
>愛カップルに見立てる遊びが定着。これらは当初自虐的に「やおい」(語源は「ヤマな
>し、オチなし、イミなし」)と呼ばれていたが、オリジナル作品が増えるにつれて成り立
>ちへの思いも薄れ、「JUNE」を中心に「ボーイズラブ」という表現を使うようになっていっ
>た。(イミダス編)


ただ、「美少年誌に連載を持っているからといって」、それがなぜ「“異物”」であるか
どうかに影響をあたえるものと考えたのかは大いに疑問で、どう考えても異物でしょうと
しかいいようがないというか。連載をもっていたというのが、『薔薇族』、『さぶ』、『アドン』
のような雑誌なら、まだわかるのだけど。

参考:
男色>> SM >>シュールリアリズム


ええと、それはともかく、本題 (?)。

「水割りを、こっそりペニスでかきまぜて出したりすることがあるという」って、それは
いったい、何をどうすれば可能なのかと。

自分がいったことのある店は、テーブルの上に普通にボトルや氷や水があって、目の前
で水割りをつくってくれたりしていたけど、これで「こっそり」マドラー以外のものを使って
かきまぜるのは……不可能というものだろう、としか。

カウンター越しに接客するタイプの店だったとしても、たとえば客と何か話していて、
ちょっと待ってと身体をかがめてカウンターの影に隠れたり、または奥に引っ込んだり
して、それで次にあらわれたときは水割りを手に持っていて……とか? 怪し過ぎるし、
客の目にふれないところで飲み物に細工し放題という前提にたってしまったら、「ビール
専門にしている」から安心だということには、ならないはずだし。

それ以外にも、アルコール飲料にひたすことによる身体への影響はどうかとか、氷の
せいで偉く冷たい思いをするのではないかとか、客に差し出す水割りの量がグラスの
半分以下ということにはならないのかとか、疑問はつきない。

つまり、いろんな意味で、物理的に不可能というやつではないかということで。

しかし、何なんだろう。指でかきまぜるという話からの派生なのか、棒はすべて棒
という発想からなのか……。

参考 URL (まともなページ):
- http://www.suntory.co.jp/jiten/word/c_i_010.html
- http://www.yoshu.or.jp/enjoy/glossary/whisky/drink.html
- http://www.ttana.be/columns/2009/01/13美味い水割りの作り方20050124.html
- http://www.nikka.com/products/kob/howto.html
- http://www.nikka.com/world/sticking/takeshi/vol031.html
- http://www.excite.co.jp/News/bit/E1240812514471.html

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Comment

>NNT さん
>夜のお商売の人達を何だと思ってるのだろう?それと客商売の事を。

「フツー」ではない人たちと思っているのでしょう。
先の書き込みでは、入力しながら、唐沢俊一の「フツー」連発に嫌な気分になりました。

うちのサイトのトップからもリンクしている
破綻する「新宿二丁目」とサブカルチャーの“共依存”
~唐沢俊一『カルト王』『裏モノの神様』
のページより。

http://zakuro-no-mori.jp/yuri_karasawa.htm
>サブカルチャー系の論客が同性愛を論じる際には、
>おうおうにして理解を示す素振りをしながらも、
>一方でやはり「ヘンタイ」であり「キモチ悪い」という、
>一見すると矛盾したスタンスを取る。
〈略〉
>つまるところ、
>サブカルチャーの文脈における同性愛擁護は、
>同性愛に関する正確な理解に根ざすものではなく、
>「一般ピープル」の頑迷な“性規範”を覆すことで
>優越感に浸りたいという エリート意識の一環にすぎないのである。

『カルト王』では、とにかく「新宿二丁目」は身近な異界だと強調してもいるのですよね。そのスタンスの是非はともかく、デマで貶めてまで異世界であることを強調するというのは論外でしょう。

>脳内アキハバラも酷いけど、脳内新宿二丁目はもっと酷いかもしれない。
>悪意がダイレクト過ぎて、寒気すらします。

いや、怖いのは、唐沢俊一的には「悪意がない」まま、ああいうことを書き散らかしているという可能性も低くないということではないでしょうか。漫棚通信ブログからの盗用の際も、「悪意はなかった」とかホザいていた人ですから……。
トンデモない一行知識 |  2010年10月09日(土) 11:59 |  URL |  【コメント編集】

>「組合みたいな組織は生まれない」
って、自営業なのに、なんで組合って発想?
水商売って飲食店だから、飲食店組合とかありますけど、それとは違う組合ですよね、唐沢氏が指すのは。
>「二丁目にも町内会があり、秋祭りなども行われる」が、「それを組織しているのはフツーの商店街の人々」であり、「近隣のマンションなどに住むフツーの住人さんたちが参加する」もので、「ゲイバーのママたち」のうち「町内会のお祭りに出ていくのは、よっぽどの目立ちたがり屋だけらしい」
夜のお商売の人達を何だと思ってるのだろう?それと客商売の事を。
そういう唐沢氏は町内会の行事とか出るんですかね?役員やるんですかね?
脳内アキハバラも酷いけど、脳内新宿二丁目はもっと酷いかもしれない。
悪意がダイレクト過ぎて、寒気すらします。
NNT |  2010年10月08日(金) 23:15 |  URL |  【コメント編集】

>NNT さん
>自分の店で手いっぱいで隣の店の経営状況なんか知った事じゃないんでしょうかね?

唐沢俊一によると、「誇り高いゲイたちは、他人の指示にしたがって行動することをよしとしないのである」ため、「組合みたいな組織は生まれない」し、「二丁目にも町内会があり、秋祭りなども行われる」が、「それを組織しているのはフツーの商店街の人々」であり、「近隣のマンションなどに住むフツーの住人さんたちが参加する」もので、「ゲイバーのママたち」のうち「町内会のお祭りに出ていくのは、よっぽどの目立ちたがり屋だけらしい」そうです。(『唐沢俊一のカルト王』 P.61)
この『唐沢俊一のカルト王』(1997 年刊) には、
http://tondemonai2.web.fc2.com/504.html
でやったことのある、銀座の柳の並木で首吊りしても「ダレもその存在に気がついてくれず」というエピソードも収録されていたりします。この時期、都会での孤独死をテーマに、ありえない話をデッチあげるのが、唐沢俊一的にはマイブームだったのかもしれません。

『唐沢俊一のカルト王』 P.121
> 銀座名物のヤナギ並木の一本で首を吊って死体となった男がいたわけ
>だが、 ちょうど夏でヤナギの葉っぱがおい茂っていたために、ダレもその
>存在に気がついてくれず、葉っぱが落ちつくした秋までほっておかれたと
>いう可哀想な死体。
トンデモない一行知識 |  2010年10月08日(金) 07:15 |  URL |  【コメント編集】

●二丁目のデマ

自分は自営業の家の子供で、昔はそこそこ栄えた商店通りに生まれ育ったので、
金の匂いには敏感wですが不幸には鈍感で育ちました。
自分で死を選んだ人は今思い出しても…だし、その前に夜逃げとかのがあるというか。

>横と横とのつながり
色んな商売屋がある所と、同じような店が並ぶ水商売の所は違うでしょう。
『ライバル』なんだから。
自分の店で手いっぱいで隣の店の経営状況なんか知った事じゃないんでしょうかね?
都会の、ましてや新宿の物件を借りるのだから、商才の無い人は店を持てないですよ。
殿様商売の家の子は気楽でいいなって思います。

結論、フィクションだと思います。
NNT |  2010年10月06日(水) 00:12 |  URL |  【コメント編集】

>猫遊軒猫八さん
割と高めの酒を効率よく飲むのによいとのことで、立ち飲みや酒屋での試飲 (というのでしょうか) を勧められたことはあるのですが、私は残念ながら未経験です。

バーについては……どうでしょう、唐沢俊一によると、青山の洒落たバーでは、長い髪で黒っぽい服の女性が、ナンパ待ちっぽく水割りを飲んでいたりするそうですから。(『トンデモ一行知識の逆襲』より)

カクテルなどではなく、あえて水割りという人もいるでしょうが、そういう人はウイスキーにしろ、バーボンかブランデーにしろ銘柄に拘って飲んでいそうなので、声をかけるなら、まずそこを話のきっかけにすればよいのに――と首をかしげながら読んでいました。所詮脳内妄想ストーリーだとしても、何でそこで酒の蘊蓄にいかないのかと。

>松沢呉一さん
>こんな営業妨害のデマを書くから二丁目でも嫌われるのでしょう。

やっぱり「二丁目でも嫌われ」ているのでしょうか……。
営業妨害という点では、マジで結構シャレにならないのではないかと思ったりもしています。よく考えればありえない話といくらいっても、ゲイバーとは悪い意味で何が起こるかわからない怪しげな場所という印象だけは、読者の心にしっかり残ってしまいそうなため。衛生観念のないところという誹謗中傷にもなりかねませんし。

>NNT さん
唐沢俊一の読点については謎としか……まあ、この点については私も他人のことはいえなくて、しょっちゅう迷っています。^^;

>ガセで営業妨害するようなのは異物どころじゃなく本当の害悪、いらないお客
>ですね。

この本では他に、二丁目では横と横とのつながりが希薄である例として、隣の店のママが店内で首吊り自殺をしても、常連のお客さんに教えてもらうまで誰も気がつかなかったぞというエピソードも紹介しています。これもちょっとアレで、警察は隣の店に事情を聞きにすらこなかったのか、なのに客の方はどうやって自殺の動機が金がらみということまで知ったのか、これまた首をひねるようなエピソードとなっています。
トンデモない一行知識 |  2010年10月04日(月) 23:17 |  URL |  【コメント編集】

●やる気の法則

ブログ主さんはとっくにご存じでしょうけど、唐沢氏が自分で考えながら書いた文章は句読点、特に読点が多いですよね。
ただでさえ読みづらい文章が更に読みづらくなる。
そして感情が高ぶっている時に書いた文章、例えば人の悪口を書く時には句点が少なくなる。

マスを埋めるだけのやりたくもない仕事を、唐沢氏が考えたガセだけでやっているのが見え見えというか。

>やはり彼らにとっては、僕は女房は“異物”なのだ。
って、ガセで営業妨害するようなのは異物どころじゃなく本当の害悪、いらないお客ですね。
NNT |  2010年10月03日(日) 22:43 |  URL |  【コメント編集】

●とても変

おっしゃる通り、カウンターの中が丸見えの小さな店が多いので、そんなことができるとは思えません。
こんな営業妨害のデマを書くから二丁目でも嫌われるのでしょう。
また、安いというのも、食べ物を出す店が少ないので安く感じるだけではなかろうか。
松沢呉一 |  2010年10月03日(日) 20:12 |  URL |  【コメント編集】

●なにか変

新宿で安く飲みたければ立ち飲みに限ります。
三千円もあれば充分。
サワー数杯、煮込み・串焼きでそんなもの。
オーセンティックなバーにも行ったことないのだなぁ。
普通はご指摘通り目の前で作ってくれるものですけどね、それにバーテンダーは普通味見するので自分のものでも嫌でしょうに。
猫遊軒猫八 |  2010年10月03日(日) 19:08 |  URL |  【コメント編集】

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