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2010.09.13 (Mon)

劇団に関しては語らないのがルール? < 恐怖の人間カラオケ

『B級裏モノ探偵団』 P.19 ~ P.21

●恐怖の人間カラオケ
 これはいくらここで内容を説明しても、実際に聞いていただかないこと
には面白さがわかるまい。要するに、『サウスポー』『与作』『絶体絶命』
『ビューティフル・ネイム』などのヒット曲を、演奏まですべて人間の声だけ
でやっているというシロモノである。
 例えば、『サウスポー』だと
「きょーん、きょーん、きょぃんきょぃんきょぃんきょぃん、だだだだんどど
どんだだだだんどどん、ずだだだぶっだんぶだ、ずだだだぶっだんぶだ、
ずだだだぶっだんぶだ、ずだだだぶっだんぶだ、ちょりろりろりりょ~ん、
ずだかぶっだんだかぶん、てごくくぎきょぐ、ぱあ!」
 という感じの前奏から全部口マネでやり、
「きょきょきょきょきょきょん」
「くゎんくゎんくゎんくゎん、ぴろりんきょんぴんきょんきょんきょん」
「ぱぱらぱぱあ!」
 と血管がブチ切れそうな人間オーケストラが展開して、ことにサワリの
「わたしピンクのサウスポー」
 という箇所では
「にゅいーん、ちゅううぃん、にゅいーん、ちゅううぃん!」
 と田村信のマンガも真っ青の、飛ばしまくったノリが眼前(耳前か)に
繰り広げられる。正気の沙汰とも思えない。初めて聞いたときには腹の
皮がやぶけやしないかと思ったくらい笑った。
 ジャケ写をみると、メンバーはみんな分別ありそうなオトナたちであるが、
たぶん宴会芸のノリであちこちでこれを披露しているうちに、ではひとつ
これでレコードを、ということになってしまったのではないか。
 この、楽器の口マネという芸はジャズの世界などではよくあるテである。
タモリもやっていたし、川柳川柳 (かわやなぎせんりゅう) の『ジャズ息子』
という落語にはディキシーの達者な口マネがでてくる。
 それに比べればこの『恐怖の人間カラオケ』の口マネは、お世辞にも
達者とは言えない。しかし、だからこそ大笑いできる。これを達者にやると
(川柳の落語のように)そこで笑いではなく、拍手がくる。笑うのではなく、
客が感心するのである。それでは宴会芸にならない。宴会芸として成り立
つには、ある種の下手クソさが不可欠なのだ。このレコードの制作者は
そこらへんをよくわかっている。


×『ビューティフル・ネイム』 ○『ビューティフル・ネーム』
×どどどん どどん ○どんどんどんどん または どどどど
×「にゅいーん、ちゅううぃん」 ○「にゅいーん、にゅいん」

Google で「もしかして: ビューティフル・ネーム」と表示されるのは、もうお約束のような
もの。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ビューティフル・ネーム
>『ビューティフル・ネーム』は1979年4月にゴダイゴがリリースしたシングルである。

http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=56015
>ビューティフル・ネーム
>作詞 奈良橋陽子/伊藤アキラ
>作曲 タケカワユキヒデ
>唄  ゴダイゴ



で、「にゅいーん、ちゅううぃん」については、ニコ動のコメントでも、皆「にゅいん」と書いて
いるみたいだし……。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm2027519
>00:08  これ無意味良盤でやってた
>00:28  下手www
>00:30  作るコツは?との質問に「上手に作らない事」と答えたらしい
>00:42  ブラザートムが誘われたらしい
>00:52  「カラオケ」だから歌い手はヘタで当然だよね、確かに
>00:53  右から3人目がケッリーノサンドロヴィッチ
>01:08  時代が早すぎたんだwww
>01:25  にゅい~んにゅいん~!にゅい~んにゅいん~!
>01:30  にゆぃ~ん!にゅいん!にゅい~んにゅいん!
>01:39  カラオケの人が上手でない事がポイントだと聞いたことがある
>01:42  にゅい~ん!にゅいん!にゅい~ん!にゅいん!
>01:44  にゅい~ん!にゅいん!にゅい~ん!にゅいん!!


箇所によっては、「ちゅ」ではじまるように聞こえるところもあるから、以下のサイトの人
みたいに「ちゅい~ん」と表記するのもアリだとは思うけど、唐沢俊一の「ちゅううぃん」
だと、「う」の音だけをのばしすぎ、「い」の音の影が薄すぎで、さすがにそうは聞こえ
ないかと。

http://www.ne.jp/asahi/sgmori/mitarashiya/chinban_tantei/html/ningenkaraoke.htm
>イントロからいきなり「きょ~ん、きょ~ん、きょい~んきょい~ん♪」と始まり、一瞬
>何事かと思わせるが、要するにメンバーの演奏する楽器の口マネをバックに、ピンク
>レディーのサウスポー他、当時のヒット曲を歌っているのである。口マネ以外の音は
>一切入らず、「にゅい~ん」「ぶんたぶんた」「きょんきょろきょんきょろ」など、壮絶な
>擬音と女性ボーカルの歌だけで構成されている。
>ゴスペラーズ等アカペラグループを思い浮かべるかもしれないが、彼等は歌も下手だ
>しハモりやボイスパーカッションの技術もない。しかし、彼等が極めて真面目に再現し
>ているであろう「ひょろろろ~」や「にゅい~んちゅい~ん」の擬音には、馬鹿ばかしさを
>越えて一種の感動すら覚えてしまう。


YouTube なら:
- http://www.youtube.com/watch?v=rQU7GOagMCY
- http://www.youtube.com/watch?v=FUZe_xGJ6Uo

イントロの部分については……。「だだだだん」の後は「どどどん」「どどん」じゃなくて。
「どどどどん」か、「どどどど」か。「どんどんどんどん」か、とにかく「ど」は 4 回だと思う。
少なくとも、「どどん」はないでしょう、というか。

「ずだだだぶっだんぶだ」は、本当にそういっているかなあとは思うが、では何といって
いるのかと問われても困るのでまあよいとして、これは 4 回ではなく 8 回の繰り返しで
ないと。長過ぎたから端折っただけかもしれないが。

「ちょりろりろりりょ~ん」は、「ちょろりろりろりりょ~ん」か「ちょ~りろりろりりょ~ん」
あたりにしないと、メロディーにのせるのが不可能になるような気が。まあ、どうせ、
その次に「ずだかぶっだんだかぶん、てごくくぎきょぐ、ぱあ」というのが控えていて、
これをどう歌う (?) と『サウスポー』のイントロの最後の部分にすることができるのか、
自分には見当もつかないから、すべてあきらめて放置するのが正解かも。

唐沢俊一は「血管がブチ切れそうな」と書いているけど、唐沢俊一の書いたイントロの
擬音は、別な意味で「血管がブチ切れそうな」代物な気がする。


で、唐沢俊一のいう「みんな分別ありそうなオトナたちである」というのは単なる勘違い
であり、「たぶん宴会芸のノリであちこちでこれを披露しているうちに、ではひとつこれで
レコードを、ということになってしまったのではないか」というのは、事実誤認をベースに
した妄想でしかないと思われる。

『恐怖の人間カラオケ』のジャケットに「少年探偵団」という名が書かれているが、これは
劇団の名前でもあり、人間カラオケは劇団の出し物だったらしい。「ドレミファドン」にも
出ていた (これはうっすら覚えている) が、そのときメンバーだったケラリーノ・サンドロ
ヴィッチ (1963 年生まれ) は、まだ高校生だったという。

1958 年生まれの唐沢俊一は、この本のこのコーナーを、自分の「大学時代以降、昭和
五十年代後半に絞って」、お気に入りの曲を紹介するとしているが、その頃の彼の目に
「分別ありそうなオトナたち」とうつっていたのは、実は弟の唐沢なをき (1961 年生まれ)
よりもさらに年下の者だったというのが少し面白い。

http://bayline.asobouze.com/wordpress4/?p=128
>ゴイスーソング第三弾!「恐怖の人間カラオケ/少年探偵団」
>その昔、テレビで人間カラオケをやるグループがよく登場しました。イントロクイズ番組
>の元祖「ドレミファドン」にも登場していました。今で言うボイパを、面白おかしくやる集
>団。
>この少年探偵団には、演劇界の大御所となった 劇団ナイロン100℃を主宰している
>ケラリーノ・サンドロヴィッチも参加していたそうです。


http://ja.wikipedia.org/wiki/ケラリーノ・サンドロヴィッチ
>ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA、1963年1月3日 - )は、東京都出身のミュージ
>シャン、劇作家、脚本家、演出家、映画監督、俳優。劇団「ナイロン100℃」主宰。


http://blog.goo.ne.jp/rokko2427/e/f0ae7ef9c2dd5254240bf9c181366daf
>◆高校時代「少年探偵団」という劇団で“人間カラオケ”をやっていたケラさん。山口
>百恵、ピンクレディーは、その殆どが人間カラオケのレパートリーになっていて、「プレ
>イバック・PART.2」も徹夜して練習していた、と語っています。
>(「迷い道」も人間カラオケでやっていたと言って、実際に前奏部分のカラオケ?を
>披露!)

>これらは、高嶋忠雄が司会のTV番組「ドレミファドン」の1コーナー“人間カラオケ・イン
>トロ当てクイズ”で披露していたようです。 私もこの番組は見てたけど、確か4、5人
>が並んで、すごいパワフルに人間カラオケを演奏?してる姿が面白かった、というのを
>覚えてます。もちろんその中に、ケラさんが居たことは知りませんでしたが・・・。


そして、「人間カラオケ」には、劇団「少年探偵団」の「座長を務め」ていた川戸貴文も
参加。彼も唐沢俊一よりは年下で、1961 年頃の生まれだろうか。残念ながら、昨年の
5 月に、「48歳の若さで亡くなりました」とのこと。

http://tsuiseki.sakuraweb.com/musician/ni/bm-ni0027.html
>●少年探偵団

>http://tsuiseki.sakuraweb.com/musician/ni/bm-ni0027.html

>↑上のページへの追加情報
>人間カラオケで一世風靡した少年探偵団の座長、川戸貴文氏が2009年5月27日に
>48歳の若さで亡くなりました。
>少年探偵団解散後は、俳優や作家や演出家や講師として活動されてました。
>ホームページはまだ残ってます。
>http://www.geocities.jp/keykkkkk/


http://www.geocities.co.jp/Hollywood/9893/bosyu.htm
>KEY企画代表 川戸貴文
>-kifumi kawato-
> 祖父、両親共に、役者と云う環境に育ち幼少より芸事を学び、 3歳で初舞台、11歳
>で水木流(日舞)の名取りとなる。

>今迄の日本にはない新しい演劇、新しい演出を求め渡米。リー・ストラスバーグ氏に
>師事。

>帰国後「人間カラオケ」や斬新なギャグ。それ以上に リアルな芝居で一世を風靡し
>た、劇団「少年探団」や「不良少年探偵団」の劇場を新宿に構え、座長を務め、各マス
>コミに多数出演。レコードデビューもしている事は有名である。

> その後「五月舎」などを経て、[KEY企画]を発足。 年二~四回のプロジュース公演
>を始め、脚本、演出 又、俳優としてはTV、映画の他に舞台ではストレートプレイはも
>とより、ミュージカル等にも多数出演。他に美術、照明、音響屋としても活躍している。

>脚本家としても幾つかのペンネームを操りつつ、コミカルな現代劇と呼ばれた「新宿
>レイニーナイト」から、シリアスにしてリアルと云われた戦争もの「沈黙の戦い」、又
>翻訳物かと思われていた「LE SANG ROUGE DU PIGEON BLANC」 やミュージカル
>「雫の中の星座」などを手がけ多岐に渡ってる。


その他参考 URL:
- http://blog.goo.ne.jp/it-arai/e/5b78f3ee56920eb37ea19fc18079e7e0
- http://ameblo.jp/ksminamikaze/entry-10273567101.html

それにしても、「『エロジェニカ』編集部の流山児祥」と唐沢俊一は言ったの件といい、
今回のこれといい、『B級裏モノ探偵団』という本の中では、断固として劇団関係の話は
しないというルールでも、唐沢俊一は自分に課していたのだろうか。

「恐怖の人間カラオケ」は、2006 年のラジオ番組でも取り上げたようだけど、そこで
どういう説明をしたかは不明。

http://www.unkar.org/read/mamono.2ch.net/am/1143972880
>唐沢俊一のポケット
>1 :ラジオネーム名無しさん:2006/04/02(日) 19:14:40 ID:/7E5E1vP
>あの唐沢俊一と海保知里アナウンサーが深夜に語る番組「唐沢俊一のポケット」。
>毎週深夜2時から、1つのテーマについて、溢れる知識を
>無駄遣いしながら考察しています。
〈略〉
>215 :ラジオネーム名無しさん:2006/10/20(金) 22:06:49 ID:HhxazVQP
>やっぱり曲がたくさん流れるといいなあ。
> 「恐怖の人間カラオケ」をもってくるとは、さすがこの番組。



おまけ:
http://ja.wikipedia.org/wiki/川柳川柳
>川柳の著作には、ジャズと義太夫を織り交ぜた『ジャズ息子』を圓生が聴き、義太夫
>について色々と教えてもらい、ジャズにも強い関心は無かったものの、理解してくれた
>とある。


http://ja.wikipedia.org/wiki/佐川一政
>松沢病院退院後、ある落語会にゲストとして出席した。大喜利に出演するためであ
>る。楽屋は佐川が一歩足を踏み入れてから、重苦しい雰囲気に包まれた。あたかも
>楽屋全員が声を潜めて佐川の行動を監視するようである。テーブルに置かれた差し
>入れのお菓子を前にして、佐川が「これ、私も食べてもいいですか?」と言葉を発すれ
>ば全員がビクリと反応した。佐川が「この肉、固すぎてあまりうまくないですねえ」と
>感想を述べたらまたビクリと反応した。異常にピリピリした空気となっていた。
>この会の出演者の一人で、奇行で知られる落語家の川柳川柳(六代目圓生の二番弟
>子)が楽屋に到着した。そのようないやな雰囲気を知らない川柳は、初対面の佐川を
>見るなり、肩を叩いて明るく声をかけた。「よぉ! 食道楽(くいどうらく)!!」


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