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2010.07.18 (Sun)

イルカショーとイルカ漁と『わんぱくフリッパー』についても時空を歪めてイルカ

「社会派くん」の Web 連載。
http://www.shakaihakun.com/vol102/05.html

唐沢 だけど、オバリーが毛嫌いするイルカショーが行われるようになった
のも、『わんぱくフリッパー』でイルカ人気が出たせいによるもので、あの
漁村でイルカ漁が行われるようになったのも、それ以降の話なんだよ。
つまり、別にあの村にイルカ漁の伝統があるわけではないんだよね。


あれ、ここでは「イルカ漁」って、「猟」ではなく「漁」の字を使っているぞ、と。
(前エントリーを参照のこと)。

「オバリー」とは、「和歌山県大地町でのイルカ漁を隠し撮りした」映画、『ザ・コーヴ』の
「撮影グループの中心的な存在」であるリック・オバリーのことで、かつて「日本でも放送
された人気ドラマ『わんぱくフリッパー』にも参加したイルカの調教士だった」とのこと。

http://cinesc.cplaza.ne.jp/news/100701/20100701post-d73fN.html
>和歌山県大地町でのイルカ漁を隠し撮りした映像が海外各国で大きな話題を呼び、
>アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した映画『ザ・コーヴ』。上映中止騒ぎが
>社会問題化する中、撮影グループの中心的な存在である元イルカの調教士リック・
>オバリー氏が来日した。 リック・オバリー氏は、日本でも放送された人気ドラマ『わん
>ぱくフリッパー』にも参加したイルカの調教士だったが、同番組に出演していたイルカ
>がストレスで死亡したことをきっかけに、世界各地でイルカの保護解放運動に参加す
>るようになる。


唐沢俊一によると、「イルカショーが行われるようになったのも、『わんぱくフリッパー』
でイルカ人気が出たせい」、「あの漁村でイルカ漁が行われるようになったのも、それ
以降の話」ということになってしまうのだが……。

『わんぱくフリッパー』が製作されたのは 1960 年代。これに対し、日本ではじめての
イルカショーは 1957 年 (昭和 32 年)。

http://ja.wikipedia.org/wiki/わんぱくフリッパー
>『わんぱくフリッパー』 (原題: Flipper)は、1960年代にアメリカ合衆国で製作され、
>日本でも放映されたテレビドラマシリーズである。


http://www.enosui.com/history.php?category=1&cmsdsessionid=7d84e28a48b316162119dfdc6373ee79
>昭和32年5月3日 (1957年)
>江の島マリンランド営業開始
>開館当初からの計画であったクジラ類の飼育展示施設を日本で初めて建設し営業を
>開始。最初に飼育したのは3頭のカマイルカでした。 日本で初めてイルカの持つ能力
>をショ-という形にアレンジして紹介することに成功し、開館当初から人気が高く連日
>たくさんのお客様でにぎわいました。 <昭和32年度総入場者数は731,195名>


まあ「イルカショーが行われるようになったのも」とかいうのだけならまだ、以下の引用の
ような意味でいったと解釈することも可能だけど、「あの漁村でイルカ漁が行われるよう
になったのも、それ以降の話」と続けてしまっているからなあ……。

http://newsweekjapan.jp/column/machiyama/2009/08/the-cove.php
>『わんぱくフリッパー』はフリッパーというイルカと少年の友情と冒険を描いたTVドラマ
>で、イルカの賢さ、可愛さ、忠実さはこの番組から世界に知られるようになった。「しか
>し、『フリッパー』が原因で世界中でイルカ・ショーが始まり、イルカが捕獲されるように
>なったのだ」とオバリーは自分を責める。


和歌山県や大地町漁業協同組合のサイトによると、1960 年代以降どころか、歴史は
約 400 年。

http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/071500/iruka.html
>2.なぜ、和歌山県はイルカ漁の許可をしているのか
> 和歌山県では、イルカ漁を地域文化の伝承と科学的な根拠に基づく資源の管理と
>利用の考えから、紀南地方の重要な漁業の一つとして位置づけています。
> 本県の太地町は、紀伊半島の東海岸に位置する人口約3,500人の小さな町です。
>経済活動の中心から遠く離れてはいますが、捕鯨発祥の地として約400年の歴史が
>あり、鯨やイルカを捕って生き、栄えてきた町であります。
> 鯨やイルカなどの鯨肉の食文化や、鯨漁に関する伝統行事などが色濃く残り、今で
>もイルカ漁は地域の人々が生きていくための産業として欠かすことのできないものと
>なっています。


http://www.cypress.ne.jp/jf-taiji/topics/topics.cgi
>そもそも、日本ではイルカや鯨を少なくとも9000年前から利用し始めていることが
>考古学者によって明らかにされている。沿岸地域において、まず座礁した鯨が利用さ
>れ、小規模なイルカ漁も組織された。それから1606年には、太地において大規模な
>捕鯨が組織的に行われ始めたことが記録に残っている。これによって、太地は日本の
>伝統的な捕鯨産業の発祥地だといわれている。太地には400年に亘る誇らしい捕鯨
>の歴史があるのである。太地から伝統捕鯨は日本各地に伝わり発展していった。現
>代においては、太地の捕鯨者たちは、地元で数種類の小型の鯨やイルカを捕獲して
>きている。


『ザ・コーヴ』の製作や配給の側も、長い歴史をもつという事実それ自体については、
いっさい否定していない。

http://thecove-2010.com/story/index.html
>日本で行われているイルカ漁の情報を聞きつけたオバリーは、「なんとか止めたい」
>という思いで和歌山県太地町にやって来る。そこは、長い捕鯨の歴史を持つ、クジラと
>イルカで栄えてきた町だった。


http://blog.livedoor.jp/s70zzfej/archives/50151973.html
> 映画は和歌山県太地町の入り江(コーヴ)で400年続くイルカ漁の実態を追う。
>配給会社のアンプラグドによると、現地でショー用のイルカの捕獲が行われ、選ばれ
>なかったものが食用となっていることや、入り江に追い込まれたイルカが鉄の棒で
>刺され、海水が赤く染まる様子を映し出す。


唐沢俊一の「あの漁村でイルカ漁が行われるようになったのも、それ以降」のネタ元
候補として有力と思われるのが以下の Wikipedia の記述だが、これはイルカ追い込み漁
に限定した話ではないかと。

http://ja.wikipedia.org/wiki/イルカ追い込み漁
>和歌山県太地町では1970年代の初め、くじらの博物館用に生きたイルカや鯨を捕ら
>えるため、富戸、川奈からイルカ追い込み漁を学んでいる。太地町では現在もイルカ
>追い込み漁が行われている[6]:26。


それにしても、同じ Wikipedia でも http://ja.wikipedia.org/wiki/イルカ追い込み漁
方は、「漁に対し国際的に非難が高まっている[要出典]ほか」とか記述が反捕鯨寄り、
http://ja.wikipedia.org/wiki/ザ・コーヴ の方は反反捕鯨っぽい気がしたり。

その他参考 URL:
- http://www.ekoda.jp/azuki/whale-eater.htm
- http://news.biglobe.ne.jp/social/307/jc_100309_3074169124.html


ええと、そして、唐沢俊一基準でも、1960 年代の『わんぱくフリッパー』以降の話なら、
「別に〈略〉伝統があるわけではない」ということになるわけだ。

となると、からさわ薬局でやっている外気功の「糸練功」なんてものは、唐沢俊一から
みても、「伝統」などとは到底いえない代物ということになる。

「糸練功」が発明されてからわずか 10 年、外気功は皆神龍太郎によると 1978 年以降
だから 30 年ちょっと、入江式フィンガーテストも約 10 年、その元となった O リングテスト
からして 1970 年代後半の考案でしかないのだから。

『ようこそ、カラサワ薬局へ』という本も出ていますが…… その 1
『ようこそ、カラサワ薬局へ』という本も出ていますが…… その 2
『ようこそ、カラサワ薬局へ』という本も出ていますが…… その 3
『ようこそ、カラサワ薬局へ』という本も出ていますが…… その 4

でも、からさわ薬局のサイトには、「伝統日本漢方薬局」なんて書いてあるんだけどね。

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テーマ : 感想 - ジャンル : 本・雑誌

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Comment

しかし、ふと思っただけできちんと追っかけていないのですが、唐沢俊一にとって演劇界とはそういうところ、プロデュースとはそういうものとするにしても、
http://d.hatena.ne.jp/sfx76077/20100327/1268875935
に引用されている「私はまだ、そういうセクハラに慣れられない」なんてことを、2010 年の時点で言い出しているのは設定ミスみたいなもんじゃないかという気がしています。

1980 年代のイッセー尾形のところに木戸御免は勘定にいれないとしても、叔父の手伝いで小野プロで仕事していたのが 1990 年代始めの頃からなのに、「慣れられない」というのも……。
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/blog-entry-217.html

自分で劇団に参加するのとはまた違うという話だとしても、うわの空はどうだったんだ? という話になるのではないかと。
トンデモない一行知識@レス遅延気味すみません |  2010年08月15日(日) 00:29 |  URL |  【コメント編集】

>>映画製作におけるシー・シェパードの関与についても、まじめに取り合おうともしない。
>これは完全に篠田編集長のことだと思われます。

http://tondemonai2.blog114.fc2.com/blog-entry-489.html#comment1533
の方に引用した件ですが、前田氏も書いているように当のシーシェパードの公式サイトに堂々と書かれている件ですからねえ。「まじめに取り合おうともしない」のは、いかがなものかと思いますが、そんなのは陰謀論だ!みたいに誤解させるように、全力でオバリーも配給側もシーシェパードは無関係だと強調したのかとも想像したり。

過激な行動はするけどバカ正直なところもある反捕鯨な人たちというイメージもあったのですが、かなりの嘘吐きと考えるのがよいかもしれないなとも思いました。
トンデモない一行知識 |  2010年07月23日(金) 09:13 |  URL |  【コメント編集】

今ちょっと見てみました。確かに篠田編集長も該当するようです。(シンポジウムでこの前田有一さんに質問されてたようです。その答えが、「それは配給会社が違うと言ってるのだから事実を確認してからにしては?」。前田さんはその配給会社の人と密接だとも知らず)。

>映画製作におけるシー・シェパードの関与についても、まじめに取り合おうともしない。
これは完全に篠田編集長のことだと思われます。
Sawahara |  2010年07月21日(水) 21:47 |  URL |  【コメント編集】

>Sawahara さん
うーん、しかし、以下でいう「彼ら」には、『創』の篠田博之編集長も結構該当しそうに思うのですが……違うのかしら。

http://movie.maeda-y.com/movie/01477.htm
> 私は、情報を得た限りの彼らの集まりにすべて足を運んだが、実に
>ひどいものだった。中には自ら現地取材し、太地町いじめの本質を
>見抜いたジャーナリストの綿井健陽氏のような人もいるので全員とは
>いわないが、飛交う意見は偽善的なものばかり。映画館は弱者、抗議者は
>不法な圧力集団。そんなレッテル張りに終始していた。
> 抗議する側の自由も、大もうけ物件を取り扱うなら当然リスクも受け入れる
>べきというビジネスの基本も、太地町の人々には反論の機会さえないという
>不公平性も、せいぜいアリバイ作り程度にコメントするだけ。映画製作における
>シー・シェパードの関与についても、まじめに取り合おうともしない。

それと、有料シンポジウムとかやる人らって、「暇つぶしの正義」というより、小銭稼ぎの正義とか、ささやかな売名行為の正義かな、という感じも少しします。
トンデモない一行知識 |  2010年07月21日(水) 20:45 |  URL |  【コメント編集】

いやいや、この辺りですかね。

http://movie.maeda-y.com/movie/01477.htm

>何度も有料で人を集めシンポジウムを開き、上映推進をさけぶこの種の人々は、一般人には理解も支持もされていない屁理屈を本気で正義と信じ込んでいるので、非常にたちが悪い。

(中略)

>だいたい上映が終わった初日の夜になってもまだ「上映禁止運動に反対」などと言ってるのだから、ほとんどコントである。もう上映やってますよ。

あ、「一般人には理解も支持も」以下あたりは2ch唐沢スレの擁護みたい。
Sawahara |  2010年07月21日(水) 12:38 |  URL |  【コメント編集】

>(上映反対反対運動家なんぞはまさに「暇つぶしの正義」ですが)

下でいう「メディア批評誌『創』の篠田博之編集長ら」とか……?

http://www.shakaihakun.com/vol102/05.html
>★14 『ザ・コーヴ』上映中止問題
〈略〉
> 映画を「反日」「虐日」と糾弾する市民団体が、「4日正午」と日時と会社の
>住所を明示し抗議予告を出したのは2日。この団体は、従来の右翼と違う
>「保守系市民グループ」と呼ばれ、ネットを駆使して抗議活動への参加を
>呼びかけるのが特徴だ。警視庁は抗議活動に警戒態勢をとるが、同庁幹部
>は「正規に申請されたデモで、違法行為はない」としている。
> 運営会社では3日に会議を開き、上映を自粛。映画館や配給会社には
>これまでも上映中止を求める電話やメールが相次いでいた。上映予定26館
>のうち3館が中止を決め、残りの映画館の中には「推移を見守る」と上映に
>慎重になっているところも多い。
> この動きに対し、メディア批評誌「創」の篠田博之編集長らは9日、上映を
>後押しするシンポジウムを都内で開く予定だ。映画監督らを招き、イルカ漁や
>表現の自由について討論する。映画も上映する。篠田さんは「こんなことが
>まかり通れば、賛否ある作品はすべてつぶせることになってしまう」と語る。
>(朝日新聞6月5日の記事より引用)
トンデモない一行知識 |  2010年07月20日(火) 01:15 |  URL |  【コメント編集】

>村崎 要するにイルカ食うほうも食うなと言う方も、頭テンパっちゃってる
>だけなんだな。早い話、みんな「暇つぶしの正義」に燃えてみるのが大好き
>なんだな。まあ勝手にやってくれよ(笑)。

「暇つぶしの正義」とか、何も知らないから言えることですな(上映反対反対運動家なんぞはまさに「暇つぶしの正義」ですが)。
やっぱし村崎もクソバカだ。
Sawahara |  2010年07月19日(月) 22:24 |  URL |  【コメント編集】

せめて村崎が何か突っ込んでくれればよかったんですが、

http://www.shakaihakun.com/vol102/05.html
>村崎 要するにイルカ食うほうも食うなと言う方も、頭テンパっちゃってる
>だけなんだな。早い話、みんな「暇つぶしの正義」に燃えてみるのが大好き
>なんだな。まあ勝手にやってくれよ(笑)。

ですからねえ。ただまあ、あの唐沢俊一相手に、フォローしきれないことを責めるのは酷かもしれません。
トンデモない一行知識 |  2010年07月19日(月) 19:19 |  URL |  【コメント編集】

>あの漁村でイルカ漁が行われるようになったのも、それ以降の話なんだよ。
>つまり、別にあの村にイルカ漁の伝統があるわけではないんだよね。
んなわけねーだろうーがよー!
ちょっと調べたらわかんだろが! それくらい!

すんません、今度ばかりはこの唐沢の不真面目には…
Sawahara |  2010年07月19日(月) 13:44 |  URL |  【コメント編集】

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