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2010.06.05 (Sat)

4億3000万回しゃっくりした男

『史上最強のムダ知識』 P.70

しゃっくり

横隔膜の痙攣により、声帯が閉じ、喉から特徴的な音が出る現象。たい
ていは、一定間隔で繰り返し出る。
辛いものを大量にかきこんだり、激しく咳をしたりと、横隔膜に刺激を与え
る行為によって引き起こされる。
「しゃっくりを100回すると死ぬ」というミもフタもない俗説があるが、しゃっ
くり自体は、人体にはさほど悪影響はない。
「しゃっくり」の語源は、しゃっくりが出たときの、特徴的な音から。なお、
英語では、「ヒカップ」というが、これも、しゃっくりの特徴的な音が語源。


これだけの長さの文章の中に、「特徴的な音」と 3 回も繰り返さなくてもよいような気が。

以下は、こちらのコメント欄にも引用した文章だけど、これによると「横隔膜に刺激を与え
る行為」というのは、しゃっくりの非薬物的治療の方法のひとつとされている。

http://www.sam.hi-ho.ne.jp/tootake/memo1.htm
><しゃっくりの非薬物的治療>

>・咽頭部への刺激?> ~指などによる口蓋垂への刺激、うがい、アンモニアやエーテルによる刺激

>・呼吸リズムの中断
>~息をこらえる、くしゃみ、驚かす!!

>・横隔膜への刺激?>~両膝を抱え込む、両季肋部の圧迫

>・迷走神経への刺激
>~眼球圧迫、頸動脈洞圧迫、外耳道への刺激?>
>・胃拡張に対して
>~胃管による内容物の吸引、嘔吐

>           出典:医薬ジャーナル 2002.3等



『史上最強のムダ知識』 P.71

たいがいは、放っておけば止まるので、
治療する必要はないのだが。
〈略〉
 ちなみに、「息を止める」「水を飲む」などの、民間に伝わる「しゃっくり
の治療法」は、多くが咽頭への刺激や、血中の炭酸ガス濃度を上昇させ
ることを目的とした行為であり、一応は、医学的に根拠のあるものも多い。
 なお、アメリカ・アイオワ州の、チャールズ・オズボーンという人は、1922
年から1990年までの約68年、しゃっくりが止まらなかった。
 彼は毎分20~40回しゃっくりをし続けながらも、2度結婚し、8人の子供
をもうけ、しゃっくりが止まった翌年に、天寿を全うした。


略したところには、「似ているようで違う ―― しゃっくりとシェクリイ (保険の適用が
まだできない?)
」で引用した箇所がはいる。

で、前のエントリーとそのコメント欄に引用していた文章は、あまり Wikipedia の文章に
似ていないけど、それ以外はまあ、Wikipedia からのコピペに少し手をいれるという方法
をとることにより、唐沢俊一の文章をキー入力する手間がだいぶ軽減される程度には
似ている。

以下、『史上最強のムダ知識』の記述と、この本が出た 2007 年時点に唐沢俊一が
目にすることが可能だった版の Wikipedia の記述を比較してみると:

『史上最強のムダ知識』 P.70

横隔膜の痙攣により、声帯が閉じ、喉から特徴的な音が出る現象。たい
ていは、一定間隔で繰り返し出る。


http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=しゃっくり&oldid=11192034
>しゃっくり(�り、吃逆)とは、横隔膜(または、他の呼吸補助筋)の強直性痙攣によ
>り、声帯が閉じて「ヒック」という音が発生することが一定間隔で繰り返される現象で、
>ミオクローヌス(myoclonus:筋肉の素早い不随意収縮)の一種である。


しゃっくりの定義だから、どうしても同じような感じになるというのはあるだろうけど、
大辞林や大辞泉では、「声帯が閉じ」るとは書いていなくて、「声門が突然開いて」、
「声門が開いて」となっている。

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=しゃっくり&dtype=0&stype=1&dname=0ss
>しゃっくり1 【▼・〈吃逆〉】
>(名) スル 横隔膜の不随意性の痙攣(けいれん)のため、吸気時に声門が突然開いて
>特殊な音声が出る状態。吃逆(きつぎやく)。しゃくり。さくり。


http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=しゃっくり&enc=UTF-8&stype=1&dtype=0&dname=0na
>しゃっくり【×り/吃=逆】
>[名](スル)《「しゃくり」の音変化》横隔膜の痙攣(けいれん)により、急に空気が吸い
>込まれ声門が開いて音を発する現象。ほぼ一定の間隔で繰り返し起こるが、自然に
>治る場合が多い。



『史上最強のムダ知識』 P.70

「しゃっくり」の語源は、しゃっくりが出たときの、特徴的な音から。なお、
英語では、「ヒカップ」というが、これも、しゃっくりの特徴的な音が語源。


http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=しゃっくり&oldid=11192034
>一般的には、「しゃっくり」が正しい呼び名となっているが、「ひゃっくり」や「さくり」
>などの呼び方もある。英語では、「ヒカップ」(綴りは hiccup またはhiccough)の
>ように言い、日本の「ひゃっくり」同様、しゃっくりが発生した時に出る、「ヒック」と
>いう音から連想できるものである。


「特徴的な音」という表現と、それを短い文章の中で頻繁に繰り返すのは、唐沢俊一の
オリジナルであった模様。

また、その「特徴的な音」が、日本語の「しゃっくり」や英語の「ヒカップ」の「語源」と
しているのも唐沢俊一のオリジナルみたいで、Wikipedia は「ヒカップ」や「ひゃっくり」
(「しゃっくり」ではない) が「『ヒック』という音から連想できるもの」との記述にとどめて
いるし、「しゃっくり」は擬音語由来であると一般的にいわれているわけでもない。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q135138978
>【しゃっくり】の語源分かりますか?
>百回繰り返すから百繰り→しゃっくりって聞いた覚えがありますがホントですか?
〈略〉
>しゃっくりは、「しゃくり泣き」「しゃくり上げる」と使われる「しゃくり」が音便化した言葉
>である。 しゃくりは、くりぬく意味の「さくり」が変化した言葉で、「しゃっくり」「しゃくり」
>「さくり」は同じ意味で使われることもある。
>くりぬく意味の言葉が「しゃっくり」や「しゃくり」に由来するのは、腹がくりぬかれたよう
>な感じがするためとされる
http://gogen-allguide.com/si/syakkuri.html


http://cocovita.jp/XP/fd22011.html
>しゃっくりの語源は?
>くりぬくという意味の「さくり」が変化したと言われている
>出典:日常語の意味変化辞典・堀井令以知編・東京堂出版


というか、「ひゃっくり」ならともかく「しゃっくり」の方は、唐沢俊一のいう「しゃっくりが出た
ときの、特徴的な音」とは少し違うような気もするけど。しゃっくりの擬音として、「ヒック」
「ヒャク」「ヒャック」あたりをあてるのはわかるとして、「シック」「シャク」「シャック」とかは
どうかなあ。


そして、唐沢俊一の文章を読んでいて一番違和感が強かったのが次の箇所。

『史上最強のムダ知識』 P.70

辛いものを大量にかきこんだり、激しく咳をしたりと、横隔膜に刺激を与え
る行為によって引き起こされる。
「しゃっくりを100回すると死ぬ」というミもフタもない俗説があるが、しゃっ
くり自体は、人体にはさほど悪影響はない。


http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=しゃっくり&oldid=11192034
>しゃっくりの多くは、刺激物や熱い物を飲みこんだり、激しく笑ったり、咳をしたり、ま
>た、アルコール飲料や香辛料の過剰の摂取によって起こる。
〈略〉
>しゃっくりが100回(または100万回)でると死ぬという俗説があるが、通常は人体には
>あまり影響はない。ただし、尿毒症、脳腫瘍などの内臓疾患や神経疾患が原因で
>しゃっくりが発生する場合もあり、長時間にわたって頻繁にしゃっくりになるような場合
>は注意が必要である。


ちなみに、現在の Wikipedia の記述は、以下の通り。

http://ja.wikipedia.org/wiki/しゃっくり
>しゃっくりの多くは、刺激物や熱い物を飲みこんだり、食物が喉に詰まった時、激しく
>笑ったり、咳をしたり、また、アルコール飲料や香辛料の過剰の摂取によって起こる。
>しゃっくりは、本人の意思とは無関係に発生するため、一度かかると非常にわずらわ
>しく、本人の意思だけで直すことは難しい。落語等ではしゃっくりをしながら話をする様
>は、酒に酔っていることを表す。
>しゃっくりが一定回数でると死んでしまうなどという俗説があるが、通常は人体にはあ
>まり影響はない。ただし、尿毒症、脳腫瘍などの内臓疾患や神経疾患が原因でしゃっ
>くりが発生する場合もあり、長時間にわたって頻繁にしゃっくりになるような場合は医
>師による診療を受けることを勧める。


落語にかぎらず、「しゃっくりをしながら話をする様は、酒に酔っていることを表す」という
のはお約束だと思うけど、唐沢俊一の文章には「アルコール飲料」はなく、「しゃっくりの
多くは」のような但し書きもなく、「横隔膜に刺激を与える行為によって引き起こされる」
である。

多分、「横隔膜に刺激」と断言したいために「辛いものを大量にかきこんだり、激しく咳を
したり」のみを記述しているのではないかと思うけれど、横隔膜が直接刺激されるという
のは、しゃっくりの原因のひとつでしかなく、代表的な原因というわけではない。神経の
刺激によって起こることの方が多そうだし、一番多いのは「原因不明の横隔膜痙攣に
よるもの」であるとのこと。

http://しゃっくり.kenko-no-nayami.info/file/12.php
>■中枢性しゃっくり
> 中枢神経が刺激されて起こる場合(中枢神経疾患アルコール中毒、脳腫瘍など)
>■末梢性しゃっくり
> 迷走、横隔神経が刺激されて起こる場合(肺炎、気管支喘息など)
>■横隔膜の直接刺激によるしゃっくり
> ・横隔膜が刺激されて起こる場合(腹部の疾患、手術など)
> ・消化管が刺激されて起こる場合(過度の飲食、急な食事などで横隔膜に近い位置
>  にある臓器が拡張し、横隔膜を刺激)
>■その他(原因がはっきりしない)
>殆どのしゃっくりは原因不明の横隔膜痙攣によるものが多いそうです。


また、唐沢俊一は、Wikipedia でいう「尿毒症、脳腫瘍などの内臓疾患や神経疾患が原
因で」とか「長時間にわたって頻繁にしゃっくりになるような場合は注意が必要」とかいう
ことについては断固スルーし、「たいがいは、放っておけば止まる」だの「しゃっくり自体
は、人体にはさほど悪影響はない」だのという面ばかりを強調して終わっているのも、
少し気になった。

http://www.medical-tribune.co.jp/kenkou/200106051.html
> しゃっくりは、ほとんどの場合心配はないが、時として、胃や食道などの消化器疾
>患、肺や心臓などの胸部疾患、腎臓病や肝臓病、脳神経系の病気などで起こること
>もある。また、睡眠薬の服用が原因になることもある。
> 近藤医師は「しゃっくりが48時間以上続くものを、難治性しゃっくりと言います。この
>場合は、つらくて食事ができない、眠れない、水も飲めないといった状態になり、高齢
>者などでは全身の衰弱につながることもあります。難治性しゃっくりのほぼ9割に有効
>な薬もあります。しゃっくりが頑固に続いたときは、まず『総合診療科』を受診して、基
>礎疾患があるかどうか調べてもらってください」と話している。


で、「しゃっくりを100回すると死ぬ」という俗説については、最新版の Wikipedia では、
「100回(または100万回)でると死ぬという俗説」というのは「しゃっくりが一定回数でると
死んでしまうなどという俗説」に変更されている。

まあ、「2日以上続くと死ぬ」、「3日続くと死ぬ」、「100回続くと死ぬ」等々、この手の
俗説にはいろいろバリエーションがあるようだけど、迷信と思いつつ怖がって楽しむ (?)
には、100 回というのは少な過ぎ、100万回は多過ぎるような気もする。

http://www.sam.hi-ho.ne.jp/tootake/memo1.htm
>しゃっくり(吃逆)のメカニズム
>しゃっくりは2日以上続くと死ぬという迷信がありますが、米国でしゃっくりが68年間
>続いたという記録が紹介されています。
>吃逆は、横隔膜が痙攣する現象と理解されてきましたが、横隔膜収縮による吸気運
>動と声門(声帯)閉鎖筋群の収縮が一定のパターンを持って同期的に起こる協調運動
>で、横隔膜の痙攣だけでは吃逆にならないことが明らかにされています。


http://しゃっくり.kenko-no-nayami.info/file/10.php
>『しゃっくりが100回続くと死ぬ』
>『しゃっくりが3日続くと死ぬ』
> 皆さん一度は聞いたことがあると思いますが、これは全くの迷信です。 現にアメリカ
>にはしゃっくりを約4億3000万回し続けてギネスブックにのった人や、 最近では5週間
>しゃっくりをし続けた15歳の女の子も居るので、しゃっくりがなかなか止まらなくてもご
>安心下さい。
>ただ、長期に渡って頻発する場合は鬱状態、食欲不振、睡眠障害、体重減少、 栄養
>障害を引き起こしますし、また、もともと病気が隠れている事が原因であったりするの
>で、 しゃっくりの迷信はこういう所から来ているのかも知れません。


ただ、100 という数字は、「しゃっくり」、「ヒック」といった音の連想から出てきているの
かもしれないなとは思った。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1140826.html
>「しゃっくり」というのは、何故「しゃっくり」というのでしょうか?
>私は子どもに聞かれて つい思いつきで、
>百回繰り返すから「ひゃくくり(かえし)」だ!
>と言ってしまいましたが…



この迷信を否定する例としてよく引き合いに出されるのが、上に引用した文章でいう
「米国でしゃっくりが68年間続いたという記録」、「しゃっくりを約4億3000万回し続けて
ギネスブックにのった人」。これは唐沢俊一の文章にも Wikipedia にも載っている。

『史上最強のムダ知識』 P.71

 なお、アメリカ・アイオワ州の、チャールズ・オズボーンという人は、1922
年から1990年までの約68年、しゃっくりが止まらなかった。
 彼は毎分20~40回しゃっくりをし続けながらも、2度結婚し、8人の子供
をもうけ、しゃっくりが止まった翌年に、天寿を全うした。


http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=しゃっくり&oldid=11192034
>ギネスブックによれば、しゃっくりの世界最長記録保持者はアメリカのチャールズ・
>オズボーン (1894–1991) である。オズボーンのしゃっくりは 1922年に始まり、以後
>68年間、毎分40回(その後、毎分20回に低下)のペースで続いた。このしゃっくりは
>オズボーンが亡くなる 1年前、1990年にようやくおさまった。この間、オズボーンは
>バラエティー番組などに出演し一躍有名になったが、普通の生活を送っていたという。


Wikipedia に書かれていない「2度結婚し、8人の子供」のネタ元は多分、Wikipedia の
外部リンク先にもなっている下記のページ。

http://x51.org/x/07/02/2002.php
>【参考】
>68年間しゃっくりをし続けた男
>これまで最も長期間に及び、しゃっくりをし続けた世界記録は、米国のチャールズ・
>オズボーン氏(Charles Osbourne /1893-1991)が保有する68年間というものであ
>る。アイオワで生まれたオズボーン氏は、29歳の時(1922年)、家畜の豚を屠殺して
>いる最中に突然しゃっくりが始まった。そして以後、68年間に渡ってそのしゃっくりは
>止まることを知らず、オズボーン氏は毎分平均40回(少ないときで20回)のペースで
>しゃっくりを続けた。
>そして1990年6月5日、娘のメリッサが彼の為に祈ったところ、68年続いたそのしゃっく
>りは突然止まったという。オズボーン氏はそうした症状にも関わらず、日ごろは普通の
>生活を送り、2度の結婚と八人の子供をもうけている。しかししゃっくりが止まってから
>約一年後の1991年、潰瘍の合併症で死亡した。オズボーン氏はその68年間に及ぶ
>しゃっくり生活の中で、通算4億3000万回のしゃっくりをしたと推定されている。


それはよいのだが、ちょっとだけ気になったのが、x11.org が参考文献にしているリンク
先の、ひとつは「68 years」、もうひとつは「69-year period」になっていること。

http://news.bbc.co.uk/2/shared/spl/hi/pop_ups/05/health_guinness_medical_record_breakers/html/2.stm
> He was unable to find a cure, and continued hiccupping until February 1990, a
> total of 68 years.


http://en.wikipedia.org/wiki/Charles_Osborne_(hiccups)
> An outside source estimated that Osborne hiccuped 430 million times over the
> 69-year period.


唐沢俊一の文章では「約68年」と「約」がついているのは、このせいかなと思ったり。

その他参考 URL:
- http://www.netlaputa.ne.jp/~tokyo3/shakkuri.html

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