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2010.05.20 (Thu)

謙遜抜きで永遠の初心者 (?)

「裏モノ日記」 2003年 10月 17日 (金曜日)

ハーバード・ビヒズス・スクール
 乳酸菌についての研究でMBA(*)を習得しました(*: Master ofBac
teria Administration)。
〈略〉
 歌手の塩まさる氏死去、95歳。“くだんのはは”と聞けば、たとえ小松左京
ファンであっても、元ネタであるこっちの『九段の母』(塩氏の代表曲)をまず、
思い出さねばいかんのである。それが順序だ。
〈略〉
企画書は後で書くが、下ネタでやりたいとYくんに言っておく。最近、エラそうな
イメージになってきた部分があるので、初心にもどってエロ雑学コーナーなどを
またやってみたいと思うのである。


×Master ofBacteria Administration ○Master of Bacteria Administration

Master of Business Administration をもじって Master of Bacteria Administration と
するのはよいとして (つまらないギャグという問題はあるけど)、「of」と「Bacteria」の間
の空白を入れ忘れているわ、英文字を全角で書いているわ、「ofBac」の直後に改行が
きているわ (ハイフンなし) の珍妙な書き出しになっている、この日の日記である。

それと MBA なら「習得」というより「取得」では。

http://ja.wikipedia.org/wiki/経営学修士
>MBAは、米国において企業経営を科学的アプローチによって捉え、経営の近代化を
>進めるとの考え方のもとに、19世紀末に登場した高等教育コースである。1881年に
>ウォートン・スクールが最初のビジネススクールとして設立され、1920年代にはハー
>バード・ビジネス・スクールが状況分析と経営判断の能力を訓練するケースメソッドと
>いう教育アプローチを開発し、多くのビジネススクールに採用されるようになった。
>1970年代後半にはMBAは米国でビジネス界の「エリート」の学位として知られるように
>なり、企業の経営幹部へのパスポートとして定着した。現在でも、特にトップスクール
>のMBA取得者は、能力のみならずその同窓の人脈の広さなどから、大企業の幹部
>候補として高額の給与で採用される例も多い。



「元ネタであるこっちの『九段の母』(塩氏の代表曲)をまず、思い出さねばいかんの
である」――については、まあ最初に思い出すのは昭和 14 年の塩まさるの歌でよいと
して。

- http://gekkankiroku.cocolog-nifty.com/edit/2005/12/post_9c99_1.html
- http://www.sankei.co.jp/seiron/koukoku/2005/0505/hi-se.html
- http://blog.xuite.net/djinmylife2007/360do/11502115

少し気になるのは、「たとえ小松左京ファンであっても」で、読みようによってはまるで
唐沢俊一自身が小松左京ファンだといっているようにも読めるけど……。しかし、以前、
くだん、牛魔王、覚えてますか?」のエントリーに書いたことがあるように、小松左京の
『くだんのはは』に登場の「くだん」が「人面牛身のばけもの」 (実際は牛面人身) と誤解
しているふしのある唐沢俊一が、小松左京ファンというのはちょっとないだろうと思う。


ええと、そして本題 (?) の、2ちゃんねるのスレで話題になった「初心」問題について
(Read More 参照)。

世阿弥の『風姿花伝』に出てくる「初心忘るべからず」は、現在の辞書に載っている意味
とは少し違っていた――というのは、よく聞く話であるし、スレでもいくつか URL が紹介
されていた。

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=しょしんわするべからず&dtype=0&stype=1&dname=0ss
>初心(しょしん)忘るべからず
>〔補説〕 世阿弥の「花鏡」にある言葉
>学びはじめたころの、謙虚で緊張した気持ちを失うなの意。また、最初の志を忘れて
>はならないの意にもいう。


http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=しょしんわするべからず&enc=UTF-8&stype=1&dtype=0&dname=0na
>初心(しょしん)忘るべからず
>《世阿弥の「花鏡」にある言葉》習い始めのころの謙虚で真剣な気持ちを忘れては
>ならない。


http://www.ku-ma.or.jp/ym/ym100414.php
> 世阿弥の「初心忘るべからず」という言葉は、彼の『風姿花伝』に出て くる。これは、
>その意味するところが誤解されている場合が多い。よく聞 くのは、「やり始めの純粋な
>気持ちとか大きな志を忘れないようにしろと いう教えだ」という解釈である。しかしこれ
>は違う。本来世阿弥の言いた かったのは、「最初の頃の未熟な心(=初心)を忘れ
>ず、不断に内省の目 を向けなさい」ということである。


http://blog.livedoor.jp/kurakura50241/archives/51195760.html
>室町時代に「風姿花伝」を著した世阿弥の「初心不可忘(初心忘るべからず)」は、
>本来、辞書に載っている解釈とは全く違うものなのだそうです。
〈略〉
>本来の「初心忘るべからず」は、
>“その時々に「初心」が存在するということを忘れるな”ということらしいです。
>決して世阿弥は「初心に返れ」とは言っておらず、まして「初心」に関して言えば、
>世阿弥は同じ「花鏡」の中で、「初心にかへるは能の下る所なるべし」と言っているそ
>うです。 「初心とは一回だけのものではない」という考え方は、 一回こっきりの「初心」
>に戻れという考え方とは、まるで次元が違うように思われます。


その他参考 URL:
- http://www.e-t.ed.jp/edotori3901/3k-kakyotest.htm


ただまあ、唐沢俊一は「初心忘るべからず」と書いているわけではないし、世阿弥が
いうのとは別の意味で「初心」という言葉を使ったり、そこに戻ろうとしたりすることが
間違いとは言い切れない。

それはともかく、「初心」には「純情なさま」「世慣れないこと」などの意味が含まれるの
だから、「初心にもどってエロ雑学コーナーなど」には少し違和感がないでもないけど。

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=初心&enc=UTF-8&stype=1&dtype=0&dname=0ss
>うぶ1 【▽初・〈初心〉・産・▽生】
>(名・形動)
> [文]ナリ
> 〔1〕 [1] 年が若く世間ずれしていない・こと(さま)。純情なさま。《初・初心》
>     ・ ―な青年
>     ・ ―で困るよ
>    [2] 男女の情に通じていないさま。《初・初心》
>     ・ まだ―な娘


http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=初心&dtype=0&stype=1&dname=0ss&pagenum=1&index=109746700000
>しょしん0 【初心】
>(名・形動) [文]ナリ
>[1] 何かしようと決心したときの純粋な気持ち。
>  ・ ―にかえる
>[2] 学問・技芸などを習いはじめて間がないこと。初学。
>  ・ ―の人
>[3] 物事に慣れていないこと。世慣れないこと。


唐沢俊一の自己申告では雑学を趣味にしはじめたのは小学生の頃ではなかったか、
ライターとしてのキャリアの初期に「エロ雑学コーナー」なんてやっていたのか、などと
いう疑問もわいてくる。


More...


http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1273391101/243-
-------
243 :無名草子さん:2010/05/19(水) 13:43:30
「裏モノ日記」2003年10月17日(金曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary20031017000000.html
企画書は後で書くが、下ネタでやりたいとYくんに言っておく。最近、エラそうな
イメージになってきた部分があるので、初心にもどってエロ雑学コーナーなどを
またやってみたいと思うのである。


4月14日「「初心」ということについて」
http://www.ku-ma.or.jp/ym/ym100414.php
>世阿弥の「初心忘るべからず」という言葉は、彼の『風姿花伝』に出て くる。
>これは、その意味するところが誤解されている場合が多い。よく聞 くのは、
>「やり始めの純粋な気持ちとか大きな志を忘れないようにしろと いう教えだ」
>という解釈である。しかしこれは違う。本来世阿弥の言いた かったのは、
>「最初の頃の未熟な心(=初心)を忘れず、不断に内省の目 を向けなさい」
>ということである。

人材戦略のキーワード
第18回:初心忘るるべからず?
武藤泰明
http://muto-web.jp/rensai/keyword018.html
>今回のタイトルにした「初心忘るるべからず」は、これとは別の『花鏡』に
>出てくるのですが、意味を誤解している人がとても多い。どんな誤解かというと、
>初心とは「何かを始めるときの初々しい気持ち」だというもの。したがって、
>入社式などで新人を前にして、これを「贈る言葉」にしている人が結構いるよう
>ですが、残念ながら間違いです。

初心忘るべからず
http://blog.livedoor.jp/kurakura50241/archives/51195760.html
>決して世阿弥は「初心に返れ」とは言っておらず、まして「初心」に関して言えば、
>世阿弥は同じ「花鏡」の中で、「初心にかへるは能の下る所なるべし」と言っているそうです。

-------

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