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2010.04.01 (Thu)

唐沢俊一 25 歳の青春であった<金髪美女のヌードCM

『トンデモ版 ユーチューブのハマり方』 P.77 ~ P.79

 それはともかく、「どこまであるだろうか」とどんどん突っ込んで調べていく
うちに、ある程度の趣味嗜好の強い人間だと、だんだんひとつの方向性が
現われてくるわけですね。その方向性っていうのは何かというと、まず
「ユーチューブをタイムマシンとして使う」。自分の若いころ、子供のころ
見た映像というものが、いったいどれだけユーチューブの中に残っている
のか、という宝探しを始めるわけです。

 場末のCMを見る

 まずCM、それも古いCMですね。特に地方限定のCMとかが探し目です。
子供のころにみていた地方の、例えば旅館であるとか、キャバレーである
とかのCMは、大学に入ったり就職したりして東京に出てきちゃうと、もう
見られなくなってしまう。これに再会すると、ほとんどの人が強烈なノスタル
ジーにとらわれえるんですね。
 私は青春時代の極めて短い一時期を仙台で過ごしたんですが、そこで
このCMに出会い驚愕した経験があって強烈に記憶に残っている。観光
ホテルのCMとは思えないエロさに、ですけれども。何しろワカメとアワビ
ですよ。何故か気仙沼のホテルで、金髪美女のヌードですよ(乳首見え
ちゃってますね、ちょっと)。
 こういうものって、まずCM史などには残らない、場末といっていいところ
の(ホテルのことじゃないですよ、ホテル観洋はいま、女性にも人気のある、
ムードある宿として繁盛してます。ただ、その当時はムードよりヌード、だっ
たんですね)CMです。で、人間のノスタルジーというものは、こういう、まず
その後思い出さない、出す機会も必要もない、というものを喚起されると、
抵抗力がなくなってしまうんですね。
 人間というものは、実は頭の中の9割が、こういうどうしようもない記憶で
埋まっているんです。特に子供のころの記憶というのは、思想とかプライド
とかで目に入ってくるものを選別しないから、凄まじく奥の方にしまわれて
いるけれど、その記憶を刺激されると、まずどんな人でも感情をゆすぶられ
てしまう。
 ユーチューブは、その記憶を針でつっつく、魔女なのですよ。


×気仙沼のホテル ○南三陸のホテル
×金髪美女のヌード ○金髪美女のセミヌード

大学生ってまだまだ子どもですか? にハゲドウならぬアニドウの『呼べど叫べど』
のエントリーに引用したそれと同じような理由で、ちょっと気持ちの悪い文章。

唐沢俊一の経歴について予備知識がない人が読めば、「青春時代」とも書いてある
ことだし、「仙台で過ごした」のは中学生か高校生の頃、高めに見積もっても大学を
ストレートで卒業する 22 か 23 歳までのこととしか思えないのではないだろうか。

しかし、以前にこのエントリーにも引用したように、『奇人怪人偏愛記』の中で唐沢俊一
は、「十九まで」は北海道の実家に住んでいたと書いている。

そしてこちらのエントリーにも引用したことがあるのだが、『奇人怪人偏愛記』 P.28 には
「上京して学生をしていた頃からしばらくの間、弟と一緒に阿佐ヶ谷に住ん でいた。私も
弟もここが気に入り、通算で五年以上も住み着いてしまった」と書かれている。

つまり、唐沢俊一が「仙台で過ごした」のが、23 歳以前ということは、本人の書いたこと
を信用するかぎりではありえない。「唐沢俊一検証blog」の「1986年のパクリン。」でも
仙台時代は 24 歳から 26 歳と分析されている。

……いやまあ、24 歳から 26 歳の頃のことを、「青春時代の極めて短い一時期」と表現
するのも、文脈によってはありかなと思うけど、「大学に入ったり就職したりして東京に出
てきちゃうと」と書いてあったり、「思想とかプライドとかで目に入ってくるものを選別しな
いから、凄まじく奥の方にしまわれているけれど、その記憶を刺激されると、まずどんな
人でも感情をゆすぶられてしまう」とのノスタルジー論 (?) を展開していたりするので、
違和感は強い。

その他、「まず『ユーチューブをタイムマシンとして使う』」人の割合ってそんなに多い
のかとか、そんな長々と言い訳するくらいなら「場末」って書くのをやめればよかった
のにとか、「人間というものは、実は頭の中の9割が、こういうどうしようもない記憶で
埋まっている」って「9割」は多過ぎじゃないのかとか、「針でつっつく、魔女」と書いて
あるけど魔女ってどちらかというと魔女裁判のときなんかに針でつつかれる側ではない
のかとか、深く考えたら負けなのかと思わせるような記述がてんこもりなわけだが。


そして、唐沢俊一のいう「観光ホテルのCMとは思えないエロさ」のCMの動画は、
本には URL は表記されていないが、ここ↓で見ることのできる。

- http://www.youtube.com/watch?v=eM2MZ0k-9g0

唐沢俊一は「何故か気仙沼のホテルで」と書いているが、動画を見るとわかるように、
これは「南三陸ホテル観洋」のCMで、「気仙沼のホテル」ではない。

ホテル観洋の公式サイト http://www.kanyo.co.jp/ には、「南三陸ホテル観洋」の他、
本との「気仙沼のホテル」である「気仙沼プラザホテル」、「気仙沼ホテル観洋」も
並んでいるのだけど、上記のCMには「南三陸ホテル観洋」の名前しか出てこない
のだ。

だいたい、金髪美女と「南三陸ホテル観洋」の文字は、同書の P.79 の画面スナップ
ショットでも確認できるし、そのページのキャプションにも「南三陸」の文字はあっても
「気仙沼」の文字はないのだが……。

で、露出している身体の面積を純粋に (?) 考えると、ビキニの水着などの方が露出度
が高いくらいなので、「金髪美女のヌード」というのはなしで、せいぜい「金髪美女の
セミヌード」だろう、と。

ちなみに唐沢俊一は「乳首見えちゃってますね、ちょっと」とか書いているが、上記の
動画の 5 秒前後のところをチェックしたけど、自分には乳首は確認できなくて、もしか
したらニプレスみたいなの貼っているんじゃないかと思ったりもしたんだけど……。
(何をやっているんだか>自分)。
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テーマ : 感想 - ジャンル : 本・雑誌

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Comment

>藤岡真さん
>CMのナレーションは志津川になっています

そうですね。せっかくなので (?)、本に載っている画像キャプションを引用しておきます。

『トンデモ版 ユーチューブのハマり方』 P.79
>01 「どどーんといっぱい、三陸の幸」
>02 「思わず手が出るこのボリューム!」
>03 「美女もビックリ」
>  「アワビもドッキリ」
>04 「楽しさ満点! 南三陸志津川、ホテル観洋」
>  「よろしくね」


>しかし、25、6の若者が、この程度の露出で「驚愕」するんでしょうか。

「何しろワカメとアワビですよ」とはしゃぐあたりは、オヤジ臭い奴って感じもします。
それと、この本や、『お父さんたちの好色広告』の記述から考えるに、唐沢俊一って、結構外人女性が好きなんじゃないかと思う今日この頃です。外人男性にはあまり関心があるとは思えないんですけど。

http://tondemonai2.web.fc2.com/731.html
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/blog-entry-406.html
トンデモない一行知識 |  2010年04月01日(木) 23:22 |  URL |  【コメント編集】

●ノスタルジー

 南三陸というと地域名みたいですが、自治体名(南三陸町)なんですね。CMのナレーションは志津川になっていますから、当時は合併前で志津川町でした。
 しかし、25、6の若者が、この程度の露出で「驚愕」するんでしょうか。そうした思い出は中、高生のころのものだと思います。ここでも唐沢は、さりげなく似非東京人を気取っていますね。思考経路は、
○地方のエロCMもyoutubeで見られる。
○自分は青春時代の極一時期場末に住んでいたことがあり、そういう類のものを知っている。
 と、都会人の一時期のノスタルジーに見せかけています。「場末のエロCM」は札幌で散々見ているはずなんですがねえ。
藤岡真 |  2010年04月01日(木) 06:33 |  URL |  【コメント編集】

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