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2010.03.27 (Sat)

斜めの小見出し、そして直前の本文は「アメリカでは、」で途切れる……

『トンデモ版 ユーチューブのハマり方』 P.85 ~ P.87

 ドルーピーものの代表作といわれている「呼べど叫べど」でしたけれども、
これなんかは子供のころとにかく見たくて見たくて――いわゆる上映会です
よね、それを「アニドウ」(3)という団体なんかが上映会をやるたびに、とに
かく飛んでいってこの「ドルーピーもの」とか「トムとジェリー」を見ていた。
で、そこで見られるのは当然原語版なんですが、それに私たちは頭の中
で、玉川良一さんとか谷幹一さんの声をかぶせていたわけですね。それが、
そんな風に頭の中で作業をしないでも、ユーチューブで見られるわけです。
 もちろん、ご覧になればわかるように、画像の質は決して優れているとは
言えません。ただ、それまでは「ぴあ」などの雑誌を常に見て、そして上映
会があると知ったらどういう作品をやるのかということをその主催者に電話
をかけて問い合わせて、大学の講義とかのスケジュールをやりくりして
出かけて行って見ていたのが、とにかく手元でいくつかのキー操作だけで
すぐ見ることができて、そして昔見たものを昔のままの状態で見ることが
できる。
 昔見たまま、という問題になりますと、たとえば、ある時期(60年代)から
アメリカでは、

3 ――1967年に東映動画、虫プロ、東京ムービー(現トムスエンターテイメ
ント)、スタジオゼロ、TCJ(現エイケン)、Aプロダクション(現シンエイ動画)
などに働くプロのアニメーター達によって設立された組織。プロフェッショナル
な創造に役立つ研究とテレビアニメーションの現場に働く人々の交流を当初
の目的として発足し、現在ではプロだけのためでなく、研究家・一般を対象
に世界中のアニメーションの研究・交流に幅広く取り組んでいる。(アニドウ
Webサイトより)


われわれが見たいのは「本物」とは限らない

テレビで一部のトムとジェリーが、制作時のままの形では放映できなく
なってしまいました。
「土曜の夜は」(Saturday Evening Puss) という作品なんですが、まずは
論より証拠、そのふたつを並べてごらんください(→88ページ参照)


大学生ってまだまだ子どもですか? にハゲドウならぬアニドウの『呼べど叫べど』
のエントリーと引用箇所は一部重複。

で、「われわれが見たいのは『本物』とは限らない」の行は、P.58 の先頭に位置する
小見出しとなっている。……この『トンデモ版 ユーチューブのハマり方』という本では、
小見出しが斜めに配置されているのが、前エントリーで文句をいわせていただいた
画面スナップショットの汚さとあいまって、堪え難い程に見にくくもあり醜くもある装丁に
なっていると個人的には思うのだが、おいといて。

問題は、ひとつの文としてつながっていなければいけない「昔見たまま、という問題に
なりますと、たとえば、ある時期(60年代)からアメリカでは、」と、「テレビで一部のトム
とジェリーが、制作時のままの形では放映できなくなってしまいました。」が、見事に
分断され、アニドウについての注釈は入っているわ、小見出しまで挿入されているわと
いう状態になってしまっていることで……。

つまり、本来は、「われわれが見たいのは『本物』とは限らない」の見出しの直後に続く
はずだった「昔見たまま、という問題になりますと、たとえば、ある時期(60年代)から
アメリカでは、」が、前項の最後の方にきてしまっている、と。

コアでレアな『眼帯フェチ』にしてはモデルの選り好みが激しすぎるような……」の
エントリーで取り上げさせてもらった件同様、よほど杜撰な編集のしかたをしているの
かなと思わせる件である。


なお、「アニドウ」についての注釈では、「アニドウWebサイトより」と書いているくせに、
その Web サイトの URL を (例によって) なぜか表記していないのは、地味に低レベルな
話だと思う。「東映動画(現東映アニメーション)」の「(現東映アニメーション)」をすっ飛ば
してコピペしている理由も不明。

http://www.anido.com/html-j/whatanido-j.html
>私たちアニドウは1967年に東映動画(現東映アニメーション)、虫プロ、東京ムービー
>(現トムスエンターテイメント)、スタジオゼロ、TCJ(現エイケン)、Aプロダクション(現シ
>ンエイ動画)などに働くプロのアニメーター達によって設立された組織です。プロフェッ
>ショナルな創造に役立つ研究とテレビアニメーションの現場に働く人々の交流を当初
>の目的として発足し、現在ではプロだけのためでなく、研究家・一般を対象に世界中
>のアニメーションの研究・交流にはば広く取り組んでいます。



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Comment

>yonoさん
唐沢俊一によると、谷幹一さんがナレーションをしていた「あの日本語吹替えバージョンは昭和50年代ぐらいまででだいたい再放送も終わってしまって、今どこでもやっていない。」(P.81) だそうです。

>金平糖さん
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/blog-entry-420.html
で言及した、黒人バージョンの「土曜の夜に」が収録の DVD は、リージョン 2 なので、アメリカ国内はともかく、ヨーロッパその他では視聴可能と思われます。

なので、少なくとも唐沢俊一のいう「黒人バージョンが見られるのは日本だけ」というのはナシかと。
トンデモない一行知識 |  2010年03月30日(火) 08:44 |  URL |  【コメント編集】

>Saturday Evening Puss

アメリカでテレビ放映された時点で白人に書き換えられてました。

アメリカで黒人バージョンが放映されたかはわかりませんが
私が黒人バージョンを見たのは日本ですね。
黒人差別云々の話ならアメリカ国内版の方が
輸出版より厳しそうに思えるんですが、どうなんでしょうね?
金平糖 |  2010年03月29日(月) 23:13 |  URL |  【コメント編集】

同じ北海道でも世代はズレてるんですが、僕が子供の頃もまだやってましたよ>トムとジェリー

何時もの「自分の見識を示したい」なんでしょうかね?
yono |  2010年03月29日(月) 12:05 |  URL |  【コメント編集】

>NNT さん
>唐沢氏が高校生~20代の頃なら、ホームビデオデッキも普及し始めていたから、
>自分がどうしても見たかったなら、ビデオ買えば良いのにと思いますけど。

唐沢俊一が下宿にビデオを買ったのは、弟のなをき氏が上京してしばらく
経った頃のはずなので、少なくともそれまでは、ビデオを買えばという
選択肢はなかったのではないかと。

また唐沢俊一が『ぴあ』という雑誌を知ったのは上京直後というように本人が
『トンデモ創世記2001』に書いてましたので、高校生時代のことはまあ除外して
よいのではないかと思います。


>金平糖さん
>子供向けアニメの上映会というのも確かにあって
>トムとジェリーなどは大人気でしたが

「子供のころとにかく見たくて見たくて――いわゆる上映会ですよね」
の箇所までは、私もそういうのを思い浮かべたのです。(;_;)

……しかし、「アニドウ」、「そこで見られるのは当然原語版」、
「『ぴあ』などの雑誌を常に見て」 、「主催者に電話をかけて問い合わせて」、
「大学の講義とかのスケジュールをやりくりして」と続けざまにヤラれると、
そういう読み方は捨てるしかないようで。

>いちおう、いろいろなバージョンが放映されてるので

本文の引用箇所の「『土曜の夜は』(Saturday Evening Puss) 」の
黒人のお手伝いさんが出てくるバージョンが、海外からの輸入物には
なかったと唐沢俊一は主張しています。黒人差別だと騒がれて、
白人の女の子に差し替えられたと。

で、そこいらの唐沢俊一の記述が、何かわけがわからないものなので @_@
これについては次エントリーでやろうかなと思っています。
トンデモない一行知識 |  2010年03月28日(日) 15:17 |  URL |  【コメント編集】

とりあえず、2ちゃんねるのスレの書き込みを先にコピペ (_ _)

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1269507905/304-
-------
304 :無名草子さん:2010/03/28(日) 10:44:41
一行知識さんとこのコメ読んで思ったんだけど、
トムとジェリーの3本立ての番組って、
テレビで再放送をよくやってなかった?
北海道ではやってなかったんだろうか?

305 :無名草子さん:2010/03/28(日) 10:53:54
>>304
北海道でも放送してた。
3本立ての2本目で常連だったドルーピーも勿論お馴染み。

307 :無名草子さん:2010/03/28(日) 11:09:25
>>305
テンテー、ワザとレア感出してんのかなぁ…。
------
トンデモない一行知識 |  2010年03月28日(日) 14:48 |  URL |  【コメント編集】

唐沢氏が大学生時代なら
全国的に、毎年、夏休み期間に再放送しまくってるはずです。

子供向けアニメの上映会というのも確かにあって
トムとジェリーなどは大人気でしたが
だからこそ高視聴率を望めると言うことで驚くほどの再放映率です

いちおう、いろいろなバージョンが放映されてるので
「これが見たいんだ」と言うこだわりがあるならなかなか見れないのもわかるけど
それならどの版が見たかったか書くべきですね。
金平糖 |  2010年03月28日(日) 14:03 |  URL |  【コメント編集】

自分は唐沢氏より10以上年が離れていますが、トムとジェリーやドルーピーなんか、
私の地元では夕方のご飯時のテレビでよくやっていたので、
『子供のころとにかく見たくて見たくてって』と言われても、
「親が見せてくれなかったの?」という気がするので、その希求感がよくわかりません。
唐沢氏が高校生~20代の頃なら、ホームビデオデッキも普及し始めていたから、
自分がどうしても見たかったなら、ビデオ買えば良いのにと思いますけど。
まぁ、北海道じゃやっていなかったのかな?東京じゃやってなかったのかな?
と、好意的に解釈しておきます。
NNT |  2010年03月28日(日) 10:17 |  URL |  【コメント編集】

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