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2010.03.27 (Sat)

大学生ってまだまだ子どもですか? にハゲドウならぬアニドウの「呼べど叫べど」

『トンデモ版 ユーチューブのハマり方』 P.85 ~ P.86

 懐かしいですね。玉川良一さんという、浪曲師でコメディアンだった人
(1992年没)がドルーピーの声をやっていて、僕たちはずっとドルーピー
をこの声で覚えていたわけです。
 ドルーピーものの代表作といわれている「呼べど叫べど」でしたけれども、
これなんかは子供のころとにかく見たくて見たくて――いわゆる上映会です
よね、それを「アニドウ」(3)という団体なんかが上映会をやるたびに、とに
かく飛んでいってこの「ドルーピーもの」とか「トムとジェリー」を見ていた。
で、そこで見られるのは当然原語版なんですが、それに私たちは頭の中
で、玉川良一さんとか谷幹一さんの声をかぶせていたわけですね。それが、
そんな風に頭の中で作業をしないでも、ユーチューブで見られるわけです。
 もちろん、ご覧になればわかるように、画像の質は決して優れているとは
言えません。ただ、それまでは「ぴあ」などの雑誌を常に見て、そして上映
会があると知ったらどういう作品をやるのかということをその主催者に電話
をかけて問い合わせて、大学の講義とかのスケジュールをやりくりして
出かけて行って見ていたのが、とにかく手元でいくつかのキー操作だけで
すぐ見ることができて、そして昔見たものを昔のままの状態で見ることが
できる。


ちょっと気持ちの悪い文章。

「子供のころとにかく見たくて見たくて」と書いてあるから、小学生くらいの唐沢俊一を
頭に思い浮かべて読んでいくと、「いわゆる上映会」、「『アニドウ』(3)という団体なんか
が上映会をやるたびに、とにかく飛んでいって」、「そこで見られるのは当然原語版」
などの記述に首をひねることになる。

P.86 の注によれば、アニドウの設立は 1967 年。唐沢俊一は 1958 年の北海道生まれ
だから、設立したばかりのアニドウは、北海道で何度も上映会を開催していたのか――
と思って続きを読むと、唐沢俊一は「それまでは『ぴあ』などの雑誌を常に見て」とか、
「大学の講義とかのスケジュールをやりくり」などと書いている。

大学生のときの話を「子供のころ」とはいわないだろう、これは何か読み違いしたかなと
思って前の記述に戻っても、やはり「子供のころとにかく見たくて見たくて――いわゆる
上映会ですよね、それを『アニドウ』(3)という団体なんかが上映会をやるたびに、とに
かく飛んでいって」と書かれている。

……どうやら唐沢俊一の定義では、大学時代も「子どものころ」の範疇に入るらしい。
18 歳未満でないのはもちろん、一浪したという唐沢俊一が未成年だった期間は、大学
入学してから 1 年にも満たないのだが。


で、一部では、青学に入学したのかどうかも疑わしいと噂されている唐沢俊一だが、
「大学の講義とかのスケジュールをやりくりして」という記述を読むと、大学の講義は、
英会話やパソコン教室の予約とかとは違って、「スケジュールをやりくり」なんかでき
ないんじゃないの……と思ったりもする。できるのは、せいぜい、代返を頼むくらいと
思うけど、それを「スケジュールをやりくり」というのは激しく違和感があるし。

あんまりメニューは覚えていないけど……の青学学食


上に書いたこと以外にも、ちょっと気持ち悪いのが、「懐かしいですね」、「もちろん、ご覧
になればわかるように」という読者への呼びかけ部分。

URL をほとんど書かないのが『トンデモ版 ユーチューブのハマり方』という本であり、ここ
で唐沢俊一の紹介している「ドルーピーもの」の動画に関しても URL はいっさい示されて
いない。しかも、他のものについては、YouTube にアップされている動画のタイトルくらい
は示しているのだが、この「ドルーピーもの」については、それすらもない。

P.85 には「DROOPY and all related characters and elements are trademarks of and
(C) Turner Entertainment Co.」と書かれているが、玉川良一の声を聞けるドルーピー
ものの動画を、これだけを頼りに検索するのも難しいだろう。

ここまで不親切ぶりを発揮しながら――『トンデモ版 ユーチューブのハマり方』という本
は全体的に不親切さの固まりみたいなもんだが、この動画については特に酷い――
「懐かしいですね」も、「もちろん、ご覧になればわかるように」もないものだろうと思う。

一応、「呼べど叫べど」の動画自体は、探したらすぐに見つかったけど、これ↓がアップ
されたのは『トンデモ版 ユーチューブのハマり方』が出た 2007 年より後のことだから、
唐沢俊一のいう「ご覧になればわかるように、画像の質は決して優れているとは言えま
せん」のそれではない。そもそも画像の質も悪くはない。

http://www.youtube.com/watch?v=OQSHns4PfnY
>[旧地上波音声リマスター] 呼べど叫べど
>2009年02月23日 超傑作。何度みても超ウケル。オープニングを手描きして旧地上波
>音声でリマスターしてみました。


というか、実は「画像の質は決して優れているとは言えません」というのは『トンデモ版
ユーチューブのハマり方』という本の画像スナップショット全般にこそ、あてはまることで
はないかと。全部白黒、サイズは中途半端、とにかく汚い、ものによっては何が映って
いるかさえ判然としない代物なのだ。

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テーマ : 感想 - ジャンル : 本・雑誌

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Comment

>はくめいさん
>もし、この本に、他のドルーピー作品が紹介されていないとしたら

はい、「呼べど叫べど」以外の作品は紹介されていなくて、タイトルすら出てきません。

ちなみに、「トムとジェリー」については、「赤ちゃんはいいな」と「土曜の夜は」の 2 つだけです。
トンデモない一行知識 |  2010年03月30日(火) 08:34 |  URL |  【コメント編集】

「呼べど叫べど」は、ドルーピーものでも後期の作品で、代表作と言えるかどうか微妙ですね。
もし、この本に、他のドルーピー作品が紹介されていないとしたら、唐沢氏は全作品を見てはいないと思います。
もっと面白いのが、いっぱいありますから。
はくめい |  2010年03月29日(月) 11:19 |  URL |  【コメント編集】

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