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2010.02.09 (Tue)

多くの人の心の中にいる松田優作は、あなたとは違うんです

<金曜羅針盤 タイムカプセル>唐沢俊一(評論家)*松田優作
2003.04.25 北海道新聞夕刊全道 10頁 カA (全749字) 

 「太陽にほえろ!」のジーパン刑事が殉職するシーンで、松田優作は
助けた相手に銃で撃たれ、血のついた手のひらをぼうぜんと見つめ、

「なんじゃこりゃあ!」

 と叫ぶ。この叫び声は脚本にない、松田優作のアドリブだったそうだ。

 時に一九七四年八月。石油ショックによる物価の高騰、ノストラダムス
の大予言など終末論の大ブーム、そして高度経済成長期のシンボル
だった長嶋茂雄の引退という世相の中でのことだった。迷走を始めた
日本社会の中で、半ばぼうぜん自失の態(てい)だった若者たちの、
いら立ちと憤まんの代弁のように、ジーパン刑事は怒鳴り、そして死んで
いった。この死にざまで、松田優作は同世代を生きる若者のカリスマの
座についた。

 それ以来、彼が演じる役は刑事(探偵)か犯罪者のどちらかに限られ
た感じがあった。もちろん、文芸映画「陽炎座」(八一年)、 「それから」
(八五年)のような例外はあるが、若者たちが自分の姿の投影を見たの
は、やはり犯罪という、社会とのギリギリの接点で、 自分とは何かを
問いつめ続ける松田優作の姿だったと思う。映画「最も危険な遊戯」
(七八年)での殺し屋も、テレビ「探偵物語」の探偵も、 長い手足をどこか
窮屈そうにもてあましながら、自分の本当の居所のない社会と対じして
いた。

 しかし彼が人生の最後に演じたのは、ハリウッド映画「ブラック・レイン」
(八九年)の中での、全くと言っていいほど観客が自己投影できない、
悪の権化のような犯罪者役だった。いったい、松田優作はこの映画で何を
伝えようと思っていたのか。その意味をこちらが考える暇もなく、 膀胱
(ぼうこう)がんで、三十九歳の若さで帰らぬ人となる。何故かその死が、
時代の壁にぶつかり続けた末の憤死に思えるのがいかにも彼らしい。


唐沢俊一が「時に一九七四年八月」といっている「『太陽にほえろ!』のジーパン刑事
が殉職するシーン」。

http://www.246.ne.jp/~mtn/a3taiyo.htm
>優作は1年で、マンネリになったとし、この役を殺してもらうことになる。命懸けで助け
>たちんぴら会田に射殺されてしまうのだ。テレビ史上に残るラストシーン、そのときに
>吐いたラストのセリフは、実はシナリオにはない。完全に優作の創作だった。死ぬ間
>際にそんなことをいうわけはないなどと論議をよんだが、その斬新さ、鮮烈さは視聴者
>に圧倒的に支持された。それがあの有名な一言、”なんじゃこりゃあ!”1974年8月
>30日だった。<Quarterly M>第4号より


それを唐沢俊一は「長嶋茂雄の引退という世相の中でのことだった」と書くが、長嶋茂雄
の引退表明は 10月になってからで、「なんじゃこりゃあ!」の 2 ヵ月後。なのに、そんな
「世相の中でのことだった」も何もないものだ、と。

http://ja.wikipedia.org/wiki/長嶋茂雄
>1974年10月12日、中日ドラゴンズの優勝が決まり、巨人の10連覇が消えると、長嶋
>は現役引退を表明した。


「石油ショックによる物価の高騰、ノストラダムスの大予言など終末論の大ブーム」も、
ちょっとどうかなあと思う。これらは 2 つとも、前年 1973 年 11 月からのできごとで、
たとえばオイルショックに端を発したトイレットペーパー騒動も 1974 年 3 月には収束、
『太陽にほえろ』のジーパン刑事が殉職した 8 月には、騒ぎも落ち着いていたはずな
ので。

http://ja.wikipedia.org/wiki/オイルショック
>1973年(昭和48年)11月16日 石油緊急対策要綱を閣議決定、「総需要抑制策」が
>執られる。結果、日本国内の消費は低迷し、大型公共事業が凍結・縮小された。
〈略〉
>紙資源の不足から、週刊誌や漫画雑誌の頁数が軒並み削減され、小冊子程度の枚
>数となる。


http://ja.wikipedia.org/wiki/トイレットペーパー騒動
>政府は国民に買い溜めの自粛を呼びかけたが、あまり効果はなかった。そこで政府
>は11月12日にトイレットペーパー等の紙類4品目を生活関連物資等の買占め及び売
>惜しみに対する緊急措置に関する法律に基づく特定物資に指定し、翌1974年1月28
>日には国民生活安定緊急措置法の指定品目に追加して標準価格を定めた。3月にな
>ると騒動は収束していき、在庫量も通常の水準に回復した。


http://ja.wikipedia.org/wiki/ノストラダムスの大予言
>1973年11月25日に初版が発行されると、3ヶ月ほどで公称100万部を突破した。これ
>は『朝日新聞』1974年3月2日朝刊の広告によるものだが、同広告ではこの本が戦後
>のミリオンセラーとしては15冊目であることも謳われている。


オイルショックの方はともかく、『ノストラダムスの大予言』は……。1990 年代後半なら
わかるけど、2003 年に発表する文章に無理矢理入れるような項目でもないだろう。

唐沢俊一は、別のところで、地下鉄サリン事件は麻原彰晃が『ノストラダムスの大予言』
の「恐怖の存在アンゴルモアの大王と自分自身を重ね合わせて起こした犯行」とか書い
たり、「大パニックを巻き起こし」て、「大学受験や会社への就職をやめてドロップアウト
する者」を「多出させた本」であると断じたり、どうも『ノストラダムスの大予言』の影響を
トンデモなく高く見積もっているきらいがあるのだ。

映画『ノストラダムスの大予言』の中でだけは大パニック発生
2000 年の新世紀に少しだけ破滅した世界というポエム

ちなみに、1974 年の懐かしネタを、Wikipedia からいくつか拾ってみたのが以下のもの。
オイルショックまして『ノストラダムスの大予言』をいつまでも引っ張らなければいけない
ほど、何も起きなかった年というわけではない、ということで。

http://ja.wikipedia.org/wiki/1974年
>3月10日 - ルバング島で小野田寛郎元少尉を発見。
>3月30日 - この日放送のTBSテレビ『8時だョ!全員集合』で、ザ・ドリフターズのリー
>ダーいかりや長介が荒井注のドリフターズ脱退と志村けんのドリフターズ正式加入を
>発表。
〈略〉
>4月20日 - 東京国立博物館でモナ・リザ展開催(6月10日まで)。
〈略〉
>7月24日 - 北の湖が史上最年少(21歳2か月)で第55代横綱昇進。
〈略〉
>8月29日 - 『ベルサイユのばら』が宝塚大劇場で初演を迎える(大ヒットになり、以後
>宝塚歌劇団の代表作の一つに)。
〈略〉
>10月6日 - テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト』第1作がよみうりテレビ・日本テレビ系で放
>映開始。


で、まあ、これは主観に左右されることでしかないけど、リアルタイムに『太陽にほえろ』
を見ていたひとりとしていわせてもらえば、唐沢俊一のいう「迷走を始めた日本社会の中
で、半ばぼうぜん自失の態(てい)だった若者たちの、 いら立ちと憤まんの代弁のよう
に、ジーパン刑事は怒鳴り、そして死んでいった」には、個人的に「なんじゃそりゃあ!」
と思ったりするんだけど……。

そもそも松田優作が人気がでたのって、もっと単純に、その長身、手足の長さ、アクション
等々、とにかくかっこよかったから――というのではダメなのかなあ。

「社会とのギリギリの接点で、 自分とは何かを問いつめ続ける」姿に、「若者たちが自分
の姿の投影を見た」とかいわれても、その手の自分探しブームって、『太陽にほえろ』等
より後、1980 年代に入ってからで、「なんじゃこりゃあ!」 とはあまり関係ないと思うし。


それはさておき、2ちゃんねるのスレでも批判が書き込まれていた、「彼が演じる役は
刑事(探偵)か犯罪者のどちらかに限られた感じ」に、「文芸映画『陽炎座』(八一年)、
『それから』(八五年)のような例外」(Read More 参照)。

書き込みにあったように、「探偵や犯罪者の役のイメージが強かった」とか書けば、まあ
ファンにも納得してもらえたんじゃないかと思うけど、「どちらかに限られた感じ」と書いて
突っ込みを誘発するのが、さすが唐沢俊一というか……。森田芳光監督作品を「例外」
として扱い、『家族ゲーム』をスルーとか、さすがにマズいんじゃないかと思う。

http://www.yusaku-matsuda.com/profile.html
>83年には森田芳光監督『家族ゲーム』に主演し、キネマ旬報主演男優賞・報知映画
>賞など数々の映画賞を受賞。映画スターとして頂点につく。森田芳光監督とは85年に
>『それから』で再度タッグを組み、その年も数々の映画賞を受賞する。86年には『ア・
>ホーマンス』で自ら監督、主演をこなし、話題となった。
>その後、88年吉田喜重監督『嵐が丘』、深作欣二監督『華の乱』に出演。俳優として
>円熟期を迎える。


その他、「悪の権化のような犯罪者役」をやったからといって、どうして「観客が自己投影
できない」とか文句をつけられなければいけないのか、あげく「時代の壁にぶつかり続け
た末の憤死」ということにされなければいけないのか、謎の多い唐沢俊一の文章では
ある。

しかし、まあ、それは主語を 1970 年代の「若者たち」とか、不特定多数の一般大衆と
思うから首をかしげる文章になっているだけのことかもしれない。主語は唐沢俊一だと
思えば、ある意味納得のいく松田優作論ともなりうるのだ。

つまり、唐沢俊一にとって松田優作とは、「いら立ちと憤まんの代弁」、「社会とのギリ
ギリの接点で、自分とは何かを問いつめ続ける」自分を、ものすごく美化した形にして
画面上で展開してくれた存在とすれば、一応つじつまがあう。森田芳光監督作品等、
あまりそのような用途に向かない作品はスルー、『ブラック・レイン』のように「悪の権化
のような犯罪者役」も唐沢俊一が「自己投影できない」ので文句をいう、と。

SHOGUN の BAD CITY、ゴダイゴの Monkey Magic、ともに 1979 年。」のエントリーを
あわせて参照していただきたいのだが、なにしろ「平河町のあたりを、『BAD CITY』を
ウォークマンで 聞きながら、工藤俊作をきどって歩き回ったりしていた」という唐沢俊一
だし、帽子に黒のスーツという“正装”も、松田優作を意識したコスプレとも思えるし。

おまけ (初主演初出演は『狼の紋章』だったのかの松田優作):
- http://www.yusaku-matsuda.com/2008/01/


追記: 唐沢俊一の書いている「彼が人生の最後に演じたのは、ハリウッド映画『ブラック・
レイン』(八九年)」というのもガセ。1989 年 10 月の『華麗なる追跡』 (監督・村川透)
が、「松田優作最後の主演ドラマ」となった。

http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-25642
>華麗なる追跡 THE CHASER
>航空機爆破事件の裏にひそむ陰謀を警視庁公安部の刑事たちとスポーツジャーナリ
>ストが暴く。松田優作最後の主演ドラマ。
>キー局 NTV 放送曜日 土 放送期間 1989/10/07~1989/10/07


それの指摘を含む Twitter のやりとりを、Read More に追加。

また、コメント欄で指摘があった通り、『狼の紋章』は、松田優作の出演作ではあっても
主演作ではないので、訂正しました。(_ _);



More...

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1265594374/126-
-------
126 :無名草子さん:2010/02/09(火) 00:24:16
<金曜羅針盤 タイムカプセル>唐沢俊一(評論家)*松田優作
2003.04.25 北海道新聞夕刊全道 10頁 カA (全749字) 

 「太陽にほえろ!」のジーパン刑事が殉職するシーンで、松田優作は助けた相手に銃で撃たれ、血のついた手のひらをぼうぜんと見つめ、

「なんじゃこりゃあ!」

 と叫ぶ。この叫び声は脚本にない、松田優作のアドリブだったそうだ。

 時に一九七四年八月。石油ショックによる物価の高騰、ノストラダムスの大予言など終末論の大ブーム、そして高度経済成長期のシンボル
だった長嶋茂雄の引退という世相の中でのことだった。迷走を始めた日本社会の中で、半ばぼうぜん自失の態(てい)だった若者たちの、
いら立ちと憤まんの代弁のように、ジーパン刑事は怒鳴り、そして死んでいった。この死にざまで、松田優作は同世代を生きる若者のカリスマの
座についた。

 それ以来、彼が演じる役は刑事(探偵)か犯罪者のどちらかに限られた感じがあった。もちろん、文芸映画「陽炎座」(八一年)、
「それから」(八五年)のような例外はあるが、若者たちが自分の姿の投影を見たのは、やはり犯罪という、社会とのギリギリの接点で、
自分とは何かを問いつめ続ける松田優作の姿だったと思う。映画「最も危険な遊戯」(七八年)での殺し屋も、テレビ「探偵物語」の探偵も、
長い手足をどこか窮屈そうにもてあましながら、自分の本当の居所のない社会と対じしていた。

 しかし彼が人生の最後に演じたのは、ハリウッド映画「ブラック・レイン」(八九年)の中での、全くと言っていいほど観客が自己投影
できない、悪の権化のような犯罪者役だった。いったい、松田優作はこの映画で何を伝えようと思っていたのか。その意味をこちらが考える暇もなく、
膀胱(ぼうこう)がんで、三十九歳の若さで帰らぬ人となる。何故かその死が、時代の壁にぶつかり続けた末の憤死に思えるのがいかにも彼らしい。

136 :無名草子さん:2010/02/09(火) 01:13:03
>>126
>文芸映画「陽炎座」(八一年)、「それから」(八五年)のような例外
「家族ゲーム」の家庭教師は?
「ひとごろし」の臆病な侍は?
TVドラマでは桃井かおりの恋人役で特にどうということもない男だって
演じてたと思うんだが。
松田優作は世間的には確かに探偵や犯罪者の役のイメージが強かったとは
思うけれど、役自体は結構色々な役を演ってるぞ。

138 :無名草子さん:2010/02/09(火) 01:17:04
>>126
どうして観客が自己投影できる役ばかり演じないといけないんですか?
憤死とは何ですか?
松田優作は何に対して憤慨しながら死んだのですか?
これからという時にあんなに若くして死ななくてはいけなかったことへの怒りなら分かります。
松田優作にとってブラック・レインの佐藤役が不本意だったと言いたいんですか?
松田優作の死ぬまでの功績が不幸なものだったということですか?
公開当時の時代背景など佐藤の役どころも全く理解しておらず
支離滅裂な松田優作に対する言及にこっちがハラワタ煮えくり返って憤死しそうですよ

140 :無名草子さん:2010/02/09(火) 01:31:14
>>138
記事を貼った甲斐がありました。
でもごめんね。

141 :138:2010/02/09(火) 02:10:15
>>140
ううん、謝らなくていいよ
今まで数多くの人を憤慨させた追討文、
正直言って自分は対象の人達に全く思い入れがなかったので
皆の怒りは分かるんだけど今いち同じようには怒れなかった
でも、ブラック・レインは個人的にむっちゃくちゃ思い入れのある映画だったから
あの文章には本当に腹が立つ
やっと皆の気持ちが分かった、逆にすごく感謝します

142 :無名草子さん:2010/02/09(火) 02:19:21
>何故かその死が、時代の壁にぶつかり続けた末の憤死に思えるのがいかにも彼らしい。

こういう、とくに親しくもなかったのに、
愛もない、上から目線の、しかも間違った文章が、

むかつく。

153 :無名草子さん:2010/02/09(火) 06:13:09
>>136

本当だよね。
唐沢はきちんと人の業績を一覧することもなく、自分の印象と"管見"だけで
適当に追悼文をでっち上げる。
自分が刑事や探偵、犯罪者ものしか観ていないからって、あとを全部「例外」
にする乱暴さは酷いもんだ。

155 :無名草子さん:2010/02/09(火) 07:25:15
死後、キチガイに追討文を書かれちゃ納得は出来ないのである。

156 :無名草子さん:2010/02/09(火) 07:33:04
松田優作のインタビューを読むと、森田芳光との出会いがいかに
彼の俳優人生で大きは意味を持っていたかがよくわかる。
刑事や犯罪者が彼の本領で、森田作品を「例外」なんて言ったら
松田としても到底納得できないだろう。

唐沢なんて、松田優作と酒場で会ったらボコボコにされてるよ。

-------

http://twitter.com/raizo23/statuses/8849614671
-------
「ブラックレイン」の後、テレビドラマに出てますが? RT @baudrateRA: 多くの人の心の
中にいる松田優作は、あなたとは違うんです
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/blog-entry-386.html #tondemo
7:33 PM Feb 9th from movatwitter

-------

http://twitter.com/raizo23/statuses/8849804714
-------
ジョイナーと共演。 RT @baudrateRA: @raizo23 あ、そうか。「彼が人生の最後に演じた
のは、ハリウッド映画『ブラック・レイン』」と書いてしまっていますね唐沢俊一。
それについては後で追記しておきます。 #tondemo
7:42 PM Feb 9th from movatwitter

-------

http://twitter.com/shidehiramuwaka/status/8849892476
-------
村川透監督ですしhttp://bit.ly/cSaYOy RT @raizo23 ジョイナーと共演。 RT
@baudrateRA: @raizo23 あ、そうか。「彼が人生の最後に演じたのは、ハリウッド映画
『ブラック・レイン』」と書いてしまっていますね唐沢俊一。それについては
7:46 PM Feb 9th from web

-------

http://twitter.com/raizo23/statuses/8849949052
-------
自己投影云々は馬鹿げてますね。ヒーローごっこと同レベルで語るのは無意味。 RT
@baudrateRA: http://tondemonai2.blog114.fc2.com/blog-entry-386.html #tondemo
7:49 PM Feb 9th from movatwitter

-------

http://twitter.com/baudrateRA/statuses/8850762371
------
よくいうヤクザ映画見たら肩をいからせて映画館から出てくるという類いの素直な?自己
投影ならよいのですが、よくもまあ、あれだけややこしい自己投影の仕方をするものだな
と思いました。 #tondemo #唐沢俊一
8:24 PM Feb 9th from TweetDeck

------

http://twitter.com/raizo23/statuses/8851084694
-------
当時の映画評で「コートの脱ぎ捨て方ひとつとっても唯一無比」とべた褒めしているもの
がありました。唐沢はストーリーしか追っていないのでは?。ストーリーも理解出来てい
るのか疑問ですが。 RT @baudrateRA: 素直な?自己投影 #tondemo
8:38 PM Feb 9th from movatwitter

-------

http://twitter.com/gogolovejets/statuses/8852879557
-------
唐沢は70年代の優作のイメージで『ブラックレイン』を語るからトンチンカンなことに
なる。80年代にデニーロに憧れて演技派を模索していたのはよく知られるところ。
『ブラックレイン』は演技派役者として最高の仕事をしたという感じだ。
9:44 PM Feb 9th from web

-------

http://twitter.com/gogolovejets/statuses/8853005177
-------
『ブラックレイン』の後、優作にはデ・ニーロから共演のオファーがあった。しかし、病に
倒れ帰らぬ人に・・・。
9:48 PM Feb 9th from web

-------

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テーマ : 感想 - ジャンル : 本・雑誌

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Comment

>四海鏡さん
ご指摘ありがとうございました、「主演作」に抹消線を入れて訂正しました。(_ _);

>最近はヤングチャンピオンの「ウルフガイ」を楽しみにしているんですが、

あ、これは知りませんでした。今度チェックしてみます。
やはり (?) 昔みたいに、少年誌で「狼男だよ」とか難しいのかしら。あれがなかったら平井和正読んでなかったかも、なのですが。

「コミックマスターJ」というのは読んだことなかったですけど、超面白そうですわね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/コミックマスターJ
トンデモない一行知識 |  2010年02月11日(木) 00:18 |  URL |  【コメント編集】

>nyann さん
どうもです。後出しじゃんけんですが、本文を書いているとき、Wikipedia の『太陽にほえろ!』のページも参照して、うわわ懐かしーと秘かに感動していました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/太陽にほえろ!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e5%a4%aa%e9%99%bd%e3%81%ab%e3%81%bb%e3%81%88%e3%82%8d%21

# いいか、この音楽は井上尭之バンドがやっている素晴らしいものなのだと
# 熱心に語るやつとかもいたなあ、そういえば。

>ジーパンも犬死にしたのがショッキングだったんじゃないかなあと思います。
>ジーパンの場合シンコ(関根恵子)との「愛」シリーズも確かあったから余計に

これ、私が他のものとごっちゃにしている可能性もありますが、ジーパン殉職という前情報は雑誌等でやっていて、あれでも死なないのかなあと思ったところで、アーッという流れでしたっけ。(←自信なし)

とにかく、何かに仮託してどうこうというより、素直に番組を楽しんでいた気がします。唐沢俊一だって、最初の放映時はそんなふうに見ていたんじゃないかと思うのですが。いや見ていたとしたら、ですけど。


>狩撫麻礼+たなか亜希夫に至るハードボイルドの流れ

これは私の方にあまり教養がないのでアレですが (_ _);、『ボーダー』とかだとピカレスクにはなりませんですよね。和物のピカレスクの王道って、どの流れになるのかしらと、ふと思ったりしました。
トンデモない一行知識 |  2010年02月10日(水) 23:53 |  URL |  【コメント編集】

●犬神明役は志垣太郎さん

「狼の紋章」は、初主演でなく初出演作だと思いますよ。今の松田優作のイメージだと、犬神明を演じてても不思議ではない気がしますけど(息子さんの松田龍平氏とか、もうちょっと若い頃だと似合ってたかも……)。
最近はヤングチャンピオンの「ウルフガイ」を楽しみにしているんですが、脚本と作監で参加されてる田畑由秋先生と余湖裕輝先生が描いてた「コミックマスターJ」って、もし今も連載してたら、唐沢氏ネタが使われてそうだ漫画だったなぁ、などと。
四海鏡 |  2010年02月10日(水) 19:40 |  URL |  【コメント編集】

こんにちは。
ジーパン刑事の殉職って、まあ確かに「何じゃこりゃあ」はブームになりましたけど、マカロニに続いてジーパンも犬死にしたのがショッキングだったんじゃないかなあと思います。ジーパンの場合シンコ(関根恵子)との「愛」シリーズも確かあったから余計にあの回の非情さが盛り上がったんじゃないかと。だから唐沢氏は余分な社会情勢のぬるい知識は後追いで身につけてるけど、『太陽にほえろ!』そのものは観ていないんじゃないかと思いますが。あと、松田優作=犯罪者(鳴海昌平とか?)ってのはなかなか目のつけどころは良いと思ったのですが、矢作俊彦から始まって関川夏央+谷口ジローや狩撫麻礼+たなか亜希夫に至るハードボイルドの流れを無視してるし(知らないとか)、その流れの中で生まれた『ア・ホーマンス』を松田優作が同郷の監督降板劇の末に自分で監督して、そこで作り上げた無機的なイメージが『ブラック・レイン』に受け継がれて、とか、そのあたりは時代的な背景をちゃんと書いておいてほしかったです。

釘宮病では日記で知らないとか殊勝なことを言ってるくせに、こっちでは同じくらい知らないことを専門っぽく語って悉く勘違いなのはいただけません。
nyann |  2010年02月10日(水) 09:47 |  URL |  【コメント編集】

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