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2009.03.08 (Sun)

卵鞘のフライだとしたら、「ぽりぽり食う」というのは、ちょっとアレかも

『トンデモ一行知識の世界』 P.61

実際、東南アジアなんかではゴキブリをフライにしてスナックがわりにぽり
ぽり食うというし、昔のイギリスではすりつぶしてペーストにし、パンに塗っ
て食ったと文献にある。ちょっとオエーッとくる話だ。


「オエーッとくる」という言い回しが、何か 30 年くらい前の少女漫画風だなあというのは、
おいといて。

ネタがゴキブリなだけに気分がうあああああああああ」に引用した文章の続き。
前エントリー同様、大きなお世話かもしれないけど、★つきのリンクのクリックには注意。

でも『虫屋のよろこび』の著者に恨みはないでしょう唐沢俊一先生」で取り上げたこと
のある『虫屋のよろこび』。この本では、食用としてのゴキブリの利用にはやや否定的。

『虫屋のよろこび』 P.181
>ゴキブリは熱帯地方に多くいるが、大部分の種が悪臭と、味の悪い分泌物をもつため
>に未開文化圏でも通常は食料源になっていない。


一方、食用としてのゴキブリの利用にかなり肯定的であり、唐沢俊一の文章の元ネタと
思われるのが、これ↓ 唐沢俊一は、「小西正泰」という名前も何も出してないけど。

http://www.afftis.or.jp/konchu/hanasi/h18.htm
>ゴキブリ類は無毒で味も良いと、百年ほど前までは世界各地で食べていました。畏
>友・小西正泰氏の調査から一部を紹介します。
>  ……ロンドンではゴキブリのペーストをパンに塗って食べていた。イギリスの船員は
>船の中でゴキブリを捕らえ、 生で食べた(小エビのような味という)。タイの少数民族
>の子供たちはゴキブリの卵鞘を集めてフライにして好んで食べる。 中国南部では古く
>からゴキブリを食べていた……などなど。


ちょっと面白いと思ったのは、この「小西正泰」という人は、『虫屋のよろこび』の編者でも
あること。

http://yushodo.co.jp/showroom/showcase/pryer/pryer3.html
>訳 書 〈略〉 アダムズ(編)『虫屋のよろこび』(監訳:平凡社)1995

まあ『虫屋のよろこび』の方は翻訳本だし、ゴキブリの「大部分の種が悪臭と、味の
悪い分泌物をもつ」ことや、「未開文化圏でも通常は食料源になっていない」ことと、
一部の種類が、一部の地域、限定された状況で食料になることとは両立可能なので、
それはよいとして。

この人は結構、ゴキブリについてもネタ出ししてくれている (?) ようなので、唐沢俊一が
スルーしている分について。

http://choyukkuri.exblog.jp/3989377/
>また、平安時代末期になって、橘 忠兼の「伊呂波字類抄」と言う書物に「あきむし」と
>言う名前で出てくる「ゴキブリ」が居て、北海道大学で昆虫学を学ばれた 小西 正泰 
>博士(こにしまさやす)によりますと、この「あきむし」というのは、日本古来から土着し
>ている「ヤマトゴキブリ」のことであろうと説明されています。


http://www3.kcn.ne.jp/%7Ejarry/jkou/ii095.html
>■誤記振り?
> 1884年に発行された岩川友太郎氏の『生物学語彙』という権威ある書物で「御器
>噛り」に誤って「ごきぶり」というフリガナがつけられました。続いて1898年に発行され
>た松村松年氏の『日本昆虫学』でも先例が踏襲され、それ以降の生物学諸誌に「ごき
>ぶり」が完全に定着することとなってしまった、という話が、小西正泰氏の『虫の博物
>館誌』(1993)で紹介されています。


特に、御器噛り (ごきかぶり) が誤記によってゴキブリになったというネタは、上で引用
した人も書いている通り、よい「誤記振り」だと思うので、スルーするのは惜しいかと。


なお、前エントリーでもリンクした毎コミの記事によると、マダガスカルゴキブリは美味
だそうだ。

http://journal.mycom.co.jp/column/hobbysouguu/050/index.html
>見た目やサイズはなんとなくシャコに近い。意を決して食べてみると、触感や味は
>ほぼ白身魚。殻は固いが臭みやクセなどはなく、拍子抜けするほど"普通に"うまい。
>驚いて主催者の内山さんを見ると「おいしいでしょう?」とこちらの反応に満足げな様
>子。参加者からは、「ゴキブリがこんなにうまいのは悔しい!」との声も漏れている。
>確かに悔しい。そう言えば手塚治虫のマンガ『火の鳥 太陽編』でゴキブリが食材と
>して売られているシーンがあったが、あれはきっと食糧事情が貧しいからではなく、お
>いしいから売っていたに違いない。思わず勝手にそう解釈してしまうほどの味である。


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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

02:59  |  『トンデモ一行知識の世界』派生トリビア編 (58) +  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

●形状を無視すれば虫も食べられるかもしれないけど

いや、その、ツインテールといわれて頭に浮かぶのは、『王様の仕立て屋』のラウラか、セーラームーンくらいで……すみません。(_ _);

# ふと疑問に思ったのですけど、ウルトラの母もツインテールっていう?

怪獣の方のツインテールは、どんなのだっけとググったら、こういうのが。
http://pulog1.exblog.jp/3445094/
http://tenjinstreet.jp/manynalva/2008/04/post_145.php

これはもう、「エビのようで美味しい」と裏設定するしかないなと納得できる形状ですね。

>「エビのような味」というフレーズが多く出てくる

特にちゃんと調べてみたわけじゃないですけど、「エビのような味」とか「鳥肉のような味」とか「白身魚のような味」とかを、よく目にするような気が。意外と淡白で癖がないよというのを強調したがるため、とか。

チョコレート味というのも聞きますが、実際に食べた人からは否定されたり。

http://musikui.exblog.jp/2899724/
>●クモ【陸自】足を取ってから食べる。味はチョコレートそっくり。
〈略〉
>淡泊で癖がなく、卵がつまっている場合は一定の歯ごたえがある。 チョコレートの味
>がするという風評は嘘で、つぶしたときに出るどろっとした体液がチョコレートを連想
>させるためだろう。
トンデモない一行知識 |  2009年03月09日(月) 01:04 |  URL |  【コメント編集】

>イギリスの船員は船の中でゴキブリを捕らえ、
> 生で食べた(小エビのような味という)。

なぜゲテモノ(好んで食っている人には失礼な言い方ですが)の類って、「エビのような味」というフレーズが多く出てくるんでしょうね。
昔の怪獣図鑑に、ツインテールという怪獣の肉の味(!)が、「エビのようで美味しい」と書かれていたのは結構有名ですよね。

EBCDIC |  2009年03月08日(日) 23:56 |  URL |  【コメント編集】

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