2017年11月 / 10月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫12月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2010.01.25 (Mon)

お尻だってなめて欲しい……わけでもない

『史上最強のムダ知識』 P.112

モーツァルトは『俺の尻をなめろ』という曲を作っている。


『史上最強のムダ知識』 P.113


 ちなみに「俺の尻をなめろ」は、当時のドイツでは、ポピュラーな言葉
だった。この語は1773年に発行された、文豪ゲーテの処女戯曲『ゲッツ・
フォン・ベルリヒンゲン』の騎士ゲッツのセリフが出典で、戯曲のヒットと
共に広まった。またドイツでは「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」を「尻」の
意味で使うこともある。例えば「俺のゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンにキス
しな!」といった具合である。


×処女戯曲『ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン』
○処女戯曲『鉄の手のゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン』

×「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」を「尻」の意味で
○「ゲッツ (・フォン・ベルリヒンゲン)」を「俺の尻をなめろ」の意味で

"kiss my ass" という意味のことをいうのに、「俺のゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンにキス
しな!」は、ちょっと長過ぎて、あまり一般的ではないんじゃないかなと思う。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン_(ゲーテ)
>『鉄の手のゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン』(Götz von Berlichingen mit der eisernen
>Hand )は、1773年に発表されたヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテによる戯曲。
>史実の人物ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンを題材にした史劇である。ゲーテの処女戯
>曲であり、友人のヨハン・ハインリヒ・メルクから援助を受けて自費出版されるとドイツ
>中の注目を集め、ゲーテの名を一躍有名にした。
〈略〉
>主人公ゲッツが「Leck mich am Arsch!」(俺の尻を舐めろ!)と叫ぶシーンは有名にな
>り、ドイツ語ではGötz(ゲッツ)という言葉が同じ意味の侮辱語として通用するほどに
>なっている。この台詞は元々はゲッツの生まれ故郷の言い回しで、ゲーテが戯曲で
>取り上げたことから一般化した。なお、この台詞が書かれているのは1773年に自費
>出版した初版だけで、以後は削除されているが、この作品の代表的な台詞として定着
>している。


「Götz」や「Götz von Berlichingen」は、「尻」単独というより、「Leck mich am Arsch!」
(俺の尻を舐めろ!)のシノニムという感じ。

http://de.wiktionary.org/wiki/leck_mich_am_Arsch
> Synonyme:[1] leck mich am Hintern, leck mich am Allerwertesten, du kannst
> mich mal, du kannst mich mal im Frühling besuchen, du kannst mich mal
> kreuzweise, du kannst mich mal gern haben, du kannst mir mal im Mondschein
> begegnen, rutsch mir doch den Buckel runter, Geh mir doch ab!; Geh mir vom
> Acker, Bleib mir bloß weg, Bleib mir vom Acker, Götz von Berlichingen, Götz-
> Zitat, der berühmte, bekannte, berüchtigte Satz des Götz, aus dem Götz



その他参考 URL:
- http://de.wikiquote.org/wiki/Arsch
- http://coilhouse.net/2008/03/the-iron-hand-of-gotz-von-berlichingen/
- http://shibuya.cool.ne.jp/steiner/99/99-15.html
- http://ansaikuropedia.org/wiki/鉄腕ゲッツ

スポンサーサイト

テーマ : 感想 - ジャンル : 本・雑誌

23:50  |  その他の雑学本 間違い探し編 (324) +  |  TB(0)  |  CM(8)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

>常夜さん
いえいえ、そんなそんな。おもしろそうな本の紹介、本当にありがとうございます。(_ _)

かなり読みたくなったので、国会図書館の検索してみました。

http://opac.ndl.go.jp/Process?MODE_10100001=ON&SEARCH_WINDOW_INFO=01&THN=1&INDEX_POSITION=0&DB_HEAD=01&SORT_ORDER=01&SHRS=RUSR&QUERY_FILE=1683963450_6873090&TA_LIBRARY_DRP=99&DS=0&CID=000001285935&SS=01&SSI=0&SHN=1&SIP=1&LS=1683963450

>請求記号  KD233-96
>タイトル  ウイーン・フィルえぴそ-ど
>責任表示  アレクサンダー・ヴィテシュニク〔著〕
>責任表示  福原信夫,吉野忠彦共訳
>出版地   東京
>出版者   立風書房
>出版年   1975

Amazon でも入手可能と判明。うれし。
http://www.amazon.co.jp/dp/B000J91QWI
トンデモない一行知識 |  2010年01月30日(土) 12:34 |  URL |  【コメント編集】

書籍類を全て失って記憶に頼って書いているもので、書名を間違えた事、お詫びいたします。
これでは唐沢氏の事をとやかく申せません。
「ういーん・ふぃるえぴそーど」、マーラーからカラヤンまでの音楽家達のエピソードの面白さもさる事ながら、エピソードから同時代のヨーロッパの変容も時に見て取れる一冊でした。
特に好きだったエピソードを不正確な記憶ながら書いておきます。

ある若手作曲家の新作がヴィーン・フィルで初演されたときの事、演奏終了後はブーイングの嵐。
舞台裏で落ちこんでいる作曲者に通りかかった掃除のおばちゃんが一言。
「元気出しなさいよ。ストラヴィンスキーさんだって最初はうまくゆかなかったんだから」
常夜 |  2010年01月30日(土) 02:13 |  URL |  【コメント編集】

●ダンディ坂野のゲッツもこれがネタ元……のわきゃない

>トンデモブラウさん
>師団マークは、『Power in the Darkness / Tom Robinson Band』を
>連想しますね。

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c7/17divss.gif



http://www.tomrobinson.com/records/albums/pitd.htm
http://www.tomrobinson.com/records/assets/pitd.jpg

ですか。iTunes で落とせるのは Rising Free: The Very Best of TRB のみで、マークは右上に小さくなのですが、せっかくなので落として聞いているところ。

>常夜さん
「うぃーんふぃる・えぴそーど」って、何かやたらと面白そうな本ですね。
ググってもこのくらい↓しかみつからなかったのが、ちょっと残念です。

http://music-0.bbs.thebbs.jp/1154597909/200-299
>[243]もりたさとる 07/02/15 14:00 7Qpk2FeRIT
>ブルックナーの交響曲をたびたび初演した、当時のウィーン・フィルのある楽員
>が、彼の友人にこう訊ねられた:
>「ところで、ブルックナーなどんなんですか?」
>彼答えて曰く:
>「ああ、オーストリアのお百姓さんが、交響曲を作曲したってところだね。」
〈略〉
>[249]もりたさとる 07/02/16 13:19 gDaPw4L4Dt
>>>244
>>>245
>当時の音楽家(演奏家)の証言として、面白いから紹介したまでで、まったく
>他意はありません。 ちなみに、この話は白水社の「うぃーん・ふぃるえぴそーど」
>からの引用です。 この本、絶版ですが、めちゃくちゃ笑えます。興味がおありで
>したらば、図書館、古本屋で探してみてくださいね。

>shimojo さん
2000 年の本だったら、唐沢俊一のタネ本だったりして……? < 「爆笑問題の学校VOW」

「なくした小銭への怒り」って、何かベートーベンがパタリロみたいです。
トンデモない一行知識 |  2010年01月29日(金) 01:30 |  URL |  【コメント編集】

「俺の尻をなめろ」は、「爆笑問題の学校VOW」(2000)でも紹介されていますね。
他にもモーツァルト「見てくれの馬鹿娘」とか、ベートーベン「なくした小銭への怒り」とか……。
shimojo |  2010年01月28日(木) 21:45 |  URL |  【コメント編集】

●ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンの袖章

ジョン・トーランド「最後の百日」によれば、ヒトラーのSS第6装甲軍に対する名誉剥奪命令が出た時、司令官ゼップ・ディートリッヒはそれを握りつぶして部下に伝えなかったものの、伝え聞いた第一SS戦車連隊長ヨアヒム・パイパーがが怒って「勲章を集めて室内便器に放り込み、上にゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン師団の袖章を巻き付けて送り返せ」と言ったとされています。

後、「うぃーんふぃる・えぴそーど」中に、アルゼンチン公演の折、どうせドイツ語がわからないんだから「ゲッツ」の科白でよびかけようぜと示し合わせた楽団員が店に入って、ゲッツの科白を言ったら、店主がドイツ系だったのか「ああドイツの方、汝もまたか」と暗殺された時のシーザーの科白で返されたというエピソードもありました。

参考までにお知らせします。
常夜 |  2010年01月28日(木) 15:33 |  URL |  【コメント編集】

「Leck mich am Arsch!」という意味でも使われているなら自虐的でもない気がします。
第17装甲擲弾兵師団。
有名な騎士だし。
仮に日本で木下藤吉郎師団なら小早川秀秋師団よりましでしょ。(笑)

師団マークは、『Power in the Darkness / Tom Robinson Band』を連想しますね。
トンデモブラウ |  2010年01月28日(木) 09:29 |  URL |  【コメント編集】

>トンデモブラウさん

「その他参考 URL」にあげたページのうちの 1 つに書いてあるこれ↓とか、少し気になっています。

http://shibuya.cool.ne.jp/steiner/99/99-15.html
>>Tazipieさん 

>それほど日常的に、「ゲッツ」が「俺のケツを舐めろ」の意味で使われていた
>とすると、第17SS装甲擲弾兵師団のみなさんはいったいどうしたらいいの
>でしょうか(結構、自嘲的だったりして)。でも、アメリカーナーの「F言葉」
>比べると、さすがドイツ人。奥ゆかしくて、格調高い(?)。

「第17SS装甲敵弾兵師団」ではないけど、こういうのも↓

http://shibuya.cool.ne.jp/steiner/99/99-15.html
>>ゲッツ・・・といえばゼップ・ディートリヒが、終戦直前にLAHなんかの
>>袖章を剥奪する、って命令が出た時に、「勲章をみんな小便壷に放り
>>込んで"ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン"師団の袖章を巻き付けろ」
>>っていったらしいですね。
>クルト・マイヤーの「擲弾兵」にもあったような記憶が・・・ 

トンデモない一行知識 |  2010年01月26日(火) 23:21 |  URL |  【コメント編集】

●小林源文の漫画

Götz von Berlichingenが「Leck mich am Arsch!」と言っていたのか。
知らなかった。
私にとってのベルリヒンゲン公ゲッツは、第17SS装甲敵弾兵師団。
グーのマーク。
トンデモブラウ |  2010年01月26日(火) 10:11 |  URL |  【コメント編集】

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://tondemonai2.blog114.fc2.com/tb.php/374-2d2a5b1b

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。