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2009.03.07 (Sat)

ネタがゴキブリなだけに気分がうあああああああああ

『トンデモ一行知識の世界』 P.61

 何か、不死身のような印象を与えるゴキブリだが、それだって生き物。
殺せば死ぬ。しかし、死ぬときもやはり異彩を放つ。
 ある男がテンプラを揚げているところへゴキブリが現れた。男がハシで
追い払おうとしたとき、あやまってそのハシの先にひっかかったゴキブリ
が、テンプラ鍋の煮え立つ油の中にポッチャンと落っこって、即座にカラ
揚げになってしまった。
 男が油の中からそのゴキブリのカラ揚げを拾いあげてみると、そのゴキ
ブリはエビやカニが茹だったように、見事なまでに真っ赤になっていたそう
だ。翅鞘のキチン質が熱で変色した物と思われる。


「最初の『死ぬときもやはり異彩を放つ』は『茹だると赤くなる』に引っかかっているん
でしょうか?あんまり異彩を放つって印象じゃないなぁ」――と、2ちゃんねるのスレに
書き込まれたのは 1 年以上前なのに、拾いそびれていました、すみませんということで。

# ええと、でも、今回まとめるにあたって思い出したんだけど、特にゴキブリが苦手でなく
# ても、心の準備なしで見ると「うげ」と思う写真に出くわすこともままあるので、★つきの
# ページは参照するにあたって、少し注意した方がよいかも。余計なお世話かもだけど。

で、2ちゃんねるでの指摘書き込み (Read More 参照) でもいわれていたけど、「エビや
カニが赤くなるのはキチン質のせいじゃなくて、アスタキサンチン」のせいである。

http://ja.wikipedia.org/wiki/アスタキサンチン
>甲殻類の殻やそれらを餌とするマダイの体表、またサケ科魚類の筋肉の赤色部分
>などに見られる。
>タンパク質と結合したアスタキサンチンは黒っぽい青灰色を呈するが、加熱によりタン
>パク質分子が変性してアスタキサンチンが遊離すると、本来の赤色を呈する。甲殻類
>を茹でると赤くなるのはこの現象に由来する。


甲虫や腹足類卵巣や条虫類なら、アスタキサンチンを多く含むそうだが、ゴキブリは
「ゴキブリ目」であって、甲虫でも腹足類でも条虫類でもないし。

http://www.astaxanthin.co.jp/outline/outline.htm
>甲虫(Leptinotaras decemineata)
>腹足類(Pomacea cancaliculata)卵巣
>条虫類(Taenia saginata)


http://ja.wikipedia.org/wiki/ゴキブリ
>ゴキブリ(蜚?)は、昆虫綱ゴキブリ目(Blattodea)のうちシロアリ以外のものの総称。
>シロアリは系統的にはゴキブリ目に含まれるが、「ゴキブリ」に含められることはなく、
>伝統的には別目をなす。なお、カマキリ目と合わせて網翅目(Dictyoptera)を置き、
>Blattodeaをその下のゴキブリ亜目とすることがあるが、その場合、ゴキブリとはゴキ
>ブリ亜目(のうちシロアリ以外)となる。


で、上の Wikipedia には「網翅目」とも書かれているが、これも昔の2ちゃんねるでの
書き込みで指摘済み
だけど、唐沢俊一の書いている「翅鞘のキチン質」というのは、
コウチュウ目ではないゴキブリの前翅の表現としては変。

http://www.ne.jp/asahi/colorful/anima/wantyu/dict/main/dict-si.html
>翅鞘 ししょう コウチュウ目のキチン化した前翅のこと。厚く硬くなり、鞘のようになる
>ことからこの名前がある。飛行中以外では中・後胸と腹部を覆って保護する。


http://ja.wikipedia.org/wiki/昆虫の翅
>また、コウチュウ目の場合後翅は膜状で広く、前翅は固化して鞘翅と呼ばれる。

ただし、ゴキブリの種類によっては、「甲虫のようなキチン質で覆われている」のもある。
日本に多く生息する、チャバネゴキブリやクロゴキブリあたりとは、まるで別の生き物の
ように見えるけど。

http://members.at.infoseek.co.jp/dentan/species/roach_spc_mdgl.html
>マダガスカルゴキブリ
>〈略〉
> ペットとしてはもっとも普通のゴキブリ。
> 成虫になっても無翅で、卵胎生。普通のゴキブリの体表は”アブラムシ”の名の由来
>である油脂で被われるのに対し、甲虫のようなキチン質で覆われている。


ちなみに、「ペットとしてはもっとも普通のゴキブリ」ってのが、すぐには信じられなかった
んだけど、これはどうもマジな話らしい……。

http://www.afftis.or.jp/konchu/gokiburi/goki05.htm
> また、アメリカではマダガスカル産の巨大な野生種のオオゴキブリの仲間がペットと
>して人気があります。この仲間は手で捕まえるとキーキー悲しげに鳴きますが、 この
>鳴き声も楽しんでいるようです(図11)。
> 巨大で、翅がなく腹がむき出しのこのゴキブリのペット化は日本ではとても考えられ
>ません。
> 欧米人はホタルや鳴く虫にはまったく無関心ですが、ゴキブリなどへの嫌悪感も明ら
>かに希薄なようです。もしかしたら、日本人の鳴く虫を愛する感性とゴキブリを嫌悪す
>る感性は、 身近な生き物に無関心ではいられないという意味で同根なのかもしれま
>せん。


で、「翅鞘のキチン質が熱で変色した物」 (ゴキブリの場合は「翅鞘」じゃないけど) が、
「見事なまでに真っ赤に」なるかどうかだけど、確実なところはわからないものの、これも
まずないと思う。

昆虫のフライで、エビやカニのように「見事なまでに真っ赤に」なっているもの自体、
あまり見かけないので。写真うつりのせいか茶色っぽく見えるものが多数。

これもモノによっては心の準備が必要かもの参考リンク↓
- http://www.athome-academy.jp/archive/biology/0000000163_all.html
- http://musikui.exblog.jp/1586289/
- http://journal.mycom.co.jp/column/hobbysouguu/049/index.html
- http://picasaweb.google.com/tadashi4649/wJgdAF#5204567980724632706

実はマダガスカルゴキブリの揚げ物も発見したけど、黒ですねこれ。
- http://journal.mycom.co.jp/column/hobbysouguu/050/index.html

ゴキブリでないけど、赤い昆虫というのもあるみたいですね。
- http://koppunmaak.blog115.fc2.com/blog-entry-424.html

自分で実験するべきじゃないかという人もいるかもしれないけど、自分には無理。




More...

http://www.23ch.info/test/read.cgi/books/1195449677/

157 :無名草子さん:2007/11/21(水) 07:32:47
「トンデモ一行雑学の世界」
P61
> 何か、不死身のような印象を与えるゴキブリだが、それだって生き物。殺せ
>ば死ぬ。しかし、死ぬときもやはり異彩を放つ。
> ある男がテンプラを揚げているところへゴキブリが現れた。男がハシで追い
>払おうとしたとき、あやまってそのハシの先にひっかかったゴキブリが、テン
>プラ鍋の煮え立つ油の中にポッチャンと落っこって、即座にカラ揚げになって
>しまった。
> 男が油の中からそのゴキブリのカラ揚げを拾いあげてみると、そのゴキブリ
>はエビやカニが茹だったように、見事なまでに真っ赤になっていたそうだ。
>翅鞘のキチン質が熱で変色した物と思われる。なんかおいしそうにさえ思える。
>実際、東南アジアなんかではゴキブリをフライにしてスナックがわりにぽりぽ
>り食うというし、昔のイギリスではすりつぶしてペーストにし、パンに塗って
>食ったと文献にある。ちょっとオエーッとくる話だ。

最初の「死ぬときもやはり異彩を放つ」は「茹だると赤くなる」に引っかかっているんでしょうか?あんまり異彩を放つって印象じゃないなぁ
と思いつつ読んでいたワケですが、エビやカニが赤くなるのはキチン質のせいじゃなくて、アスタキサンチンだよね?藻とかエビが食べている食料が関係してくるんじゃなかったけ?
あとゴキブリの羽根は「翅鞘(ししょう)」って呼ぶの?もっと硬い羽根を呼ぶんじゃないのか?
あんまし虫に詳しくないので勘違いかも知れないけれど、とりあえず「死ぬときもやはり異彩を放つ」と煽っておいて、それに対応する文章が見あたらないので変な文章って感じ。
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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

21:48  |  『トンデモ一行知識の世界』間違い探し編 (215) +  |  TB(0)  |  CM(8)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

●最新コメント欄の「うあああああああああ」率高し

>うさぎ林檎さん
>得体の知れない食材を口に運ぶ動作に全く躊躇がないんですよ。
>それをまた美味しそうに食べる食べる。

あはは (^_^; http://tondemonai2.web.fc2.com/766.html に以前引用したくだりを思い出しました。

>『キッチュワールド案内』 P.66
>かの地で街の露店をぶらつくと、イナゴやゲンゴロウ、竹の中に寄生するイモムシ、
> 親指大のカエル、タガメ、ガのサナギなどが、いずれも塩味で炒められて、皿に
>山盛りになっている。こういうものを“あら、珍しい”と口にする観光客は、女性の方が
>多いそうである。好奇心というものが少女の成立条件のひとつだが、それは昨今は
>食の方面に大きく向けられているらしい。


>ハヤタ隊員さん
うーん、 http://musikui.exblog.jp/6678995/ のことなら、「外側にめくれるようにひろがり」「ダンダラとなって」いるのは、写真ではゴキブリの背の部分では。足がない面ですし。

>西丸震哉氏がゴキブリとゲンゴロウを間違えることはないと思うんですけどねえ。

うーん、外国などにいる見慣れない昆虫の場合、現地の人の説明がゴキブリの一種という言い方だったら、わからないかも……?

トンデモない一行知識 |  2009年03月11日(水) 01:31 |  URL |  【コメント編集】

西丸震哉氏がゴキブリとゲンゴロウを間違えることはないと思うんですけどねえ。

>腹の節が一枚一枚、外側にめくれるようにひろがり、赤と白のダンダラとなって桜の花みたいな感じで、

の部分は、色はともかく、ゴキブリの素揚げそのままの表現だと思います。
(タガメの写真を見ると、そういう状態ではないですね。)
ハヤタ隊員 |  2009年03月10日(火) 10:15 |  URL |  【コメント編集】

●虫愛づる姫君達

世界ウルルン滞在記では「岩崎 ひろみ」「酒井 美紀」の二人が凄かったですね。虫または何某かの得体の知れない食材を口に運ぶ動作に全く躊躇がないんですよ。それをまた美味しそうに食べる食べる。
最初はプロ根性かと思ったんですが、岩崎 ひろみは「アロイ」を連発してたし、酒井 美紀は「もう、お腹空いてたんですぅ」とにこにこ顔で。
「いや、そーかもしれんが・・・」とTVの前でとおーい目で呟きながら、体が後ろに倒れていくのを止められませんでしたね。
うさぎ林檎 |  2009年03月10日(火) 01:55 |  URL |  【コメント編集】

●自分で実験してみるのが一番早そうだけど、やっぱり無理です

>ハヤタ隊員さん

をを、このようなことが書いてある本があったのですね。唐沢俊一のネタ元っぽいような。情報ありがとうございます。(_ _)

> 「ゴキブリが油で揚げられると、異様な美しさになることを知った。黒褐色の表面は
>鮮紅色に変わる。これはイセエビをゆでるときと同じ反応のようだ。腹の節が一枚一枚、
>外側にめくれるようにひろがり、赤と白のダンダラとなって桜の花みたいな感じで、すば
>らしく鮮やかなのだ。」

「イセエビをゆでるときと同じ反応のようだ」としか書いていないのを、「翅鞘のキチン質が熱で変色した物と思われる」と余計なガセを追加するというのが、いかにも唐沢俊一らしいですし。

しかし、この西丸震哉氏の文章は、失礼ながら、タガメか何かの間違いでは……?
本文に書いたように、マダガスカルゴキブリの揚げ物は黒だし、
http://journal.mycom.co.jp/column/hobbysouguu/050/index.html

今回見つけたこれ↓には各種ゴキブリの素揚げの写真がありますが、赤いものはないのですよ。

http://musikui.exblog.jp/6678995/
>マダゴキ、アルゴキ、アカゴキ、オオゴキの定番食用ゴキブリ4種が豪華に並ぶ。

「定番食用ゴキブリ4種」って何だろうアハハハハ……という感じで、頭がよく回っていないのですが。

Wikipedia の昆虫食のページ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e6%98%86%e8%99%ab%e9%a3%9f
を見ると、タイのタイワンタガメを揚げたものは、エビみたいに赤くなっているので、これかなぁと思ったり。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%a4%e3%83%ab:Giant_water_bugs_on_plate.png
トンデモない一行知識 |  2009年03月10日(火) 00:14 |  URL |  【コメント編集】

●字にシラミ 形はゴキブリ ゲンゴロウ

>うさぎ林檎さん
>ここに出ているんですが、タイ・ベトナムでは”タガメ”、”ゲンゴロウ”を食用にしているそうです。

全部ではないにしても、ゴキブリを食用にうんぬんという話の何割かは、タガメやゲンゴロウなどとの混同ではないか――と私も思っています。

以前に、貴族はシラミをトーストにかけて食べていたという話を追っかけていたとき、漢方薬の「竜虱 (リュウシツ)」=ゲンゴロウは、ゴキブリに似ているなあと思ったことがあるので。

http://tondemonai2.web.fc2.com/191.html
>なお、好意的に補完するならば、ゲンゴロウが漢方薬では「竜虱 (リュウシツ)」[7]、
>中華料理や台湾料理の食材になることもあるため、一部のヨーロッパ貴族が食して
>いた可能性もないではない。名前にシラミがついていても、外見はゴキブリだそうだが。

http://www.qiuyue.com/kitazawa/020621.htm
>■ゲンゴロウ「竜虱」(06/21)
〈略〉
>Re:
>あれ! これは日本語のゲンゴロウと同じ なのですか?
>広州にいくと、いつも食べます。広州では 通称を shui zhanglang (みずごきぶり) と
>いいいます。油でいためてたべますが、 黒い皮はたべられません。口にいれて中身
>だけを吸い出すようにして食べるので、身 はわずかですが、まずいものではありません。
>ゲンゴロウを食べたあとの小姐の白い歯 のあいだから黒い足がのぞいている風情はな
>かなかのものです。
トンデモない一行知識 |  2009年03月09日(月) 23:35 |  URL |  【コメント編集】

孫引きですが、こんな文章がありました。

「ネコと魚の出会い 人間の食生態を探る」(西丸震哉 著)角川文庫92ページ 「ゲテモノ食い」から引用します。

 「ゴキブリが油で揚げられると、異様な美しさになることを知った。黒褐色の表面は鮮紅色に変わる。これはイセエビをゆでるときと同じ反応のようだ。腹の節が一枚一枚、外側にめくれるようにひろがり、赤と白のダンダラとなって桜の花みたいな感じで、すばらしく鮮やかなのだ。」
ハヤタ隊員 |  2009年03月09日(月) 14:44 |  URL |  【コメント編集】

●似て非なるモノ

昔、なるほど・ザ・ワールドで紹介されたのを思い出して、ゴキブリでは無かったように記憶していたので、調べてみました。

イギリスのネタはわからないんですが、少なくとも東南アジアで食べられているのは、ゴキブリではないようです。
http://www.eat-insect.com/
ここに出ているんですが、タイ・ベトナムでは”タガメ”、”ゲンゴロウ”を食用にしているそうです。

水生昆虫ですが見た目が似ているせいでしょう、ネットでもタイでゴキブリを食べたという経験談がごろごろしてますが、おそらく勘違いですね。昆虫としてゴキブリとタガメでは所属する”目”が違うので、ゴキブリと表記するのは誤りですね。

生育環境がゴキブリとタガメでは清潔感が明らかに異なりますから、食用にするのも無理のない話だと思います。でもゴキブリと違うとはいっても、私もちょっと試すのは無理ですねぇ。
うさぎ林檎 |  2009年03月09日(月) 11:23 |  URL |  【コメント編集】

●ゴキブリ

ゴキブリを油で揚げると赤くなるという話は、
昔、西丸震哉氏の本で読んだことがありますよ。
(カッパブックスの「頭の探検隊」という本だったかな?)
ハヤタ隊員 |  2009年03月09日(月) 10:26 |  URL |  【コメント編集】

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