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2010.01.10 (Sun)

「あまり頭が良くない」のは多分サメの方ではなくて (以下略)

『地上最強のムダ知識』 P.100

サメが人間を襲うのは、たいていの場合、ウミガメやアザラシと間違えている。

『地上最強のムダ知識』 P.100

 凶暴な生き物だと思われがちだが、本来は臆病な性格。人に危害を
加えるような、どう猛な種は、サメ全体の1割にも満たない。またそれらの
種は、外洋にしかいない。


×外洋にしかいない。 ○外洋に多い。

『地上最強のムダ知識』 P.101

サメはあんまり頭が良くない。
間違えられても大目に見てあげよう。

 サメにとって人間は肉が少なく、そのうえまずく、あまりいいエサではない
のだ。
 よほど腹が減っていない限り、二、三口食っただけでやめて、別の獲物を
探しにいくらしい。

×肉が少なく、そのうえまずく ○脂肪分が少なく、栄養価が低く

まず、サメが「ウミガメやアザラシと間違えて」人間を襲うことがあるとはいわれている。
誤認の原因となると考えられているのがサーフボードで、だから「サーファーが被害に
あうことが多い」ようだとのこと。

http://www2.tba.t-com.ne.jp/blue.turtle/zatugaku14.html
>サメが人間を襲う場合、サーファーが被害にあうことが多いようです。これは、下から
>見たサーフボードの姿を、サメが獲物であるアザラシと錯覚して襲ってくるからだと
>言われています。


http://www.islander.in/viewboard-19601.html
>宮古の砂山ビーチの話は、台風の後か何かで濁っている海にサーファーが海に入り、
>パドリング中の姿がウミガメに似ているためにおそわれただけで、人間を襲ったわけ
>ではありません。
>パドリング中のサーファーが襲われるという話は、日本だけの話ではなく、あくまで
>人間を襲ったのではなく、ウミガメに間違えられておそわれただけの話ですよ。


しかし、これが本当のことだとすると、唐沢俊一が同じページに書いている「人に危害を
加えるような〈略〉種は、外洋にしかいない」がやや意味不明となる。サーファーは少し
沖の方まで出ていくことはあっても、外洋までいくことはめったにないのではないか。

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=外洋&dtype=0&stype=1&dname=0ss
>がいよう[ぐわいやう] 0 【外洋】
>陸から遠く離れた広い海。外海。


でも、海岸近くでサメに襲われるなんて映画『ジョーズ』みたいなことは、現実にはあまり
起こらないという話も、どこかで聞いたことがあるような気がするし。

どうやらこれは、唐沢俊一が説明不足のまま情報の断片を継ぎはぎしているのに加え、
「たいていの場合、ウミガメやアザラシと間違えている」が証明された客観的事実である
かのような断言、「それらの種は、外洋にしかいない」という不適切な記述を混ぜこぜに
しているせいと思われる。

サメにとってのヒトは、アザラシなどとは違い、通常はエサとして補食する対象ではない。
サメはアザラシやウミガメと間違えてヒトを襲うと考える人がいるのは、サメに襲われた
ヒトの多くがサーファーであり、パドリング中の姿が下にいるサメからはアザラシなどに
似てみえるだろうという推測による。この説を正しいとするとしても、唐沢俊一のように
「たいていの場合」といってしまうのは少々言い過ぎで、「水中で魚突きをしている時」
などに、血の臭いにひかれて寄ってきたサメの被害をうけるケースを無視している。

外洋の場合はまた少し別の話で、「栄養の少ない外洋にすむサメの多くは、いつも必死
になって食い物を捜して」いるため、外洋でサメに出会ったらかなり危険であるとのこと。
このようなサメは、エサの選り好みをしていられる状況ではないため、他の動物と間違え
られてとか、血の臭いや「鮮やかなコンストラクトの色彩をちらつかされて」とかいう要因
なしでも襲われる可能性が高いと考えてよいだろう。

http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/4515/truth.htm#not%20wrong
>サメはよく勘違いされているような、人ばかり襲う生き物ではありません。〈略〉
>例えば、サメの事故を調査しているインターナショナル・シャーク・アタック・ファイル
>(ISAF)によると、1959年から2003年にかけて、アメリカ沿岸の海で雷に打たれて
>亡くなった人は1857人、サメに襲われて亡くなった人は22人でした。
>また、サメに襲われても4人のうち3人は命を落とすことがないといいます。そしてISAF
>のデータによれば、2002年に世界で発生したサメの襲撃60件(人間がサメを挑発し
>て起こった事故もふくめると86件)のうち、被害者が死亡したのは3件でした。また20
>世紀のあいだカリフォルニア沿岸で発生した、サメによる襲撃事故の108件のうち、
>被害者が死亡したのは8件だったそうです。
>映画のように、サメが人間ばかり襲って食べるようなことは決してありません。もしそう
>でしたら、事故の件数や死亡率はもっと跳ね上がっていてもよいでしょう。サメの事故
>件数と、他の動物に襲われたり、災害にあった場合の事故件数の比較は、ISAFの
>ページ”The Relative Risk of Shark Attacks to Humans”にグラフで細かく書かれて
>いますので、実際にくらべて確かめてください。他の事故件数に比べて、サメの事故
>件数がはるかに少ないということがわかるでしょう。
>もっとも、サメでもホホジロザメやイタチザメ、オオメジロザメのような大型のサメは、
>水中で出会えばかなり危険なことは事実です。また、栄養の少ない外洋にすむサメの
>多くは、いつも必死になって食い物を捜しています。だから外洋で泳ぐことは、かなり
>の危険をともなうのは間違いありません。第2次世界大戦中に沈没した船の乗組員の
>かなり多くが、サメで命を落としています。悪名高いホホジロザメが、なぜ人を襲うの
>かは分かっていません。ホホジロザメは好奇心が強いため、興味半分に人を噛むとい
>う説がありますが、実証されているわけではありません。またサーフボードに乗って浮
>かんでいる人間が、下から見るとアザラシそっくりに見えるために、ホホジロザメは人
>を襲うのだという話もありますが、いつもそうだとはいい切れないようです(もっとも、
>サメの事故のなかではサーファーが襲われる場合が最多なのは確かです)。


http://homepage1.nifty.com/jun-nagura/zukan/utubosame.html
> 人を襲った記録のあるサメを下に示しましたが、人を襲う危険が常にあり、死者を
>含む多数の被害者を出した最も危険な種はホホジロザメ、イタチザメ、オオメジロザメ、
>ヨゴレの4種です。ヨゴレ以外は海水浴をするような浅い場所にも現れることがあり特に
>注意が必要です。サメの咬傷は、岸から60m以内、水深3m以内で半数近くが起こっ
>ています。このことは水深が浅くても注意が必要だということを示します。
>  サメは人を食べるために襲うよりは、血の臭いや鮮やかなコンストラクトの色彩を
>ちらつかされて興奮して襲うと考えられています。水中で魚突きをしている時に被害を
>受ける事が多いのはこの性です。

>また、アメリカや南アフリカなど、サメがアシカなどを襲う地域では、サーファーがサメ
>に襲われることがありますが、これはサーフボードにまたがる人間が下から見るとアシカ
>などのシルエットに見えるからといわれています。このように事前の情報の収集も事故
>を防止する重要な手段です。
〈略〉
><人を襲った記録のあるサメ1覧> ホホジロザメ、シロワニ、イタチザメ、ブルシャーク、
>コモリザメ、アオザメ、バケアオザメ、ネズミザメ、ヨシキリザメ、ヨゴレザメ、レモンザ
>メ、ネブリブカ、ブロンズシャーク、グレートブルシャーク、メジロザメ、ツマグロ、スミツ
>キザメ、ブラックホエーラー、アカシュモクザメ、ヒラシュモクザメ、シロシュモクザメ、
>カラクサオオセ、ネコザメ、ドチザメ、マオナガ、ツマジロ


http://www.geocities.jp/hemtetu7_2/repo3.htm
>サメが人を襲う理由の一つに、サメが普通では人間という生き物を知らないので、
>人間を別の生きの元勘違いする事にある、と考えられています。
>例えば、サーフボードに乗っている人間は海の中からはアザラシかアシカに似ています。
>黒い服を着たダイバーは他の種のサメにもみえてしまうのです。
>ある種のサメではオスがサメの交尾の際にメスの体に噛み付いて体が動かないよう
>にします。故に彼らは人間をメスのサメと間違えているのかもしれません。
>そして泳いでいる人間の不規則な水圧を感知しては弱った魚や鰭足類と勘違いして
>寄ってきます。
>サメに襲われて命を落とした人の殆どの死因は出血多量だといいます。サメは哺乳類
>や鰭足類のような大型の餌を獲るとき、一度噛み付いた後餌から離れ、弱ったり死ん
>だりするまで待つことがあります。
>だから時々彼らは人間を襲った後間違いに気づいてか食べずに去ってしまいます。
>そして彼らは時に人間が何なのか分からずにサーフボードなどに一度体当たりします。
>その時人間はサメの皮歯ですりむいて怪我をしてしまいます。
>人間が海でサメに出会って出血多量で死に至るほど激しく噛みつかれることは稀です。



そして、「サメにとって人間は肉が少なく、そのうえまずく」については、こちらコメント欄
で、「鮫にインタビューでもしたのかと」と突っ込まれている。当然の突っ込みと思う。

サメの感覚については、「ロレンチニ瓶と称する微弱電流を検知する器官」や、嗅覚に
関する資料はそこそこ見つかるものの、味覚についての研究はあまり見あたらない。

http://www.fra.affrc.go.jp/tokkyo/patent/G-list/JPA_2008206403.pdf
> 一般に、サメやエイなどの板鰓類は、索餌等に利用する電気刺激需要器官を持って
>おり、このため、他の海洋生物(漁獲対象となる硬骨魚類等)と比較して顔の部分に
>ロレンチニ瓶と称する微弱電流を検知する器官をもっているため、電気刺激に対して
>極めて敏感であることが知られている。


http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/funato/olfactory.html
>ニオイは下等脊椎動物の多くでは明らかに優位感覚である。このことがサメ(dog fish)
>もあてはまり、脳の嗅覚中枢がとてつもなく発達している。


http://www.biol.tsukuba.ac.jp/tjb/Vol2No2/TJB200302199900797.pdf
>?今後の展望. ○哺乳類では味覚として感知しているアミノ酸を嗅細胞. で受容して
>いるなら、 サメは味覚では何を受容している. のか。


唐沢俊一の記述に近いものとして、以下に引用するものがある。ただし、これを採用する
とすれば、「肉が少なく、そのうえまずく」というより、脂肪分が少なく、あまり栄養になら
ないエサだから――とするのが妥当だろう。

http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/4515/biology.htm#taste
>サメは、ちゃんと口のなかに味蕾(みらい)と呼ばれる、獲物の味をたしかめる器官を
>持っています。これでサメは、本当に口にくわえたものを食べていいのかを判断しま
>す。ホホジロザメが起こした多くの事故で、サメが人間に一回噛みついた後、すぐに
>吐きだしてしまうことがあります。これはサメが味から、アザラシとちがって人間に含ま
>れる脂肪分が少なく、エサとして適しないことに気づくからです(脂肪分は、ホホジロ
>ザメにとってもっとも貴重なエネルギー源です)。


サメが人間を食べ残すことがある理由としては他に、先に引用した方の資料にあるように
「人間をメスのサメと間違えて」、「サメは哺乳類や鰭足類のような大型の餌を獲るとき、
一度噛み付いた後餌から離れ、弱ったり死んだりするまで待つ」といった話もあれば、
サメの食べ残しを他の小型動物が食べるのが食物連鎖の一環という考え方もできる。

http://www.sony.jp/event/HiVision/okinawa/yokoi/05/index.html
>サメは大型の魚から小型の生物まで何でも食べてしまうので、海のお掃除屋さんと
>呼ばれています。そのサメの食べ残しをサメよりも小型の魚やエビ、カニなどが食べ
>ることによって餌の循環に繋がります。



そして、唐沢俊一は、サメが間違えてヒトを襲うのは、「サメはあんまり頭が良くない」
せいといいたいようだけど、どちらかというとサメは頭がよい動物といわれている模様。

http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/4515/biology.htm#intelligent
>一般に動物の知能を計算する場合、脳の大きさと体の大きさを比べてみますが、これ
>はあくまでも漠然とした方法にすぎません。もちろんこうした概念をサメに適応してみ
>れば、サメの知能はすでに多くの魚類、鳥類、哺乳類よりも上まわっていることが分か
>るでしょう。
>例えばイタチザメは、頭のいいサメのひとつで、ものごとを筋道だてて考えることが可
>能であることが知られています。あるイタチザメはウミガメが産卵のために、いったん
>砂浜にはいあがり、産卵がすむと疲れて海へもどってくるのを知っていて、待ちぶせを
>おこなっていました。はじめはこの行動はごくふつうのサメの補食活動だと思われてい
>ましたが、この行動を行っていたのはこの一尾だけで、しかも彼は毎年この行動をお
>こなっていたようです。
>さらに同じ観察期間中に、このサメはむしろ卵から出てきたばかりの子供を襲うほうが
>はるかに簡単であることを学んだのです。さらに、この海域にやってきた別の新参者
>が、この最初のサメを”猿真似”して同じ行動をとり始めました。
>こうした行動は、彼らに学習能力があるということを意味します。またある実験では、
>イタチザメは、どのように行動すれば、人間が彼にエサをくれるのかということを、見て
>いるだけで覚えてしまったといいます。



その他参考 URL:
- http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/4515/legend.htm
- http://blog.goo.ne.jp/nyu-su/e/760c29f19197b22fee50cc434fa8cf3b
- http://oshiete.homes.jp/qa1761413.html
- http://www.kotaro269.com/archives/50401689.html


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