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2010.01.03 (Sun)

スカトールについてのこれもスカですね

『地上最強のムダ知識』 P.97

 大便の香りの主成分である「スカトール」には、実にカフェインの2倍もの
興奮作用があるのだ。
 糞尿に性的な嗜好を持つ、いわゆる「スカトロ」趣味は、このスカトールの
興奮作用に起因している。
 便というと、汚い色を連想するが、純粋化学物質としてのスカトールは、
純白色の美しい結晶である。また薄めると、ジャスミンの香りとなる。


美しいかどうかはさておき、スカトールは白い結晶であること、「薄めると、ジャスミンの
香りとなる」ようなことは、Wikipedia にも書かれている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/スカトール
>天然には、哺乳類の糞(消化管内でトリプトファンから合成される)、ビート、コールター
>ル等から単離され、強い糞臭を持つ。 低濃度では花の香りを呈し、実際にオレンジ、
>ジャスミンやある種のトロピカルフルーツの花の香気成分に含まれている。またこの物
>質は、多くの香水の香料や定着剤、タバコの香料及び添加物[1]として使われている。
〈略〉
>スカトールは、白色結晶状態で存在し、時間が経つと茶色く変色する。


また、興奮作用があるとしている資料もあるにはある。

http://www.wdic.org/w/SCI/スカトール
>大便などに含まれ、不快な臭気を持つ。しかし微量を希釈溶液にすると快香を放ち、
>香しい花の香りに変化する。
>スカトールには興奮作用が確認されている。


しかし、「カフェインの2倍もの興奮作用」というのはどこからきたんだろうと思って捜して
みたら、以下のようなものが見つかった。……おそらく、下記の 2 つのどちらか、または、
青山正明著『危ない薬』あたりが、唐沢俊一のネタ元と思われる。

http://www2.ezbbs.net/cgi/bbs?id=endorphin&dd=22&p=3
------
東邦大学医学部の鳥居鎮夫教授によると、ジャスミンの香りにはコーヒーの
2倍の興奮作用(覚醒)があるとのこと。
有効成分はスカトールで、実はこれはウンコの悪臭の元なのである。
白色結晶の純粋スカトールは不快な糞臭を発するが、それを希釈すると、
あのかぐわしいジャスミンの香りとなるらしい。
スカトロプレイに興奮(糞)?する人がいるのも解る気が・・・?

------

http://mentai.2ch.net/bake/kako/1018/10189/1018935019.html
-------
14 名前: 奈菜氏 ◆BGVz.0gI 投稿日: 02/04/19 23:52
他版住人です。
ネタにマジレスかまします。

東邦大学医学部の鳥居鎮夫教授によると、ジャスミンの香りにはコーヒーの
2倍の興奮作用(覚醒)があるとのこと。
有効成分はスカトールで、実はこれはウンコの悪臭の元なのである。
白色結晶の純粋スカトールは不快な糞臭を発するが、それを希釈すると、
あのかぐわしいジャスミンの香りとなるらしい。

15 名前: あるケミストさん 投稿日: 02/04/20 01:14
スカトロプレイに興奮する人がいるのも肯けます。

16 名前: ウッソ ◆mCVsUsSo 投稿日: 02/04/20 10:43
>>14
すげえ。
神!!

スカトロの謎が解けた!!


17 名前: 奈菜氏 ◆BGVz.0gI 投稿日: 02/04/20 11:05
>>16
ウッソ氏、THANX
神は言い過ぎですよ
何の役にも立たない雑学が少しはお役に立ったみたいですね
光栄です
ソースはドラッグライターの故青山正明氏の名著「危ない薬」です
よろしかったらご覧下さい
全てのドラッグをひとくくりにしている我が国日本の偏向的な教育の
ありかたがよく理解出来るようになります

-------

さて、上に引用した 2 つの文章に書かれていることが仮に本当であったとしたら、
×カフェインの2倍 ○コーヒーの2倍
である。

また、唐沢俊一は「いわゆる『スカトロ』趣味は、このスカトールの興奮作用に起因して
いる」と、妙に自信ありげに断言しているが、上の 2 つをみるかぎり、スカトロ趣味は
スカトールの興奮作用のせいかもしれないというのは、もしかしたらそうだったりして――
というノリで、冗談半分に書かれたものでしかないように見える。

さらに困ったことに、「東邦大学医学部の鳥居鎮夫教授」は、ジャスミンの香りが、「興奮
作用」をもたらしたり「覚醒を増大させ」たりするとは主張しているものの、「カフェインの
2倍」とも「コーヒーの2倍」ともいっていないようだし、「有効成分はスカトール」などとは
一言もいっていない様子。

http://www.sinbun.co.jp/kampo/rensai/tori/tori2.html
>ここまで分かってきたアロマテラピーの効果
>●連載「2」
> 前回お話ししたように、私はCNVを使った製油の香りによる心理効果の実験を試み
>ました。
> CNVは、次に予想される事態を注意して待つ時などにでる特殊な脳波で、CNVが
>大きいほど脳波は緊張、または集中しており、従って興奮しているということがいえる
>わけです。
> これにより、精油をかいだときのCNVの大きさで、脳が興奮しているか、鎮静してい
>るかの判断ができるという寸法です。 実験は、無臭の時のCNVの大きさを100とし、
>いくつかの製油をかいだときのCNVの値が100より大きいか、小さいかを測定しました。
> この結果、ジャスミン、バジル、ペパーミント、ローズなどには興奮作用が認められ、
>ラベンダー、カモミール、レモン、サンダルウッドには鎮静作用が認められました。そし
>て、この結果は経験的にいわれるそれぞれの精油の効果が間違いないものであるこ
>とを裏付けました。


http://phytoaroma.ocnk.net/product/42
>ジャスミンの主要化学成分 リナロール、安息香酸メチル、酢酸ベンジル、 安息香酸
>ベンジル、ゲラニル酸リナリル、 酢酸フィトリル、オイゲノール。ジャスモン、インドール
〈略〉
>*ジャスミンの脳刺激
>東邦大学医学部の鳥居鎮夫教授らは、脳電図EEGまたは電位変動(CNV)の振幅に
>よる測定で、ジャスミンが両方の注意の脳波、脳のベーター波活性および電位変動
>(CNV)を刺激することによって覚醒を増大させることを示した。
>Aromatherapy Scent Psyche ,Peter & Kate Damian著より


「ジャスミンの脳刺激」うんぬんも、「アロマテラピーの効果」を裏づけるためのものかと
思うと、少し頭がクラクラするけど、まあそれはよいとして。鳥居鎮夫という人は、日本
アロマテラピー協会の会長 (今は元会長?) だったそうだし。この人が「コーヒーの2倍」
といっていたとしたら、コーヒーの香りとの比較という可能性も無視できないかも。

http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/yakusou/herb/forum/HA-01-R.html
>鳥居 鎮夫
>(東邦大学医学部名誉教授・日本アロマテラピー協会会長)


少し上に引用したものにあるように、「ジャスミンの主要化学成分」にスカトールはない。
ジャスミンの香気成分とされるのはジャスモン酸であり、これは別にスカトールと似た
構造のわけでもない。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ジャスミン
>主な香気成分は、ジャスモン酸メチルである。ジャスミンの花には幾つかの香気成分
>が含まれているが、その中でもジャスミンの香りを特徴付ける独特な香気成分である
>cis-ジャスモンは、未だ工業的生産法は確立されておらず、自然の花から抽出し精製
>するしか方法が無いため、cis-ジャスモンを主原料とした香料は非常に高価である。
>それと比べ、工業的生産法が確立されているジャスモン酸メチル系の香料は、安価で
>入手可能で、香水やアロマオイルなどとして一般的に広く出回っている。


http://ja.wikipedia.org/wiki/ジャスモン酸
>ジャスモン酸(ジャスモンさん、jasmonic acid)は植物ホルモンの一種。果実の熟化や
>老化促進、休眠打破などを誘導する。また傷害などのストレスに対応して合成される
>ことからエチレン、アブシジン酸、サリチル酸などと同様に環境ストレスへの耐性誘導
>ホルモンとして知られている。


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