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2009.03.01 (Sun)

あーっとアートですかの『ジャパニーズ・フィギュア・アート・シーン 1998』

2000 年 4 月の『ジャパニーズ・フィギュア・アート・シーン』」に続いて、2000 年 11 月
バージョンをやろうかなと思っていたけど、この写真集をヤフーオークションで入手した人
のレポートを、唐沢俊一の書いていることと比較してみたら、何だかおもしろかったので。

まず、唐沢俊一による当該フィギュア写真集への言及その 1

FCOMEDYS オタクアミーゴス(14)
>135/999 CXP02120 唐沢 俊一    RE:38,000のフィギュア写真集(長文) ( 4)
>98/07/28 10:35 121へのコメント コメント数:1
〈略〉
> さて、お尋ねの3万8千円の写真集。正しくは税込み3万9900
>円。一万円冊4枚で100円のおつりがくるところがニクい。ガチャ
>ポンを一個買って帰れる。
> 正式名称は『ジャパニーズ・アートフィギュアシーン・1998』。
〈略〉
> 限定3000部。チト高い買い物だが、今、買わないと二度と手に
>入れられない、幻の本になってしまうぞ。


http://mentai.2ch.net/zassi/kako/972/972513699.html
>733 名前: 噂の本人ですが 投稿日: 2000/11/22(水) 12:53
> えーと、唐沢俊一です。このスレッドに、いままでこの名前で書き込んでいた人も
>いろいろいるようですが、本人が2ちゃんねるに書き込むのは実は今回が史上初です。
〈略〉
>まず、私がメイセイ出版に訴えられたりとか、それから領収書を出せと言ってきた
>のを黙殺した、とかいう書き込みをされた方にお答えします。そういう事実は一切、
>ありません。と、いうか、あの写真集がらみの噂で、メイセイから、という言葉が入っ
>ていたら、それはその時点でデマと判断してください。その前に内部事情を書き込ま
>れた方がいらっしゃいましたが、あの写真集の制作から、メイセイは中盤以降すっか
>り手を引き、会計に関しても、全て柏プラーノが担当しています。柏の社長さんがこ
>の写真集の発行を引き受けてくださったのはまったくの義侠心からで、いくら感謝し
>てもしたりないし、その義侠心に答える結果を挙げられなかったのは、今に至るも私
>の痛恨事です。


その「今、買わないと二度と手に入れられない、幻の本」であった『ジャパニーズ・
フィギュア・アート・シーン 1998』を、ヤフーオークションで落札した人のレポートその 1。

定価は「38,000 円+税」だったものが、ずっとお手頃になって「8750円で落札」とのこと。

http://unihey.moo.jp/figure/art/index.html
>ヤフーオークションで「ジャパニーズアートフィギュアシーン1998」を落札しました。
>当時は値段が高く、手が出せなかった憧れのアイテムをついに手に入れることができ
>ました。
>すごく豪華なフィギュア写真集です。
>実物を見るのはハジメテで、興奮したのでレポートしてみます。

〈引用者注: 「発行: 株式会社 メイセイ出版  発売: 株式会社 柏プラーノ
価格:38,000 円+税」などの文字が。「38,000」のフォントはデカくて太い〉

>外箱の段ボールに貼ってあるシール。値段高っ!!!!!
>これをヤフオクで8750円で落札。レジンキットひとつ分…高いか安いか?


唐沢俊一は、2ちゃんねるのスレに、「メイセイは中盤以降すっかり手を引き」と書いて
いるが、その割には「発行: 株式会社 メイセイ出版」と明記されて売られていたことが
写真からわかる。

いやそもそも「メイセイは中盤以降すっかり手を引き」が本当だとしても、「あの写真集
がらみの噂で、メイセイから、という言葉が入っていたら、それはその時点でデマと判断
してください」という理屈もよくわからないんだけど実は。


そして、唐沢俊一による当該フィギュア写真集への言及その 2

FCOMEDYS オタクアミーゴス(14)
>135/999 CXP02120 唐沢 俊一    RE:38,000のフィギュア写真集(長文) ( 4)
>98/07/28 10:35 121へのコメント コメント数:1
〈略〉
> しかし、スタッフが倒れただけのことはある出来ですぜ。総布クロ
>ス、箱入り。天地人三巻、重さ総計6キロ。
〈略〉
> 次に、印刷用紙。地の巻のデューンアートK/y100kg、これ
>は写真集とすれば当然の高級紙であるが、これだけではフィギュアの
>魅力であるところの立体感を最大限に引き出すためには不足である、
>との判断から、今回の写真集の最大の特長となる印刷を天の巻で行っ
>た。アリンダOFT100ミクロンというフィルムに印刷したのであ
>る。これは裏面から光を通す。つまり、このことによりフィギュアの
>立体感が100%、表現できるのだ。例えばボーメ作品のフィギュア
>の肌の曲線処理の美しさなど、このアリンダで見ると溜息が出るほど
>である。
〈略〉
> あ、そうそう、この写真集セットには備品として、白手袋がついて
>いる。このアリンダページを見る際にはめていただくためのものであ
>る。もちろん、じかに手で触っても汚れぬ特殊処理はしてあるが、や
>はりフィルムは傷つきやすいので。

>そして、実は私が今回の本で最も力を入れて宣伝したいのが、収録
>された造形師、現在日本のトップに位置するモデラーたちのスタジオ
>におもむき、そのプロフィールについて徹底取材を行った人の巻であ
>る。この本の総合監修をするにあたり、私はフィギュアを、単なるア
>ニメや特撮のキャラクター商品でなく、一個の美術品として扱うとい
>う基本路線を立てた。そのためには、制作者の人格に是が非でもせま
>らねばならぬ。オタク的知識にくわしいインタビュアーならこの業界、
>ツクダニにするほどいるが、そういう人を派遣すると、データ、裏ば
>なし、秘蔵エピソード、そういったいかにもオタクによるオタクのた
>めのインタビュー集になってしまう。出来が“濃い、薄い”のポイン
>トでしか測られないインタビューになってしまう。ここは、いい意味
>で(自分をも含めた)オタク読者を裏切らねばならぬ。そこで、以前
>週刊朝日で夏目房之介の『学問』のメインスタッフを勤めた浦山明俊
>氏を起用(結局、彼にはこの写真集全体の編集作業まで背負わせてし
>まったけれど)、これまで造形師たちが質問されたこともなかった、
>その、人生観の披露を求めたのである。これはスゴいよ。はっきり言
>えば、将来、オタク論を書こうとする人なら、このインタビュー集に
>目を通さねばオタクはわからん、というまでの出来になっていると信
>じる。これも、当然、そのほとんどを製作者のスタジオで直接行った。

> こういうような事情で、この本、製作に取材・撮影・運搬だけでナ
>ンと1500万以上を費やした。値段が高いのはそのせいもあるのだ
>が、しかし、それだけの価値はある。第一、デカい。どれくらいデカ
>いかというと、布クロス張りの布(新日本の色細めコウジ)だけで1
>キロ(重さではない。長さだ。つまりロールで1000メートル)を
>使用し、東京の布問屋だけでは足りなくなって地方から取り寄せたほ
>どである。


唐沢俊一は、「スタッフが倒れただけのことはある出来ですぜ」に続けて、「総布クロス、
箱入り。天地人三巻、重さ総計6キロ」と書き、「値段が高いのはそのせいもあるのだ
が、しかし、それだけの価値はある」の次に、「第一、デカい。どれくらいデカいかという
と、布クロス張りの布(新日本の色細めコウジ)だけで1キロ(重さではない。長さだ。つ
まりロールで1000メートル)を使用」と語る。

本の価値や品質を語るにあたって、重さやデカさにこだわり過ぎるような気がする。

-------
追記: 唐沢俊一のいう「重さ総計6キロ」というのは嘘で、本当は4キロではないかという
疑惑。

http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d84530510
>重量が約4キログラムのため、ゆうメール(冊子小包)が利用できず、ゆうパック
>(東京からの80サイズ)などによる発送になります。

http://s02.megalodon.jp/2009-0301-1520-57/page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d84530510

「開始時の価格」6,800 円から動きないのかな、これ。
-------

そして、『ジャパニーズ・フィギュア・アート・シーン 1998』を、ヤフーオークションで落札
した人のレポートその 2。

「フィギュアの写真を期待して出したお金が全く違うところで豪華に使われているところを
最初に突きつける設計」には、大いに笑わせていただいた。

http://unihey.moo.jp/figure/art/index.html
>なんかめっちゃ分厚くて重い。4キロぐらいあるよ。
>布貼り表紙が豪華さを演出。

〈引用者注: 作品リストやらなんやらの写真。文面までは確認できないが、「唐沢俊一」
の署名つき「発刊の辞」が左側にみえる。〉

>まずは作品リストやらなんやらが8枚。
>黄と黒の2色刷りで一枚一枚PP加工が。あ…頭わるっ(アートへの褒め言葉です)。
>さすがです。フィギュアの写真を期待して出したお金が全く違うところで豪華に使われ
>ているところを最初に突きつける設計。

>フィギュア原型師の写真とインタビュー。モノクロ64P。写真は作業机が中心です。

〈引用者注: 左ページに作業机周辺らしきモノクロ写真、右ページが文章の写真。横長〉

>たまに、WSCキット付属の写真もビックリのアイドル写真集風ページもあり。

〈引用者注: フィギュア原型師らしき人の写っている屋外スナップ。これもモノクロ〉

〈略〉
>これが本書のウリ、地の巻の写真を透明素材に印刷!
>意味わかりません!(アートへの褒め言葉です)
〈略〉

〈引用者注: ビニール袋かポリ袋に入っている白手袋の写真〉

>なんと専用手袋までついています。レベルの高いギャグですね。

>フィルムの光沢で、深みのある黒が綺麗です。
>頻りに「ライトボックス等で後ろから光を当てて楽しむ事が」と書いてあるので試して
>みましょう。

〈引用者注: 綾波レイのフィギュアのフィルムに後ろから光を当てて撮影したらしい写真〉

>……あー…うん…………まあ…うん。
>何冊売れたんでしょうね、これ。
>フィギュアの鮮明な写真が観たい人よりも、フィギュアの豪華な写真が観たい人に
>オススメ!



それぞれ書いてあることを抜き出してまとめると、まるで漫才みたいになる。

唐沢俊一「将来、オタク論を書こうとする人なら、このインタビュー集に目を通さねばオタ
クはわからん、というまでの出来になっていると信じる。」

入手した人「WSCキット付属の写真もビックリのアイドル写真集風ページもあり。」

唐沢俊一「この本の総合監修をするにあたり、私はフィギュアを、単なるアニメや特撮の
キャラクター商品でなく、一個の美術品として扱うという基本路線を立てた。」

入手した人「意味わかりません!(アートへの褒め言葉です)」

唐沢俊一「この写真集セットには備品として、白手袋がついている。このアリンダページ
を見る際にはめていただくためのものである。もちろん、じかに手で触っても汚れぬ特殊
処理はしてあるが、やはりフィルムは傷つきやすいので。」

入手した人「なんと専用手袋までついています。レベルの高いギャグですね。」

唐沢俊一「アリンダOFT100ミクロンというフィルムに印刷したのである。これは裏面から
光を通す。つまり、このことによりフィギュアの立体感が100%、表現できるのだ。」

入手した人「頻りに『ライトボックス等で後ろから光を当てて楽しむ事が』と書いてあるの
で試してみましょう。……あー…うん…………まあ…うん。」

入手した人「何冊売れたんでしょうね、これ。」

唐沢俊一「会計に関しても、全て柏プラーノが担当しています。柏の社長さんがこの写真
集の発行を引き受けてくださったのはまったくの義侠心からで、いくら感謝してもしたりな
いし、その義侠心に答える結果を挙げられなかったのは、今に至るも私の痛恨事です。」

追記: 続きは、こちらで
2000 年 5 月の『ジャパニーズ・フィギュア・アート・シーン』


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