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2009.10.04 (Sun)

そんないきあたりばったりで製作されたのではないみたいな『白雪姫』

『トンデモ一行知識の逆襲』 P.146 欄外

・ディズニー映画『白雪姫』は声優が足りなかったため、七人のこびとの中に
 最初から最後まで一言も喋らない者がいる。


「最初から最後まで一言も喋らない者がいる」のは本当として、日本版 Wikipedia の
「実際には、ドーピーのイメージにぴったりの声優が見つからなかったためといわれる」
の記述には、「[要出典]」がついている状態。

また、たとえ「ぴったりの声優が見つからなかった」が本当だとしても、それは唐沢俊一の
いう「声優が足りなかったため」とは、別の話となるような。絶対数が不足していなくとも、
イメージにあう役者が見つからないなんてことは、いくらでもあるだろうし。

http://ja.wikipedia.org/wiki/白雪姫_(アニメ映画)
>ディズニーの長編映画第1作目であり、世界初のカラー長編アニメーション映画。1937
>年12月21日公開。
〈略〉
>ドーピー(エディ・コリンズ Eddie Collins)
>7人の小人の1人。しゃべらない。白雪姫の事が大好き。小人の中で唯一髭が無い。
>日本名:抜け作/おとぼけ
>ウォルト・ディズニー自身によると、ドーピーが喋らない理由は、自分が「喋ろうと試み
>たこともないから」である(実際には、ドーピーのイメージにぴったりの声優が見つから
>なかったためといわれる[要出典])。


で、英語版 Wikipedia の記述を見てみると、ドーピー (Dopey) が話さない理由を、単に
"never tried to speak" だというのは、映画『白雪姫』に登場するこびと (dwarf) のひとり
のハッピー (Happy) が、白雪姫に説明するセリフである。

http://en.wikipedia.org/wiki/Snow_White_and_the_Seven_Dwarfs_(1937_film)
> Voice cast and characters
〈略〉
> Eddie Collins as Dopey:[7] Dopey is the only dwarf that does not have a beard.
> He is clumsy and mute, with Happy explaining that he has simply "never tried to
> speak". Mel Blanc was briefly considered for the role.


となると、日本語版の「ウォルト・ディズニー自身によると」は多少ズレた説明ということに
なるし、「声優が足りなかったため」も「ぴったりの声優が見つからなかったため」もなく、
脚本の段階ではっきりと、しゃべらないという設定と理由が示されているということになる。

ちなみに、英語版 Wikipedia が典拠にしているのはディズニーの公式サイトのページで、
そこには以下のように書かれている。しゃべらない Dopey ではあるが、「Voice cast and
characters」の項目が「Eddie Collins as Dopey」となっている理由は、以下の説明を読む
とわかりやすい。彼のパントマイムの演技をもとにアニメータは絵をおこした。そして、その
ような手法は、今日でも使われているという話。

http://disney.go.com/vault/archives/characters/sevendwarfs/sevendwarfs.html
> DOPEY:
> Dubbed "Dopey" by his brothers, this loose-limbed dwarf has never spoken a
> word; as Happy explains to Snow White, "He never tried." But Dopey isn't really
> dopey, he's just childlike. Is it dopey to try and steal a second and third kiss from
> Snow White on your way to work, or to make yourself tall enough to dance with
> her by climbing on Sneezy's shoulders? Not at all. Dopey's a genius at fun and
> games (and a whiz at the drums to boot). He just doesn't mind looking silly along
> the way. So what if he wiggles his ears and shuffles his feet to his own skippity-
> skip beat? He's simply being himself, and that's pretty smart.In the early
> development process on the film, Dopey was the "leftover" dwarf with no
> particular personality. Then one day animator Ward Kimball discovered vaudevillian
> actor Eddie Collins at a Los Angeles burlesque house. Kimball invited the baby-
> faced Mr. Collins to the studio to perform and improvise pantomimes of Dopey's
> reactions on film. Thanks much to Collins' innovative acting, Dopey assumed a
> very definite personality and soon became one of the animators' favorite dwarfs.
> Collins' pantomime turned out to be one of the first times live-action reference
> footage was shot for an animated film. The technique proved so successful that
> it's still used today. The inspiring Mr. Collins went on to perform live-action
> reference for Gideon in "Pinocchio" (1940).


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