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2009.09.10 (Thu)

似ているようで違う ―― 高気圧ガールとガセ気圧中年

http://www.aspect.co.jp/hakase/05.html

博士 日本では天気予報をやっている石原良純の気圧が乱高下してい
ますよね(笑)。あれは親爺譲りなのかな(笑)。しかし日本でも近いうちに
気圧情報が必要になってきそうですね。

唐沢 博士さんもそろそろ注意しておいた方がいいですよ。特に東京は、
この数年お台場にビルが山ほど建って空気の流通がなくなったせいで、
気圧がかなりおかしなことになっていますから。ホラ、最近は土日になると
都心に必ず雨が降るじゃないですか。あれってまさに、都市から出る熱や
蒸気のせいで気圧がものすごく高くなっている証拠なのだそうです。


上に引用の水道橋博士との対談部分は、「気圧の心はナニゴコロ」に引用したそれの
続き。「博士さんもそろそろ注意しておいた方がいいですよ」って、もしかして「うつ病や
自殺」に注意しろという意味なのかという話は、おいておくことにして。

お台場にビルがたくさん建つと、「空気の流通がなくなった」りするのものなんだろうか。
空気の流れが変わったとか、空気の流通が悪くなったとか、特定方向への空気の流れ
がなくなったとかいうのなら、わかるのだけど。「空気の流通がなくなった」とだけいわれ
ると、「気圧がかなりおかしなことに」なるどころか、窒息してしまわないか心配になる。

まあ、それは言葉の綾として、「都心に必ず雨が降る」のが、「気圧がものすごく高くなっ
ている証拠」というのも、何だかよくわからないし……雨が降りやすいのは低気圧のとき
ではないかと思うのだけど。「都市から出る熱や蒸気のせいで」上昇気流が発生して――
ということをいいたいのだとすれば、気圧は低くなるものだし。

http://www.gifu-net.ed.jp/kishou/kumo/img/index.htm
>寒冷前線(かんれいぜんせん)や温暖前線(おんだんぜんせん)などの 前線(冷たい
>空気と暖かい空気がぶつかるところ)では、 暖気流(だんきりゅう:暖かい空気)が寒
>気流(かんきりゅう:冷たい気流)に 押し上げられて上昇気流が発生します。暖かい
>空気は、たくさんの水蒸気を もっていますので、上昇すると雲を作ります。
〈略〉
>低気圧の中心付近では、上昇気流があります。この上昇気流により 地上付近の水蒸
>気をたくさん含んだ空気が上空に持ち上げられて 雲ができます。低気圧の近くでは、
>雲が多く、雨などが降りやすいことに なります。
〈略〉
>陸地や山地が太陽の光で加熱されて、地上付近の 空気が上昇することにより、部分
>的な低気圧が発生します。このようにして 発生した低気圧を熱的低気圧(ねつてきて
>いきあつ:ヒート・ロウ)と 呼びます。この低気圧も上昇気流がありますので、地上付近
>の 水蒸気をたくさん含んだ空気が上空に持ち上げられて雲を作ります。


その他参考 URL:
- http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1610522.html
- http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0130/9/9-1.html
- http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0130/8/8-1.html

さらに、「最近は土日になると都心に必ず雨が降るじゃないですか」ともいっているが、
なぜ「土日になると」「雨が降る」ことが何かの「証拠」になるのかという疑問が。

オフィスなどが休みになる土日は、平日と比べて「都市から出る熱や蒸気」が少なめに
なることはあっても、逆はないと思うのだけど……。

https://www.env.go.jp/air/report/h16-04/chpt04_2_1.pdf
>4)熱中症年間件数は平均気温に影響され、月別は7・8 月、性別は男性、年齢別は
>10~29 歳と50~89 歳、場所は屋外、地域は都心部、時刻は10~16 時、曜日は
>火曜日が多い。


http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/heat_island/18.pdf
>対象地区/都市/地域 : メルボルン/オーストラリア 分類 : B.都市熱環境の分析
〈略〉
>夏季においては、曜日による有意な差はみられなかった。冬期においては平日の最
>高気温が週末と比べて0.29℃高かった(有意水準5%)。また、平日の日最低気温
>は、週末と比べて0.24℃高く降水量も0.20mm/日多かった(有意水準10%)。曜日に
>よる差があったことは、人為的に発生する汚染物質や排熱の影響であると考えられる。


その他参考 URL:
- http://ktlabo.cm.kyushu-u.ac.jp/j/theme/heat.htm

週末の雨については、唐沢俊一はここら辺をネタ元にしたのではないかというページも
見つけたのだけど、下記に引用するブログでいう「そうした説を唱える専門家」が誰かも
わからなかったし、「週末ごとに天気が崩れるパターン」が「近年増えた」かどうか裏づけ
る資料も示されていない。

http://blog.cycleroad.com/archives/50362575.html
>しかし週末ごとに天気が崩れるパターン、しかも何週かに渡って続くことが、近年増え
>た気がします。私の単なる思い過ごし、気のせいと言われるかも知れません。でも実
>は、まだハッキリ証明されたわけではありませんが、そうした説を唱える専門家もいる
>ようです。都市やその近郊に於いて、週末に天気が悪くなる原因があると言うのです。
>もしかしたら耳にされているかも知れません。

>都市部には人口が密集しており、人間の様々な経済活動によって週末に向けて熱が
>蓄積し、その熱によって水蒸気も増えていくらしいのです。またクルマや工場から排出
>される煤煙に含まれるチリも都市の上空に滞留する傾向があるようです。工場にして
>もクルマにしても、昔ほどモクモクとした煙を出しているわけではありませんが、ごく微
>細なチリの粒子が雨の核になるそうです。平日の都市の経済活動による微粒子は週
>の後末にかけて蓄積していき、週末の雨となって洗い流され、地表に蓄積された熱も
>下がるというパターンが見られるというのです。


ただまあ、上で引用の説の真偽はともかく、このブログの人は唐沢俊一とは違って、
「最近は土日になると都心に必ず雨が降る」のが「証拠」だとか、「都市から出る熱や
蒸気のせいで気圧がものすごく高くなっている」とかいうレベルのトンデモなことはいって
いない。「そうした説を唱える専門家」も同様だろう。……つまり、唐沢俊一はここでも、
恐るべき劣化コピーの才能を発揮した可能性が非常に高いというオチ。

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