2017年10月 / 09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2009.09.05 (Sat)

正しく引用できぬ君のために

『トンデモ一行知識の世界』 P.216

 中でも僕が好きで繰り返し読んでる雑学本の一冊に、ケンブリッジ大学出
の二人の著者、B・ハーストンとJ・ドーソンによる『超辞苑~新・眠られぬ夜
のために』(新曜社)がある。この本は、そういう無用な知識の本としては究
極を行っていると思われる。よくもまあ、これだけ役に立たぬ知識をかき集め
たな、 と感心させられる出来なのだ。たとえば、ここに挙げられている知識に
はこう いうのがある。

 アリは興奮すると必ず右腹部を下にしてひっくりかえる習性をもつ。

×ひっくりかえる習性 ○転がる性癖

『超辞苑』 P.10
>アリは自分の体重の50倍もの物質を持ち上げることができ、体重の300倍のものを
>引っ張ることができる。また、興奮した場合には必ず右腹部を下にして転がる性癖が
>ある。


小ネタといえば小ネタ。だけど、まさか、ここで列挙されている (「『超辞苑~新・眠ら
れぬ夜のために』から
」参照) が、『超辞苑』という本に書かれていることを正確に
引き写したものではなかったとは……。いや考えてみれば、「『倫敦千夜一夜』は
マトモな本なのに……
」という前例もあるので、今さら驚くこともないのかも。

『トンデモ一行知識の世界』 P.218

 ダチョウの卵をゆで卵にするには四十分から一時間かかる。

×四十分から一時間かかる ○好みに応じて、40分から1時間半ゆでればよい

これは、なぜかは知らないけど、元の文章の「1時間半」が「一時間」に減っている。

『超辞苑』 P.151
>ダチョウ 現存する最大の鳥。体重が280ポンドある人でも、ダチョウの卵を割らずに
>その上に載る事が可能である。この卵が一個あって、なんとか殻を割ることに成功
>すれば、12人分のオムレツを作ることができるという。もしゆで卵のほうが好きだと
>いうなら、好みに応じて、40分から1時間半ゆでればよい。



『トンデモ一行知識の世界』 P.217

 ザトウクジラは一回のセックスの際に三度、体位を変える。

×三度、体位を変える。 ○三つの体位を使って愛の交歓にふけることがあるという。

『超辞苑』 P.70
>観察によると、ザトウクジラは三つの体位を使って愛の交歓にふけることがあるという。

唐沢俊一の文章だと、まるでザトウクジラがいつも決まって「三度、体位を変える」みたい
なのが気になっていたけど、元の文章だと、まあ納得。


『トンデモ一行知識の世界』 P.218

 ハンバーガーはドイツのハンブルグ市に由来する名前だが、チーズバーガー
はチーズブルグ市(実在する)には何の関係もない。


『超辞苑』 P.158
>チーズバーガー この名称はドイツのチーズブルグ (Cheeseburg) という名の町とは
>全く関係がない。


「ハンバーガーはドイツのハンブルグ市に由来する名前」は、『超辞苑』の中には該当
する箇所は見つけられなかった。


見つけられなかったといえば、『超辞苑』に書かれているものであると唐沢俊一が列挙
した一行知識のうち、以下のものは、まだ見つけていない。見つけるか、『超辞苑』には
書かれていないと確認できるかした時点で続きを書きたい。

『トンデモ一行知識の世界』 P.216

 麻薬の一種アンフェタミンは猿が相手の表情を読み取る能力を高める。

 一九四三年のアメリカ政府の調査によると、六歳以下の子どもをいじめる
方法は、百五一通りある。


『トンデモ一行知識の世界』 P.217

 胃の鳴る音でその人の未来を占う、“胃占い”という占いがある。
〈略〉
 『モナ・リザ』の最初の所有者フランシス一世は、その絵を風呂場にかけていた。
〈略〉
 人間は仰向けになって寝る唯一の動物である。

 フロイトはひとり旅をしたことがなかった。時刻表が読めなかったからである。


『トンデモ一行知識の世界』 P.218

 アリのフライは同量の牛肉や卵よりも栄養価が高い。
〈略〉
 スターリンの趣味はオオカミの頭の絵の落書きであった。




追記: 「正しく引用できぬ君のために (2)」、「正しく引用できぬ君のために (3)」、
正しく引用できぬ君のために (4)」、「正しく引用できぬ君のために (5)」に続く。


スポンサーサイト

テーマ : 感想 - ジャンル : 本・雑誌

01:42  |  『トンデモ一行知識の世界』間違い探し編 (215) +  |  TB(0)  |  CM(5)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

(続き)
http://tondemonai2.web.fc2.com/673.html
http://tondemonai2.web.fc2.com/685.html
http://tondemonai2.web.fc2.com/696.html
http://tondemonai2.web.fc2.com/817.html

>原因のひとつに、たまにですが間違いや疑問に思った点を指摘して
>しまったことがあると思います。

ああ、これはヤバそうですね。唐沢俊一も、自分と同程度以下の学歴の人から指摘されたのなら、まだ鷹揚にかまえることができたかもしれませんが……。(←勝手な想像ですが)
トンデモない一行知識 |  2009年09月05日(土) 11:31 |  URL |  【コメント編集】

>伊藤 剛さん
>あれこれ当事者の見解など書きますけどいいですか? 
>などと言っておきながら何にもせずにいて恐縮です。

いえいえ。気が向いたときにでもどばっと書き込んでくださるもよし、放置するのもよしという方向で。

>アンフェタミンは覚醒剤であって「麻薬」ではないのでは?

この点については、http://tondemonai2.web.fc2.com/739.html のやり取りを参照してもらうとわかるように、あまり人のことをいけない私ですが……。^_^;

>唐沢は「薬」を専門のひとつにうたってるはずなんですが、

唐沢俊一は、「薬」に関するガセビア量産の専門家だとは思います。

http://tondemonai2.web.fc2.com/669.html の「医学・薬学・健康法系:」に列挙した分もありますが、抜けているもの、それ以降に発見されたものもありますし。

http://tondemonai2.web.fc2.com/635.html
http://tondemonai2.web.fc2.com/661.html
http://tondemonai2.web.fc2.com/664.html
トンデモない一行知識 |  2009年09月05日(土) 11:24 |  URL |  【コメント編集】

>774-3 さん
ああ、確かに『アシモフの雑学コレクション』にも書かれていますね。ありがとうございます。(_ _)

『超辞苑』の方に書かれている分については、入れ違いで見つけました (すみません……)。

『超辞苑』 P.138
>精神分析 シグムンド・フロイトは何年間もコカインを使用していた。
>これは彼の神経を刺激したはずだが、それにもかかわらず、彼は鉄道の
>時刻表の読み方がさっぱりわからず、そのため、一人で列車に乗って
>旅行したことは一度もなかった。

しかし、どのページまたはどの項目に書かれているか、唐沢俊一が示していてくれれば、こんな苦労をしなくてよいものを (←愚痴)。『超辞苑』の方はまあまあ面白いからよいのですけどね。フロイトの時刻表の件は、唐沢俊一にしては劣化が少ないコピーのしかただけど、『アシモフの雑学コレクション』にしろ『超辞苑』にしろ、元ネタ本の方がずっと読みやすく面白いのは、言うまでもなく。
トンデモない一行知識 |  2009年09月05日(土) 10:44 |  URL |  【コメント編集】

伊藤です。
あれこれ当事者の見解など書きますけどいいですか? などと言っておきながら何にもせずにいて恐縮です。
コネタにてご容赦。

>麻薬の一種アンフェタミンは猿が相手の表情を読み取る能力を高める。

アンフェタミンは覚醒剤であって「麻薬」ではないのでは?
覚醒剤も「麻薬」のカテゴリに入れることもあるようですが、少なくとも法的には別の法で規制されています。
唐沢は「薬」を専門のひとつにうたってるはずなんですが、こういう雑さにはイラっとしますね。

ぼくが彼の許を放逐された(いまになってみると、早い時期に放り出してくれて本当に良かったと思いますよ。いまでも交際が続いていたら……と考えるとぞっとします)原因のひとつに、たまにですが間違いや疑問に思った点を指摘してしまったことがあると思います。
伊藤 剛 |  2009年09月05日(土) 10:33 |  URL |  【コメント編集】

●直接関係あるかどうかは分かりませんが

フロイトの話は、「アシモフの雑学コレクション」(星新一編訳・新潮文庫)で読んだことがあります。

>心理学者のフロイトは、列車の時刻表の見方がわからなかった。
>旅行には、だれかとでないと出かけられなかった。
(アシモフの雑学コレクション p.211)

「アシモフの~」が出版されたのは、昭和61年だそうです。
774-3 |  2009年09月05日(土) 08:37 |  URL |  【コメント編集】

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://tondemonai2.blog114.fc2.com/tb.php/222-e8f45971

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。