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2009.08.13 (Thu)

「適当な距離感」「クールに対応」そして「一番の財産はオリジナリティ」

できれば、「サイコさんまたはエキセントリック中年ミドルエイジからの手紙」や、「スモー
ルサークルまたは破壊的カルトからの生還
」に、軽くでもよいから目を通していただいて
から、同じ 『実録!サイコさんからの手紙』に唐沢俊一が書いた以下の文章を読んで
ほしいかなと思うのだけど……。

『実録!サイコさんからの手紙』 P.97

 社会不適応症例と言えばオタク、と連想するのはもう古い。実際、社会
との折り合い、対人・対事象においての関係性を適当な距離感をおいて
保つ技術、などというものを古手のオタクたちはとうにマスターしてしまって、
社会のオタクへのニーズの増大も手伝ってちゃんと「シンクロ」を完了して
いるのだ。逆に言えば、エヴァに関し、最もクールに対応できたのが、いわ
ゆるオタクたちであった。ここに最も捕われて大騒ぎしていたのは、非オタ
クインテリ層のアダルト・チルドレンどもであった。
 事実、この九七年の夏を通し、僕はある一人のエヴァハマリ男と連日の
ようにやりあい、振り回されていたのだ。


「対人・対事象においての関係性を適当な距離感をおいて保つ技術」……。
「エヴァに関し、最もクールに対応できた」……。

唐沢俊一が他に書いた文章をひくまでもなく、この『実録!サイコさんからの手紙』の
「実録!エヴァンゲリオン症候群!!」に唐沢俊一の書いた文章は、上記の 2 つを徹底的
に欠いたものなのだが。

「適当な距離感」に「クールに対応」の人間は、そもそも自分から「縁切り状」を出した
「弟子と一度は呼んだ者」を、ネチネチとネタにした文章を書いて発表したりはしない。
それも何度も (これとか)。

そんな愛なんていらないというのを許さない人たちもいる」には、ストーカーと呼ばれて
も有効な反論を返せない唐沢俊一の姿があるが、「適当な距離感」に「クールに対応」
などというのがまるでできない人間が、ストーカー化するのではないか。

「非オタクインテリ層のアダルト・チルドレンども」が誰を念頭においているものかは不明。
当時やりあっていた竹熊や東は「非オタク」の「アダルト・チルドレン」ではないような気が
するのだけれども。

で、「社会との折り合い」を「とうにマスターしてしまっ」た姿というのは、唐沢俊一検証
blogの「『唐沢俊一の処分および処分撤回問題』・その5(完結編)。」を参照のこと、
かなあ。

http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20090811/1250002545
>何ごともなかったかのように今後とも活動を続けます。
>皆様も、何ごともなかったかのようにおつきあいください。

>もちろん、責任については重く考えています。
>ただし、そのとりかたについては、さまざまな形があると思います。
>皆様と一緒に、それについては考えていきたいと思っています。



また、唐沢俊一は、幻冬舎新書『新・UFO入門』で、「問題にされた8㌻は、殆ど『漫棚
通信』からのパクリ」 (http://www13.atwiki.jp/tondemo/pages/15.html) という豪快な
コピペをやらかしたりしている。

参考:
- これは盗作とちゃうんかいっ
- 唐沢俊一『新・UFO入門』盗作騒動もくじ

これを踏まえた上で、以下の文章を読むと、しみじみと味わい深い。

『実録!サイコさんからの手紙』 P.98 ~ P.99

たぶん、彼のような青少年が日本中に一万人はいたと思う。べつにエヴァに
ハマることが悪いわけではない。しかし、モノをクリエイトする人間にとって、
あるひとつの他人の作品にそこまでハマることは、決して誉められたことで
はない。いわゆる“つく”というやつで、どうしても、その作品のイミテーション
のような感じのものしか作れなくなってしまうし、ましてそれがエヴァのような
超メジャーなものであれば、どんなに自分が心血を注いで描いた作品であっ
ても、
「エピゴーネン作品群」というククリの中でしか語られなくなってしまう。モノカキ
にとって、やはり一番の財産はオリジナリティなのだ。僕は彼から電話がある
たびにそのことを注意した。


まあ要するに、唐沢俊一が「日本中に一万人はいた」というエヴァの熱心なファンを、
まとめて敵に回して、サイコさん呼ばわりして非難するのもアレだというので、「モノを
クリエイトする人間にとって」、「モノカキにとって」といっているのだろう。

しかし、「モノカキにとって、やはり一番の財産はオリジナリティなのだ」と、あの唐沢俊一
が書いていたのかと、数々の豪快コピペパクリが発覚した後の今になって見ると、軽く
のけぞりたくなるくらいには感動的だ。しかも、他人に電話などで、オリジナリティが大事
だと繰り返し説教していたと。

田口ランディもそうだったけど、こういう人たちが大切にする「オリジナリティ」って多分、
本来の意味のオリジナリティじゃなくて、他人からオリジナリティのある書き手だと思って
もらうことでしかないのだろう。だから、引用元や参考文献の提示は、サボれるかぎり
サボろうとして、パクリ元から指摘されても何とかごまかそうとジタバタするので事態を
こじらせることになる。

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09:04  |  資料編 (14) +  |  TB(0)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

●新潮だけに慎重に報道してほしかった

>774 さん
>誰もチェックする人がいないようです。

テェックする側が唐沢シンパで、彼が横やりを入れてできあがったのが、くだんの記事という可能性はないでしょうか。

http://www.tobunken.com/diary/diary20070609145837.html
>途中電話あり、週刊新潮。例の『新・UFO入門』の件の取材であった。
>隠すこともないのできちんと答える。

唐沢俊一の日記によると、2007 年の 5、6 月頃、2008 年の 1、2 月頃は、週刊新潮とはちょっと「ともだち」っぽい感じで、インタビューを受けたりコメント依頼されたりしています。さかのぼると、2004 から 2005 年ころにも、ぽつぽつと接触はあったようですが。

2008 年 3 月以降、今年 2009 年には、唐沢俊一が読者として週刊新潮を読んでいるだけの言及にとどまっていて、もしかしたらS記者と疎遠になったのかなーと思ったりします。

http://www.tobunken.com/diary/diary20070504132113.html
>車中で週刊新潮S記者から電話。事情を話して待ってもらう。新宿駅
>からタクシーで渋谷東武ホテル。インタビュー受ける。『スパコミ』と、
>腐女子カルチャーについて。

http://www.tobunken.com/diary/diary20080119130119.html
>途中で週刊新潮から電話インタビュー、連続なのに驚いた。今度は
>アニメのこと、いま都合悪いので明日昼に、と言って切る。

http://www.tobunken.com/diary/diary20080210172827.html
>8時、『篤姫』見るともなく見ていたら電話、週刊新潮。
>これも“ピュア信仰”の件で。ツバをつけたのは週刊朝日であるが、
(参考: http://tondemonai2.web.fc2.com/216.html )


トンデモない一行知識 |  2009年08月15日(土) 17:27 |  URL |  【コメント編集】

●ありがとうございます。

>>藤岡さん
そうなんですか、松沢呉一さんによるとマスコミには盗作に興味がない人も多いようで藤岡さんのような問題意識のある人がいるのは救いですね。
http://www.pot.co.jp/matsukuro/20090525_091924493911780.html
>>一行行知識さん
一番の問題は新潮社のモラルの低さです。
ここ何年かは編集方向が明らかにおかしいです。
皇室財産がオークションに出品された特集も2ちゃんねるのオークション板がソースで知りつぼみで終わっていたり、赤報隊のニセ犯人のインタビュー乗せちゃったり。複数の記者がひとつの記事を執筆するのはかまわないのですが明らかに整合性が取れてませんよね、(漫棚通信さんが怒っている>唐沢氏と関係者の言い訳、これでは明らかに唐沢氏よりで中立的でなく唐沢氏の言い分が強調して見える)誰もチェックする人がいないようです。これじゃあ零細企業の三才ブックスと変わりません。
774 |  2009年08月15日(土) 06:05 |  URL |  【コメント編集】

>藤岡真さん
「マスコミのこちら側」と「あちら側」では、自分の言い分を聞いてもらえる機会自体が勝負にならないですものね……。

正確な引用はできないのですが (_ _);、河野義行さんがどこかの雑誌 (『創』だったか) に、インタビュアーに向かって、僕 (河野さん) の奥さんを悪くいっている人がいたら教えてくださいね、僕を悪くいうならまだしも、反論も何もできない状態の人間を悪くいうのは許せないと思うのです、という意味のことをおっしゃっていたのを思い出しました。

バックについていた幻冬舎の弁護士の方も、イニシャル表記にしろとねじ込んできたり、圧倒的な力の差をよいことに、ゴリ押ししようとしたり……。
トンデモない一行知識 |  2009年08月15日(土) 00:15 |  URL |  【コメント編集】

>774 さん
そもそも http://www13.atwiki.jp/tondemo/pages/15.html を注釈抜きで、ポンとリンク先のみ示したのは、まずかったのではないかと反省中です……。

「まさに瓜二つ」、「問題にされた8㌻は、殆ど『漫棚通信』からのパクリ」、「身から出たサビ」等、よい記述もあるのですが、「唐沢氏の味方をしている知人」の言い草とか酷いものですよね確かに。

以前、2ちゃんねるのスレに噂話として、最初にこれを記事にしようとした新潮の記者と、それを横から取って自分の記事にした唐沢俊一の知り合いの記者とは別人――との話が書き込まれたことがあったように記憶しています。真偽はともかく、それならば、「漫棚通信さんの言い分を掲載しない」を含めて、いろいろ説明がつくかなあとも思いました。
トンデモない一行知識 |  2009年08月15日(土) 00:01 |  URL |  【コメント編集】

>774さん

 わたしが唐沢の対応に、はっきりと不誠実なものを感じたのは、この記事が最初でした。マスコミのこちら側(業界)にいる人間が、それを利用してあちら側(一般社会)にいる人間を貶めようとしている。絶対見逃すわけにはいかないぞと決心しました。
藤岡真 |  2009年08月14日(金) 07:40 |  URL |  【コメント編集】

●週刊新潮で

唐沢氏のオリジナリティがどの程度かよくわかります。
http://www13.atwiki.jp/tondemo/pages/15.html
漫棚通信さんもこの記事しか読まないと漫画ばかり読んでるクレーマーみたいです。
唐沢氏の味方をしている知人が匿名なのと漫棚通信さんの言い分を掲載しないのはいかがなものか。
774 |  2009年08月14日(金) 05:04 |  URL |  【コメント編集】

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