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2009.07.24 (Fri)

純粋芸術のために……それが永遠に誰の害にもならないことを祈って乾杯

裏モノ日記 2001年 02月 05日 (月曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary20010205000000.html

東急プラザでK子と待ち合わせ、ユーロスペースのヤン・シュバンクマイ
エル特集に行く。
〈略〉
 もっとも異質な印象を受けたのは『スターリン主義の死』で、共産主義
体制時代に対する露骨な嫌悪と怒りが、ほとんど風諭の皮をかぶせら
れずにダイレクトに露出されていて、(アート)作品としての質を落として
いる。しかし、これもまた、われわれ日本人のあまり知らない、シュバンク
マイエルの一面なのだろう。私が十数年前、旧日仏文化センターで初め
て観て驚喜した彼の『対話の可能性』は、当時のチェコスロヴァキア共産
党中央委員会において“敬遠すべきものの見本”として扱われた、極めて
政治色の強い作品であるということだが、当時のわれわれ、いや、今ビデオ
で観ている日本のファンも、これをそう受け取っていた人はいないだろう。
単なるシュールリアリズムのナンセンスと思っていたはずだ。果たして、
純粋芸術としてこの作品を評価するのが正しいのか、あくまで作者の本来
のテーマである、政治風刺作品として見るのが正しいのか。


唐沢俊一は「シュバンクマイエル」と書いているが、「もしかして: シュヴァンクマイエル」
と google の検索結果に表示されるのだが。

普段だったら、 「ヴァ」と「バ」の表記の揺れには突っ込んだりしないけど、前エントリー
からの流れもあるし、同じ段落に「チェコスロヴァキア」という表記があるのになぜだろう
と思うし、ヤン・シュヴァンクマイエルの場合は DVD の発売元のコロンビアが「シュヴァ
ンクマイエル」で統一しているようだし――ということで。

http://columbia.jp/dvd/titles/artanime/yan.html
>アート・アニメーションの世界
>ヤン・シュヴァンクマイエル
>Jan Svankmajer


http://www.amazon.co.jp/dp/B00077DAYE
>ヤン・シュヴァンクマイエル アリス [DVD]

http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1757755&GOODS_SORT_CD=103
>ヤン・シュヴァンクマイエル コンプリート・ボックス(10枚組) <1,000セット完全限定>

で、これも前エントリーからの流れもあって気になった、唐沢俊一のいう「単なるシュール
リアリズムのナンセンス」。

http://ja.wikipedia.org/wiki/シュルレアリスム
>「シュルレアル」(超現実)と「イスム」(主義)からなる語であるが、日本においては
>和製英語流にシュールリアリズムと呼ばれることもあり、日本独自の省略形でシュー
>ルと呼称する場合もある(本来はシュルレアルで一語であり、途中で切るべきもので
>はない)。「シュール」という表現はシュルレアリスムそのものではなく「やや難解で
>アーティスティックである」「常識を外れて奇妙である」「既存の状態を超越している」
>「少し変な」というくらいの意味で使われることも多い。


唐沢俊一のいう「シュールリアリズム」って、超現実がどうこうというものではなく、上で
引用した Wikipedia の記述でいう「というくらいの意味」に近い気がする。近くはあっても
同じではないけど。

「難解でアーティスティック」、「常識を外れて奇妙」、「少し変な」というくらいの意味で
「シュールリアリズム」と書いてくれているなら、まだわかりやすいのだが、唐沢俊一の
定義だと、シュールリアリズムとはナンセンスとほぼ同義、つまり「無意味であること」
「ばかげていること」になるようで……。

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=ナンセンス&stype=1&dtype=0
>ナンセンス【nonsense】
>[名・形動]意味をなさないこと。無意味であること。ばかげていること。また、その
>さま。ノンセンス。「―な議論」


最高シュールな夢が、最高ナンセンスな夢だの最高無意味な夢だのという意味になって
しまうとすれば、歌の文句にもなりはしないと思うのだが、おいといて。

なるほどと思ったのは、唐沢俊一にとって「シュールリアリズム」が無意味でばかげて
いることと同義であるから、ボーイスカウトで歌われる歌に意味不明な歌詞のものがある
といって、これにはダダイズムでプロレタリア運動の MAVO (マヴォ) の影響が……とか
言い出したりするんだろうなあということ。

http://tondemonai2.web.fc2.com/482.html
>お●「マヴォ?」
>唐●要するに前衛芸術運動でね。まったく意味のない言葉で歌う歌を作ったりして
>いたんだ。


まあ、人それぞれだけど、「意味のない」ことに意味をもたせすぎ、執着しすぎるから、
「純粋芸術としてこの作品を評価するのが正しいのか、あくまで作者の本来のテーマ
である、政治風刺作品として見るのが正しいのか」などと、そんなことを考えていたら
ゲルニカもおちおち鑑賞していられないだろうということで悩んだりするのではないか。

『スターリン主義の死』が、唐沢俊一のいうように「(アート)作品としての質を落として
いる」ものかといえば、何かそうも思えないし。

http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=216093
>シュヴァンクマイエル - スターリン主義の死

ちなみに、唐沢俊一の「驚喜した彼の『対話の可能性』」は、こちら↓

http://www.youtube.com/watch?v=BdfCOCIv_DU
>Jan Svankmajer Dimensions of Dialogue Part 1

http://www.youtube.com/watch?v=LhX1tvTgqC8&NR=1
>Jan Svankmajer: Dimensions of Dialogue Part 2

どちらもちゃんと気持ち悪く仕上がっているんだから (?)、よいではないかと思うけど。

ただまあ、唐沢俊一が独自に定義する「シュールリアリズム」を体現するのが、他でも
ない唐沢俊一自身だというオチは悪くないかも。その唐沢俊一という作品 (?) を「純粋
芸術」として評価するかどうかは別にして。

その他参考 URL:
- http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1427151074
- http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/09_damashie/arcim.html



More...

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1247675204/507-
-------
573 :無名草子さん:2009/07/21(火) 10:28:41
2001年02月05日(月曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary20010205000000.html
>私が十数年前、旧日仏文化センターで初めて観て驚喜した彼の『対話の
>可能性』は、当時のチェコスロヴァキア共産党中央委員会において
>“敬遠すべきものの見本”として扱われた、極めて政治色の強い作品で
>あるということだが、当時のわれわれ、いや、今ビデオで観ている日本の
>ファンも、これをそう受け取っていた人はいないだろう。単なる
>シュールリアリズムのナンセンスと思っていたはずだ。

2002年07月01日(月曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary20020701000000.html
>シュールリアリズム論となり、日本におけるシュールリアリズムアーティストで
>大衆に受け入れられた人物は二人しかいない、SMの世界でそれをやった
>中川彩子と、怪獣の世界でそれをやった成田亨だ、という持論を話すと
>Aさん、そのククリでどこかでやりたい、と言う

574 :無名草子さん:2009/07/21(火) 10:33:10
>>573
ああ、浅い。恥ずかしい。

575 :無名草子さん:2009/07/21(火) 10:38:30
シュールリアリズム論となり、日本におけるシュールリアリズムアーティストで
大衆に受け入れられた人物は二人しかいない、お笑いの世界でそれをやった
「よゐこ」の 濱口優と有野晋哉だ、という持論を話すと
Aさん、その前に「ぞうさんのポット」がいましたよ、と言う

576 :無名草子さん:2009/07/21(火) 10:45:53
何でもワケワカランものをシュールだアートだっていうのも一種の厨だよねw

577 :無名草子さん:2009/07/21(火) 10:50:12
唐沢先生の文章も一種のシュールレアリズムなのか?

578 :無名草子さん:2009/07/21(火) 10:59:36
言いたいだけがまた始まったか…

「シュールリアリズム」って深く突っ込めないなら使わない方がいい単語の代表例のような。


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