2017年10月 / 09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2009.07.20 (Mon)

模写くしゃして、やった―― ウナムーノが正しい

文体模写したくて、やった。前回と比べて、嫌な奴度を高くするよう努力した (←何のために?)。
--------
 『博覧強記の仕事術』を先日上梓した。出版した途端ある意味大人気で、ネットイナゴ
と呼ばれる人種たちが、この本の内容をめぐってあれこれと、かまびすしい様相を呈す
のには、困ったを通り越して笑えるンである。

 この本を批判する者たちの傾向として、まず『博覧強記の仕事術』という題名に難癖を
つける。ケナゲにも辞書を引いて、ソモソモ博覧強記とは「広く書物を読みよく覚えてい
る・こと(さま)。」という意味しかない、アウトプットがどうのこうのと強調する唐沢は、
博覧強記の意味も知らぬに違いないと、わめきたてるのである。

 あのですね、真面目に反論するのもオトナゲなくて馬鹿々々しいが、これは題名にもあ
るように「仕事術」の本でもあるのですよ。アウトプットなしで自分の頭の中に知識を詰め
込む方法だけを教示しても、読者の仕事には糞の役にも立ちゃァしません。「広く書物を
読みよく覚えている」人がいたとして、その覚えているコトについて一切何も語らないとし
たら、他人はどうやって、そいつが物知りだって知ると言うんでしょうかねェ。

 さて、ネットでソノヨウナことを言って批判する輩は、誰もいない森の中での気の倒れる
音と同んなじ、誰一人にもそれと認知されない「物知り」となることを、ひたすら目指す本
を書くべきとでもいうのだろうか。そんな本を、この出版不況の折、すんなり出版できると
も思えない。できると言うなら、自分で出してみればいい。

 しかし、ネットで私を執拗に非難する者たちには、自分らがかくあるべしと主張している
いう様な本を出すなんてできっこない。そもそも、いかな本であろうと、本を出すこと自
体、できない。だからこそ、飽きもせずにネットの中だけで、私の悪口を言い続けるので
ある。

 ……こんなことを書くと、何だ、唐沢は、読者の批判に対して、「だったら自分で書いて
みろ」と答えるのか、見下げ果てた奴だ、と、お怒りになる方もいらっしゃるかも知れな
い。しかし、いかに読者の批判に誠実に答えるべしと言っても、そこには自ずから限度と
いうモノがあり、イマドキどこの出版社も拾ってくれないだろうという企画を押し付けられた
挙げ句、勝手に逆切れされても困るのだ。

 さらに、ネットで『博覧強記の仕事術』を執拗に非難しているメンバーは、純粋な読者と
は一線を画す性質を持っていることを了解されたし。彼らの書いているものから明白にわ
かるのだが、彼らが売れないライター、あるいは、ライター志望だがライターになれない
素人の集団であることは一目瞭然。その手のドロドロ恨み節な連中の言う事を、いちいち
マトモに取り合っていたのでは、コチラの身が持たない。あらかた受け流すというのは、
ライター生活三十年の間に身につけた、私の護身術だ。

 ただし、今回は少しだけ禁を破って、ひとつだけ反論してみよう。読者諸氏への彼らの
生態紹介を兼ねて、である。

 例えば、彼らは、『博覧強記の仕事術』に私が書いた、情報収集のメインに本を据える
べしという主張に噛み付く。彼らの多くが自称読書家で、本を愛好するはずであるのに関
わらず、である。まさしく、天来のクレーマーと言えよう。

 どのようなことに文句を言うかと言えば、別のところで、検索はネット上の方が便利だと
か、内容を一言一句記憶したいのならばパソコンに入力するのがいいとか書くと、前に
言ったことと話が違うじゃないかと言い出すンである。

 イヤハヤ…、と、嘆息するしかないのであるが、想像するだに彼らは、ことわざや名言
を集めた本を、読み通すことなどできないのではないか。よく言われることではあるが、
「三人寄れば文殊の知恵」と「船頭多くして船山に登る」が同じ本に書かれていれば矛盾
だと怒り、「蛙の子は蛙」と「氏より育ち」の両方について、ソレナリに的を得ていると述べ
れば、どっちなんだかはっきりせよと眉を吊り上げて迫り来たるのだろう。「二度あること
は三度ある」と書いたら最後、「三度目の正直」などと言うのはもっての他、という次第
だ。

 彼らは、我々は矛盾だけで生きているのであって、人生は矛盾なのであり、それ故に
人生は永久の闘争である、などと言っても理解を拒否するだろう。そもそも、ウムナーノ
の名を知っている者が、どれだけいるのだろうか。まして人生の複雑精妙さなど、言わず
もがな。

 『博覧強記の仕事術』という本は、確かに一般向けのビジネス書だ。このような書籍の
性格上、誰しもにわかりやすく、明快な結論を提示するべく努力せねばならない。である
が、しかし……単純思考を旨とする最近の若者にもわかるように書くというのは、いかに
困難なことよ、嗚呼、と天を仰いで嘆きたくなる。まあ嘆いてばかりいてもしょうがない。
結局、毎回のように思うのであるが、次からはもっともっと内容の薄い本を、書くように心
がけるしかないのだよなあ。世の趨勢には逆らい難し、というヤツである。

参考:
- http://q.hatena.ne.jp/1150806469
- http://kuroneko22.cool.ne.jp/one's-life4.htm

(次の模写に続く……たぶん)
スポンサーサイト
16:16  |  分類なし (12) +  |  TB(0)  |  CM(5)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

●ちょっとチラ裏

思うところあって、こっちでレス。

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1247675204/542
>542 :無名草子さん:2009/07/20(月) 21:53:22
>一行知識さんへ
>読み易すぎてマイナス20点。テンテーの文章は2回・3回と読み直してなんとか意味を
>理解できたかな…?レベルなのに、1回ですんなり理解できては駄目だよん。

思うのですが、唐沢俊一の書くものって、ある意味読みやすいのですよね。

パクラーだけあって、本来は引用と明記すべきものも地の文に埋め込むので、字下げや「」などで文章が分断されない。独特な語の使い方をしても、アカデミの人がやるように、〈〉や《》などでくくったりもしない。

ついでに、内容もあまりない。情報量が少なくて、頭を使う必要がないので、楽に読み飛ばすことが可能、と。これは田口ランディにも共通すると思っていますが。

いや、書かれていることを本気で理解しようとすると、変な方向に頭を使いまくるハメになるのですが、わざわざそんな努力をする読者は、唐沢俊一を鳥さんとして観察対象にする者以外には、ほとんどいないと思われます。何年か前の日記やブログに、唐沢俊一に好意的な評を載せていた人たちも、息抜きのために流し読みして楽しんでいただけじゃないかと思っています。
トンデモない一行知識 |  2009年07月22日(水) 00:44 |  URL |  【コメント編集】

なぜか知りませんが、テンテーと呼ばれるほどの○○じゃなし――と頭に浮かんだり。いや、呼ばれる前からバカなんですけどw

一応、「的を得て」と「気の倒れる」はワザとです。しかし、他の人もやるかもしれない、同案多数な間違いを入れても、あまり面白くなかったかなと反省中。それとは別に、ワザとじゃない間違いも混じっている可能性は高いです。

>癖になると、日本語が不自由になると思われまする。

多分、手遅れです。唐沢俊一の本に書かれている文章を手入力したり、何年か前は田口ランディの文体模写とかもやっていたりしたので……。
http://oliinkai.hypermart.net/1019094905.html
http://oliinkai.hypermart.net/1029236005.html
その前の文章のレベルは高かったのかというと、同じようなものだったのでよいのですけど。
トンデモない一行知識 |  2009年07月22日(水) 00:20 |  URL |  【コメント編集】

●老婆心ながら

こんばんは。

癖になると、日本語が不自由になると思われまする。
お気をつけあそばせ。
うさぎ林檎 |  2009年07月21日(火) 21:43 |  URL |  【コメント編集】

●これも模写?

>気の倒れる音
mino |  2009年07月21日(火) 14:10 |  URL |  【コメント編集】

●無名草子さん:2009/07/21(火)06:17:01

>ソレナリに的を得ている

 テンテー、「的」は「射る」モノですよ(藁
藤岡真 |  2009年07月21日(火) 06:18 |  URL |  【コメント編集】

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://tondemonai2.blog114.fc2.com/tb.php/179-25d74c97

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。