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2009.07.02 (Thu)

ヤマト×沖田艦長=崖っぷちのリアリティ

以前、ここのコメント欄に、「何だか『こういう活動をした』という話ばかりで、作品それ自体
についての感想は見あたらないんですよ。」と書いたことのある、唐沢俊一と『宇宙戦艦
ヤマト』の関係。

宇宙戦艦ヤマトのビッグネームファンになりたかった唐沢俊一?
本当はヤマトのファンでも何でもなかった唐沢俊一
エヴァ論だったら、いつも空振り。ヤマト論も。
ガッチャマン!楽しいデュエルだったぜ! (←何か間違っている)
本当はサークルの代表者ではなかった唐沢俊一

唐沢俊一の文章の中に、『宇宙戦艦ヤマト』の登場人物の名前が出てくるのは、以前に
こちらのエントリーで引用したことのあるこれ↓くらいのものではないかと思っていた。

『トンデモ一行知識の逆襲』 P.170

高校のとき、お決まりでみんなが古代進と森雪のセックス話をてんでに
作って夜の作業に供していたとき、私の作ったストーリィの巧みさに全
クラスが驚嘆(カトリックの男子校だった)し、ひとりが、
「カラサワ、お前、作家になれや」
と薦めた。私のコンニチの道を決めたのは、この一言、古代進と森雪の
セックス話だったかも知れぬ。


しかし、実は、登場人物の名前が入った文章は、他にも存在していた。以下、「少年」
という雑誌の投稿欄についての話。

『トンデモ美少年の世界』 P.64 ~ P.65

 なかには、これはあまりにトッピな表現故に、ひょっとすると意表をついて
本当のことかもしれない、と思える投稿もある。二十号に載った千葉のAと
いう常連等後者の文なのだが、高校の後輩T・Hくんと『宇宙戦艦ヤマト・
完結編』を観に行った(時代がわかりますね)。その夜、家に泊まったT・H
くんに、
「先輩、先輩はヤマトですね。そして僕は沖田艦長です」
 と告白されたというのであります。Aさんが、
「なんで?」
 と訊くと、T・Hくんは、
「だって、一心同体だからです。僕は先輩のためなら死ぬことだってできます。
先輩が死んだら僕も死にます。だから先輩、僕のことを……」
 と抱きついてきた彼とAさんは、
「彼と私は文字通り一心同体になりました」
 ということなのだが、これには編集者から、
「僕はいつも君の言うことが信じられないのよね。“死んでもいい”なんて少年
がいたら、ひざまずいて奴隷になりたい。君はナルシストですね。同性愛は
ナルシシズムだけど、君の場合、極端なのよね」
 とコメントが入り、この投稿が事実だと思う人は手紙をおくれ、とからかって
いる。
 たしかに、一心同体にはならなかったかもしれない。しかし、
「先輩、先輩はヤマトですね。そして僕は沖田艦長です」
 というセリフは、たとえ作り事にしてもあまりにストレートすぎて泣けるでは
ないか。先にも言った通り、意表をつきすぎていて、前のサイクリング少年の
ケロリとしたほほ笑みより、よっぽど事実っぽさを感じさせれてしまうのだ。
 最近の耽美小説を読んで不満なのは、こういった意表をつくセリフにめった
にお目にかかれないことだ。登場人物が作者の頭の中で出来上がっている
キャラクターイメージへの予定調和にしたがってわざとくさいセリフを吐いて
いるだけ。こういった“崖っぷちのリアリティ”を少し、「少年」のバックナンバー
でも読んで勉強なさったら如何?


まあ、これも、作品それ自体についての話とは言い難いんだけど、登場人物の名前が
出てくるだけ、唐沢俊一の書いたものにしては上出来というか、珍しい。

この投稿が載ったという雑誌「少年」は、「唐沢俊一にとっては『血と薔薇』>>>
『少年期ハードスペシャル
』か 」のエントリーにも出てくる、「半同人誌みたいな雑誌」。

唐沢俊一は、「この『少年』の内容をひとことで言えば、『薔薇族』『さぶ』ほど過激
ではなく、またJUNEほど耽美に走れない、中途半端な、しかしナイーブな同性愛者の
サークル、といったところだった」 (P.86) とも書いている。この書き方だと、何だかまるで
JUNEも「同性愛者のサークル」向け雑誌のひとつみたいだけど、よいのだろうか……。

それに、耽美関係についてはよくわからないのにいうのはアレだけど、「先輩、先輩は
ヤマトですね。そして僕は沖田艦長です」なんて「セリフにめったにお目にかかれない
こと」というのは、唐沢俊一以外の多くの人にとっては、感謝こそすれ不満に思うような
ことではないのでは……。

唐沢俊一が「『少年』のバックナンバーでも読んで勉強なさったら如何?」と呼びかけて
いるのは、耽美小説の作者の人たちであって、リアリティを勉強するためにその手の
雑誌を読んでは、「先輩はヤマトですね。そして僕は沖田艦長です」というような「意表
をつく」セリフが満載の作品を量産――それが、唐沢俊一の望む世界だったのだろうか。

まあ、人それぞれだし、どうでもよいといえばよいのだが、意表をつけばよいってもの
じゃあ……と思えて仕方がない。ついでに、これもどうでもよいけど、唐沢俊一の文章
は、意表意表と 3 回も繰り返していてクドい。

ちなみに、「前のサイクリング少年のケロリとしたほほ笑み」というのは、やはり「少年」
の投稿欄によせられた話で、サイクリングに出かけた投稿者が知り合った中学一年生
は、彼に全裸にされ、「ペニスに自転車のカギのクサリを巻きつけられてSM」される
のだが、あやまる投稿者に「ケロリとした笑みを浮かべてくれた」という話だそうだ。

リアリティの点でいえば、サイクリングも沖田艦長も、どっちもどっちじゃないかと思うの
だが、唐沢俊一にとっては前者は「いくらなんでもそんなことが実際にあるわけないじゃ
ないか、と普通なら思うところだが、そこを責めてはいけない」というものにとどまる。

そして、「信じたがっている者にとって、これは真実(少なくとも真実と等しい事実)なの
だ」と続ける。

ええと、つまり、唐沢俊一は、「先輩、先輩はヤマトですね。そして僕は沖田艦長です」
を「信じたがっている者」という結論でよいのだろうか。なぜ、それを信じたがるのかは
別にして。


More...

http://www.23ch.info/test/read.cgi/books/1245769597
-------
252 :無名草子さん:2009/06/25(木) 08:27:27
>私の経験で言うと、金を払って買った段階で、何か安心してしまい、読まないままになる本が極めて多いのである。

結論:まともに読んだ本なんてそんなにありませんよっと。
へたすりゃペリー・ローダンも読んでないんじゃないかね。エヴァは見ずに文句言ってたみたいだけど、
ガンダムもまともに見たことなさそうだったし、もしかしてヤマトだって通しで見てないかもしれない。


265 :無名草子さん:2009/06/25(木) 09:37:19
>>252
ヤマトのファンクラブ話は耳タコだけど、ヤマトというアニメのどこがいいのか、何か書いたことあったっけ?

270 :無名草子さん:2009/06/25(木) 09:44:40
>>265
ヤマトを馬鹿にした事はあるけど、誉めた文章はまだ見たことが無い

273 :252:2009/06/25(木) 09:46:57
>>265
唐沢がSFやアニメで具体的な感想を述べてるのは寡聞にして知りませんが、高校のときの
エピソードにある「エロ話」で古代・雪・佐渡と出てきたので最低限キャラを知るくらいは見て
たんだろうな…と。

280 :無名草子さん:2009/06/25(木) 09:53:08
>>273
島とか真田とか沖田とか・・・・
つーか、ホントにこの人は物語の具体的なエピソードを語らないよね
語ってる場合はたいていWikipediaに書いてあったりw

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