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2009.06.10 (Wed)

現在のエジプトでは結婚のためには高額な結納金が必要

『トンデモ一行知識の逆襲』 P.125 (表題)

最古の結婚証明書は紀元前五世紀頃の遺跡から見つかったもので
パピルスに次のように書かれていた。「健康な十四歳の少女と牛六頭
を交換する」。


×結婚証明書 ○結婚契約書

「紀元前五世紀頃」というのも多分ガセで、古くても紀元前四世紀頃と思われる。

「健康な十四歳の少女と牛六頭を交換する」と書かれた書類のことを、「新郎新婦が
サインする結婚の証明書」である結婚証明書というのは無理がある。

http://wedding.dictionarys.jp/結婚証明書.html
>結婚証明書
>教会式や人前式で、新郎新婦がサインする結婚の証明書。日本では特に証明書自体
>に法的な効力はなく、いわば儀式・演出のひとつで、記念の品としても人気がある。キ
>リスト教会式では神に婚約を誓い、新郎新婦と牧師がサインするのが普通。アメリカ
>などでは、これが公式な書類となり、役所でも通用する。
〈略〉
>フォーマットは、ホテル・式場内のチャペルにて教会式で行なう場合は、会場側が用意
>してくれている。人前式の場合は好きなものを用意するカップルが多い。ペーパーアイ
>テムのショップで多彩なデザインの結婚証明書を取り扱っている。


「牛六頭」とあるから結納みたいなものかとも思ったが、これも少々違うようだ。結納の
起源は平安時代の皇太子、中国の「礼記」など諸説あるが、紀元前のエジプトとは
いわれていない。結納自体、結婚にともなう儀式の一部または婚約のしるしではあって
も、結婚そのものの証明とはいいにくいし。

http://wedding.dictionarys.jp/結納.html
>結納の起源は約1,400年前の平安時代に遡る。仁徳天皇の皇太子(後の履中天皇)
>が羽田矢代宿禰の娘の黒媛を妃とされた際に納菜(絹織物・酒・肴)が贈られたと、
>日本書紀に記されており、これが結納の最古の記述とされる。
〈略〉
>3.中国の「礼記」の中に、婚礼に先立って行わなければならない儀礼として、納采(の
>うさい)・問名(もんめい)・納吉(のうきち)・納徴(のうちょう)・請期(せいぎ)・親迎(し
>んげい)の六礼がある。中でも納采は、媒酌人をもって婚姻の意思を通じさせた後に、
>男家から女家へ贈り物をして挨拶を行うもの。納徴は男家が嫁取りの代償として女家
>へ金品を贈り、婚約成立の証とするもの。これらの六礼が、日本の似通った習慣と結
>びつき、日本語に変化したものが結納の由来。


んで、古代エジプトのパピルスに書かれていたものは、下の引用のように「結婚契約書」
といいうべきだろう。プトレマイオス朝時代のパピルス文書には、裁判の記録や遺言書
など諸々の書類があるとのこと。

http://homepage2.nifty.com/t-nakajima/column50.html
>パピルス文書(パピルスもんじょ)
> パピルス草から作られたパピルス紙(単にパピルスともいう)に記された文書。パピル
>ス紙は羊皮紙、粘土板とともに古代における重要な筆記素材であった。
>〈略〉量的に最も多いのはプトレマイオス朝時代に記されたものを中心とするギリシア
>語文書で、これには哲学書、史書、文学作品、法令、裁判の記録、税務関係書、結婚
>契約書、遺言書などが含まれ、その中にはギリシア史研究に新しい光を与えた、新発
>見のアリストテレスの《アテナイ人の国制》のようなものもある。〈略〉(以上、世界大百
>科事典から)。


http://www2.plala.or.jp/Lian/bookindex/kenbunroku/4daibunmei/egypt.htm
>ボーデ博物館(ドイツ)の大エジプト展
>〈略〉
>契約書などの文書:2点(結婚契約書・裁判の記録)


- http://ja.wikipedia.org/wiki/ベルリン美術館

唐沢俊一の書いているように「牛六頭を交換」すると書かれているものがあるかどうかは
不明だが、「十四歳の少女」が結婚契約書に登場するのは、あり。ただし、プトレマイオ
ス朝の頃の話なら、唐沢俊一のいう「紀元前五世紀頃」というのは、なし。

http://www.geocities.jp/kmt_yoko/QandA-1.html
>E. リュデケンスの調査によると、プトレマイオス時代の結婚契約書から、女性は12~
>14歳ぐらいで結婚したことが知られています。


http://ja.wikipedia.org/wiki/プトレマイオス朝
>プトレマイオス朝は、古代エジプトのヘレニズム王朝(紀元前306年 - 紀元前30年)。

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