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2009.05.17 (Sun)

羚羊角 (レイヨウカク) の方がワシントン条約との関係が深そう

『トンデモ一行知識の逆襲』 P.184

他に、牛黄、麝香などの高貴薬も含まれているが、これら動物性の成分は
ワシントン条約以降、安定した供給があやぶまれており、今後の成り行きを
見守りたいところだ。


ワシントン条約で規制されるのは「希少な野生動植物の国際的な取引」。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ワシントン条約
>絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ぜつめつのおそれの
>あるやせいどうしょくぶつのしゅのこくさいとりひきにかんするじょうやく、英:
>Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and
>Flora)とは、希少な野生動植物の国際的な取引を規制する条約である


昔の救心に含まれていたという「ヒグマなどの胆嚢を乾燥した熊胆(ユウタン)や、サイ
の角から採れる犀角(さいかく)」は、このワシントン条約の採択により、「動物胆(ドウブ
ツタン)や羚羊角(レイヨウカク)など」に置き換えられた。

http://www.suginamigaku.org/madein/06/01.html
>オスの麝香鹿の麝香腺分泌物・麝香(ジャコウ)、ウシの胆のう中に生じた「結石」を
>乾燥させた牛黄(ゴオウ)、
〈略〉
>1973(昭和四八)年3月3日に採択されたワシントン条約(「絶滅のおそれのある野生
>動植物の種の国際取引に関する条約」)により、発売当時『救心』に使用されていた
>ヒグマなどの胆嚢を乾燥した熊胆(ユウタン)や、サイの角から採れる犀角(さいかく)
>などは、動物胆(ドウブツタン)や羚羊角(レイヨウカク)など同等の効果があるものに
>代替された。


で、「牛黄、麝香などの高貴薬」のうち、麝香は「ワシントン条約以降、安定した供給が
あやぶまれており」という表現もまあわかるとして、牛黄の方はどうかなあと思う。

前述の通り、ワシントン条約は「野生動植物」が対象なので、ジャコウジカを飼育して
継続して麝香を摂取する分にはかまわない。ただ、「天然品が潤沢に採れるよう」な
「ジャコウジカの人工飼育や繁殖法」は現在研究されているところで、まだ「商業的な
需要を満たすには遠く及ばない」ような状況のようだ。

対して、「ウシの胆のう中に生じた『結石』を乾燥させた牛黄(ゴオウ)」が入手困難に
なり価格が高騰している理由は、救心のサイトの説明によると、「衛生環境の整備され
た牧場が多くなったため、更に胆石持ちの牛が少なく」なったためとのこと。牧場で飼わ
れている「胆石持ちの牛」からとっているなら、野生動植物が対象のワシントン条約は、
関係ないのではないかと。

http://www.kyushin.co.jp/about/syoyaku02_1.html
>ジャコウはこのように永く香りを留め、また他の香科の香りを保つ力があり高級な香水
>にはなくてはならない成分ですが、最近では合成品に置き換えられています。しかし
>ながら合成品は天然ものには及ばないといわれており、また、合成されたジャコウの
>香りであるムスコンのみでは医薬品としても利用できないため、天然品が潤沢に採れ
>るようジャコウジカの人工飼育や繁殖法が研究されています。


http://ja.wikipedia.org/wiki/麝香
>麝香の採取のために殺されたジャコウジカはかつては年間1万から5万頭もいたとされ
>ている。 そのためジャコウジカは絶滅の危機に瀕し、絶滅のおそれのある野生動植
>物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)によりジャコウの商業目的の国際
>取引は原則として禁止された。 現在では中国においてジャコウジカの飼育と飼育した
>ジャコウジカを殺すことなく継続的に麝香を採取することが行なわれるようになってい
>るが、商業的な需要を満たすには遠く及ばない。 そのため、香料用途としては合成香
>料である合成ムスクが用いられるのが普通であり、麝香の使用は現在ではほとんどな
>い。


http://www.kyushin.co.jp/about/syoyaku03_1.html
>牛黄をもった牛は千頭に一頭といわれ、最近では衛生環境の整備された牧場が多く
>なったため、更に胆石持ちの牛が少なくなり、市場での価格は中級品でさえ一グラム
>千数百円と、ほとんど金の価格に近づいています。


その他参考 URL:
- http://www8.cao.go.jp/jyouhou/tousin/h16-12/569.pdf

関連ガセビア:
がまの油が同じでもねえ……の救心と長命丸
早漏防止なんて試していないんでしょう、唐沢俊一先生?
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