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2009.05.11 (Mon)

『B級学』にも『とても変なまんが』にも東海林さだおは出てこないみたいだけど

「裏モノ日記」 2005年 02月 15日(火曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary20050215000000.html

 週刊現代(月イチ連載はじめたので毎号送ってくる)に東海林さだおが
長期連載している(今週で1763回)漫画『サラリーマン専科』で、会社で
若いオタクぽい社員が遅刻の言い訳を田口トモロヲのこのナレーション
口調でやって、上司が
「プロジェクトX風じゃなくふつうに話しなさい」
 と叱る、というオチのものがあった。ところがこれが、どうにも笑えない
シロモノであった。『プロジェクトX』で言い訳をするという設定が、設定
だけでギャグになってないし(そうするとつまらぬ理由が美談に聞こえて
みんな納得してしまう、というようなオチが欲しい)、なにより、その部下
の台詞がこうなのである。
「起きたのがすでに九時近かった。それには理由があった。昨夜電話が
鳴った。夜の二時だった。谷口は名古屋に叔母がいた。八十七歳だった。
叔母が危篤だという電話だった」
 一読しておわかりのように、『プロジェクトX』のナレーションのマネなら
小学生でもやるだろうという、あの助詞の省略(「山田、決心した」という
やつ)をやっていない。アレ? と思ったものだ。
〈略〉
「東海林さだおも老いたなあ」
 というのが読んでの寂しい感想であった。『アサッテ君』くらいしか知ら
ない世代にとってはこの人はただのつまらぬロートル漫画家であろうが、
かつて70年代、この人の『新漫画文学大系』を読んで、これこそオトナの
ナンセンスの頂点、と感服し、徹底分析した評論もどきを書き上げたことが
ある身にとっては寂しいのである。〈略〉ことに登場人物たちのセリフのいち
いちが、ナンセンスにもかかわらず妙なリアリズムを持っているところが凄く、
それは表現の工夫につながって、個性的表記をいくつも生みだしていた。
(例えば“悔しい”を“グヤジー”と表記するのは彼の発明)、それは日常の
観察眼(この場合観察耳、か)の鋭さによるものだということが伺えた。あの
赤塚不二夫が
「ギャグ漫画の善し悪しはセリフのリズム感でわかる。いま、一番セリフが
面白いのは東海林さだお」
 と認めていたくらいで、それが正しかったのは、後に漫画以外の仕事でも
『ショージ君のさあ! 何を食おうかな』『タコの丸かじり』などのエッセイ分
野で一時代を 築いたことでもわかる。 その人が、こんな気の抜けたような
ギャグで、こんな初歩的なミスをするとは。やはり、これだけの才人であって
も、年齢にはかなわないのかなあ、という思いと、やはり70近くなって(今年
で68)ずっと同じ世界(平サラリーマンもの)を描き続 けるのは無理がある
なあ、と、自分の将来を鑑みて思う。
 作家、ことに現代風俗を描く作風の作家はすべからく、年齢と共に、その
年齢が描いて無理のないものにと、描く対象をずらしていくべきなのでは
ないかと思った。

http://s03.megalodon.jp/2009-0511-0038-45/www.tobunken.com/diary/diary20050215000000.html

×『新漫画文学大系』 ○『新漫画文学全集』
×『ショージ君のさあ! 何を食おうかな』 ○『ショージ君の「さあ!何を食おうかな」』

「新漫画文学全集」というタイトルの由来については、以下に引用するインタビュー記事
あり。

http://www.bunshun.co.jp/pickup/shojikun/shojikun.htm
>――『ショージ君の漫画文学全集110選』は、いままでの「新漫画文学全集」の作品
>からご自分で選んだベスト版ですね。
>東海林 そう。文春の文庫全六巻の中から僕が選びました。これは一番最初は「週刊
>漫画タイムズ」に連載されていたものです。あれは昭和四十四年ぐらいで、僕がまだ
>三十代の初めの頃だったよね。
〈略〉
>――「新漫画文学全集」というタイトルは、いかなる発想からつけたんですか。
> 東海林 やっぱりパロディでいこうと思ったんです。文学がどうっていうより、タイトル
>だけもらって考えるほうが、やりやすい。いまは絶版になったものが多いけど、昔の
>文庫本の巻末には、東西の名作の名前がズラッと並んでたよね。志賀直哉だとか
>夏目漱石だとかシェイクスピアって。そこから拾っていけばいいやと思いついたの。
>――あの時代はまだ文学全集ものが盛んでしたからね。
> 東海林 そう。いまと違ってまだ権威があって、「世界の文学」やら「日本の文学」を
>ドンと本棚にそろえておくのは、教養人として大事なことだったんです。俺は馬鹿じゃ
>ないんだぞ、本棚を見てくれと。


「徹底分析した評論もどきを書き上げたことがある身」と自ら書いている唐沢俊一が、
このタイトルの中の「文学全集」を見事に間違えるというのは、さすがにかなり恥ずか
しいことなんじゃないかと思う。

2ちゃんねるのスレへの書き込みにあったように (Read More 参照)、「山上たつひこの
喜劇新思想大系』とごっちゃになってるのでは」ないかと。それにしても、すごいマッシュ
アップ (←全然違う)。

『ショージ君のさあ! 何を食おうかな』は、「」が抜けているだけならともかく、「さあ!」
の後ろの全角スペースのせいで、どこが文 (というかタイトル?) の切れ目なのか、わかり
にくいところがポイント低いと思ったので、これも間違いにカウントさせていただくという
ことで。だって、「ショージ君のさあ!」だと、「ショージ君のさ、」の強調みたいだもん。

http://www.amazon.co.jp/dp/B000J7TZAK
>ショージ君の「さあ!なにを食おうかな」 (1981年) (文春文庫) [古書] (文庫)
>東海林 さだお (著)


それにしても、「つまらぬ理由が美談に聞こえてみんな納得してしまう、というようなオチ
が欲しい」とか、「あの助詞の省略(『山田、決心した』というやつ)をやっていない」とか
いう唐沢俊一の妙なワガママにより、「東海林さだおも老いたなあ」だの、「こんな初歩的
なミスをするとは」だの、好き放題書かれる東海林さだおも、気の毒なものである。

それも著書のタイトルまで間違えられて……。




More...

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1241459784/773n-
-------
773 :無名草子さん:2009/05/08(金) 16:45:48
「裏モノ日記」2005年02月15日(火曜日)
http://www.tobunken.com/diary/diary20050215000000.html

>「東海林さだおも老いたなあ」
> というのが読んでの寂しい感想であった。

>『アサッテ君』くらいしか知らない世代にとってはこの人はただのつまらぬ
>ロートル漫画家であろうが、かつて70年代、この人の『新漫画文学大系』
>を読んで、これこそオトナのナンセンスの頂点、と感服し、徹底分析した
>評論もどきを書き上げたことがある身にとっては寂しいのである。

774 :無名草子さん:2009/05/08(金) 16:50:34
新漫画文学大系? 知らねえなぁ。
新漫画文学全集だったら読んだことあるけど。


775 :無名草子さん:2009/05/08(金) 17:02:29
>>774
多分、山上たつひこの『喜劇新思想大系』とごっちゃになってるのでは?
「徹底分析」ねえ・・・

『新漫画文学全集』は小学生の頃読んだな。

776 :無名草子さん:2009/05/08(金) 17:16:06
エッセイは抜群だけど漫画は今いち。
もう誰も悪口言えない状態になっちゃってるけど。
サラリーマン経験もなく70歳も超えて、
架空の世界としか思えない世界観+70年代あたりのステレオタイプの
モテない若サラリーマン漫画をいまだに連載している奇跡の人。

777 :無名草子さん:2009/05/08(金) 17:30:23
>作家、ことに現代風俗を描く作風の作家はすべからく、年齢と共に、
>その年齢が描いて無理のないものにと、描く対象をずらしていくべき
>なのではないかと思った。

つまり、パンクバンドのことを「パンクロッカーバンド」と書くような?

778 :無名草子さん:2009/05/08(金) 17:40:41
唐沢なんかも、まっとうな社会人の経験皆無のクセにサラリーマンの話を書いたり
って、それ以前にオタク経験もないクセに....

779 :無名草子さん:2009/05/08(金) 17:41:49
>これこそオトナのナンセンスの頂点、と感服し、徹底分析した
>評論もどきを書き上げたことがある身にとっては寂しいのである。

是非読んでみたいものである。

780 :無名草子さん:2009/05/08(金) 17:55:19
大学生の経験すら怪しい...

781 :無名草子さん:2009/05/08(金) 18:02:17
キャンパスライフ経験など皆無なのである。
普通に働いた経験も、ないんである。
黒のビキニパンツに白衣を羽織り、薬局の地下で筋トレにはげんでいただけなのである。
トテキモなのである。

782 :無名草子さん:2009/05/08(金) 19:24:16
>>781
それすら誰かの経験丸パックンの可能性が…

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