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2011.10.30 (Sun)

緑の怪物は緑がお嫌い?

2011 年 10 月 30 日 11:45 からの日テレ『スクール革命』

http://www.ntv.co.jp/s-kakumei/onair/111030.html
>子ども用の商品に???を使うことが大ヒットのカギ

>模範解答.赤・青・黄色
>解説
>・子供は色彩認識能力が低いので、赤・青・黄色のような原色を好む
>・LEGOなどの子供向けおもちゃには,原色を使ったものが多い

>その他の色の法則
>・「赤」 :食欲を誘う色だと言われている。ファーストフード店の看板に多い
>・「ピンク」 :エイジングケアに効果があると言われる色。
>      女性ホルモンの分泌を活性化するとも言われている。

>★お仕事で役に立つ法則
>Q.居酒屋店は、???の近くに出店すると繁盛しやすい
>模範解答.ライバル店
>解説
>・同業種が集まるところに店を出す方が賑やかで集客しやすい
>・何も情報がない所で市場調査するより、
>  競合店から利用客を奪う作戦を練る方が確実
>・ただし、ライバル店に負けない強みがないとダメ

>派生情報
>■系列店は同じビルに出店する
>  ⇒繁忙期になった際にお互いに助けあえるから
>   系列居酒屋やカラオケが複数入ってるビルがあるのはこの理由から


これ、唐沢俊一が出演するとは知らなくて、たまたまチャンネルを合わせたらやっていた
(そのため、これより前の分は直接は聞いていないんだけど)、「模範解答.赤・青・黄色」
で「LEGOなどの」というのは、あんまりじゃないかと思った。

「子供向けおもちゃには,原色を使ったものが多い」という文脈での「原色」には、緑なども
はずしてはいけないと思う (少なくとも LEGO の場合は) が、唐沢俊一は、光の三原色で
あろうが何だろうが、原色というと「赤・青・黄色」とする人だからなあ……(ここを参照)。
「???」に入れるのは、なぜ「原色」ではいけなかったのかと疑問。

参考:
- http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:Lego.jpg
- http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:LEGO-01.jpg

なお、以下のリンクを見ればわかるように、現在販売されている LEGO には、オレンジや
黄緑もあれば、白,黒、茶色もある。

- http://www.happinetonline.com/NASApp/mnas/MxMProduct?Action=prd_detail&KIND=0&SHOP_ID=1&PRODUCT_ID=5702014518032

http://stud-and-tube.com/Knowledge/Color/index.html によれば、LOGO の基本色
は、白、黄、赤、青、緑、灰色、濃い灰色、黒ということになる。

ところが、日本語版 Wikipedia によると、なぜか緑は基本色から外れていて、「レゴ社は
長年、〈略〉緑色のブロックを作らなかった」ということになっている。「赤・青・黄色」にして
緑がないようにテレビでいっていたのは、このせいかもしれない。

http://ja.wikipedia.org/wiki/レゴ
>レゴブロックにおける一般的な基本色は、赤、黄、青、黒、白、灰色である。1990年代
>から徐々に他の色も多用されるようになり、現在では濃灰色や緑色、砂色、茶色なども
>多く見ることができ、透明のブロックもある。レゴ社は長年、戦車や軍用機を作るのに
>使用されて、レゴ社自らが戦争を推奨しているかのように見られてしまうのを恐れ、緑
>色のブロックを作らなかった。しかし、さまざまな中間色のブロックや近世の銃器がセッ
>トに含まれている現在では、こうした懸念は過去のものとなっている。


しかし、上に引用した記述は結構謎で、英語版 http://en.wikipedia.org/wiki/Lego には
該当する箇所はない。http://en.wikipedia.org/wiki/History_of_Lego の方にある最初期
の LEGO の画像: http://en.wikipedia.org/wiki/File:Legoland_creation_centre_6.png
には、緑色も使われている。

推測だが、http://www.brickiwiki.com/page/Lego+Color+Chart を見るかぎりでは、原色
の Green は 1957 年から使用されているようだが、Lime などは 1980 年代になってから
で、Dark Green のように「戦車や軍用機」に向いてそうな色は 2003 年から。このことが
日本語版 Wikipedia の記述の元になったのではないか。


で、「唐沢俊一検証blog」の「宇宙の法則が乱れる!」には、「唐沢俊一が紹介する必要
のないネタだよなあ」と書かれていて、その通りだとしか……。

自分は、「居酒屋店は、ライバル店の近くに出店すると繁盛しやすい」のネタをやっていた
ときに、「ただし、ライバル店に負けない強みがないとダメ」のところで、テレビの前でマジ
でコケた。それができれば苦労はしないだろうというか、確かにそれならライバル店の近く
がよいかもしれないが、しかしそれは何もいっていないに等しいのではないかと思ったり。

一方、「系列店は同じビルに出店する」ネタの方は、なるほど繁忙期にお客や従業員や
食材の融通がきくから便利よねと、へぇ~ボタンを押したくなったけど、そういうよいネタに
かぎって (?)、唐沢俊一ではなく劇団ひとりに割り振られるみたいなんだよなあ。それとも
話術の差とか説明の上手下手の問題なのか。


ええと、順番が前後するけど、色関係のネタに戻ると、「赤は食欲をそそるからファースト
フードの看板によく使われる」の方は、よく聞く話として、「ピンクはエイジングケア」だの
「女性ホルモンの分泌が活発になるからお肌ツヤツヤ」だのと唐沢俊一が言い出したの
には、あれっと思った。聞き違えでなければ、「色彩心理学」がどうこうとも唐沢俊一は
言っていたような。

あれっと思った理由は、最近は「ピンクには人を落ち着かせる効果がある」の方ではなく、
エイジングケアに女性ホルモンの方が流行なのかと思ったことがひとつ。

http://unkar.org/r/dqnplus/1197781846 (改行は変更あり)
>独房内の壁面をピンクに塗り替えたいのです……そう保安官に提言されたとき、
>刑務所の管理責任者ディー・サンディーさんは最初冗談だと思った。
>しかし保安官は真剣だった。

>チャールズ・コックス保安官は「ピンクには人を落ち着かせる効果がある」と主張、
>マイアミ郡の刑務所でこれまでクリーム色だった独房内の壁面がピンクに塗り替え
>られることになったという。

>このため、サンディーさんは青色だった監獄の縦棒を紫色にすることも決定した。
>同刑務所には現在男女受刑者111名が収容されている。

> 「色には精神的、肉体的に何らかの影響をもたらす効果がある」と、これまで研究者ら
>が発表しているため、心を落ち着かせる効果があるとされるピンクが国内多くの刑務所
>で採用されている。

>アリゾナ、テネシー、そしてテキサス州でも以前に同様の塗り替え作業が行われた。
>しかし昨年、ミズーリ州カンザスシティの警察当局はピンクを廃止して独房内をグレー
>にしている。
>その理由について刑務所関係者は「効果がはっきり分からなかった上、ピンクの壁は
>看守らがイライラする原因となっていたため」と発表している。

>ソース:エキサイトニュース
> http://www.excite.co.jp/News/odd/00081197769870.html
〈略〉
>6 :オレオレ!オレだよ、名無しだよ!!:2007/12/16(日) 15:14:49 0
>ピンクは女性ホルモンの分泌を促すらしいけど
>囚人も看守もみんなでおかま化www


それと、以前から色にまつわるガセビアを多数発表し、「色彩言語学」とかわけのわから
ないことを書いていた (ここを参照) 唐沢俊一のいう「色彩心理学」って、どういうもんだろう
というのが、もうひとつ。

唐沢俊一の「色」関係ガセビア:
ヨーロッパでは黄色は裏切り者の色
十種類どころか十六種類の色覚細胞
ウグイス色はウグイスの色
失礼だな! ブッシュ大統領のネクタイの色についての真っ赤な嘘
イスラム教の喪の色は白にしろと誰が言い出したかは不明
一般家庭向けのホームシアター機器を購入した方がよかったのでは
クレパスが 24 色だったら神田川
「さて教育現場のみなさん、どうする?」なんていっている場合では……


で、まあ、「色彩心理学」については……ごめん……ちょっと怪しげじゃないかなあ、と。

以下に引用するように、卵巣ホルモンだ女性ホルモンだと書かれている資料はあるのだ
が、「だそうである」とか「と言われています」という記述のしかたが少し気になるし、医学
的根拠については、どうにもよくわからないのだ。

http://xsvx1023784.xsrv.jp/2007/11/post_1.html
>また、ピンクは卵巣ホルモンに働きかけて、ホルモンを分泌させ、脳に刺激を与えるの
>だそうである。健忘症などのいわゆるボケ防止にも、脳を刺激するという面では役に
>立つ。


http://health.goo.ne.jp/column/fitness/f002/0031.html
> さらに、ピンクは内分泌を活発にし、卵巣ホルモンの分泌を促すと言われています。
>女性ホルモンである卵巣ホルモンは、肌のうるおいやハリを保ち、若々しい美しい肌を
>つくる助けをしてくれます。そのためピンクは、色彩心理学では「若返りカラー」とも呼ば
>れます。ピンクの服を着たり、インテリアや小物にピンクを使うことで、心身ともに若返り
>の効果が得られるのです。
〈略〉
>【監修】 木下代理子先生 カラーカウンセラー、カラーセラピー研究所 所長


すぐ上の引用には「カラーセラピー」とあるけど、「色彩心理学とはカラーセラピーとほとん
ど同じような意味のもの」だそうで……。

http://www.hirakukokoro.net/001/002/
>色彩心理学といいますとその言葉を聞いただけでは難しそうと思われる方も多いかも
>しれませんが、色彩心理学とはカラーセラピーとほとんど同じような意味のものです。
>色彩によって人間の心理状態に与える影響というものは、想像以上に大きいもので、
>例えば青には鎮静作用があって意識の集中ができるようになり、赤には心理的に興奮
>したり高揚感を感じて精神の働きが活性化する働きがあるのです。


そして、大学には「発達心理学」はあるけど、「色彩心理学」というカリキュラムは存在し
なくて、学ぶならば「大学に行くよりも専門学校」という状況だそうで……。

http://www.hirakukokoro.net/001/008/
>色彩心理学に興味を持たれている方も多くなってきており、本格的に勉強してみたいと
>いう方もかなり増えてきています。色彩心理学という言葉でインターネットで検索する
>と、カラーコーディネートや発達心理学などのさまざまな分野のサイトがあり、色彩心理
>学はそのサイトの一部として紹介されていることが多くなっています。
>それらのサイトの多くは色の調査結果や自分に合う色の診断、色彩学の基礎などが
>中心となっており、学問としての心理学とは若干異なっていることが多くなっています。
>ですが、色彩が心理に影響するとはいっても、大変複雑なものがありイメージも固定化
>しずらいもので色彩心理学でも証明するのが難しくなっています。
>大学のカリキュラムの一つとして発達心理学というものはありますが、色彩心理学は
>それと同等な位置づけとしてではありません。色彩心理学の専門学校というのは何校
>かがあり、色彩心理学をより本格的に学んでみたいという方は、大学に行くよりも専門
>学校の方が更に深く学ぶ事ができるでしょう。
>日本色彩心理学研究所では色彩心理学の資格を作りましたので、正式な認知に向っ
>て動いているというのは明らかでしょう。人の心理との関係を探る新しい分野が登場し
>てきていますので、色彩心理学が確立されるという可能性は十分にあるといえますが、
>色彩心理学の本格的な研究が始まってからまだ十数年程しか経っていませんので、
>正式に認知されるまでにはまだまだ長い時間が必要となってくるでしょう。


さらに、下に引用の文章を読むと、「色彩心理学の本格的な研究が始まってからまだ
十数年程しか経っていません」どころか、2011 - 2003 = 8 という計算では、まだ 8 年
ということで。

http://www.nihon-shikisai-shinrigaku.com/about_toha.html
>色彩心理学は2003年にAmerican Graduate School(現Green Leaf University)(米・
>ミズーリ州)において、一人の日本人である高橋佳子(Yoshiko Takahashi)がその博士
>号(Ph. D.)を取得したことによって、学問としての歴史を歩み始めました。色彩心理学
>は、色彩と人間の関係性を心理学的に解明する学問です。各色の根源的な性質や特
>質、それらと"イメージ"、"自我"、"魂"、"意識"、"無意識"といった心の諸要素との
>連関などを主として研究しています。
>色彩心理学には、晩年に色彩を研究し、それが最も偉大な仕事であったと言い残した
>ゲーテ(Johan Wolfgang von Goethe[1749-1832])を初めとし、東洋では空海
>[774-835]、そして、心理学の中でも分析心理学や深層心理学などのイメージを扱う
>心理学を研究した、ユング(Carl Gustav Jung[1875-1961])、フロイト(Sigmund Freud
>[1856-1939])、アドラー(Alfred Adler[1870-1937])など、偉大な先人たちの智恵が息
>づいています。


そして、「"魂"」に「ユング」ときたところで、自分の心はポキリと折れました、と。


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