2010.02.26 (Fri)
唐沢俊一の担当編集などについての、あまり偏執的ではないリスト
何か榎本統太という人関連で2ちゃんねるのスレが盛り上がっていたが (Read More
参照)、その中の「検証範囲が担当編集者全般に広がり」うんぬんに興味をひかれた
ので、わかる範囲で情報を並べてみるテスト。といっても、ごく一部の本についてのみ。
ベースにしているのは、本の奥付、前書きや後書き、『古本マニア雑学ノート 2冊目』の
「唐沢俊一 ビブリオグラフィ」、裏モノ日記などである。
まあ、詳細は以下を参照していただくとして、唐沢俊一とアスペクトとは 1995 年の
『ガメラを創った男』からの付き合いのようだし、2001 年の裏モノ日記によると、担当者
は「K田くん、K瀬さん」であり、榎本統太という人ではない模様。
ただ、「週刊アスキー」上での連載が、『裏モノの神様』として 1999年 12月にイースト
プレス社から発売、重複コラムなしのもう一冊がアスペクトから『ウラグラ! ベスト・オブ・
裏モノの神様』として 2002 年に出版という、わかりにくい出し方になった理由は気に
なったり。
その他、『古本マニア雑学ノート 2冊目』の「ビブリオグラフィ」などから、わかること:
・原稿の遅さは初の新書書き下ろしの 1990 年から
・出版社の社長の名前を出すのが好きらしい
・愚痴と言い訳混じりで、いずれ完全版をとか書いているのが目につく
--------
『ようこそカラサワ薬局へ』 (徳間書店、1990年2月)
編集: 不明。『古本マニア雑学ノート 2冊目』の P.230には「編集担当のS氏」とある。
> 徳間書店の今はなき雑誌『少年キャプテン』で仕事をしているとき、担当のO氏が
>「唐沢さんがいつもしゃべっているクスリのウンチクって面白いから、本、書いてみた
>らどうですか?」
>と言って、書籍部の人を紹介してくれた。ヒョウたんから駒の話で、大変うれしかった
>ことを覚えている。新書書き下ろしは初めての経験で、編集担当のS氏には本当に
>迷惑をかけた。さっぱり進まぬ原稿に腹を立てた彼は、
>「今日は僕、原稿もらうまで泊まり込ませてもらいますから」
> と言ってやってきた。
〈略〉
>1万7000部刷って、売れたのが3000部程度というヒサンな状況だった。それ以来、
>いまだに徳間書店は僕の本を出してくれない。
『近未来馬鹿』 (青林堂、1990年)
編集: 不明。『古本マニア雑学ノート 2冊目』の P.230には「担当のYくん」とある。
> 雑誌『ガロ』『平凡パンチ』『漫画サンデー』などに弟の唐沢なをきと組んで発表
>した作品をまとめたもの。青林堂の長井勝一社長は、こういうパロディっぽいギャグ
>マンガに対し批判的で、出版に反対していたそうだ。担当のYくんがそれを押し切っ
>て出版してくれ、幸い好評を得た。長井氏はYくんに、
>「こんなに売れるとは思っていなかった。僕が間違っていた。すまん」
> と頭を下げたそうである。Yくんからこの話を聞いて長井氏の男らしさに、ちょっと
>感動してしまった。
『ガメラを創った男』 (アスペクト、1995年)
編集: 不明。『古本マニア雑学ノート 2冊目』の P.225 には「F氏から依頼」とある。
> これも昨年の暮れに、大映の企画部で「ガメラ復活委員会」の一員のF氏から
>依頼されてとりかかった仕事。いわば食べるために引き受けた本だったが、いざ
>お会いしてみると、湯浅監督の人間的魅力にすっかりハマってしまった。
> ところが、その分、本をまとめることにむちゃくちゃな苦痛を感じる仕事になった。
>こういう評伝は、その本人の語る材料を、著者がある程度自在に取捨選択して、
>本としての結構を決めねばならない。つまり、ある程度非情に、本人の意向を無視
>した部分がなければ、著作というのは中途半端になる。そのスタンスが、僕の中で
>分裂してしまったのだ。結果、僕にとっても湯浅監督にとっても中途半端な出来の
>語りおろしになってしまい、監督には本当に申し訳なく思っている。これも、いずれ
>完全版を出したい一冊。
『薬の秘密』 (翔泳社、1995年)
編集: 不明。『古本マニア雑学ノート 2冊目』の P.226 には「編集者のS氏」とある。
> もとは学研の科学雑誌『ウータン』に2年にわたって連載していたもの。オール
>カラーでビジュアル中心、これで本にまとめることはまず不可能と思っていたのだ
>が、当時翔泳社にいた編集者のS氏が人間業とは思えぬ編集の腕を見せ、見事に
>まとめてくれた。S氏とはそれですっかり意気投合してしまい、その後の出版企画も
>立てていたのだが、ちょっと事情があって彼が翔泳社を退社してしまい〈以下略〉
『現代ヘアーの基礎知識』 (同文書院、1995年)
編集: 不明。『古本マニア雑学ノート 2冊目』の P.226 には「後半はほとんど編集部の
E氏がまとめてくれた」とある。
> これは持ち込み企画本で、某育毛研究所の宣伝用の本を出したいのだが、それ
>だけでは誰も読んでくれないと思うので、髪の毛に関するエッセイを書き足して、
>雑学本の体裁にしてくれないかと依頼されたもの。最初はM新聞社のムックで出す
>予定だったが、いろいろとトラブルがあり、最終的に同文書院からの発行となった。
>若手のライターたち、イラストレイターたちと組んで仕上げたが、後半のヨイショ記事
>がつらく、やる気がなくなって途中で放り出してしまい、後半はほとんど編集部の
>E氏がまとめてくれた。申し訳なく思っている。ただし、出来の評判はよく、版を重ね
>たようである。
・『育毛通』にまつわる疑惑。
『古本マニア雑学ノート』 (ダイヤモンド社、1996年3月)
編集: 長井弘勝 (『古本マニア雑学ノート 2冊目』 P.9 の「前著に引き続き〈略〉ダイヤ
モンド社の長井弘勝氏」との記述より。なお、『古本マニア雑学ノート 2冊目』の P.225
には、この本について、「本書の正編である。サラリーマン評論家の植木不等式氏に
ダイヤモンド社を紹介してもらった」と、現在は朝日新聞出版の (?) 木元俊宏の関与を
思わせる記述もあるのが興味深い。
『トンデモ怪書録』 (株式会社光文社、1996年8月30日)
編集: 不明。ただし、単行本の担当編集は明記されていないが、雑誌連載時の担当に
ついて、「収録した文のほとんどは、桃園書房『小説CLUB』に連載しているエッセイ、
『脳天気博覧狂気会』の原稿('93年5月号から'96年7月号掲載)に加筆したもので
ある。こんなに長く続く連載とは僕自身思ってもいなかったが、すでにここでの連載も
四年目に突入し、担当者も三人目を数える。小林純子、伊藤拓示、村田六津雄の
各歴代担当編集者の皆様、ことに最初に連載の話を持ってきてくれた初代の小林純
子女史に深く感謝する次第である」と P.218 に書いている。
『星を喰った男』 (株式会社早川書房、1996年9月10日)
編集: 不明。「『星を喰った男』の著者が唐沢俊一というのは文庫版の嘘だとしか」の
エントリーにも引用した「著者データを統一するための早川書房からの要望」。これを
言い出して、潮健児の“自伝”を「唐沢俊一編著」ということにして出版した早川書房の
担当者はぜひ知りたいところだが、『とても変なまんが』や『キッチュワールド案内』の
阿部毅か、『キッチュワールド案内』の雑誌連載時担当の塩澤快浩か、それとも彼ら
以外なのか不明。
なお、『星を喰った男』の問題については、ここの「潮健児著『星を喰った男』」以下の
リンクも参照のこと。
『トンデモ超変態系』 (二見書房、1996年12月)
編集: 不明。『古本マニア雑学ノート 2冊目』の P.224には「作家の館淳一氏の監修で
すでに翻訳作業が進んで」いたが、「監修を譲ってくださった」とある。
> 原書はブレンダ・ラブという女性の書いたものだが、2年ほど前に手に入れ、その
>内容の面白さをあちこちで宣伝したり、エッセイに書いたりしていた。どこかで翻訳
>させてくれないかと思っていたのだが、作家の館淳一氏の監修ですでに翻訳作業が
>進んでいると聞き、ちょっとガッカリしていた。ところが、その話を聞いた館氏が、
>「これは唐沢さんの名前の方が売れる本でしょう」と監修を譲ってくださった。感謝し
>てもしたりない。これは原著の3分の1程度の抄訳であるが、いずれ完全版を出した
>いとは思っている。
ちなみに、その館淳一による割と最近のツイート:
http://twitter.com/jun1_tate/status/8785874570
>またぞろ騒がれている唐沢俊一氏だが、盗作問題に関して初めて関連サイトを
>読んでみた。簡単なことだ。自分の文章に出典を記せばよかっただけの話。私は
>ネット上の雑文でも、なるべく「~によれば」と記すようにしている。氏はなぜかその
>習慣を身につけなかった。傲岸不遜と言われても仕方がない。
>9:11 AM Feb 8th via web
『唐沢俊一のカルト王』 (大和書房、1997年2月28日)
編集: 伊藤岳人 (同書の「あとがき」 P.237 に、「まったく、僕は仕事が好きなわりには
不精な人間で本がきちんと出るかどうかは担当編集者さんの上手な催促次第による。
大和書房の伊藤岳人氏の、催促の才能に感謝する次第である」と明記)
『アジアンコミックパラダイス』 (KKベストセラーズ、1997年5月)
編集: 不明。『古本マニア雑学ノート 2冊目』の P.223 には「『薬の秘密』を担当して
くれたS氏」とある。
> もと翔泳社で『薬の秘密』を担当してくれたS氏がKKベストセラーズ社に移り、
>ひさしぶりにコンビを組んで仕事をした。〈略〉アジアンミュージック関係の雑誌に、
>“この著者はアジア文化を理解していない”という真面目な批評が出たのには笑っ
>てしまった。そういう本じゃないことは読めばわかりそうなものなのにね。
ちなみに、上でいう「真面目な批評」に対し、『唐沢俊一のB級裏モノ探偵団』 P.110
~ P.111 あたりに真面目な反論を書いている唐沢俊一だが、ここではあくまで「笑っ
てしまった」である。
『トンデモ美少年の世界』 (株式会社光文社、1997年10月20日)
編集: 不明。同書にも、『古本マニア雑学ノート 2冊目』の「唐沢俊一 ビブリオグラフィ」
にも、特に情報はない。
『古本マニア雑学ノート 2冊目』 (ダイヤモンド社、1998年1月30日)
編集: 長井弘勝 (同書の前書き P.9 に「前著に引き続き、原稿の遅い僕の自宅まで
何度も無駄足を運んでくださったダイヤモンド社の長井弘勝氏の忍耐と根性」と明記)
『ジャパニーズ・フィギュア・アート・シーン 1998』
「発行: 株式会社 メイセイ出版 発売: 株式会社 柏プラーノ 価格:38,000 円+税」
「2000 年 4 月の『ジャパニーズ・フィギュア・アート・シーン』」のエントリーに引用した
唐沢俊一のニフへの書き込みによると、「編プロ激怒、だそうだが、あの写真集編集し
たのは、私の日記にもよく出てくる井上デザイン事務所」だそうだ。
・あーっとアートですかの『ジャパニーズ・フィギュア・アート・シーン 1998』
・2000 年 5 月の『ジャパニーズ・フィギュア・アート・シーン』
『トンデモ一行知識の世界』 (大和書房、1998年8月20日)
編集: 伊藤岳人 (同書の「あとがき」 P.221 に「前著『唐沢俊一のカルト王』に引き続い
てこんな酔狂な本を作ってくれた、大和書房の伊藤岳人氏」と明記)
・『トンデモ一行知識の世界』 間違い探し編
『B級学 マンガ編』 (株式会社海拓舎、1999年4月8日)
編集: 不明。ただし、同書の「あとがき」 P.284 には、「海拓舎代表の原田氏とは、
以前からオタク文化の総括本を出したいという話をしていたのだが、とりあえず、その
発端にマンガ論を持ってきてはどうか、という提案が、どちらからともなく持ち上がり、
この本に結実した形となった」との記述あり。同書の P.286 には、「最後になったが、
本書の製作に熱い情熱を注いでくださった海拓舎スタッフ、名代の早口である私の
しゃべりを見事にテープ起こししてくれた千々松洋子氏、講演を企画し、このような形
の本にすることを快諾してくれた東京大学表象研究会の皆さんに感謝したい」との
記述あり。
『トンデモ創世記2000』 (株式会社イーハトーヴ、1999年8月27日)
編集: 北田陽士、藤井晃一 (同書の奥付には「インタビュー&編集協力」として芝崎淳
の名前もある。また、志水一夫の「いずれにしろ、我々の意図通りに、読んで面白く、
持っていてそれなりに資料的な価値のあるものに仕上がってくれていたとしたら、それ
はもっぱら企画立案者でもある共著者の唐沢さんと担当編集者の北田さんや藤井さん
たちイーハトーヴ出版の皆さん、そして脱線話ばかりのテープをみごとに活字化して
下さった担当者・芝崎さんのお陰である」との文章も)。
『唐沢俊一のB級裏モノ探偵団』 (大和書房、1999年11月5日)
編集: 不明。他の大和書房の本と同様、伊藤岳人ではないかと推測できるが明記は
されていない。
『裏モノの神様』 (株式会社イースト・プレス、2000年1月1日)
編集: 倉田雅弘 (同書の「あとがき」 P.222 には、「単行本にまとめるにあたり、連載先
の『週刊アスキー』誌の担当である江本剛氏、イースト・プレス社の倉田雅弘氏に感謝
いたします」と明記)。
『とても変なまんが』 (株式会社早川書房、2000年4月10日)
編集: 阿部毅 (同書の P.185 に「最後になったが、連載時の担当と単行本化の両方
を受けもってくれた早川書房の阿部毅氏に感謝します」と明記)
・『とても変なまんが』というより、とても変な早川書房……
『トンデモ一行知識の逆襲』 (大和書房、2000年9月10日)
編集: 不明。他の大和書房の本と同様、伊藤岳人ではないかと推測できるが明記は
されていない。
・『トンデモ一行知識の逆襲』 間違い探し編
『笑うクスリ指』 (株式会社幻冬舎、2002年3月10日)
編集: 不明。ただし、「あとがき」 P.221 には「連載中はもとより、今回単行本にするに
あたっても大変お世話になった、株式会社ノーザンクロスの伊田行孝氏に感謝する」
との記述あり。裏表紙によると、同書は「発行 ノーザンクロス」で「発売 幻冬舎」。
・『笑うクスリ指』の使い回しとガセの豪快さにクスクスと
『ウラグラ! ベスト・オブ・裏モノの神様』 (株式会社アスペクト、2002年4月23日)
編集: 不明。 (裏モノ日記でいう「K田くん」か? 「K瀬さん」も打ち合わせに同席)。
http://www.tobunken.com/diary/diary20011226000000.html
> 3時半、時間割でアスペクトK田くん、K瀬さんと打ち合わせ。『裏モノの神様』
>単行本化の件。2月がちょっと単行本ラッシュなので、3月に出すのをいささか
>K田くん怖がっているが、私の場合は典型的な都市大型書店向き作家なので、
>それほどデメリットにはならないんじゃないかと思う。
『お父さんたちの好色広告』 (株式会社筑摩書房、2002年12月10日)
編集: 松本良次 (同書の「文庫版あとがき」 P.236 に、「元本の編集にたずさわって
くれた中西如さん、文庫化に際してお世話になった松本良次氏」との記述あり)。
なお、同じく「文庫版あとがき」には、「この本は最初ぶんか社からムック形式で発行
された。当初はカルトカルチャーブックスという名目でシリーズ化の予定であったが、
いくつかのアクシデントと関係者のトラブルで隔絶し」との記述もある。「元本図版写真
を出版社が紛失するという信じられない事態」との記述もまたあるが、この出版社とは
文脈からいって「ぶんか社」ということでよいのだろうか。
『キッチュワールド案内』 (株式会社早川書房、2002年12月23日)
編集: 阿部毅 (同書の「前書き」 P.13 に「雑誌連載時の担当をしてくれた塩澤快浩
氏、単行本編集でご苦労された阿部毅氏」と明記)。
『裏モノ日記』 (株式会社アスペクト、2003年8月)
編集: 不明 (裏モノ日記でいう「K田くん」か?)
http://www.tobunken.com/diary/diary20030910000000.html
>アスペクトのK田くん来て、『裏モノ日記』販売の準備。
『切手をなめると、2キロカロリー』 (株式会社サンマーク出版、2003年11月20日)
編集: 不明 (裏モノ日記でいう「Tさん」か?)
http://www.tobunken.com/diary/diary20031113000000.html
>著者インタビューをサンマークのサイトに載せるというので、Tさんの質問に答える
>形でしばらく話す。
そのサンマークの http://www.sunmark.co.jp/00/interview/19/main02.html にも
編集者の名前は出てこない。
『唐沢先生の雑学授業』 (二見書房、2005年8月)
編集: 不明。二見書房については、
http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20091106/1257541166 も参照のこと、かしら。
『ダメな人のための名言集』 (株式会社幻冬舎、2005年8月5日)
編集: 山田京子 (同書の「文庫版あとがき」 P.204 に「担当の山田京子さん」と明記)
『奇人怪人偏愛記』 (株式会社楽工社、2006年3月17日)
編集: 不明。「site:www.tobunken.com 楽工社」で裏モノ日記をググると、楽工社の
メンバーとして、「H社長」 (http://www.rakkousha.co.jp/others/company.html の
「代表取締役 日向泰洋」のことか) や「K山氏」、「Sくん」、「Mくん」 などといろいろと
登場し、「従業員数:5名」という楽工社ほぼ全員と知り合いではないかという勢いで
あるため、担当編集を特定しにくい。
『唐沢俊一の雑学王』 (株式会社廣済堂出版、2007年3月10日)
編集: 伊藤岳人 (同書の P.230 に「また、単行本にこうしてまとめる話を持ちかけて
くれたのが、廣済堂出版の伊藤岳人さんだった、というのも縁である。実は伊藤さん
は、そもそも最初に私にこういった雑学の本を出してみませんか、と声をかけて、当時
在籍していた大和書房で『トンデモ一行知識の世界』を出してくれた人であったのだ」
と明記)
『史上最強のムダ知識』 (株式会社廣済堂出版、2007年4月10日)
編集: 伊藤岳人 (同書の奥付に明記)
『トンデモ版・ユーチューブのハマり方』 (株式会社白夜書房、2007年12月15日)
編集: 榎本統太
『血で描く』 (株式会社メディアファクトリー、2008年8月22日)
編集: 不明。唐沢俊一サイト内の新刊のお知らせを見ると、東雅夫が担当かなとも
思われるけど、はっきりしない。
http://www.tobunken.com/news/news20080815125244.html
>すっかり忘れていたストーリィをもう一度、プロットにオコして
>東さんに提出すると、このままで結構という返事。
その他参考:
・一円で唐沢俊一の本は買えますが
・今まで出した本の 8 割 5 分が文庫になっていない――の方が実際に近いような
追記: 『裏モノの神様』を追加。
ここにないものも、「唐沢俊一編集者列伝。」で見つかるカモ。
参照)、その中の「検証範囲が担当編集者全般に広がり」うんぬんに興味をひかれた
ので、わかる範囲で情報を並べてみるテスト。といっても、ごく一部の本についてのみ。
ベースにしているのは、本の奥付、前書きや後書き、『古本マニア雑学ノート 2冊目』の
「唐沢俊一 ビブリオグラフィ」、裏モノ日記などである。
まあ、詳細は以下を参照していただくとして、唐沢俊一とアスペクトとは 1995 年の
『ガメラを創った男』からの付き合いのようだし、2001 年の裏モノ日記によると、担当者
は「K田くん、K瀬さん」であり、榎本統太という人ではない模様。
ただ、「週刊アスキー」上での連載が、『裏モノの神様』として 1999年 12月にイースト
プレス社から発売、重複コラムなしのもう一冊がアスペクトから『ウラグラ! ベスト・オブ・
裏モノの神様』として 2002 年に出版という、わかりにくい出し方になった理由は気に
なったり。
その他、『古本マニア雑学ノート 2冊目』の「ビブリオグラフィ」などから、わかること:
・原稿の遅さは初の新書書き下ろしの 1990 年から
・出版社の社長の名前を出すのが好きらしい
・愚痴と言い訳混じりで、いずれ完全版をとか書いているのが目につく
--------
『ようこそカラサワ薬局へ』 (徳間書店、1990年2月)
編集: 不明。『古本マニア雑学ノート 2冊目』の P.230には「編集担当のS氏」とある。
> 徳間書店の今はなき雑誌『少年キャプテン』で仕事をしているとき、担当のO氏が
>「唐沢さんがいつもしゃべっているクスリのウンチクって面白いから、本、書いてみた
>らどうですか?」
>と言って、書籍部の人を紹介してくれた。ヒョウたんから駒の話で、大変うれしかった
>ことを覚えている。新書書き下ろしは初めての経験で、編集担当のS氏には本当に
>迷惑をかけた。さっぱり進まぬ原稿に腹を立てた彼は、
>「今日は僕、原稿もらうまで泊まり込ませてもらいますから」
> と言ってやってきた。
〈略〉
>1万7000部刷って、売れたのが3000部程度というヒサンな状況だった。それ以来、
>いまだに徳間書店は僕の本を出してくれない。
『近未来馬鹿』 (青林堂、1990年)
編集: 不明。『古本マニア雑学ノート 2冊目』の P.230には「担当のYくん」とある。
> 雑誌『ガロ』『平凡パンチ』『漫画サンデー』などに弟の唐沢なをきと組んで発表
>した作品をまとめたもの。青林堂の長井勝一社長は、こういうパロディっぽいギャグ
>マンガに対し批判的で、出版に反対していたそうだ。担当のYくんがそれを押し切っ
>て出版してくれ、幸い好評を得た。長井氏はYくんに、
>「こんなに売れるとは思っていなかった。僕が間違っていた。すまん」
> と頭を下げたそうである。Yくんからこの話を聞いて長井氏の男らしさに、ちょっと
>感動してしまった。
『ガメラを創った男』 (アスペクト、1995年)
編集: 不明。『古本マニア雑学ノート 2冊目』の P.225 には「F氏から依頼」とある。
> これも昨年の暮れに、大映の企画部で「ガメラ復活委員会」の一員のF氏から
>依頼されてとりかかった仕事。いわば食べるために引き受けた本だったが、いざ
>お会いしてみると、湯浅監督の人間的魅力にすっかりハマってしまった。
> ところが、その分、本をまとめることにむちゃくちゃな苦痛を感じる仕事になった。
>こういう評伝は、その本人の語る材料を、著者がある程度自在に取捨選択して、
>本としての結構を決めねばならない。つまり、ある程度非情に、本人の意向を無視
>した部分がなければ、著作というのは中途半端になる。そのスタンスが、僕の中で
>分裂してしまったのだ。結果、僕にとっても湯浅監督にとっても中途半端な出来の
>語りおろしになってしまい、監督には本当に申し訳なく思っている。これも、いずれ
>完全版を出したい一冊。
『薬の秘密』 (翔泳社、1995年)
編集: 不明。『古本マニア雑学ノート 2冊目』の P.226 には「編集者のS氏」とある。
> もとは学研の科学雑誌『ウータン』に2年にわたって連載していたもの。オール
>カラーでビジュアル中心、これで本にまとめることはまず不可能と思っていたのだ
>が、当時翔泳社にいた編集者のS氏が人間業とは思えぬ編集の腕を見せ、見事に
>まとめてくれた。S氏とはそれですっかり意気投合してしまい、その後の出版企画も
>立てていたのだが、ちょっと事情があって彼が翔泳社を退社してしまい〈以下略〉
『現代ヘアーの基礎知識』 (同文書院、1995年)
編集: 不明。『古本マニア雑学ノート 2冊目』の P.226 には「後半はほとんど編集部の
E氏がまとめてくれた」とある。
> これは持ち込み企画本で、某育毛研究所の宣伝用の本を出したいのだが、それ
>だけでは誰も読んでくれないと思うので、髪の毛に関するエッセイを書き足して、
>雑学本の体裁にしてくれないかと依頼されたもの。最初はM新聞社のムックで出す
>予定だったが、いろいろとトラブルがあり、最終的に同文書院からの発行となった。
>若手のライターたち、イラストレイターたちと組んで仕上げたが、後半のヨイショ記事
>がつらく、やる気がなくなって途中で放り出してしまい、後半はほとんど編集部の
>E氏がまとめてくれた。申し訳なく思っている。ただし、出来の評判はよく、版を重ね
>たようである。
・『育毛通』にまつわる疑惑。
『古本マニア雑学ノート』 (ダイヤモンド社、1996年3月)
編集: 長井弘勝 (『古本マニア雑学ノート 2冊目』 P.9 の「前著に引き続き〈略〉ダイヤ
モンド社の長井弘勝氏」との記述より。なお、『古本マニア雑学ノート 2冊目』の P.225
には、この本について、「本書の正編である。サラリーマン評論家の植木不等式氏に
ダイヤモンド社を紹介してもらった」と、現在は朝日新聞出版の (?) 木元俊宏の関与を
思わせる記述もあるのが興味深い。
『トンデモ怪書録』 (株式会社光文社、1996年8月30日)
編集: 不明。ただし、単行本の担当編集は明記されていないが、雑誌連載時の担当に
ついて、「収録した文のほとんどは、桃園書房『小説CLUB』に連載しているエッセイ、
『脳天気博覧狂気会』の原稿('93年5月号から'96年7月号掲載)に加筆したもので
ある。こんなに長く続く連載とは僕自身思ってもいなかったが、すでにここでの連載も
四年目に突入し、担当者も三人目を数える。小林純子、伊藤拓示、村田六津雄の
各歴代担当編集者の皆様、ことに最初に連載の話を持ってきてくれた初代の小林純
子女史に深く感謝する次第である」と P.218 に書いている。
『星を喰った男』 (株式会社早川書房、1996年9月10日)
編集: 不明。「『星を喰った男』の著者が唐沢俊一というのは文庫版の嘘だとしか」の
エントリーにも引用した「著者データを統一するための早川書房からの要望」。これを
言い出して、潮健児の“自伝”を「唐沢俊一編著」ということにして出版した早川書房の
担当者はぜひ知りたいところだが、『とても変なまんが』や『キッチュワールド案内』の
阿部毅か、『キッチュワールド案内』の雑誌連載時担当の塩澤快浩か、それとも彼ら
以外なのか不明。
なお、『星を喰った男』の問題については、ここの「潮健児著『星を喰った男』」以下の
リンクも参照のこと。
『トンデモ超変態系』 (二見書房、1996年12月)
編集: 不明。『古本マニア雑学ノート 2冊目』の P.224には「作家の館淳一氏の監修で
すでに翻訳作業が進んで」いたが、「監修を譲ってくださった」とある。
> 原書はブレンダ・ラブという女性の書いたものだが、2年ほど前に手に入れ、その
>内容の面白さをあちこちで宣伝したり、エッセイに書いたりしていた。どこかで翻訳
>させてくれないかと思っていたのだが、作家の館淳一氏の監修ですでに翻訳作業が
>進んでいると聞き、ちょっとガッカリしていた。ところが、その話を聞いた館氏が、
>「これは唐沢さんの名前の方が売れる本でしょう」と監修を譲ってくださった。感謝し
>てもしたりない。これは原著の3分の1程度の抄訳であるが、いずれ完全版を出した
>いとは思っている。
ちなみに、その館淳一による割と最近のツイート:
http://twitter.com/jun1_tate/status/8785874570
>またぞろ騒がれている唐沢俊一氏だが、盗作問題に関して初めて関連サイトを
>読んでみた。簡単なことだ。自分の文章に出典を記せばよかっただけの話。私は
>ネット上の雑文でも、なるべく「~によれば」と記すようにしている。氏はなぜかその
>習慣を身につけなかった。傲岸不遜と言われても仕方がない。
>9:11 AM Feb 8th via web
『唐沢俊一のカルト王』 (大和書房、1997年2月28日)
編集: 伊藤岳人 (同書の「あとがき」 P.237 に、「まったく、僕は仕事が好きなわりには
不精な人間で本がきちんと出るかどうかは担当編集者さんの上手な催促次第による。
大和書房の伊藤岳人氏の、催促の才能に感謝する次第である」と明記)
『アジアンコミックパラダイス』 (KKベストセラーズ、1997年5月)
編集: 不明。『古本マニア雑学ノート 2冊目』の P.223 には「『薬の秘密』を担当して
くれたS氏」とある。
> もと翔泳社で『薬の秘密』を担当してくれたS氏がKKベストセラーズ社に移り、
>ひさしぶりにコンビを組んで仕事をした。〈略〉アジアンミュージック関係の雑誌に、
>“この著者はアジア文化を理解していない”という真面目な批評が出たのには笑っ
>てしまった。そういう本じゃないことは読めばわかりそうなものなのにね。
ちなみに、上でいう「真面目な批評」に対し、『唐沢俊一のB級裏モノ探偵団』 P.110
~ P.111 あたりに真面目な反論を書いている唐沢俊一だが、ここではあくまで「笑っ
てしまった」である。
『トンデモ美少年の世界』 (株式会社光文社、1997年10月20日)
編集: 不明。同書にも、『古本マニア雑学ノート 2冊目』の「唐沢俊一 ビブリオグラフィ」
にも、特に情報はない。
『古本マニア雑学ノート 2冊目』 (ダイヤモンド社、1998年1月30日)
編集: 長井弘勝 (同書の前書き P.9 に「前著に引き続き、原稿の遅い僕の自宅まで
何度も無駄足を運んでくださったダイヤモンド社の長井弘勝氏の忍耐と根性」と明記)
『ジャパニーズ・フィギュア・アート・シーン 1998』
「発行: 株式会社 メイセイ出版 発売: 株式会社 柏プラーノ 価格:38,000 円+税」
「2000 年 4 月の『ジャパニーズ・フィギュア・アート・シーン』」のエントリーに引用した
唐沢俊一のニフへの書き込みによると、「編プロ激怒、だそうだが、あの写真集編集し
たのは、私の日記にもよく出てくる井上デザイン事務所」だそうだ。
・あーっとアートですかの『ジャパニーズ・フィギュア・アート・シーン 1998』
・2000 年 5 月の『ジャパニーズ・フィギュア・アート・シーン』
『トンデモ一行知識の世界』 (大和書房、1998年8月20日)
編集: 伊藤岳人 (同書の「あとがき」 P.221 に「前著『唐沢俊一のカルト王』に引き続い
てこんな酔狂な本を作ってくれた、大和書房の伊藤岳人氏」と明記)
・『トンデモ一行知識の世界』 間違い探し編
『B級学 マンガ編』 (株式会社海拓舎、1999年4月8日)
編集: 不明。ただし、同書の「あとがき」 P.284 には、「海拓舎代表の原田氏とは、
以前からオタク文化の総括本を出したいという話をしていたのだが、とりあえず、その
発端にマンガ論を持ってきてはどうか、という提案が、どちらからともなく持ち上がり、
この本に結実した形となった」との記述あり。同書の P.286 には、「最後になったが、
本書の製作に熱い情熱を注いでくださった海拓舎スタッフ、名代の早口である私の
しゃべりを見事にテープ起こししてくれた千々松洋子氏、講演を企画し、このような形
の本にすることを快諾してくれた東京大学表象研究会の皆さんに感謝したい」との
記述あり。
『トンデモ創世記2000』 (株式会社イーハトーヴ、1999年8月27日)
編集: 北田陽士、藤井晃一 (同書の奥付には「インタビュー&編集協力」として芝崎淳
の名前もある。また、志水一夫の「いずれにしろ、我々の意図通りに、読んで面白く、
持っていてそれなりに資料的な価値のあるものに仕上がってくれていたとしたら、それ
はもっぱら企画立案者でもある共著者の唐沢さんと担当編集者の北田さんや藤井さん
たちイーハトーヴ出版の皆さん、そして脱線話ばかりのテープをみごとに活字化して
下さった担当者・芝崎さんのお陰である」との文章も)。
『唐沢俊一のB級裏モノ探偵団』 (大和書房、1999年11月5日)
編集: 不明。他の大和書房の本と同様、伊藤岳人ではないかと推測できるが明記は
されていない。
『裏モノの神様』 (株式会社イースト・プレス、2000年1月1日)
編集: 倉田雅弘 (同書の「あとがき」 P.222 には、「単行本にまとめるにあたり、連載先
の『週刊アスキー』誌の担当である江本剛氏、イースト・プレス社の倉田雅弘氏に感謝
いたします」と明記)。
『とても変なまんが』 (株式会社早川書房、2000年4月10日)
編集: 阿部毅 (同書の P.185 に「最後になったが、連載時の担当と単行本化の両方
を受けもってくれた早川書房の阿部毅氏に感謝します」と明記)
・『とても変なまんが』というより、とても変な早川書房……
『トンデモ一行知識の逆襲』 (大和書房、2000年9月10日)
編集: 不明。他の大和書房の本と同様、伊藤岳人ではないかと推測できるが明記は
されていない。
・『トンデモ一行知識の逆襲』 間違い探し編
『笑うクスリ指』 (株式会社幻冬舎、2002年3月10日)
編集: 不明。ただし、「あとがき」 P.221 には「連載中はもとより、今回単行本にするに
あたっても大変お世話になった、株式会社ノーザンクロスの伊田行孝氏に感謝する」
との記述あり。裏表紙によると、同書は「発行 ノーザンクロス」で「発売 幻冬舎」。
・『笑うクスリ指』の使い回しとガセの豪快さにクスクスと
『ウラグラ! ベスト・オブ・裏モノの神様』 (株式会社アスペクト、2002年4月23日)
編集: 不明。 (裏モノ日記でいう「K田くん」か? 「K瀬さん」も打ち合わせに同席)。
http://www.tobunken.com/diary/diary20011226000000.html
> 3時半、時間割でアスペクトK田くん、K瀬さんと打ち合わせ。『裏モノの神様』
>単行本化の件。2月がちょっと単行本ラッシュなので、3月に出すのをいささか
>K田くん怖がっているが、私の場合は典型的な都市大型書店向き作家なので、
>それほどデメリットにはならないんじゃないかと思う。
『お父さんたちの好色広告』 (株式会社筑摩書房、2002年12月10日)
編集: 松本良次 (同書の「文庫版あとがき」 P.236 に、「元本の編集にたずさわって
くれた中西如さん、文庫化に際してお世話になった松本良次氏」との記述あり)。
なお、同じく「文庫版あとがき」には、「この本は最初ぶんか社からムック形式で発行
された。当初はカルトカルチャーブックスという名目でシリーズ化の予定であったが、
いくつかのアクシデントと関係者のトラブルで隔絶し」との記述もある。「元本図版写真
を出版社が紛失するという信じられない事態」との記述もまたあるが、この出版社とは
文脈からいって「ぶんか社」ということでよいのだろうか。
『キッチュワールド案内』 (株式会社早川書房、2002年12月23日)
編集: 阿部毅 (同書の「前書き」 P.13 に「雑誌連載時の担当をしてくれた塩澤快浩
氏、単行本編集でご苦労された阿部毅氏」と明記)。
『裏モノ日記』 (株式会社アスペクト、2003年8月)
編集: 不明 (裏モノ日記でいう「K田くん」か?)
http://www.tobunken.com/diary/diary20030910000000.html
>アスペクトのK田くん来て、『裏モノ日記』販売の準備。
『切手をなめると、2キロカロリー』 (株式会社サンマーク出版、2003年11月20日)
編集: 不明 (裏モノ日記でいう「Tさん」か?)
http://www.tobunken.com/diary/diary20031113000000.html
>著者インタビューをサンマークのサイトに載せるというので、Tさんの質問に答える
>形でしばらく話す。
そのサンマークの http://www.sunmark.co.jp/00/interview/19/main02.html にも
編集者の名前は出てこない。
『唐沢先生の雑学授業』 (二見書房、2005年8月)
編集: 不明。二見書房については、
http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20091106/1257541166 も参照のこと、かしら。
『ダメな人のための名言集』 (株式会社幻冬舎、2005年8月5日)
編集: 山田京子 (同書の「文庫版あとがき」 P.204 に「担当の山田京子さん」と明記)
『奇人怪人偏愛記』 (株式会社楽工社、2006年3月17日)
編集: 不明。「site:www.tobunken.com 楽工社」で裏モノ日記をググると、楽工社の
メンバーとして、「H社長」 (http://www.rakkousha.co.jp/others/company.html の
「代表取締役 日向泰洋」のことか) や「K山氏」、「Sくん」、「Mくん」 などといろいろと
登場し、「従業員数:5名」という楽工社ほぼ全員と知り合いではないかという勢いで
あるため、担当編集を特定しにくい。
『唐沢俊一の雑学王』 (株式会社廣済堂出版、2007年3月10日)
編集: 伊藤岳人 (同書の P.230 に「また、単行本にこうしてまとめる話を持ちかけて
くれたのが、廣済堂出版の伊藤岳人さんだった、というのも縁である。実は伊藤さん
は、そもそも最初に私にこういった雑学の本を出してみませんか、と声をかけて、当時
在籍していた大和書房で『トンデモ一行知識の世界』を出してくれた人であったのだ」
と明記)
『史上最強のムダ知識』 (株式会社廣済堂出版、2007年4月10日)
編集: 伊藤岳人 (同書の奥付に明記)
『トンデモ版・ユーチューブのハマり方』 (株式会社白夜書房、2007年12月15日)
編集: 榎本統太
『血で描く』 (株式会社メディアファクトリー、2008年8月22日)
編集: 不明。唐沢俊一サイト内の新刊のお知らせを見ると、東雅夫が担当かなとも
思われるけど、はっきりしない。
http://www.tobunken.com/news/news20080815125244.html
>すっかり忘れていたストーリィをもう一度、プロットにオコして
>東さんに提出すると、このままで結構という返事。
その他参考:
・一円で唐沢俊一の本は買えますが
・今まで出した本の 8 割 5 分が文庫になっていない――の方が実際に近いような
追記: 『裏モノの神様』を追加。
ここにないものも、「唐沢俊一編集者列伝。」で見つかるカモ。
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