2009年03月 / 02月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫04月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2009.03.29 (Sun)

ミラクルアイランドのジパングを信じなさいってピンクレディーもうたっていたよ

http://www.fujiokashin.com/criticism.html の「ラジオライフ 5月号(2009/03/25)・      
第44回「世界を変えたサギ的名著」の巻」の後追いのようなもの。

「ラジオライフ」 5 月号

 果たして『東方見聞録』は貴重な歴史の記録なのか、それとも稀代のサギ
的偽書なのか。少なくとも800年以上に渡り、世界をだまし続けてきたという
ことを考えれば、まさに史上最大級のサギ書といって過言でないだろう。

「1296年に書かれた東方見聞録を『800年以上』と言うカラサー時空がスルーされて
いる件」という指摘にはじまり、「しょうがないねえ、日本一の学が粗雑な王は。」で
おわる2ちゃんねるのスレでのやり取りは、Read More を参照のこと。

http://ja.wikipedia.org/wiki/東方見聞録
>1271年にマルコは、父ニコロと叔父マッフェオに同伴する形で旅行へ出発した。1295
>年に始まったピサとジェノヴァ共和国との戦いのうち、1298年のメロリアの戦いで捕
>虜となったルスティケロと同じ牢獄にいた縁で知り合い、この書を口述したという。


「800年以上に渡り、世界をだまし続け」と書くのは、2100 年になるのをまってからに
しろ、話はそれからだと。あえて唐沢俊一に好意的な解釈をすれば、それがまてない
のが SF ファンかもしれないが。

2ちゃんねるのスレには、「『オハイオ州でおはよう』レベルの人」との指摘もあったが、
これは唐沢俊一に対する適切な評価とはいえないのでは。唐沢俊一は、「トンデモさん
をも超えたトンデモ」なのだから……。

「オハイオ州でおはよう」ならば、アメリカにオハイオという州があって――というまでは、
別に間違っていない。へべれけの語源がギリシャ語の“ヘーベーエリュケ”という珍説
があるが、これもヘーベーエリュケ(Hebe erryke) がギリシャ語というのまではあって
いる。それをイタリア語ということにしてしまう唐沢俊一は、トンデモとしてのレベルが
より高い。

唐沢俊一は、800 年以上前の『東方見聞録』とやらかしたのと同じ号の「ラジオライフ」
に、ジパングはジンバブエが語源との説もあると紹介しているが、これも多重の誤りに
より、わけがわからなくなっている複合構造 (?) のガセではないかと。

通常いわれているジパングの語源は、中世中国語では「日本国」を「リーベングォ」と
発音されていて、それをマルコ・ポーロが Cipangu (Chipangu) としてヨーロッパに紹介し
広めたというもの。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ジパング
>語源については、「日本国」を中世の中国語で発音した音[1]が語源とされ、ヨーロッ
>パにはマルコ・ポーロがCipangu(あるいはChipangu)として最初に紹介したと言われ
>る。
〈略〉
>1. ^ 大元朝時代後期に編纂された韻書『中原音韻』(1324年)などから再現される大
>元朝時代前後の近古音を対応させると「日」は riət (入声)、「本」は puən (上声)、
>「国」は kuo (入声)に比定される。一方、同じ大元朝時代にパスパ文字と漢字音を
>対応させた朱宗文 撰の韻書『蒙古字韻』(1308年)によると、「日」は ži の入声、
>「本」は bun の上声、「国」は guŲ の入声にそれぞれ分類されている。現代ピンイン
>の場合 /rí-bĕn-guó/ となり「リーベングォ」と発音。


Wikipedia にも、「マルコ・ポーロのジパングが日本のことを指すという見方が現在一般
的であるが、異説もある」と、「元が遠征した東南アジアの小国家群を示す『諸蕃国』
(ツィァパングォ)の訛り」説などが紹介されているし、マルコ・ポーロがジパングという
言葉を広めた説をとらないというだけならよいのだけど、唐沢俊一のいうジンバブエ説の
方は、困ったことに、それがどこからきたものなのか、そもそもそんな説があるのかどうか
すら不明なのである。……駄洒落にしても、最初の「ジ」しかあっていないし。

ジンバブエの方は、ショナ語で「石の家」の意味で、優美な石の曲線をえがく建造物が
みられるグレート・ジンバブエ遺跡が有名。この「人々が誇りとする遺跡の名前を国名に
した」のが、現在のジンバブエという国とのこと。

http://ja.wikipedia.org/wiki/グレート・ジンバブエ遺跡
>ジンバブエとは、ショナ語で、首長、王の宮廷の意味を含んだ「石の家」という一般語
>であるため、特定して最も大規模で著名なこの遺跡を指すときは、語頭に「グレート」
>を付けるのが慣例となっている。
>最近の研究の進展にともない遺跡を築いたと想定されるショナ族の国家の通称名と
>して「グレート・ジンバブエ」の名称を用いるようになってきた。


http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cards521.html
>アフリカ南部の国ジンバブエ。国名のジンバブエとは「石の家」のことで、この遺跡に
>由来します。植民地時代にはローデシアと呼ばれていましたが、独立後、人々が誇り
>とする遺跡の名前を国名にしたのです。〈略〉后の家とも神殿とも言われる巨大な円
>形の建造物、グレート・エンクロージャー。優美な曲線を描く石積みの壁からは、王国
>が高度な文明を持っていたことが伺われます。


- http://www2s.biglobe.ne.jp/%7Et-ohashi/africa/greatz.html
- http://4travel.jp/traveler/kirimarukun/album/10166076/

遺跡の写真をみると、まさに「石の家」で黄金伝説とは関係なさそうだし、マルコ・ポーロ
ともジパングとも特に接点はなさそうだが……。

ただまあ、高度な文明の存在をにおわせる非ヨーロッパ圏内の遺跡のため、何かと
妄想のネタにされていたようだ。

http://solidas.blog29.fc2.com/blog-entry-175.html
>通称:グレート・ジンバブエ

>西洋人の手によって「発見」されたのは19世紀も後半に差し掛かりつつあった1860年
>代のことらしいが、もうのっけから妄想爆発である。

>「シバの女王国の首都オファールの遺跡に違いないのじゃ!」
>「いや、これは古代フェニキア人が建てたに違いない! だってレバノン杉の匂いがす
>るぞ」
>「ユダヤ人が作ったに決まってるだろ。あいつらは(以下陰謀史観を延々)だ」
>「これはアラビアの金の鉱山で、アラビア人の手による」
>「アホか、これは西アジア(要するにユダヤ人に近い人々)の作り方だ。石組み見ろ」
>「これが伝説のプレステ・ジョアンの国だ!」

>当時の白人絶対優位の中で、現地の住民による文化であるとは認めたくなかったん
>だろう。20世紀になってようやく現地ショナ人の手による遺跡だと判明したわけだが、
>つい2,30年前までは、まだ白人優位主義だったので、公式見解は「謎に包まれてい
>る」のままだったのである。


2ちゃんねるのスレで言及されていたオファール (Read More 参照) をはじめ、何だか
いろいろあるようで。

で、このブログの続きを読んでいくと、マルコ・ポーロやジパングとのつながりも、わかっ
てきたような気がしてきた。(わかりたくなかったような気もするが)。

http://solidas.blog29.fc2.com/blog-entry-175.html
>このプレステ・ジョアン伝説。実は変な方向に繋がることがある。

>アトランティス伝説だ。まあ、一度は聞いたことがあるアトランティス伝説。ここにどう
>繋がるのかというと、これがまたホラ話みたいなもので、オットーの二国年代記という
>本がある。

>この中に、「東方のどこかにアトランティス大陸がある」という記述があるらしい。これ
>がどうやら巡りめぐってプレステ・ジョアンになったというのだが、まあ着想はこんなと
>ころからなんだろう。

>で、どうせ、着想をもらったんだったら、わからないように風呂敷広げようぜ! で作ら
>れたのがプレステ・ジョアンの手紙。もう内容は無茶苦茶である。

>「国は横断するだけで3ヶ月かかる。72の州都と統治の王がおり、領土はインドを含
>む極東とバベルの塔の間に広がる。アマゾン女族(3人の女王に支配された10万の
>女戦士達)、バラモン僧族、使徒聖トマスの聖所、青春の泉、黄金、銀、白銀、宝石
>が流れ来る河、健康と永遠の若さを与える魔法の泉などである」引用元 ドードーの
>絶滅・インド洋モーリシャスの悲劇

>どこのSFかと思われるだろうが、こんな話を聞かされて、漲らない商人はいない。で、
>この中にある黄金の河伝説が、今度は南米のエル・ドラド伝説に結びつく。で、まあ
>予想通りというかこれとジパング伝説が結びつく。そりゃマルコ・ポーロも漲るって話で
>ある。


しかし、唐沢俊一のいうジパング=ジンバブエ説は、さらにもう一段階、トンデモ飛躍を
はさまないといけないかも。

スポンサーサイト

テーマ : 感想 - ジャンル : 本・雑誌

13:06  |  その他の雑学本 間違い探し編 (324) +  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
 | BLOGTOP |  NEXT
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。